――今年2月に1st. EP『YOUNG BLOOD』をリリースしたONE N’ ONLYのみなさん。現在は『YOUNG BLOOD』を引っ提げての全国ツアーを開催中ですが、手応えはいかがですか?(※取材は5月中旬)
HAYATO「今年一発目のツアー、そして『YOUNG BLOOD』を引っ提げてということで、僕たちも相当気合が入っていて。今回のライブはMCも短めにして、メドレーで20分くらいずっと歌って踊るなど、これまで以上にパフォーマンス面を重視した内容になっているんです。まだ声は出せない状況ですけど、僕らの熱量に対して、SWAG(ONE N’ ONLYのファンの呼称)のみんなが拍手とか振りを一緒に踊ってくれるとかで返してくれて、かなりアツいライブになってると思います」
――「YOUNG BLOOD」も初披露されているんですよね。
KENSHIN「もうめちゃくちゃドキドキしましたね。1st. EPをリリースして以降、ライブまで溜めて溜めてここまで来たので(笑)。「YOUNG BLOOD」は僕らの今の勢いだったり、今回のツアーを表している曲でもあるので、みんなにたくさん聴いてもらって、愛してもらったこの曲を、ワンマンライブという最高の形で披露できるのはうれしいですし、パフォーマンスしていてもすごく楽しかったです」
――その勢いの中、今回新たに配信リリースされる「LUCKY」。タイトルも曲調も「YOUNG BLOOD」とは真逆とも言える仕上がりですが、なんと言ってもほぼ英語詞なのが印象的でした。
EIKU「僕もこの曲を初めて聴いたとき、“お、ワンエンも英語に挑戦するんだ!”って思いました。これまで日本語の歌詞に英語が混ざってるのはあったんですけど、メインが英語で、ちょっとだけ日本語があるっていうのは初めて。でも逆に、<スバラシイ>とか<トキメク>とか、ワンポイントで日本語が入ってるのがかわいらしいというか。海外の方でも覚えやすいと思うし、ワンエンとしてもこういう楽曲に挑戦することによって、また新しい表現が増えるなって思いました」
――REIさんはこの曲についてどう感じましたか?
REI「僕も最初は“ほとんどが英語の歌詞だ!”っていうのがありましたね。いつも英語には苦戦するので、“今回は大丈夫かな?”っていうのと、“ハネた感じで歌うニュアンスをちゃんと出せるかな?”って思いました。ただ、ほとんどが英語だからこそ、海外の方が聴いたときに聴き取れるのが大事だと思って。もちろん歌詞の意味合いやメッセージ性も大事なんですけど、今回はどちらかというと発音を意識しながらレコーディングしました」
――実際のレコーディングでも、みなさん苦労したのは発音でしたか?
TETTA「そうですね。何回も歌い直したりして、とても時間をかけました。僕の場合は1番のサビ前が結構大変で。ここはキーも高くて、そのキーに合わせて発音もやって、リズムも取って、なおかつちょっと細かい技術もやって…って感じで、だいぶ苦戦しました(苦笑)。だから、出来たときは“本当に頑張って良かったな”っていうのがありました」
EIKU「発音もそうですけど、単語と単語を繋げて歌う言い回しとかもあって。個人的に一番難しかったのが<There’s nobody in this world〜>って、みんなで歌ってるところ。そこで、流れるようにというより、ちょっとハネる感じでリズムを取るのが難しくて。それこそ何回も歌い直したんですけど、出来たときの達成感はすごかったですね」
HAYATO「その部分はみんなでブースに入って、一緒に歌ったり、叫びに近いくらいのニュアンスでやったり、いろんなパターンが入ってるんで、楽しい感じに聴こえると思います」
EIKU「みんなでブースに入ることってなかなかないから、楽しかったよね」
――NAOYAさんはレコーディングで印象に残っていることはありますか?
