秋元康が総合プロデュースするデジタル声優アイドルグループ・22/7(ナナブンノニジュウニ)。結成から8年目を迎えた彼女たちが新たなステージへ進むべく、4年ぶりに新メンバーオーディションを実施。
三度目となる今回のオーディションのテーマは、「主人公募集 あなたも主人公に。」。
22/7の“声優アイドル”という特性を活かし、元AKB48・柏木由紀と実力派声優・竹達彩奈も特別審査員として参加するこのオーディションプロジェクトに、冠番組「22/7計算外 season2」(毎週土曜23:00~、TOKYO MX・BS11)が密着。
9月27日(土)の放送回では、前回に引き続きオーディション3次審査2日目の様子と、その映像を番組MCの三四郎と22/7の麻丘真央&椎名桜月がスタジオから見守る模様が放送。さらに22/7 OFFICIAL YouTube CHANNELでは、放送では見られない未公開映像を加えた特別版が配信された。

いじめに遭っていた私をアイドルが救ってくれた
2日目の審査に臨んだ候補者の中から、この日の放送ではまな(東京都出身)、いこ(沖縄県出身)、みくま(埼玉県出身)の3人をピックアップ。
12年間習っていた新体操が特技だというまなは、審査員の前でしなやかなリボンさばきを披露してアピール。歌唱審査では『好きになるのは自由だし…』(22/7)を堂々と歌い上げた。
彼女の覚悟が明らかになったのは、質疑応答でのことだった。「22/7に加入したいと思った動機は?」という問いに対し、震える声で過去を語り始めたまな。中学生時代にいじめに遭ったこと。そんなときに救ってくれたのがアイドルの楽曲だったこと。「辛かったけど私も頑張ろうって、学校行こうって思えたのが、私にとってアイドルがすごい救いだったので。人生を捧げられます。本当に22/7になりたいと思っています」。涙の決意を、スタジオの麻丘と椎名も真剣な眼差しで見守っていた。


「22/7のメンバーとして生きたいし、22/7として死にたい」
沖縄県出身のいこは、自己PRで22/7への愛を爆発させた。「小学6年生のときに初めて自分自身でなりたいと思った夢が22/7だったので。もし22/7になることができたら、22/7のメンバーとして生きたいし、22/7として死にたいくらいの気持ちでずっと大好きなので」。あまりにもストレートで強烈な言葉に、椎名も「すごい。そんなに言ってくれて!」と驚きを隠せない。
歌唱審査では、YouTubeのダンス動画を何度も見て研究したというダンスを踊りながら『ポニーテールは振り向かせない』(22/7)を歌唱。オーディションに懸ける想いの強さを全身で表現。質疑応答では涙をこらえながら「自分に本当に自信がなくて大っ嫌いなんですけど、でも絶対ここで変わりたいと思っているのでよろしくお願いします」とアピールした。


緊張で涙が止まらない候補者に竹達からアドバイス
歌唱審査で『曇り空の向こうは晴れている』(22/7)を選曲したのは、みくま。しかし極度の緊張からか声が震え、マイクを握る手が小刻みに揺れる。ついには涙があふれ、歌の途中でうつむいてしまった。演技審査では明るいキャラクターを笑顔で演じきったものの、質疑応答に答えるうちに再び涙が込み上げてきた。
そんな彼女に、特別審査員の竹達は優しく語りかける。「セリフを言ったときの自信のある感じがすごく可愛らしかったので、それをもうちょっと自己PRから出していけたら、もっと可愛さが見えて素敵かなと思いました」。本来の自分を出しきれなかったみくまへの的確なアドバイスだった。みくまは「もし次に進むことがあれば、今度こそは泣かずに、精一杯自分の最大限の魅力を皆さんにお届けできるように頑張ります」と、涙を拭いながら前を向いた。


3次審査の映像を見守った三四郎と22/7の麻丘・椎名。真っ先に話題に上ったのは、「22/7として死にたい」というキラーワードを残したいこだった。小宮は「やっぱ沖縄の子(いこ)。思いが(強い)」、相田も「あの短い(自己PRの)間に『22/7』って3回くらいねじこんできた」とコメント。三四郎の2人にとって、いこのインパクトは絶大だったようだ。
3次審査が終了。柏木由紀「毎回胸を打たれた」
番組放送後に「22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL」で公開された「おまけの未公開映像」では、まなの演技審査・質疑応答・審査終了後コメント、いこの質疑応答・審査終了後コメント、みくまの自己PR・質疑応答の様子が収められている。いこには竹達から「笑ったお顔がすごく可愛らしいので、もう少し笑顔が見られたらいいなと感じました」とメッセージも送られた。
さらに、審査終了後の特別審査員2人のコメントも収録。柏木は個性豊かな候補者たちと向き合い「気持ちがすごくみんなから伝わってきた。それぞれ『なんでこのグループに入りたいのか、なんでアイドルになりたいのか』っていうのがすごく、毎回胸を打たれた」と回想。竹達は「人生を左右する出来事だと思うので、本当にちゃんと心から見なくてはという気持ちで見させていただきました」と、審査員としての責任重大さを改めて実感したようだった。
アイドルになりたい、22/7のメンバーになりたいという夢を叶えるため、数々の候補者が思いをぶつけた3次審査。この中から次のステップへ駒を進めるのは一体誰なのか? 審査の結果は次回の放送で明らかとなる。
(おわり)
取材・文/左藤 豊
次回の「22/7計算外」は10月4日(土)放送。3次審査の合格者が発表される。
▼22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL
第六話 「22/7として死にたい」キラーワード放つ候補者に三四郎も興味津々!
【22/7 新メンバーオーディション】
- ナナニジオーディション密着レポート

#2:一発逆転・合格の秘訣は"絶対にアイドルになりたい想いの強さ"
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RELEASE INFORMATION

22/7 3rdアルバム
2025年12月10日(水)発売
■商品形態(全4形態)
①完全生産限定盤A / SRCL-13440~43 / 11,000円(税込)
②完全生産限定盤B / SRCL-13444~47 / 11,000円(税込)
③完全生産限定盤C / SRCL-13448~51 / 11,000円(税込)
④通常盤 / SRCL-13452 / 2,800円(税込)
LIVE INFORMATION

22/7 ANNIVERSARY LIVE 2025
【公演会場・日時】
会場:東京音楽大学100周年記念ホール(池袋キャンパスA館)
日程:2025年12月14日(日) 開場13:15/開演14:00
2025年12月14日(日) 開場17:15/開演18:00
【料金】
指定席:9,900円(税込)
女性エリア:9,900円(税込)
車椅子席:9,900円(税込)
【公演に関するお問合せ先】
SMLライブクリエイティブ
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