──最初に、アニメ『ATRI -My Dear Moments-』のエンディングテーマを歌うことが決まった心境からください。

天城サリー「私、個人的に“アニメの歌をナナニジで担当させていただく”っていうのがずっと夢だったんです。グループとしてのアニメの放送も終わって、“もうアニメのタイアップはないのかな?”って諦めかけてたところに、メンバー全員ミーティングで呼ばれて、“なんと決まりました!”っていうお知らせいただいて、涙がわーって溢れた…。自分の中で諦めかけていたナナニジの夢がまた叶えられたんだって、すごく嬉しい気持ちでいっぱいです」

西條和「私は、みんなが集められて、“発表があります”って言われたときに、今までの経験上+自分の性格的にどうしても勝手に悪いニュースだと思い込んでいて…。ちょっと違う意味で覚悟していたんですけど(苦笑)、実際はとっても嬉しいニュースで、目の前にいたサリーちゃんが泣いていて。初期メンバーとしてずっと一緒にいるサリーちゃんがこんなに喜んでいるのを見て、“続けてきてよかったね”って本当に思いました」

天城「あはははは」

西條「ふふふ。サリーちゃんの反応を見て、ようやく嬉しいって思えた気がします」

月城咲舞「私も22/7に加入してから、自分の人生にアニメの存在がすごく大きくなっていって。いろんなアニメを見て、すごく感動したり、人生の学びをもらったりしていた中で、今回のようなタイアップのお話をいただいて…。自分も誰かに伝える側としてアニメに関わらせていただけることがすごく光栄に思いましたし、和さんも言うように、サリーさんの涙には、“私も頑張ろう”ってより思えました」

椎名桜月「私も和さんと一緒で、勝手に悪いニュースなんじゃないかなって…」

──あはははは。みなさん、身構えていたんですね。

椎名「サリーさんと“なんだろうね?”って怖がりながら話を聞いていたら、すごくいいニュースで。最初はもうびっくりしすぎちゃったんですけど、サリーさんが隣で静かに泣いていて…サリーさんと“アニメのタイアップ曲やりたいね”という話もしていたし、サリーさんが今まで声優のお仕事を頑張ってこられてきたのも知っているので、自分も嬉しいんですけど、夢を叶えているサリーさんの姿がかっこいいなって思いました。あと、私自身も小さい頃からアニメが好きで。特に、オープニング曲やエンディング曲がアイドルソングで、キャラクターがちょっとデフォルメされたかわいらしい絵に合わせて動くエンディングが大好きだったんです。アニメ『フェアリーテイル』の渡り廊下走り隊さんとか、弟が見ていた『妖怪ウォッチ』のDream5さんとか、アニメのエンディングを通して知ったアイドルグループさんや、そこで出会った楽曲を今、大人になっても聴いていたりするので、そういう出会いをナナニジがこの夏、誰かと出来るんじゃないかな?というワクワクも感じました」

──発表のときに泣いていたのはサリーさんだけ? みなさん、サリーさんの夢が叶った嬉しさを語っていましたけど。

椎名「そんなサリーさんにもらい泣きするみんなって感じでした」

四条月「うんうん。私も最初はびっくりが一番大きかったんですけど、それと同時に、隣の席にいた天城さんが大号泣されてるのがすごく印象に残っていて、メンバーが喜んでいるのを見て、私も頑張ろうって思いました」

──では、アニメのエンディングとなる楽曲「YESとNOの間に」を受け取ってどう感じましたか?

天城「原作のゲームの概要は読ませていただいた中で、“儚い曲が来るのかな?”って思ったんですけど、仲間たちと走り出したくなるようなポップな曲だったので、驚きはありました。オープニングの乃木坂46さんがしっとりした曲なので、ナナニジは、“仲間たちが出会って、わちゃわちゃと楽しいことがあるんだ”っていうストーリーを見せていこうとしてるんだなって思いました」

椎名「最初は、ナナニジらしい楽曲が来るのかな?と思ってたんです。“どういう曲が来るのかな?”って身構えていて聴いたら、“ジャカジャン!”っていうギターの音から始まって、<Whatcha doing?>っていう英語がきたので、ワーッ!てびっくりしました(笑)。王道のエンディング曲だと思って、すごい嬉しくて。夏に放送されるアニメなので季節にも合っているし、ライブ映えもしそうだし、聴いているだけでニコニコして体がのっちゃうような素敵な楽曲いただけて嬉しかったです」

