BUDDiiS「SM:)LE」インタビュー Vol.1――ライブ披露済未発表曲11曲を一斉配信リリース！

――7月30日にこれまでライブで披露されてきた未リリース曲11曲を一斉配信したBUDDiiS。11曲中5曲がKEVINさんが作詞作曲した楽曲になりますが、KEVINさんは以前から楽曲制作に意欲的でしたよね。

KEVIN「ソロ用の楽曲も含めて、ちょこちょこ作ってましたね」

――ソロの楽曲も作ってるとのことですけど、BUDDiiSの曲となるとそれとはまた違ったアプローチになりますか？

KEVIN「そうですね。ソロの場合は自分の感情を伝えたりしやすいんですけど、BUDDiiSは10人で一つのグループなので、なるべくわかりやすい言葉だったり、聴いてくださる人が自由に想像できる余白みたいなものがある歌詞を心掛けています。あと、メンバーみんなを見て、全員の意見をまとめたような内容にしようとも思ってますね」

――メンバーのみなさんから見て、KEVINさんが作る楽曲の魅力はどんなところでしょう？

YUMA「やっぱり、KEVINくんが作ってくれることによって、他の曲よりBUDDiiSらしさが出てるなと思います」

SEIYA「本当、KEVINくんが作る曲って世界観がすごいんです。いつもデモができたら送ってくれるんですけど、そこに必ず、“この曲はこういうストーリーがあって”っていうのを付けてくれて」

KEVIN「ソロの曲の場合はだいたい曲から作るんですけど、BUDDiiSの曲はAメロ、Bメロ、サビでそれぞれ“こういうことを書く”って決めてからメロディを作って、歌詞をはめて…っていう作り方なので。その内容をメンバーに共有しています」

SEIYA「それが、“これで小説書けるな”っていうくらい細かくて。“1曲作るのにこんなに深く考えてるんだ！？“って、まずそこにビックリしたのと、純粋に”すごいな！“って尊敬します」

KEVIN「（照笑）」

――FUMIYAさんはKEVINさんの曲について、どんな印象を持っていますか？

FUMIYA「僕は、今まで聴いた曲の中で一番、風景とか情景が想像できるのがKEVINくんの曲だと思っていて。KEVINくんの曲では、だいたい僕とリーダーのFUMIくん（FUMINORI）が振り付けをしているんですけど、歌詞からシーンが想像できて、すごく作りやすいんです。それに、ライブでも、ファンのみなさんが思うBUDDiiSのイメージと、KEVINくんの楽曲が持つファンタジーな世界観が混ざって、ちゃんと“BUDDiiSらしいライブ”っていうのを作れてるなと感じます」

――BUDDiiSのライブにとってKEVINさんの楽曲は欠かせないものだ、と。

FUMIYA「ライブのたびに作ってくれるんですよ。僕らもどこか、KEVINくんが作ってくれるのを待ってるところがあります（笑）」

KEVIN「ライブのセトリを組んでみて、ちょっと味が足りないなってところに合わせて曲を書いたのが最初だったんですけど、僕が個人的にライブに求めるものって、やっぱりワクワク感だったり、非現実的な世界だったりして。それで「ENCHANT」っていうワクワクするような曲を書いたら、その続きみたいな感じで「JEALOUS」「OZ」と続き、今ここまで広がったっていう（笑）」

FUMIYA「KEVINくんの曲は間違いがないというか。僕らはセトリも自分たちで考えてるんですけど、何も言わなくてもちょうどピッタリ合う曲が、気付いたらできあがってる（笑）。本当にすごいです、KEVINくんは」

KEVIN「あははは！」

――他の楽曲と比べても、やっぱりファンの方たちの反応は違いますか？

YUMA「そうですね。僕はダンサーなので普段はマイクを持たないんですけど、「OZ」はダンサーも含めて全員がマイクを持つ曲で。みんなの声が聴ける歌って、KEVINくんが作ってくれなかったら一生なかっただろうなって思うんです。ライブで披露したときも、“ダンサー組が歌ってるのが新鮮でうれしい！”ってコメントがめちゃくちゃ多かったですし。もちろん「OZ」だけに限らず、KEVINくんが作った曲はライブでも特に盛り上がると思います」

――SEIYAさんはKEVINさんの曲の中で特に好きな1曲をあげるとしたら？

SEIYA「僕は「YO-HO」です。KEVINくんの曲は毎回イントロで“うわっ、来た！”って感じになるんですけど、なかでも「YO-HO」は特に盛り上がって始まるんです。先日の横浜武道館ライブでは1曲目で、ファンの方たちも“うわっ、来た！”って表情になってましたし、ライブも盛り上がったのですごく良かったです」

