──まず、アニメ『ATRI -My Dear Moments-』のエンディングテーマを歌うことが決まった時の心境から聞かせてください。

相川奈央「エンディングやオープニングは、そのアニメを象徴するものになるので、22/7が担当させていただけるということですごい責任が伴うなと感じましたし、同時にナナニジを知ってもらえる機会になったらいいなと思って。純粋に嬉しい気持ちでいっぱいでした」

麻丘真央「私自身も嬉しかったんですけど、他のメンバーが喜んでることがより嬉しくて。特に天城サリーさんが泣いて喜んでいたんです。私は加入してからまだちょっとの身ではあるんですけど、それくらいグループにとっての歴史になるというか、重く受け止めるべきことなんだなと思って。責任もすごく感じましたし、“これからもっと一緒に頑張りたい!”って思いました」

望月りの「最初にこの発表を聞いた時は、あまりにも嬉しすぎて何が起こってるかちょっとよくわからなかったです(笑)。アニメを見ているときはオープニングやエンディングを誰もが聴くので、それを担当できることになったのは、ナナニジにとってもすごくいいことだなと思って。これをきっかけにもっと頑張ろうって思いました」

河瀬詩「あまり明言はしていなかったんですけど、個人的にもいつか、アニメの主題歌をグループとして担当したいなって密かにずっと思っていたんです。でも、具体的に実現する想像は正直あまりできていなくて…。その夢がまさか叶うなんて思っていなかったので、聞いたときは素直に嬉しいなって思いました。ナナニジは声優アイドルグループなので、アニメのお仕事をもっとグループとしてできたらいいなと思っていました。そのステップアップの一つになると思ってわくわくしました」

涼花萌「私もすごく嬉しかったんですけども、さりたん(天城サリー)の喜びようがすごくて。私も自分のことなのに、自分ごととは思えないくらい、“さりたん、おめでとう!”っていう気持ちになりました」

──(笑)萌さんご自身は?

涼花「私も詩ちゃんと同じように、“いつかアニメのタイアップ、ナナニジできたらいいな”って思っていたんです。でも、ナナニジそのものが一つのアニメコンテンツとしてあるので、それは難しいのかな?って思いながら活動していて。“きっと夢の夢なんだろうな”って思っていたら、“やるよ!”って言われて、びっくりでした」

──楽曲を受け取った時はどう感じましたか?

相川「いい意味で、これまでのナナニジとは違った雰囲気があって。優しい楽曲はこれまでナナニジも歌っていたんですけど、底抜けに明るくって元気に走っていくような感じの楽曲だったので、すごい新鮮さを覚えました。純粋にレコーディングのときも普通に“楽しいな”って思ったし、みんなで歌ったらもっともっと楽しい曲になるんじゃないかな?って思った曲でした」

麻丘「すごくアップテンポなので、ナナニジの表題曲にこれがなるんだっていうふうに思ったら、すごく驚いたんです。でも、アニメのタイアップでなければ、こういう楽曲を表題曲にすることはなかったかもしれないので、ナナニジにとってもいい機会になったなって思いました。かなりキャッチーな部分が多くて、耳に残りやすい曲なので、歌っている私達も楽しいし、きっと聴いてくださる方たちも楽しくなれるんじゃないかな?と思って。アニメのエンディングとしてはもちろん、ライブでも盛り上がる曲になったらいいなって思います」

望月「すごく明るい曲で、“好き!”って思いましたし、これを歌うとき、私達はきっとすごく可愛く見えるんだろうなって思いました。アニメのエンディング感もあるので、これがエンディングに流れるのを想像しただけでワクワクしました。でも、明るい曲なんですけど、歌詞も深くて考えさせられることが多いので、ぜひ注目してみてほしいです」

河瀬「冒頭の<Whatcha doing?>とか、<よっしゃー行くぞ>が“恥ずかしいな…”って思っちゃいました。ここまで思いっきり掛け声のある曲をやったことがなかったので、レコーディングでもそのテンションに持っていくのがすごく恥ずかしかったです。“どれぐらいのテンションで言えばいいんだろう?”って悩んでいたんですけど、フリ入れで何回も踊ったり、この曲にじっくり向き合っているうちに、その恥ずかしさが嘘だったかのように消え失せていて。今ではもう当たり前に楽しく歌って踊れるようになったんです。そんなふうに人を明るくさせるパワーがある、そのテンションにすぐ持っていけるような楽曲になったので、初めて聴いた方は“すごく明るいな!”って感じると思うんですけど、毎日聴いてもらえれば、自分もその明るさに上乗せされると思うので、いろんな人を元気づける楽曲になったらいいなって思ってます」