四条「オープニングは明るくて、エンディングは暗かったりするのかな?って思っていたんです。でも、とっても明るい曲だったので、ちょっと怖気付いてしまうところがあったんです。でも、最近、ボイストレーニングを個人的に頑張っていて、ボイトレで明るい曲もやっていたので、それを生かす機会だなって考えていました」

月城「今までの人生を語ったりする感じではなくて、背中を押してあげるような明るくてポップな曲になっていて。歌っていても踊っていても楽しい気持ちになりますし、夏にぴったりな爽やかな曲として、でたくさんの方に聴いていただきたいなって思いました」

──西條さんはどうですか? めちゃくちゃ明るくポップな曲ですよね。

西條「私は原作のストーリーも全然知らなかったので、逆にすごくフラットな気持ちで曲から聴いたんですけど、やっぱり“ジャカジャン!”という最初の入りが衝撃でした。英語の歌詞にも慣れていなかったりするので、“いつもの調子ではできない”+“自分たちのアニメじゃないアニメのエンディング曲”ってことで、責任重大だなって感じました。ただ、救いだったのは、サリーちゃんと歌割りが一緒なので、“ちょっと助かった…”って思いました」

天城「あははは」

西條「サビ以外は個人個人の声が聞こえる曲なんですよ。アニメの後に聞こえる声なので、この歌声が大事なんだろうなって思って。ちょっとヒヤヒヤしていたので、“サリーちゃん、ありがとう!”って感じでした」

天城「私、なごみんと歌割りが一緒になるときって、心がぐっとなる、強いメッセージ性の曲が多かったんですよ。こういうポップな曲で一緒になったことは今までの記憶ではないんです。でも、アニメもいろんな子たちが手を組んでお話が進んでくストーリーなので、新しい私達のペアもストーリーとリンクしているなって思います」

──歌詞はどう捉えましたか?

天城「私となごみんの<今の僕がやらなければいけないことは/違う世界の風を入れることだろう>がお気に入りです。『ATRI』はどんどん世界が海に沈んでいく世界で、大人たちは諦めて受け入れちゃってるんです。そこで、高校生たちが頑張って、“いや、まだまだ諦めちゃ駄目だ!”ってなっている。そんな『ATRI』の世界と通じる歌詞だなって思うし、自分の歌割りなんですけど、そこはすごく好きで歌っています」

西條「もちろん暗くはないし、背中を押してくれる歌詞ではあるんですけど。<よっしゃー行くぞ>とか、<もう一丁、行くぞ>とか、勢いで突破する感じは…私にはない部分なんです(苦笑)。普段、そういう言葉を口にしないので(笑)、レコーディングのときでも、“どう言うんだろう?”と思いながら言っていたんですけど、時には勢いも大事なんだなって思わせてくれる歌詞だなって思っています」

──アイドルのライブではお馴染みのフレーズではありますよね。

西條「そうなんですか!? 私たちはなかったよね?」

椎名「そうですね。お客さんが叫ぶコールの一種として、アイドルの定番としてありますよね。でも、今回は楽曲の歌詞として入っているので、最初に聴いたときに、“ライブで盛り上がりそうだな!”と思いました。基本的には応援ソングなんですけど、Aメロだけはちょっと抽象的で。“夏の教室の中に”っていう情景が思い浮かぶような歌詞になっていて。特に2Aが好きなんです。アニメのエンディングではショートバージョンしか流れないので、ぜひ1曲丸々聴いてほしいなって思います。あと、楽曲の流れとしてはずっと走っている感じで、引っ張っていってくれるんですけど、歌詞には<常識なんて捨てて行け!>とか、<夢に向かって走り出せ>とか、強い言葉で背中を押している部分もあるので、勢いだけじゃなく、“もうちょっと頑張ってみようかな?”って思えるところもあって、すごく素敵な歌詞だと思いました」

四条「私は<好きなように生きたいよ>っていう歌詞を歌わせていただいているんですけど、ちょうど私が22/7のオーディションに合格した際のインタビューで“合格させていただいたので、これから好きなことをやっていきたいです”って答えたんです。その思い出がフラッシュバックしてきて…。“歌詞にもなってるな”っていう気持ちで、なんだか少し嬉しく感じました」

月城「私はやっぱりサビの<YES NOの選択肢じゃ>や<右か左 どっちなんて>っていうところが好きです。どっちかに決めなくちゃいけないっていう歌詞じゃなくて、その真ん中だったり、選べないよって言ったり、自分の思いを信じてやっていくっていう。『ATRI』のストーリー的にもぴったりだし、一番盛り上がるところなので、しっかり聴いていただきたいです」

──今、咲舞さんからも出たタイトル「YESとNOの間に」についてはどう思いましたか?