FUMIYA「“ザ・オープニング！”って感じだったよね。めちゃ良かった」

KEVIN「最初、別の曲が1曲目の予定だったんです。でも「YO-HO」を作ったら、“これはもうオープニングでしょ！”って」

FUMIYA「そうなんですよ。FUMIくんとセトリを作るのにずっと迷ってて…」

KEVIN「もともとは「JEALOUS」だったんだよね？」

FUMIYA「そうです。「JEALOUS」もみんなで一緒に盛り上がれる曲だから良かったんですけど、“なんとなく決めきれないね”って。それで壁にぶち当たってて。そんなときにKEVINくんから“曲ができた！”って連絡が来て、聴かせてもらった瞬間、“オープニングで！”って。すぐ変えました（笑）。KEVINくんの曲はイントロがレベチなんですよ。3秒も経たずに心が引き込まれる」

KEVIN「ありがとうございます（笑）。この前のライブはセットが船だったので、その世界観に入り込める曲が欲しいと思って作ったのが「YO-HO」だったんですよね」

FUMIYA「新曲が1曲目って初めてだったけど、本当にピッタリでした」

――ライブでしか聴けなかった11曲の一斉リリースに続き、8月24日にはBUDDiiS初のパッケージリリースとなるニューシングル「SM:)LE」を発売！楽曲の印象や、特に注目してほしいポイントを教えてください。

SEIYA「すごく明るくて、元気になる曲だなって思いました。サビのところとか、1回聴いただけで思わず口ずさんじゃうくらい、すぐに覚えられるのもいいなって。聴きどころとしてはラップ…今回は僕とSHOWとFUMIYAの3人で歌ってるんですけど、いつもとはちょっと違うというか。いつもはカッコいい感じで歌っていることが多いけど、「SM:)LE」では声のトーンをちょっと明るめにして。“元気になれ〜！”って気持ちを込めて歌っているので、そこも届いたらうれしいです」

KEVIN「本当、朝に聴いたら元気が出るし、夜聴いても元気が出るし。まるで“友達が自分に対して歌ってくれてる”っていうのを感じる曲になってると思います。一緒に肩を組んで前に進むみたいな温かい曲なので、いつどんなときでも聴いてほしいです」

――振り付けはどんな感じになっているんですか？

FUMIYA「楽曲の雰囲気と同じで、振りも1回観ただけで記憶に残るようなキャッチーなものになっています」

YUMA「BUDDiiSの曲って結構真似しやすい振りが多いと思うんですけど、今回もすごくかわいくて、真似しやすくて。ライブで一緒に踊ってもらえたら楽しそうだなって思ってます」

――ミュージックビデオはどんな仕上がりになっていますか？

KEVIN「ジャケ写を見てもわかる通り、BUDDiiSのグループカラーである黄色がドン！って出てる映像ですね」

――黄色がドン！？

FUMIYA「なんなら黄色い映像です（笑）」

KEVIN「黄色に飲まれてる（笑）。そして、初めてメンバーの顔が一人ひとりドアップで映ってます」

FUMIYA「（手で作った円を顔に当てながら）このレベルで近いです（笑）」

KEVIN「そういうカットもあるので、ある意味メンバーの“自己紹介ソング”にもなるのかなって思いますね。全身のカットもあるのでスタイルもわかりますし」

FUMIYA「それはヤバい！（笑）」

KEVIN「なので、BUDDiiSを初めて観るって人も、この曲のミュージックビデオを観れば推しが決まると思います（笑）。さらにライブにも来てもらえたら、また違った楽しみ方もできるんじゃないかな。BUDDiiSは生歌も、パフォーマンスも、全部全力なので！一緒に楽しみたいですね」

――今作リリース後、8月28日からは5大都市を回るZeppツアー「BUDDiiS vol.03 Zepp Tour -JOURNiiY-」がスタート。最後に意気込みを教えてください！

FUMIYA「前回の横浜武道館もすごくいいライブにできたと思っているんですけど、今回は僕たちにとって初めてのツアーなので。会場の仕掛けだったり、セットリストだったり、これまでとまた違う驚きがあるかも！？しれません。ツアータイトルが“ジャーニー”なので、それに合わせてみなさんと旅をするようなイメージで考えているんですけど。初日の札幌から最終日の東京までの旅もだし、それぞれの公演の頭から最後まで通しての旅もだし、いろんな意味での“旅”がモチーフとして取り入れられていて。一緒に旅気分が味わえるライブにしたいと思っています！」

SEIYA「北海道や福岡といった地方の方に会いに行けるのは今回が初めてで。今まで東京や大阪は遠くて来られなかったという方にも、BUDDiiSを初めて観てもらう機会になったりするのかなって。なので、初めての方はもちろん、1回観たことがある人、2回観たことがある人…とにかく全員に楽しんでもらえるライブにしたいし、印象に残るライブにしたいです！」

（Vol.2につづく）

取材・文／片貝久美子
写真／中村功

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