涼花 最初に聴いたときは、“ジャカジャン!”から明るく始まって、英語で<Whatcha doing?>と言われて。今までに英語で始まる曲もそんなになかったのでびっくりしたんですけど、何回も聴いていくうちにすごく元気になる曲調だって感じて。ダンスも“とにかく笑顔で、元気をあげるような気持ちで踊ってね!”とディレクションしていただいて。“これは元気になる曲なんだ!“って思ったら、私も聴くたびにウキウキするようになりました」

──先ほど望月さんから「歌詞が深い」と言う発言がありましたが、歌詞はどう感じましたか?

望月「私、Dメロの<正解なんて一つじゃない/自分がよければそれでいい>っていう歌詞が好きなんです。“その通りだな!”って思うんです。ただただ明るいだけじゃなくて、自分に対して訴えかけてくる歌詞があるので、聴いている人も見つけてくれたらいいなって思いました」

麻丘「パートやタイミングも含めてなんですけど、私は椎名と二人で歌っている<手掛かりに(手掛かりに)>の追いかけが好きです。普段から椎名とは仲良くやっているんですけど、その2人で歌えることが嬉しいし、可愛らしい振り付けも入っているのでかなり、好きです」

相川「曲調も疾走感がありますし、歌詞からも勇気づけてもらえるような曲になっていて。きっと、“YESNOの間に新しい道が生まれるんだ”っていうことですよね。“今までの固定観念に縛られないでいいんだよ”っていうふうに伝えてくれる歌詞だと思うので、いろんな方面で人の背中を押したり、勇気づけられるような曲なんじゃないかなって思っています」

河瀬「今、歌詞を思い返してみてたんですけど、私は一番のサビの<誰かに与えられた地図は邪魔になる>が好きだなと思って。“あまり周りの意見を気にしなくていいんだよ”っていう。私も割と自分で決めたい、自分でやりたいっていうちょっと頑固なところがあるので、“自分が思ったことをやればいいんだよ”って言ってくれている感じがして。曲の疾走感の陰に隠れて、メッセージ性がある歌詞になっているので、歌詞カードをじっくり見ながら聴いてもらえたら嬉しいです」

涼花「私は1番も2番も自分が歌っているパートにハッとさせられました。<好きなように生きたいよ/そうだ 今から何か始めよう>とか、<人生は長そうで ホントは短い>とかって、ほんとだなあって思って。私も今まで何十年と生きてきて…すごく長いようで、思い返したら、あっという間だったから、きっと死んじゃうときなんて、何も思い出せないぐらい短いんだろなって思うと、“もう居ても立ってもいられない!”ってなって。この曲を聴くたびに、“寝てたらあかん!”ってなります」

──今、お話しながら、ベッドから起き上がる動作をしていましたが、居ても立ってもいられなくなって、どこに行きましたか?

涼花「私はお休みの日、家から一歩も出ないのが大好きなんです。でも、健康も大好きなので、お日様を浴びないとダメっていうのを知って。だから、ビタミン摂取をしに行くために、まずはベッドを出て、お日様を浴びにお散歩に出かけたりします」

──「YESとNOの間に」というタイトルはどう感じましたか?

相川「自分が白黒つけたがる性格なので、根本的には、“YESNOの間はないだろう”っていう考えを持ってしまっているんですけど、歌詞には“選択肢はいくつあってもいいし、どの道を選んでもいいんだよ”っていうメッセージが書かれていて。しかも、そこに何があるとも言わず、<間に>って示すことで、選択肢の多さを伝えているタイトルなんじゃないかなって思いました」

河瀬「今、聞いていて、私は割と正反対だなと思って。“どっちかの道に進みなさい”って言われたら決めはするんですけど、例えば、“詩ちゃんどう思う?”って聞かれたら、どっちかをはっきり言うのが怖くて、曖昧なところに落ち着かせたがる性格なんです。だから、最初は“間ってなんだろう?”って思ったんですけど、意外と自分は“間”で生きてる人間だなって思って。その辺も人によって違うので面白いなって思いました」

涼花「私もすごく優柔不断なので、“うーん…”って悩んでいる間に、片方の選択肢がもう終わっていて、1つしか選べない…みたいな状況が私の人生には多かったです。だから、二択って言われたら、“ちょっと待って、そんなすぐには決められない!”ってなります」

望月「私は時と場合によって、すぐに“YES”って言えたり、言えなかったり…それは全人類がそうかもしれないんですけど(笑)この曲では、“人生にはいろんな道があるんだよ。YESNOだけじゃなくて、いろんな選択肢があるんだよ”って言ってくれていると思うので。日常ではYESNOは、はっきりさせた方がいいシーンも多いかなと思うんですけど、人生的にはYESNOの間を選ぶのもいいのかな?と思います。
麻丘 私は元々はなんでも即決タイプだったんですけど、このグループ入ってからは結構、優柔不断になっちゃったかもしれないです。

──どうしてですか?

