2月18日(金)、クラシック音楽際「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026」の記者会見が、公演のメイン会場でもある東京国際フォーラムで行われた。

会見では、企画制作を担うKAJIMOTOの梶本尚靖氏はじめ、三菱地所、東京国際フォーラムといった主催者のキーパーソンが登壇。主な公演プログラムや見どころ、公式アンバサダーを務める古坂大魔王のメッセージを紹介しつつ、公演のテーマである「LES FLEUVES(レ・フルーヴ) ― 大河」や会場のホスピタリティ、ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」についても語られた。

2026年のテーマ「LES FLEUVES(レ・フルーヴ) ― 大河」について

諸大陸を潤す大河をテーマに、ヨーロッパからロシア、アメリカ、インド、さらにはアフリカ を周遊する“音の世界旅行”へと聴衆の皆さまを誘います。古くから、河川は流域の 文化や音楽の発展において中心的な役割を演し゛てきました。クラシック音楽史上て゛も、河川は 音楽家たちに多大な影響を与え、直接的または間接的に数々の楽曲にインスピレーションを与えてきました。

モーツァルトやベートーベン、リスト、バルトークらの活動拠点であった楽都ウィーンおよびブダペストと特に強く結びついているヨーロッパ最長のドナウ川。ヨハン・シュトラウス2世のワルツ《美しく青きドナウ》はよく知られています。スメタナは、チェコ共和国内で最長の川モルダウ(ヴルタヴァ)川からインスピレーションを得て、交響詩〈モルダウ〉(《我が祖国》)を作曲しました。フランス最長の川ロワール川のあるロワール渓谷に王侯貴族たちの住居として建つ城々は、その文化的な活気によって、ジョスカン・デ・プレ、クレマン・ジャヌカン、クロード・ル・ジュヌといった作曲家たちに影響を与え、新たな音楽様式の出現を後押ししました。さらにヨーロッパでは、スイス、ドイツ、オランダを流れるライン川から、沢山の名曲が生まれました。シューマンの交響曲第3番《ライン》はもとより、この大河を舞台とする「ローレライ伝説」も、ワーグナー(《ラインの黄金》)やリストら、数々の作曲家たちの創作意欲を刺激しました。ロシアの「母なる川」と呼ばれるヴォルガ川は、有名な《ヴォルガ川の舟歌》をはじめとする多くの民謡の題材となっています。

古代都市バビロンの象徴でもあった名高いユーフラテス川は、旧約聖書『詩篇』の「シオン讃歌」など、数多くの聖なるテクストにもとづく音楽に登場します。ヨルダン川は、イエス・キリストが洗礼を授けられた場所として知られ、クラシック音楽の重要なレパートリーに幾度もインスピレーションを与えてきました。

そして北アメリカ大陸のミシシッピ川は、ブルースおよびジャズの誕生と切っても切り離せません。この大河の流域、特にニューオーリンズで生まれた音楽ジャンルは、アメリカのみならず世界中の音楽に深い影響を与えました。南アメリカ大陸のアマゾン川も、ブラジル出身のヴィラ=ロボスや、コロンビア、ペルー、ベネズエラ、ボリビア出身の作曲家たちの手を介して、クラシック音楽のレパートリーに鮮明な刻印を残してきました。


▼LFJ2025の開催風景

「ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)」とは?

「ラ・フォル・ジュルネ」は、1995年フランス西部の港町ナントで「クラシックの民主化」を掲げて誕生したクラシック音楽祭。世界中からアーティストが集い、一流の演奏を、1公演約45分、低料金で、朝から晩まで繰り広げます。日本では、2005年から毎年ゴールデンウィークに開催。有料公演のほか、誰でも気軽に演奏を楽しめる地上広場でのコンサートなどのオープンプログラム、マスタークラス、有料公演チケットや半券の提示で参加できるコンサート、子ども向けプログラム、講演会など数々のイベントが行われ、子どもから大人まで楽しめます。また、音楽祭期間中は、丸の内などの周辺エリアでもミニコンサートが行われ、街中が音楽一色に包まれます。


















▼LFJ2025の開催風景

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026「LES FLEUVES(レ・フルーヴ)― 大河」LIVE INFO

2026年5月3日(日)~5月5日(火) 
東京国際フォーラム、大手町、丸の内、有楽町、東京駅、京橋、銀座、八重洲、日比谷

ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2026

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