秋元康が総合プロデュースするデジタル声優アイドルグループ・22/7(ナナブンノニジュウニ)。結成から8年目を迎えた彼女たちが新たなステージへ進むべく、4年ぶりに新メンバーオーディションを実施。
三度目となる今回のオーディションのテーマは、「主人公募集 あなたも主人公に。」。
22/7の“声優アイドル”という特性を活かし、元AKB48・柏木由紀と実力派声優・竹達彩奈も特別審査員として参加するこのオーディションプロジェクトに、冠番組「22/7計算外 season2」(毎週土曜23:00~、TOKYO MX・BS11)が密着。
10月18日(土)の放送回では、前回に引き続きオーディション4次審査の模様が公開。候補生19名が奮闘する姿を、番組MCの三四郎と22/7メンバー、特別審査員の柏木由紀がスタジオから見守った。さらに22/7 OFFICIAL YouTube CHANNELでは、放送では見られない未公開映像を加えた特別版が配信された。

4チームが課題克服に挑んだ東京レッスン2日目
4次審査は東京で2日間、箱根合宿2日間の計4日間開催。19人の候補生がチームに分かれ、ダンス・歌唱・演技のレッスンを受けた上で審査本番に挑む。
A・B・C・Dの4チームに分かれて行われた東京でのレッスン1日目は、多くのメンバーが課題に直面。その部分を克服すべく、2日目のレッスンに臨んだ。歌に苦戦していたりお(東京都出身・Aチーム)は、練習の成果もあり講師から「音程バッチリでしたよ」と歌を褒められるも、本人は「まだちょっと悔しい部分がたくさんあって…」と納得がいかない様子。ダンス未経験のはる(兵庫県出身・Bチーム)はこの日もうまく踊れず落ち込むものの、周りのメンバーの優しいフォローに助けられ、落ち着きを取り戻していた。
前日のダンスレッスンで講師から厳しい言葉を浴びたさち(茨城県出身・Cチーム)は、この日も他の3人についていけない。講師から徹底的に個人指導を受けるが、不甲斐なさと悔しさから、さちの目からは涙が溢れてしまう。それでも「できます」と、決して諦めない強い意志を見せた。一方、前日苦悶の声を上げていたみなみ(東京都出身・Dチーム)ははつらつとしたダンスを見せ、講師からは「全然変わったよ! 今のほうがめっちゃかわいい!」と絶賛の声が。昨夜はほとんど眠れなかったそうだが、苦悩を乗り越えてにこやかな笑みがこぼれた。
シビアすぎる中間発表! 候補者全員に順位が付けられる
レッスンを終え、2日間の成果が試される中間発表に挑む候補生たち。特別審査員・柏木由紀と竹達彩奈が目を光らせる中、4チームがダンス・歌唱・演技を披露。歌唱が課題だったりおを含むAチームに対しては柏木が「歌とかで声が一緒になったときのチーム感があって素敵だった」と評価、ダンスで苦労していたさちを含むCチームには竹達が「皆さんの人となりが分かるような、とても個性が分かるステージングだった」など、特別審査員の2人から各チームに講評が送られた。発表後には三四郎の2人もサプライズ登場し、候補生へ「頑張って、僕らと共演しましょう!」とエールを送った。
そして中間発表後には、特別審査員の柏木由紀と竹達彩奈を含む審査員たちが、ダンス・歌唱・演技を総合的に評価したランキングが告知された。その結果、1位じゅりあ(千葉県出身)、2位みさき(京都府出身)、3位ゆら(東京都出身)とトップ3をBチームのメンバーが独占! さらに不参加メンバーを除く16人全員の順位が公表され、シビアな現実が候補生たちに突きつけられた。
箱根合宿での課題曲は、まさかの秋元康氏書き下ろしの新曲…手本のない課題曲に苦戦
東京でのレッスンと中間発表を終え、4次審査は次なるステージ、箱根合宿へと舞台を移す。ここでは候補生たちが寝食を共にし、朝から晩まで猛特訓に挑むことになる。チームも再編成され、新たに赤いビブスの「ローズ」、青の「アイリス」、黄色の「ミモザ」、緑の「ルミナス」の4つに分けられた。
さらに今回、22/7総合プロデューサー・秋元康氏がこのオーディションのために用意した新曲『あちこちに残された走り書きの意味』が、まさかの歌唱課題曲に。秋元先生が新曲を書き下ろしたという事実に、スタジオで見守る三四郎や22/7メンバーからは「すごいなあ」と驚愕の声があがった。ただ、先輩メンバーによる手本となる音源が存在しないため、まったくのゼロから楽曲を解釈して自分たちで作り上げなければいけないという、高難度の課題に、候補生たちは悪戦苦闘することに。
まず最初に歌唱レッスンに臨んだのは、アイリスチーム。メンバーはのあ(東京都出身、中間発表4位)、ありす(埼玉県出身、同9位)、みなみ(同10位)、まな(東京都出身、同13位)、はる(同15位)の5人だ。レッスン開始早々、講師から厳しい言葉が飛ぶ。ピッチ(音の高さ)のズレが目立ち、「ちゃんと歌ってください」「絶対その音があるから、それをもうちょっと意識してください。なんとなく歌わないで!」と強烈な指導。加えて、「今の3倍くらい強い気持ちで歌ってほしい」「みんなで歌っている感が感じられない」「バラバラなの」と、気持ちもチームワークも足りていないと指摘される5人。アイリスチームにとって厳しい合宿の幕開けとなった。
もっとも、合宿での課題は歌だけではない。アイリスチームには難解なダンスというさらなる試練も待ち受けていた。次週放送回では、この大き過ぎる壁に立ち向かう彼女たちに密着。果たしてアイリスチームはこの難関を乗り越えられるのか?
柏木由紀、候補生の頑張りを見て「親みたいな気持ちになった」
スタジオには特別審査員の柏木由紀が登場し、三四郎、22/7メンバーとトーク。柏木は「審査のたびに(候補生の)印象がガラッと変わった。『この期間でどれだけ練習を頑張ったんだろう!』と。親みたいな気持ちにもなりました」と審査期間を振り返った。
また番組放送後に「22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL」で公開された「おまけの未公開映像」には、中間発表のダンスと歌唱披露のロングバージョンが収録。4チームの2日間の努力の成果をじっくり見てほしい。
(おわり)
取材・文/左藤 豊
次回の「22/7計算外」は10月25日(土)放送。引き続き、4次審査・箱根合宿に密着する。
▼22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL
第九話 今回のオーディションのために秋元康氏が新曲を書き下ろし!!
【22/7 新メンバーオーディション】
- ナナニジオーディション密着レポート