天城「私、ナナニジの歌詞のなかで<YES>と<NO>が出てくるときは全制覇してるんです。<Yes,No 答えは二つ>(「地下鉄抵抗主義」)とか。1stシングル「僕は存在していなかった」のカップリング曲なので、もう7年間、<Yes,No 答えは二つ>って歌ってきた中で、今回、「YESNOの間に」なので、ちょっと戸惑っています(笑)。“ここで、<YES NOのその間に>が出てくるか”って、最初は動揺しました。自分が“イエスノーを全制覇してるんだ”ってずっと言ってきたので」

西條「ふふふ。そんなことがあったんだ。確かに「地下抵抗主義」では<答えは二つ>って言ってたね」

天城「そうなのよ。あと、他の曲にもあるよ」

椎名「「神様だって決められない」でも<Yes or No/正解は一つじゃない>って歌っているね。今回の曲は、<YES NOの選択肢じゃ>という歌詞は出てくるんですけど、<YESNOの間に>っていう歌詞は出てこないんです。だから、楽曲全体のテーマが「YESNOの間に」でまとめられているのがすごく新しくて。聴いたときに“どんな曲? 間ってなんなの?”ってなるんだけど、結局、夢に向かって走り出すっていう…エンディング曲っぽい感じでかわいいなと思いました」

西條「私、めちゃくちゃ個人的な話をすると、お母さんって感じ」

──(笑)どういうことですかね、隣にいる咲舞さん?

月城「ちょっと近くにいてもわかんないです(笑)」

西條「ふふふ。私、二択で言われると、“どっちも嫌なんだけど?”みたいなときが結構多いんです。そういうときに、お母さんはいつも第3の選択肢を持ってきてくれるんです。なので、私は、「YESNOの間に」と考えたら、今、お母さんがパッと出てきました。私もそういう考え方をしたいなと思いつつ、やっぱり二択で出されたときに、間や別のものを持ってくるのはなかなか自分では難しくて…。でも、だからこそ、こういう考え、YESNOの間を取れる頭の柔らかさを持ち合わせたいなと思っています」

四条「私は、逆に自分の思考パターンが0100のところがあるので、“あ、わかるかもしれない!”って思ったんです。でも、歌詞を読み進めていったら、YESでもNOでもない、別の道っていうふうに出てきて。“0100思考じゃないか…”って、ちょっとだけ勘違いだったなって思いました」

──(笑)。

──ATRIはAIなので、プログラミングだと“条件分岐のif”と言って、Yes(True))とNo(False)でフローチャートを作っていって判断するので、そこともリンクしてるのかな?と思いました。また、アニメには『-My Dear Moments-』というサブタイトルもついてますので、アニメとかけて、皆さんの忘れられない夏の思い出を教えてください。

天城「忘れられない夏の思い出!…欲しいなー、そんなの」

椎名「あははは。私は吹奏楽部だったんですけど、夏って言ったら、どんな部活でも部活づくしになると思うんです。吹奏楽部は夏が終わったあとにコンクールがあるので、もうひたすら毎日学校に登校して、コンクール曲の2曲をずーっと練習し続けるんです。私、トロンボーンを吹いていたんですけど、トロンボーンの練習部屋が学校の2階の和室みたいなところで。先輩と3人で練習していて、先輩たちがパートリーダー会議に行っちゃった時に、1人でひたすらメトロノームと裏打ちを練習していたら、時計がぐるぐるぐる回りだして…。夏の夜で、その和室には私しかいなくて。もう怖すぎて、“やばい!やばい!”って、とりあえずトロンボーンだけ持って、階段を降りて、人のいるところに逃げたんです。その部屋の時計って電波時計とかでもないんですよ。それ以降、その部屋で1人になるのが怖くて未だに覚えています」

──怖い話!?

椎名「そうなんですよ。理科室とか、個室にパートごとに集まって練習をするので、吹奏楽部は1人になったときにちょっと学校の怖い体験をしている気がします」

天城「天城は、小学校一年生のときに夏休みに2週間だけ日本の小学校に体験入学して通ったんです。帰国してからはアメリカンスクールだったので、それが私の唯一の日本式の学校生活で。給食やお掃除を初めて経験する2週間だったんです。そのとき、“アメリカから来た子で、名前がサリーで、ブロンドヘアーでブルーの目の子がいる”っていう噂になっちゃって。お昼の時間とか、いろんな学年の子がうちのクラスに見に来たんですけど、蓋を開けたら、すごい人見知りの純日本人みたいな子が一人で絵を描いていて(笑)。すごくがっかりされて、みんなが“なんだよ?”みたいな感じで戻っていったのがトラウマです」

──今度はトラウマの話!?