麻丘「どちらかを選択したら、どちらを捨てなきゃいけないってことに、ここ数年で気づいて。選択肢を捨てることはリスキーだし、自分にとっての安心感が減っちゃうので、いろいろと濁したくなったり、どっちつかずになってしまって。どちらを選ぶと、もう片方の意見の人とぶつかっちゃうこともあったりとかするので、良くも悪くもちょっと優柔不断で八方美人ぎみになっちゃっているかな?って思っています」

──ありがとうございます。

──アニメ『ATRI -My Dear Moments-』には“それは、忘れることのできない ひと夏の思い出”というキャッチコピーがついています。皆さんは忘れられない夏の思い出はありますか?

麻丘「私は年がら年中フェンシングの練習をしていました。夏は全国大会やインターハイがあるので、ラストスパートみたいな感じで、1日も休みなく練習している年が多くて。振り返ると、練習場と仲間とコーチの顔しか思い浮かばないフェンシング漬けの夏でした」

相川「私、小学生の時に1年間、アメリカにいたんですけど、アメリカの夏休みはすごく早く始まるんですよ。6月中旬から始まって、9月の新学期までずっとお休みで、お泊まりではなく、毎日、通いで行くキャンプがあって。そこで、ダンスとかテニスとか、好きなアクティビティができるんですけど、友達と一緒に毎日通っていた、あの夏は普段日本で生活しているからこそ、特別な体験をしたなって思いました」

──特に覚えてるアクティビティは?

相川「私、途中からダンスしかやらなくなって。ずっとダンスに出席していたので、めったに来ない友達が来たときに教えたりもしていて。最後に、その中で一番輝いていた人の表彰があって、ダンスのときに私の名前が呼ばれて、メダルを受け取ったっていう思い出があります。今でもメダルは家に取ってあります」

望月「私は二つ思い浮かんだんですけど、一つ目は、朝から晩までチアダンスをやった後に、もうクタクタになった帰り道に、友達とアイスを食べたのは“とっても青春だったな”という思い出です。あの時期は、食べることが大好きな私が、食べるよりも睡眠したいって思うくらい忙しくて。おうちに帰ったら、すぐに寝るっていう日々を繰り返していたら、もう真っ黒に日焼けしちゃって。」

──もう一つは?

望月「もう一つは、地元の友達と集まって、夏祭りに行った後に、皆で公園で花火をして遊んだことです。今ではもう集まることのないメンバーたちなので、幼い頃ならではの思い出です」

河瀬「私も地元にいた頃、北海道でおばあちゃん家に行ってすごく自然を感じた夏が思い浮かんだんですけど、忘れられないと言ったら、上京してきた初めての年の夏ですね。2020年だったんですけど、本州…特に東京の暑さに初めて直面して。“よく人はこの暑さで生きていっているな”って本当に思ったくらい、ねっとりした暑さを初めて体感しました。最初の年は、“毎年こんな暑さだったら、私は耐えられるんだろうか?”って、本当にちょっと絶望したんですけど(笑)、気がついたらもう4回ぐらいの夏を経験していて。最初の年よりはだいぶ生きやすくなったので、人って適応するんだなと思って。でも、やっぱり最初の夏の衝撃は一生忘れられないです」

涼花「私は夏休みになると、いつも大阪に住んでいる、いとこの家族と合流しておばあちゃん家に行ってたんですけど、毎年お祭りがあって。地域ごとにお神輿を出して、1軒ずつ家の前を回って歌を唄うんですけど、どこかで間違えて隣の町の神輿についていってしまって…。いとこと2人で、まったく知らないところに着いちゃったときに、おじいさんが現れて、“誰んちの子や?”って聞かれて。“涼花の家の孫です”って言ったら、送ってくれたんです。一緒に帰ってる時に、“遠くから来たんやね。ほなこれあげるわ。手を出して”って言われて、手のひらになにかを乗せられたんです。田舎なので全然街灯もなくて、“なにかが乗ってる”ぐらいしか見えなくて。でも、角が2つあって、“絶対に虫やん、これ!”と思って。せっかくくれたから、逃がせないと思って、“ありがとございます”って持って帰って。“怖すぎる…これどうしよう?”と思いながら家に着いて、手を開けたら、トトロでした」

──ええ? どういうこと!?

