――今年に入って早くも5曲目となる新曲「原因は君にもある。」。まず最初に、このインパクトの強いタイトルについて感じた印象を教えてください。

小泉光咲「原因は自分にある。の「原因は君にもある。」って、初めて知る人からすると“何言ってんだ!?”と思われるなと思いました(笑)。なので、しっかり原因は自分にある。の由来を知ってから聴いてほしいですね。ただ、僕らは曲名のインパクトに慣れてきてるせいか、タイトルについてメンバー同士で話すことはあまりありません(笑)」

長野凌大「“こうくるか!?“と思いましたし、”それを3周年のタイミングで!?“と驚いたんですが、このいい意味で期待を裏切る感じや、このスピード感こそが、げんじぶらしさってやつなのかなぁと思いました」

武藤潤「“ついに来たか!”って感じです。原因はやっぱり君にもあったんですよ。自分だけじゃなく。これを聴いたみなさんが、“原因は自分にある。”と思ってもらえるような楽曲であると感じました」

――楽曲ごとにテーマカラーを決めていると話していましたが、今回の「原因は君にもある。」は何色のイメージですか?

大倉空人「今回は色で決めていません。色じゃなくて、“光”かなと思っています。これまでと比べて曲調が明るめで、観測者へ感謝を伝える曲でもあるので、光が差し込んでるイメージ。そこには、今後僕たち7人と観測者が手を取り合って光が差す方向へ進んでいくという意味を込めています」

――「青、その他」「結末は次のトラフィックライト」「545」という“げんじぶ3部作”を経た上で発表する今作は、どのような作品になったと思いますか?

吉澤要人「3部作では、ズバリ、“等身大の僕ら。”を表現できたんじゃないかなと思っています。普段は大人っぽい曲をやることが多い僕らが、このタイミングでこの3部作を発表できたことに、すごく大きな意味を感じます。僕ら自身がどういう存在であるのか?、何を思って生きるのか?、今この瞬間しか共感できないかもしれない感情を楽曲にのせることができたのかなって」

杢代和人「なので今回の曲は、そんな3部作を通して成長した、僕たちの“今”を受け取ってもらえるような作品になりました!」

桜木雅哉「ファンの方々のための作品かなと思っています。ここまで来れたのは自分たちだけの力ではなく、応援してくれてる観測者がいるからライブができるわけですし、そういう感謝を伝える曲になってます」

――歌詞の中でお気に入りのフレーズはありますか?

桜木「<原因は何処にあるんですか?>です」

小泉「僕も、1番の<原因は何処にあるんですか?>と、2番の<原因は君にもある。んですね>が好きです。1番で質問したのを2番で答えるという流れに、ストーリーを感じることができていいなって思いました」

杢代「<明らかに君のせいだよね>が好き」

大倉「<結局君だ それが宝の在り処>ですね。ここは本当に僕たちの気持ちをそのまま歌詞にしたような感じで、何年経っても僕たちにとって観測者は宝ですし、大切にしたいっていう気持ちがあるので。この部分の歌詞は大好きです」

長野「<まだ、生きたい(シネナイ)>の部分ですね。<生きたい>と書いて“シネナイ”と読むこととか、ここに全部詰まってるなぁと思います」

吉澤「僕が好きなのは<11+37>です。げんじぶらしい“ありがとう”の伝え方になっていて、お気に入りです」

武藤「僕は<ときどき泣いてまっさらな友情>が好きなんですけど、歌詞のどこかにメンバーの名前が隠れているところも気に入ってます」

――テンポが速く、言葉数も多い今作はレコーディングも大変だったのでは?歌入れで苦労したところ、歌の中で注目してほしいポイントがあったら教えてください。

長野「この曲は、曲の世界観や、曲の主人公になりきるというよりは、僕たちと観測者のみなさんの曲なので、演じるのではなく、現在の自分として歌うということを意識しました」

小泉「<でも僕がここにいるのは>というパートは結構苦労しました。早いけどちゃんと聴こえるように滑舌とかも気にしたし、音程もすぐ上がって下がってと大変だったので、ぜひ聴いてほしいです」