NAOYA「みんな言ってる通り、発音がすごく難しかったっていうのがあるんですけど、逆に英語のほうがノリでいけたりして(笑)。音楽プロデューサーのJUNEさんの歌い方をそのまま真似してみたら出来たりとか。“日本語にはないようなノリでいけるんだな”っていう気付きはありましたね。だから、この曲を聴いた方も、楽しい気持ちだったり、ラッキーでハッピーな気持ちになってもらえたらうれしいなって思います」
TETTA「今回もJUNEさんには細かい歌の技術を教えてもらいました。Dメロの後、サビにかけてのフェイクがあるんですけど、そこでJUNEさんに教えてもらった通りにやってみたら、“あ、俺、歌ってる〜”っていう感覚があって(笑)。もともとJUNEさんのフェイクが好きで、デモに入ってる仮歌でも何回も聴いちゃうくらいなんですけど、そこを自分が歌えたときはすごく気持ちいいんです(笑)」
――今回、作詞・作曲・編曲・プロデュースとしてPURPLE NIGHTとクレジットされていますが、どういう方々なんですか?
HAYATO「PURPLE NIGHTはクリエイター4人からなるチームで、JUNEさんもそこに所属していて。なので、今回のボーカルディレクションもこれまでと変わらずJUNEさんがやってくださいました」
――今までの楽曲はJUNEさんが楽曲制作されることが多かったと思うんですけど、それがPURPLE NIGHTになったことで楽曲やサウンドに変化を感じることはありましたか?
KENSHIN「ラップパートのサウンドとか、サビ終わりからラップに切り替わるところは印象的でしたね。歌うときも、そういうキック音だったりベースだったり、音に合わせて歌っていくので。そこをちゃんと聴かないと、それこそ走っちゃったり、遅れちゃったりして、曲の完成度も変わってくるから、レコーディングでも意識して聴きながらやってました」
REI「明るい曲調なんですけど、後ろの音がそこまで柔らかくないというか、結構ハネて聴こえるのが「LUCKY」のいいところかなと僕は思ってて。さらに、英語の歌詞で、誰が聴いても乗りやすいのが強みになってるとも思うので、そこに着目して聴いてもらえたらうれしいですね」
――英語の発音は別としても、歌うのが楽しそうな曲調ですよね。
TETTA「そうですね。ずっと笑顔のまま歌う。いつもよりちょっと口角上げて歌う感じでした」
――振り付けはどのような感じになっているんですか?
HAYATO「前作の「YOUNG BLOOD」はワンエン史上一番難しいってくらいの難易度で、激しいダンスだったんですけど、今回の「LUCKY」はそれとは真逆で。“一緒に踊ってほしい”というのがテーマなので、シンプルでわかりやすい振りになってます。みんなでワイワイ踊れる感じなので、学校とか職場とか、休みの日に家族と一緒にとか、いろんな人と踊ったのをTikTokに上げてくれることを想像しながら、僕たちも今、パフォーマンスに向けて準備してるところです」
――みんなで一緒に踊れるっていうと、「Video Chat」に近いイメージですか?
HAYATO「「Video Chat」は割と上半身の振り付けでしたけど、今回は歌詞の内容的に言っても、前に歩いて進むような振り付けで。“花いちもんめ”みたいなことをするんですよ」
TETTA「人数が多ければ多いほど、より映えるような振りや構成になってるんですよ」
HAYATO「そうだね。だから、全身を動かして、外とかで踊ってくれたりするといいんじゃないかなぁ」
TETTA「それ最高!」
HAYATO「みんなで楽しくつながりたいです」
KENSHIN「僕らも踊ってて楽しいもんね。全身ではっちゃけられるから」
TETTA「自然と笑ってる」
KENSHIN「早くライブでパフォーマンスしたいです」
――ライブでのパフォーマンスと言えば、みなさんのライブを観ていて思ったのが、曲中、フォーメーションが変わるタイミングなどで6人が一列に並ぶことが多いなって。ブレなく一直線に並んでいるのがきれいですし、そのぶん移動距離が長くなって大変になることもあると思うんですけど、パフォーマンスをするときに意識していることはあるんですか?