涼花「あのちっちゃい白いトロロの置物でした。いとこと2人でズッコケたのが忘れられない夏の思い出です」

──あはははは。曲に戻ると、レコーディングはどうでしたか?

望月「さっき詩さんもおっしゃってたんですけど、<Whatcha doing?>と<よっしゃー行くぞ>が私もちょっと恥ずかしくて。レコーディングブースの狭い空間でマイクだけに向かって言うのが恥ずかしかったんです。広いお部屋で体を動かしながらできたら、まだ言いやすいんですけど、マイクだけに向かって言うのは照れくさかったです」

河瀬「私もりのちと同じでした。逆に、この曲にまつわるいろんな活動をした後の今だと、3倍ぐらいのテンションで言えたかな?って、ちょっと後悔も残るぐらいです。あともう一つ、サビはずっと同じ音程を繰り返すので、意外とリズムを取るのが先走っちゃって難しくて。サビを歌うときもテンポを取るのを意識して歌った記憶があります」

涼花「私も<Whatcha doing?>はまだ良かったんですけど<よっしゃー行くぞ>が本当に恥ずかしくて。私の中のオタクの部分、ファンの部分を目覚めさせなきゃ!って思ったんですけど、目覚めないぐらい恥ずかしくて(笑)。なぜなら、ブースには監視カメラみたいな感じでディレクターさんたちから見えるようになっているんです。そこから見られていると思ったら、照れてしまって、ノリノリで言えなかったのが、私もちょっと後悔しています」

──サリーさんは踊りながらやってたって言ってましたよ。

涼花「すごい! 見習わないと」

相川「私はどちらかというとサリーさん側です。<Whatcha doing?>と<よっしゃー行くぞ>は楽しく歌い切れたと思っています。Dメロのところで、詩さんとるぅちゃん(四条月)と萌さんだけで、<順番 守るルール Woh>って上がるところも楽しかったです。普通に歌い上げているみたいな感じで超気持ちよかったし、海辺で歌ったり踊ったりしたら楽しいんだろうなって思いながら、ニコニコで歌いました」

麻丘「私、普段喋っているときのトーンが低めなので、歌っているときの歌声と結構、違うんです。歌っているときはどちらかというとキャラ声っぽい感じになりがちなんですけど、曲調によってはそれが合わなくて…。すごく抑えめに意識しながら歌っちゃったりするんですけど、今回の曲は、それを前面に押し出しても、おかしくない曲だったので、<よっしゃー行くぞ>も、麻丘真央でもなく、桐生塔子でもなく、別人格になっていて。私は自分で歌っているところを動画で撮ってるんですけど、見返してみたら、少年みたいな人が1人、混じってて。少年みたいな<よっしゃー行くぞ>が聴こえたら、たぶん、それは私です。あはははは」

──(笑)アニメの絵についたものは見てどう感じましたか?

相川「登場人物が合流して増えていくところが楽しそうだなって思いました。登場人物の歩き方もその子たちに合っているし。途中から海底に潜ったり、ストーリーにも沿っていて。お話が進めば進むほど楽しみが増えていくんだろうなって思った映像でした」

麻丘「登場人物が少しずつ増えていく感じが、曲の盛り上がる感じともすごく合っていて。アニメを見終わるときの気持ちが“楽しい”で終われるアニメってすごくいいなと思いました。その部分をナナニジが担っていて、楽しい気持ちで終わってもらえるのはすごく嬉しいです」

望月「エンディングの絵も可愛くて、ワクワクするんですけど、エンディングとオープニングって関係者の方の名前が出てくるじゃないですか。サビのあたりになると、その曲を歌っているアーティストの曲名とアーティストの名前が出てくる…で、そこに“私達がクレジットされてる!”って感激して。私、小さい頃に「妖怪ウォッチ」を見てて、Dream5さんの名前を調べた経験があって」

──椎名さんも弟がそれやっていたと言ってました。

望月「椎名の弟くんと同じことしてました(笑)。そういう経験があったので、この世の誰かが“22/7って誰だろう?”って調べてくれるんだって想像したら、すごく嬉しいことだなと思いました」