天城「はい。動物園の動物みたいな気持ちになりました。新しいパンダが来たと思って、みんなわくわくしながら、見に来たら、ポメラニアンだった、みたいな(笑)。ずっと忘れられないですけど、でも、あの2週間は大好きでした」

──ホラーとトラウマきましたが。

月城「私は小学校までアクティブな子だったので、夏休みは毎日、外で遊んでいたんですけど、中学1年生になったときに、ダンスをもっと勉強したいっていう思いに目覚めて。1週間だけ韓国でダンスができるっていうオーディションがあったので、それに1人で行ったんです。3回目ぐらいの韓国だったんですけど、初めて1人で海外に行くっていう、自分にとってはすごいミッションで。”生きて帰れるかな?”ってぐらい不安だったんですけど、現地に行って、ダンスを学んだり、友達もできたりして。今までの人生の中でも、いちばん1人で頑張って挑戦したことだなって思っています。楽しかった思い出もたくさんあるんですけど、味噌汁を欲するようになったので、海外生活はちょっとまだ早いかなって、そのときに思いました」

西條「私はまだ1人で海外は行けないですね。『ATRI』は主人公の夏樹君のおばあちゃんの海辺の田舎町が舞台になってますけど、私もおばあちゃんが島に住んでいて。小学校4年生ぐらいのときに、おばあちゃんが島育ちだったっていうのを知って。家族みんなで車で4時間ぐらいかけて島に行ったんです。徒歩1分ぐらいのところに海がある、“ザ・日本”な昔の家で。縁側があって、そこでスイカを食べたり、本当の田舎なので、海って行っても、観光客もいなくて、私と姉ちゃんとおばあちゃんだけで遊んだり、とか。今でも島には行けるけど、もうおばあちゃんは亡くなっちゃったので、そういう意味では唯一無二の夏だったなって思います」

四条「私は親戚みんなで八丈島に旅行に行ったことがあるんですけど、ちょうどその頃、私は受験生で。受験生だけど、親戚みんなで行くから行くしかないって言われて行って、旅先の島のホテルでずっと勉強を1人していたっていうのが忘れられないです」

──ちなみにその受験は?

四条「無事に合格しました。でも、八丈島の思い出は何もなくて。家族がちょっとかわいそうだからってお寿司を買ってきてくれたのは覚えています(笑)」

──ありがとうございます。歌入れはどうでしたか?

天城「私、サイドステップを踏みながら歌っていました(笑)。ポップな曲になると体が動いちゃって。スタッフさんにも“サリーが歌っている姿っておもしろいね”って言われるぐらいに動いちゃうんですけど、今回の曲もリズムを刻んでいないとビートが外れちゃうので、すごくサイドステップを踏んでいました。アニメのエンディングを歌えるのも嬉しいし、歌詞もとってもハッピーなのも嬉しいし、ルンルンに踊っていて。勝手に創作ダンスしながらレコーディングしていた記憶があります」

椎名「私も曲がすごく楽しかったのでノリノリで歌っていたんですけど、歌い終わった後に、ディレクターさんから“みんなノリノリだけど、やっぱりサリーちゃんすごかったよ。踊りながら歌ってたもん”って言われました」

天城「やだー、恥ずかしい! あははは」

椎名「その映像を見てみたいなってすごい思ったのを覚えています」

西條「私は逆に映像が残っていて。普段は個別のブースに入って仕切られたところで1人ずつ歌うんです。開けちゃうと他の人の声が入っちゃうので、レコーディングしているときは開けられないんですけど、“開けて歌ってみよう”ってなったんです。“難しいこと考えずに、みんなで楽しく歌おう”ってことで。その光景をスタッフさんが撮ってくださっていて。今までやってきた中で、自分のレコーディング風景が丸々映像に残っているのはなかったんですけど、今回だけなぜか偶然にも映像に残ったんです。絶対に世には出さないんですけど、一応記念としてお母さんに送りました。結構、開放感があって、ディレクターさんにも“みんなよく歌えてたよ!”って言ってくださって。みんなの声がごっちゃに入っているので、本番では使えないと思うんですけど、初めてああいう歌い方をしたのは良かったのかなって思っています」