桜木「自分のパートは<連戦連勝><1000メートル>と韻を踏んでいる歌詞が多いので、なるべく同じように聴こえるように意識しました」

武藤「<このすれ違い 好きピの参加で優勝>を歌ってるんですけど、“好きピ”という言葉を使ったことがなかったので、調べてみたのですが…いまだに意味はよくわかってません(笑)」

杢代「曲の最後の<まだ、生きたい(シネナイ)>の<まだ>の部分は、1人ずつの<まだ>で作っているので、そこはすごく難しかったし、逆にそこがポイントだと思います!」

大倉「聴いてほしいのは、やっぱりラップパートです。今回、要人とラップをするんですけど、げんじぶではなかなかなくて。要人のラップはやっぱりいつ聴いても魅力的だなって思います。あとは<Tシャツ>の被せにも注目してほしいです!」

吉澤「僕もラップパートに注目してほしいですね。久しぶりにラップをやらせていただけた喜びもありますし、空人との掛け合いをライブでやるのがとても楽しみです!」

――今回の振り付けはどのようなものですか?見どころを教えてください。

桜木「個人的に今までで一番大変な振りになっています。サビ前とか一緒に踊りたいですね」

杢代「難易度が高い振り付けで、とにかく踊っています!サビのユニゾンに注目してほしいです!」

武藤「曲の速度に負けないくらい、速い動きが見どころです。一瞬、見たことある振り付けもあります」

大倉「「原因は自分にある。」(201910月リリース)は、キャッチーな振りが多かったのですが、「原因は君にもある。」は、ガッツリ踊ってる感じでカッコよく仕上がっています。ただ、「原因は自分にある。」の振り付けが出てきたりもするので、そこも観てる人は楽しいところかなと思います」

吉澤「今回はガッツリ踊る!っていう感じになっています(笑)。でも、なかには一緒に踊れるところもあるので、探してくれたらうれしいです」

――ミュージックビデオはどのような仕上がりになっていますか?

長野「僕たちが普段ライブをするには欠かせないステージを使ってMVを撮りました。過去の僕たちと未来の僕たちに光が差すようなMVになったと思います」

大倉「無人のステージで“君”“メンバー”“自分”の共犯関係が描かれたMVになっています。そして、「豪雨」ぶりのダンスありMVなので、かなりカッコよく迫力があると思います」

武藤「舞台に立つ僕たちと、客席にいる僕たちで、“自分にある。”と“君にもある。”を表現しています」

小泉「「原因は自分にある。」のMVはどっちかっていうと暗めでお洒落っていうイメージがあるんですが、「原因は君にもある。」はホールで撮影したというのもあり、照明とかがあって明るい印象です。「原因は自分にもある。」よりも、自分だけじゃなくて、みんなで歩もうって感じが感じられるんじゃないかなと思っています」

――これまでげんじぶの世界観に浸りながら楽曲を聴いていた観測者のみなさんにとって、この曲で歌われる<「でも僕がここにいるのは明らかに君のせいだよね」>はドキッとするフレーズだと思います。ある意味“共犯”である観測者のみなさんに、この曲をどんなふうに聴いてもらえたらうれしいですか?

大倉「改めて、僕たち原因は自分にある。が大きなステージに立つためには、7人だけじゃ達成できない。絶対に観測者の方々の支えがないと達成できないということ。ドームに立つという夢を一緒に叶えていこうという気持ちがこもっているよって思いながら聴いてほしいです」

小泉「原因は自分にある。は7人だけじゃなくて、みなさんがいてこそ今、僕たちがステージに立てているので、原因は自分にある。の一因として、一緒に突き進んでいこうって思いながら聴いてくれたらうれしいです」

桜木「これからもっとこの世の中に羽ばたいていくので、私たちもげんじぶの“原因”なんだなって気持ちで聴いてほしいです」

長野「今回の曲は僕たちと君の曲です。噛めば噛むほどおいしい食べ物と一緒で、聴けば聴くほど僕たちからのメッセージが、たくさん感じられると思います。何度も聴いて、僕たちの想いを感じて欲しいですし、コロナ禍が開けたらライブで一緒に歌いましょうね!」

武藤「もうすでに僕たち(私たち)は共犯関係にあります!って思いながら聴いてもらえるとうれしいです」

杢代「僕たちから、観測者や応援してくれるみなさんに日々の感謝を込めている曲なので、応援していてよかったなとこの曲を通して感じてもらえたらいいなと思います!」

吉澤「僕らからの感謝を受け取ってほしいなって思います。“ありがとう”で終わりではなく、“これからもずっと一緒にいようね”っていうメッセージをみなさんの心に届けたいです」

――「原因は君にもある。」の楽曲名にちなみ、「原因は君にもある。」の“君”を各メンバーに置き換え、それ以外のメンバーにお答えいただければと思います。まずは、「原因は大倉空人にもある。」だったら何が浮かびますか?