HAYATO「確かに、フォーメーションとかは目まぐるしく変わるようにじゃないですけど、展開は多めだと思います。6人全員がマイクを持って歌って、踊っているので、フォーメーション自体はもちろん、移動する動きまで、パフォーマンスの世界観に取り入れられたらと思ってます。振りが揃っていたり、みんなが同じタイミングで動いて止まったり、パッと観て“おお!”ってなる驚きとかも届けていきたいですし。ただ、次への移動が遠い人もいるので、そこはちょっと大変かもしれないけど…限界を超えていきたいです(笑)」
――ちなみに、移動が大変になりがちな人っているんですか?
HAYATO「あ〜、それで言うとKENSHINかな?」
KENSHIN「僕です。一番多いと思う(笑)」
TETTA「足長いから行けるよね?みたいな(笑)」
HAYATO「KENSHINは後ろのほうで走ってます(笑)」
TETTA「「YOUNG BLOOD」とかヤバいよね(笑)」
KENSHIN「ヤバい(笑)。めっちゃ走ったりする」
――今回の「LUCKY」はどうでしょう?
KENSHIN「「LUCKY」はそこまでじゃないので大丈夫です(笑)」
HAYATO「でも、スピード感ある曲とか激しい曲とか、勢いがいる曲はKENSHINの走りが勢いにつながってると思うので」
KENSHIN「逆に、誰よりも走って、その勢いで振りにいけたりするんで、それもアリかなってプラスに考えてます。あと、うれしいのが、こっちのお客さんの前でパフォーマンスして、すぐ逆側に行けたりするので。両サイドに行ける良さがありますね」
――それはまさに“ラッキー”ですね(笑)。
KENSHIN「はい(笑)」
――今回の「LUCKY」ってタイトルもすごく素敵だなと思うんですけど、それにちなみまして、みなさんが普段の生活の中でコレさえあればいい!と思うような“ラッキーアイテム”って何かありますか?
REI「僕は車の雑誌です。もう、ずっと見ていられる(笑)。移動中も見たりしてるんですけど、夢中になりすぎて怪しい人になっちゃうんで、電車の中とかではあまり見ないようにしています(笑)」
TETTA「僕は音楽ですね。やっぱり聴いてると気分がアガるので。逆に、“1日中何も聴かないで過ごしてください”って言われたら、結構しんどいかもしれない…」
――どんな音楽を聴いてるんですか?
TETTA「邦楽も洋楽も、いろいろですね。あとはYouTubeで公式に上がってるライブ映像を観たりとか。そこからさらにいろんな動画を漁ったりするのも好きです」
――KENSHINさんはどうですか?
KENSHIN「携帯かな。ていうか、携帯があればSNSも音楽も動画も電話も、何でもできちゃう。だから、結局携帯がないと無理だなって(笑)。たまに離れたいときもありますけど」
TETTA「1回そういう時期なかったっけ?“携帯を家に置いてる”って」
KENSHIN「ありましたね。携帯があるとずっと見ちゃうじゃないですか。なければ外の景色とか見たりできるからいいかなって。でも、やっぱり携帯はないとダメ(笑)。写真を撮るのも好きだし、あったほうがいいなってことになりました(笑)」
――EIKUさんは何かありますか?
EIKU「僕は地元の山梨です。いまだにちょっと時間があれば山梨に帰るくらい地元が好きだし、一番安心できるんですよね。山梨があれば他は何もいらないです(笑)」
――NAOYAさんは?