#8:「声が小さい」"姿勢"を問われるスパルタレッスン
4チーム制のサバイバルで19名の候補生たちの真価が試される
2025年10月11日(土) 掲載

#7:19名の精鋭が3次審査を突破! そして過酷なサバイバルが始まる
「自分を良く見せるだけじゃダメ」と22/7メンバーが分析する合格の秘訣
2025年10月4日(土) 掲載

#6:ナナニジ愛が爆発!「22/7として〇にたい」
キラーワード放つ候補者に三四郎も興味津々! 竹達彩奈も「笑顔がすごく可愛い」と高評価
2025年9月27日(土) 掲載

#2:一発逆転・合格の秘訣は"絶対にアイドルになりたい想いの強さ"
特別審査員・柏木由紀がAKB48のオーディションを振り返る
2025年8月30日(土) 掲載

#1:2021年はグループの存続の危機だった。でも今回は...
天城サリー・西條和・河瀬詩が語る未来への期待。
2025年8月23日(土) 掲載
RELEASE INFORMATION

22/7 3rdアルバム
2025年12月10日(水)発売
■商品形態(全4形態)
①完全生産限定盤A / SRCL-13440~43 / 11,000円(税込)
②完全生産限定盤B / SRCL-13444~47 / 11,000円(税込)
③完全生産限定盤C / SRCL-13448~51 / 11,000円(税込)
④通常盤 / SRCL-13452 / 2,800円(税込)
LIVE INFORMATION

22/7 ANNIVERSARY LIVE 2025
【公演会場・日時】
会場:東京音楽大学100周年記念ホール(池袋キャンパスA館)
日程:2025年12月14日(日) 開場13:15/開演14:00
2025年12月14日(日) 開場17:15/開演18:00
【料金】
指定席:9,900円(税込)
女性エリア:9,900円(税込)
車椅子席:9,900円(税込)
【公演に関するお問合せ先】
SMLライブクリエイティブ
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