小泉「いろいろ頼っちゃう原因は大倉空人にもあると思うんですよ(笑)。彼はすごく器用で何事もうまくできちゃう人なんです。努力があっての器用さだと思いますが、そんな彼に僕は頼っちゃうんですよ。一番悪いのは僕ですけど、空人も悪いんじゃないかって思います(笑)」

桜木「楽屋の声がうるさい原因です(笑)。空人は声量があるから」

長野「明るさの原因は大倉空人にもある。ですね。空人はいつも、メンバーのことを好き好き言ってくれますし、楽しく面白く接してくれるので、楽屋には自然とプラスイオンの空気が流れます。空人さんの周りはみんないつも笑っています」

武藤「トップバッターの原因は空人にもある。自己紹介名前順で、最初。話題を展開するトップバッターでもある」

杢代「MCでの回しがうまくいく原因は空人にあると思います!」

吉澤「げんじぶのリハがスムーズに進む原因は大倉空人にもあります。空人がズバッと一言言ってくれるだけで、事が進むことが多いんです」

――続いて、「原因は小泉光咲にもある。」といえる出来事は?

大倉「曲の幅を広げられている原因は光咲にあると思います。やっぱりあの儚さがあり、透明さのある歌声を持っている光咲がいるからこそ、たくさんのジャンルに挑戦できているのかなと思います」

桜木「話がたまにまったく違う方向に行く原因。天然だから急に違うことを話し出すんですよ(笑)」

長野「げんじぶがほんわかする原因は小泉光咲にもある。です。光咲はいい意味でどこに行っても光咲で、いつもぼーっとしていて(笑)。僕たちメンバーが緊張していても、彼の天然さで場が和んだりします」

武藤「儚さの原因は小泉光咲にもある。ですね。声、表情、げんじぶの楽曲に儚さの印象を与えている原因は、光咲にもある。」

杢代「とんでもない天然で、光咲が喋るたびに笑いが起きてしまいます!(笑)」

吉澤「おいしいごはんを食べに行きたくなる原因は小泉光咲にもあります。光咲がおいしそうなごはん屋さんを探して紹介してくれて、そのたびに“食べたい!”ってなるんですよ」

――「原因は桜木雅哉にもある。」といえば?

大倉「げんじぶが根拠のない自信を持てる原因は雅哉にあると思います。雅哉は結構根拠のない自信を持っていて、実際にそれを口に出すんですよね。それを聴いて僕たちも笑顔になりますし、なんか行けるなぁってなるんですよね」

小泉「僕と雅哉で食べ放題のごはん屋さんに食べに行ったんですけど、最初からたくさん頼みすぎて、最後らへんキツくなっちゃったのは僕だけのせいではないと思います(笑)」

長野「頑張ろうと思う原因は桜木雅哉にもある。です。雅哉は最年少なんですけど、それを感じさせない成長スピードで、雅哉の成長を見ると身が引き締まるので、僕たちももっと頑張ろうと思えます」

武藤「成長の原因は桜木雅哉にもある。雅哉くんの成長がきっかけとなってグループ全体も成長していくと思います」

杢代「げんじぶの年齢詐称の原因は雅哉にあります!最年少なのにあのビジュアルは年齢詐称すぎて、雅哉に僕たちが年齢詐称と言われる原因があると思いますね」

吉澤「いい意味で焦らせてくれる原因は桜木雅哉にもあります。最近成長が止まらない雅哉に、みんな焦らされています」

――「原因は長野凌大にもある。」といえる出来事は?