四条「私も西條さんと同じで、レコーディングのときにカメラを回していただいてたことを覚えています。それって、TikTokでのプロモーション用に試しでレコーディングブースにカメラを入れてみようってことだったんです。でも、でも、私はそれがすごく苦手だったなっていう(笑)。カメラを回していただいてたスタッフさんに、“カメラを止めた後の、ほっとしたときの笑顔が一番かわいかった”って言われたのが、個人的には思い出です」

月城「私は歌うときはリズムを取ってやったりしてるんですけど、今回、<よっしゃー行くぞ>とか、元気に歌うパートがたくさんあったので、自分も動きつけてみようと思って。ダンスのフリでは手を上に上げたりするところを、私は声が他のメンバーに比べてちょっと低いので、手を上げちゃうと、変な声でそうだなって思ったんです、だから、柔道や合気道の人が、“押忍!”って挨拶するときのような動きをして、<よっしゃー行くぞ>って言ったのが入っている気がしています。自分で動きをつけながらレコーディングしたのが初めてだったのですごく新鮮でした」

──楽曲が完成して、実際にアニメの絵についたものを見てどう感じましたか?

四条「絵のタッチがとてもポップでかわいらしいイラストになっていて。曲を聴いているときに絵を思い出して、わくわくした気持ちになりますし、エンディングの一番最後のアトリちゃんがとっても可愛いいので、そこに注目してほしいです」

椎名「曲をいただいたときに、サリーさんと“曲調的にデフォルメされるか、デフォルメされてなかったら、みんなが走っている足元が映されてるよね”って話をしていたんです。“エンディングになったらこうなる”みたいな話ですごく盛り上がっていたのを覚えていて。いざ、エンディング映像を見たら、ちっちゃくなったキャラクターたちが一生懸命、みんなでワイワイ歩いていて。曲調にも合ってて、ちっちゃくなったキャラクターって、それだけで可愛いですし、“あのディフォルメされたキャラクターをアクリルキーホルダーにして繋げるやつで欲しいな”ってぐらい可愛くて何回も見ちゃってます」

月城「“この映像はこれからのアニメであるのかな?”と思っていたら、話数が進んでいくうちに、実際にそのシーンがあったりして。これから見ていくのも楽しみなエンディングになっているなと思いました」

西條「やっぱり自分たちのアニメで自分たちの曲が流れたときとは全然違う感覚でした。自分たちのアニメは、アフレコからずっと見てきた映像に自分たちの曲がつくんですけど、今回は今まで通りの新曲リリースの手順をやっている中で外のものとがっちゃんこした、みたいな。テレビから急に私達の歌声が流れたことにすごく感動しましたし、冒頭が“ジャカジャン”なのでどれだけ意味深な終わり方をしても、明るく終われる…そういった意味でも、この曲で良かったなって、自分たちでも見ていても思いました」

──最後にこれからアニメを楽しみにしてる人にも向けてメッセージをいただけますか。

天城「はい。アニメ『ATRI -My Dear Moments-』は青春の全てを詰め込んだような作品なんですけど、でも、普通の青春というよりは、伏線を回収していくようなミステリーの要素も入っていて。仲間との青春あり、胸キュンあり、涙もあって、謎もある。本当に全てを詰め込んだ作品になっているので、ちょっとでも気になった方は、ぜひとも青い夏を私達と一緒に経験してくださったら嬉しいです!」

(おわり)

NO編は相川奈央・麻丘真央・河瀬詩・涼花萌・望月りの にインタビュー!
>>> 来週公開!

取材・文/永堀アツオ
写真/野﨑 慧嗣

RELEASE INFORMATION

22/7「YESとNOの間に」

2024年721日(日)デジタル配信スタート

DL/ストリーミングはこちら >>>
※7月21日の配信開始以降有効になります

LIVE INFORMATION

22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~ /-Act2-』

7月公演>
22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~』
会場:ヒューリックホール東京
日程:
7月22日(月) 開場18:15/開演19:00
7月23日(火) 開場18:15/開演19:00
7月24日(水) 開場17:45/開演18:30

<8月公演>
22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days -Act2-』
会場:ヒューリックホール東京
日程:
8月29日(木) 開場18:15/開演19:00
8月30日(金) 開場18:15/開演19:00
8月31日(土) 開場16:15/開演17:00

22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~ /-Act2-』

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