涼花「私は、ちびキャラになって登場していたのが、すごく可愛いと思って。本編のアトリちゃんの歩き方が、ちっちゃい子のウキウキしている歩き方で大好きだったんですけど、エンディングでちっちゃくなってもその歩き方をしていて、嬉しくなりました」

河瀬「私も本当に“ザ・アニメのエンディング”っていう感じで、アニソン感のある曲と、萌ちゃんも言ってた二頭身のコミカルなってキャラになっていたのが本当に可愛くて。何回もエンディング映像見ちゃったんですけど、一番最後にアトリちゃんがちびキャラじゃなくて、実際の映像になったイラストになったときに、“YES”って書かれたクッションをギュッてしていて。アニメの世界とリアルの私達の融合を感じて、本当に嬉しくなりました。“ありがとう、アトリちゃん!”って思いました」

──アニメを楽しみにしている方に向けてメッセージをお願いできますか。

河瀬「今回、このような大きな機会をいただけて、メンバー一同本当に嬉しく思っています。さっき、りのちが言ってくれたように、22/7を知らなかった方でも、アニメ『ATRI』を見て、“こんなグループがいたんだ”とか、“いい歌だな”と思ってくださった方には、ぜひナナニジを知っていただきたいです。そして、私達も今回アニメを見させてもらって、本当に素敵な作品の一部を担っているんだっていう責任感をひしひしと感じているので、これから堂々と“エンディングを歌っています!”って言えるぐらい、どんどん大きなグループにもなっていきたいです。あと、「YESNOの間に」はすごく明るい曲ですけど、22/7はそういう曲は意外と珍しくて。結構、シリアスだったり、いろんな曲調の曲を歌っているので、他の面も見てみたいなと思ってくださった方は、今までの曲もぜひ聴いてもらえるととても嬉しいです」

──アニメからナナニジのオフィシャルYouTubeに飛んできた方には、どの曲を勧めたいですか?

望月「「未来があるから」かな。理由は、私が好きな曲だからです(笑)」

麻丘「「不確かな青春」をおすすめします。優しくてかわいらしい曲調が、アトリちゃんを好きな子にはきっと刺さるんじゃないかな?って思います。<あなたと出会ってから>という歌詞もあるので、アニメとも少しリンクしているのでおすすめです」

涼花「私は「後でわかること」です。「後でわかること」を聴いたときに、これが『ATRI』のエンディングテーマなんじゃないか?って思ったくらいぴったりで。dance videoは水族館で撮影したんですけど、同じ水の歌だし、アトリちゃんも、お話が進んでいくごとに記憶をだんだんと思い出していく…ほんと、“後でわかることがいっぱいあるんだな”って思ったので、“ぴったり!”って思いました」

河瀬「私は「命の続き」です。「YESNOの間に」とは正反対なくらいの雰囲気の曲になっています。今回は『ATRI』の魅力をギュッと詰め込んだポップで明るい曲なんですけど、作品自体もそれだけじゃない、ちょっとシリアスな悩みも描かれていて。もうちょっとダークで人の心に寄り添うような曲を聴きたい方には、「命の続き」を聞いて、22/7の違う魅力も知ってほしいです」

相川「私は「優しい記憶」が素敵だなって思います。<優しい記憶なんてあやふやで>っていう歌詞があるので、メモリーをロストしてるアトリちゃんともリンクできるかな?と思いますし、かわいらしい曲調なのにちょっと切なげな歌詞も『ATRI』の雰囲気に合っていると思うのでぜひぜひ聴いていただきたいです!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/野﨑 慧嗣

YES編――天城サリー・西條和・椎名桜月・四条月・月城咲舞
インタビューはこちら >>>

RELEASE INFORMATION

22/7「YESとNOの間に」

2024年721日(日)デジタル配信スタート

DL/ストリーミングはこちら >>>
※7月21日の配信開始以降有効になります

LIVE INFORMATION

22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~ /-Act2-』

7月公演>
22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~』
会場:ヒューリックホール東京
日程:
7月22日(月) 開場18:15/開演19:00
7月23日(火) 開場18:15/開演19:00
7月24日(水) 開場17:45/開演18:30

<8月公演>
22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days -Act2-』
会場:ヒューリックホール東京
日程:
8月29日(木) 開場18:15/開演19:00
8月30日(金) 開場18:15/開演19:00
8月31日(土) 開場16:15/開演17:00

22/7 Summer Live 2024 『Magic School Days ~月と地球のフィルハーモニー~ /-Act2-』

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