大倉「俺らの振りが揃っているのは凌大に原因があると思います。凌大って毎回、リハをするときに動画を見て、どこが揃ってないかをノートに書いてきてそれを共有してくれるんですよね。で、僕たちがわからないところは細かく教えてくれたりして、ほんと凌大のお陰で振りが揃っていると思います」

小泉「ごはん食べるときにまったく決まらないで、ごはん食べるまでに時間かかるのは凌大にもあると思います。それは彼が、僕が提案したお店とかを大抵何か理由つけて却下するので。で、結局凌大とごはん食べるときや時間を潰すときは、だいたい一緒の場所になるんです。選択肢の幅を広げられない僕も悪いが、凌大も悪いんじゃないかって思います(笑)」

桜木「ダンスが揃う原因は凌大にもある。げんじぶのダンスリーダーだから」

武藤「道導(みちしるべ)の原因は長野凌大にもある。凌大くんが夢を見てくれないと、何も始まりません。ただ彷徨うだけですね」

杢代「ダンスが揃う原因は凌大にあります。ダンスリーダーということもあって、リハのときは事細かに振り付けを合わせてくれるので、間違いなく“原因”ですね」

吉澤「一瞬その場が凍る原因は長野凌大にもあります。盛り上がってる場で凌大がしれっと一言ギャグを言うと、一瞬で場が凍るんですよ(笑)」

――「原因は武藤潤にもある。」といえば?

大倉「俺たちがのびのび自由に活動できている原因は潤くんにあると思います。最年長があんなに優しくて、ほんわかしてるから、僕たちはのびのび活動できるなと思います。潤くんありがとう」

小泉「スルースキルを身につけてしまった僕なんですけど、その原因は僕だけじゃなく武藤潤にもあると思います。というのも、彼が楽屋とかでいきなりボケ始めるんですよ。それについてこられないみんなは、だいたいスルーしちゃうんですよ。だから、それもスルースキルを身につけてしまった原因の一部なんじゃないかって思いました」

桜木「げんじぶの歌が成立する原因。メインで歌ってるから」

長野「げんじぶが好き勝手できる原因は武藤潤にもある。です。いい意味で、彼は最年長なのに最年長っぽさが、ないんですよ。もはや最年少なのでは!?と思うことばかりで(笑)、そうやっていつでも変わらない潤くんがいてくれるから、僕たちも好き勝手できています」

杢代「げんじぶが平和な原因は潤くんにあります。潤くんが優しく話しかけてくれたり、最年長なのにすごく威張ったりしないところが、とっても僕たちがのびのび活動できる原因です!」

吉澤「移動車の中がカラオケボックスと化す原因は武藤潤にもあります。移動中の車の中で常になんか歌っているので、もう寝ようにも寝られないんですよ(笑)」

――続いて、「原因は杢代和人にもある。」といえる出来事はなにか思い浮かびますか?

大倉「げんじぶがバラエティとしてしっかり面白くなる原因は杢代にあると思います。持ち前のカリスマ性とトーク力で、相手の面白い部分をしっかり引き出してくれる杢代のおかげで、げんじぶのバラエティ力がどんどん上がっていると思います」

小泉「撮影が入ってないのに、お笑いが始まる原因は杢代和人にもあるんじゃないかと思いました。大抵の場合、彼のボケツッコミが始まるきっかけになるんですよ。無茶振りとか、撮影してないのにしてくるので、勝手にお笑いが始まるんですよね。その原因は“杢代和人にも”ではなく、“杢代和人に”あるんじゃないかと思いました」

桜木「僕が爆笑できる原因。和人のギャグが僕のツボなんです(笑)」

長野「げんじぶの楽屋がうるさい原因は杢代和人にもある。ですね。彼はどこに行っても、誰といても、ずっーと話してますね。そんな彼に僕たちは振り回される日々です。どこに行っても僕たちは毎日そんな感じで、楽屋がうるさすぎてよく怒られます(笑)」

武藤「その場の空気を作り出す原因は杢代和人くんにもある。和人くんの気分がその場の空気に直結してきます。楽しければ明るい空気に、ヒリヒリしていたらちょっと嫌な空気に(笑)」

吉澤「笑いが絶えない原因は杢代和人にもあります。彼は人を笑わせる天才です。常になんか面白いことないかなって考えてるんですよ(笑)」

――「原因は吉澤要人にもある。」ではどうでしょう?

大倉「げんじぶの全楽曲で深みが出ている原因は要人にあると思います。要人はどの楽曲も1オクターブ下で被せてくれていて、そのおかげでげんじぶの曲に重さがしっかり出て、聴き心地が良くなっていると思います」

小泉「筋トレしようかなって思わせてくれる原因は吉澤要人にもあるなって思いました。もともと僕は細くて、男っぽくないなーって思って筋トレはしたいって思ってたんですよ。でも、なかなか動けないんですよね。そんななか、要人が筋トレを頑張ってる姿を見て、自分も筋トレができるようになりました」

桜木「自由でいられる原因。なんか変なことしても兄のように注意してくれます」

長野「思いやりを忘れない原因は吉澤要人にもある。ですね。いつも彼は人に愛を持って接していて、要人としゃべっていると、本当にメンバーのことを想って話してくれるなぁと思うことが多いので、好きな相手に思いやりを忘れない心を行動で示してくれます」

武藤「初めて会った人に、“みんな身長高いねー”って言われる原因は吉澤要人にもある。“にもある。”です。“にある。”ではないです。雅哉くんとどちらが身長高いか、まだ勝負しています。高身長ですから、もういいではないですか…」

杢代「イケボの原因は要人にあります!低い声でイケボなので、曲の中でも低音をずっとやってくれていて、要人がいないとげんじぶの曲は完成しないです!」

――楽曲からは離れてしまうのですが、おうかがいしてみたいことがあります。げんじぶの楽曲を聴いて、自分の考え方が変化したという観測者さんたちも多いと思うのですが、それと同じように、“原因は自分にある。”に改名してからの3年間、みなさんがメンバーとして活動していく中で、自分自身が原因は自分にある。に影響されていること、それによって物事の捉え方や思考などが変わったと思うことはありますか?

大倉「単純に音楽の幅が広がりました。げんじぶの曲は聴いたことのない曲調だったので、初めて聴いて衝撃でしたし、そのあともたくさんのジャンルに挑戦してきたので、音楽の幅が広がったんだと思います」

小泉「原因は自分にある。になってから、インパクトを気にするようになりました。今までは“他の人に合わせなきゃ普通じゃないな”とか思っていたんです。自分が周りの人と違う部分ができたら、周りに合わせられるようにそれを直そうとするんですよね。でも、原因は自分にある。になってから、それもインパクトを与えて目立つんじゃないかかって思うようになりました」

桜木「独特な言葉や難しい言葉に何も感じなくなりました(笑)」

長野「自分がステージの上で表現していく人になるという過程で、音楽の聴き方が変わったり、好きなジャンルの幅が増えましたね。今までは好きな曲ばかりを聴く感じでしたが、いろんなジャンルを聴くようになって、ボカロとかもげんじぶになってから聴くようになりました。聴き方も、“自分がこれを歌うとしたらどうやって歌うか?”だったり、ライブ映像を観たりしても、“この演出はこうなっていて、裏ではこうなってるのかな?”とか考えたり。自分がその場にいたらどうするかを自然に考えるようになりました」

武藤「歌い方を曲によって変えること。3年間ではありますが、同じような曲がまったくなくて、同じアーティストの楽曲とは思えないものが揃っています。毎回レコーディングするときにどんな歌い方にするか考えています」

杢代「物事の捉え方や思考は、いい意味で変わってないと思います」

吉澤「捉え方は人それぞれっていうことを確信することができました。その音楽が、その人にどう聴こえて、何を感じさせるのかということに正解はなくて、人それぞれ違う捉え方があるんだなって思います。あとは言葉が持つ力にも気付けました。言葉=心の声、これが言葉の形なのかもしれないけど、その形は変幻自在で、心の声をどう届けるかも、人それぞれが持つ個性であり、力なんじゃないかなって思います。正解がないことを極めていくのが、1つの僕らの大きな役割だって思いながら活動をするようになりました」

――前回「545」インタビューで”今の目標はパシフィコ横浜でのワンマンライブ”と話していたライブが2023年1月28日に決定。“パシフィコ横浜公演が決まった!”と知った瞬間の気持ちはどうでしたか?

大倉「絶対に成功させたいからこそ、もっと頑張っていかないとという気持ちになり、一気にグループ全体が引き締まりました。ただ、ここが僕たちのゴールではないので、立ったからといって気を抜かず夢に向かって突っ走っていきたいと思います」

小泉「最初は驚きとうれしさがめちゃくちゃ出たんですけど、少し時間が経ってから、“もっと頑張っていかないとな”って思いました。パシフィコ横浜は今までライブしてきた会場よりも広くなり、ライブの雰囲気やパフォーマンスがしっかり見えてくると思うんです。だから、そのぶんもっともっと頑張っていきたいです」

桜木「“ドームへの道が一歩近付いた!”って思いました。でも、ステージが大きくなるぶん期待度も倍になってくから、より頑張ろうって気持ちになりました」

長野「昔、メンバーとも、家族とも、何度も足を運んだあの会場で、僕たちの名前で、僕たちのファンの方だけでライブができるという実感が今もないくらい、どんどん夢が現実に近付いてるんだなぁと。身が引き締まる思いです」

武藤「一つの目標として果たせたことは本当にうれしかったです。ただ、僕たちが目指すところはまだまだ先にあるので、ようやく通過点に辿り着いたーーそんな気持ちでもありました」

杢代「率直にうれしかったし、夢が近付いてるなっていうのがありました!」

吉澤「鳥肌が立ちました。夢に近付くってこういう感覚なんだなって、すごく感動したとともに、覚悟を決めようと思いました」

――念願のパシフィコ横浜でのライブでどんな風景を想像しますか?意気込みをお聞かせください!

大倉「最初に7人でグループを結成したときは300人くらいからスタートしているので、パシフィコのキャパぶんの観測者を目の当たりにしたら泣いちゃうかもしれません。ただ、確実に言えるのは、げんじぶ史上最高に輝いているライブをみせたいと思います」

小泉「ペンライトでいっぱいのライブを想像しますね。そのためにも今のままではダメだと思うので、いろんな面で頑張っていこうと思います!」

桜木「テープがパシフィコ中に広がっている風景が見えます」

長野「“本当に立ってみないとわからない。”というのが本音ですけど、夢のような景色だと思います。この公演に来てくれた方が、“この子たちのもっと先をぜひ見たい!”と、自然に思ってしまうくらいのライブをしたい。しなきゃな、と思います。気合いバチバチです。僕たちの明るい未来が見えるライブにします!」

杢代「原因は自分にある。のすべてを詰め込みたいです。来てくれたみなさんを幸せにします!」

武藤「パシフィコ横浜の広さ、今までのライブと比べて相当大きなものになると感じます。それにふさわしいパフォーマンスを、観測者のみなさんに届けられるように、年末年始頑張ります!」

吉澤「これまでにも先輩方を含めたくさんのアーティストの方々が立っているパシフィコ横浜というステージを、完全にげんじぶの空間にできたらいいなって思ってます!パシフィコ横浜での僕らが、みなさんの記憶に鮮明に残るような素敵なライブにします!」

(おわり)

取材・文/片貝久美子

Release Information原因は自分にある。「原因は君にもある。」

2022年7月7日(木)配信
SDR

Live Information

原因は自分にある。 「げんじぶ空間:case.5-End of Infinity-」
2023年128日(土)【神奈川】パシフィコ横浜 国立大ホール
開場 17:00/開演 18:00

原因は自分にある。 「ワンマンライブ げんじぶ空間:case.4」
9月4日(日)【福岡】Zepp Fukuoka
開場 17:45/開演 18:30
9月9日(金)【東京】Zepp DiverCity
開場 17:45/開演 18:30
9月10日(土)【東京】Zepp DiverCity
1部 開場 12:45/開演 13:30
2部 開場 16:45/開演 17:30
9月19日(月)【北海道】Zepp Sapporo
開場 17:45/開演 18:30
9月23日(金)【愛知】Zepp Nagoya
1部 開場 13:45/開演 14:30
2部 開場 17:45/開演 18:30
9月24日(土)【大阪】Zepp Namba
1部 開場 13:45/開演 14:30
2部 開場 17:45/開演 18:30

原因は自分にある。「545」 × radio encore
小泉 光咲 + 長野 凌大 + 吉澤 要人 SPECIAL TALK

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