NAOYA「やっぱり、応援してくれる人たちだと思います。僕たちって、見てくれる人がいないと何もできないので。見てくれる人が1人でもいる限り、僕はステージに立ち続けたいなって思います」
HAYATO「で、本当のところは?」
EIKU「それはさ、みんな同じだから」
TETTA「モノ的な何かはないの?」
NAOYA「モノ的なもの…いや、応援してくれる人たちです!それにほら、まだ言ってないメンバー残ってるし」
HAYATO「ハードル上げてきた(笑)」
――(笑)。では、最後にHAYATOさん、お願いします。
HAYATO「そうですね…もちろん応援してくれるSWAGのみんなも大事なんですけど、やっぱりメンバーも大事ですね。なんだかんだ毎日一緒にいるので、なくてはならないっていうか、メンバーがいなくなったらいつもの日常が送れないと思うと寂しいですし。本当、メンバーに出会えたことこそがラッキー…」
TETTA「だんだん声がちっちゃくなってる(笑)。これ、ちゃんと録音で拾えてます?(笑)」
――どうでしょう(笑)。
HAYATO「(大きい声で)メンバーに出会えたことが、僕にとって最大の“LUCKY”です!(笑)」
KENSHIN「タイトルにつながった〜(笑)」
――きれいにまとまりました(笑)。また、今回の新曲以外のニュースと言えば、6月6日に公式ファンクラブ「SWAG」が開設されました。ここだけの特別なコンテンツも用意されているそうですが、みなさんがファンクラブのメンバーと一緒にやってみたいことはありますか?
TETTA「オフ会!みんなで運動会的なことをやってみたいですね。50m走とか綱引きとか(笑)。コロナ禍以前はSWAGとの交流と言ってもハイタッチとか、ちょっと話してってくらいでしたけど、それとは違う形で交流できたら、お互い新たな一面も見れるし、絶対に面白いと思うんですよね。あとは、一つの作品を一緒に作るとかも面白そう。SWAGと一緒に共同映画とか共同ドラマとか」
HAYATO「ドラマ!?SWAGのみんなに俳優さんになってもらわなきゃ」
TETTA「いや、何でもいいんですけど」
EIKU「絵を描くとかもいいよね」
TETTA「そうそう。なんか、一つの作品を一緒に作れたらって思います」
REI「あと、前にワンエンのコラボカフェをやったことがあるんですけど、そういうのがまたできたらいいなって思います。メンバーがウェイターやったりとか」
KENSHIN「それもいいね〜」
NAOYA「何かしらのイベントはやってみたいなって思いますね。ファンクラブだと、よりコアなものができると思うので」
EIKU「僕はバンドをやってみたいです。メンバーでバンドを組んで、それを披露するとか」
TETTA「グループ名、何にする?」
EIKU「ワンバンとか?」
NAOYA「ワン“バン”オンリー(笑)」
TETTA「いいね〜(笑)」
――どれか1つでも実現するといいですね。
――さて、今回の「LUCKY」がリリースされるタイミングでは全国ツアーも残すところファイナルのみ。最後に、昭和女子大学 人見記念講堂公演に向けての意気込みを教えてください。
HAYATO「Zepp公演の3公演を経て、かなりいい感じに仕上がっているんじゃないかと思っています。しかも、ファイナルはタイトルも「ONE N’ LIVE 2022 〜YOUNG BLOOD〜”Special Edition”」となっているので、ここまでやってきたツアーをさらにレベルアップというか、ステージセットも演出もガラッと変える予定なんです。おそらくここで「LUCKY」を初披露できるんじゃないかな、と。だから、楽しみにしててほしいですね。今年イチの盛り上がりを期待して僕らも全力でパフォーマンスするので、みんなも全力で楽しんでもらえたらなって思います!」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/野﨑慧嗣
ONE N’ LIVE 2022 〜YOUNG BLOOD〜 ”Special Edition”
■日程
6/25(土) 東京・昭和女子大学 人見記念講堂 17:30/18:30
6/26(日) 東京・昭和女子大学 人見記念講堂 16:00/17:00
■料金
全席指定 ¥7,500(税込)
※小学生以上チケット必要
あわせて読みたい関連記事
-
超特急インタビュー――10周年イヤーを記念した"ありがとう" ソング「クレッシェンド」をリリース!
encoreオリジナル -
SUPER★DRAGON × radio encore――連続配信 第2弾「Cruisin'」!
動画/音声あり -
ONE N' ONLY『YOUNG BLOOD』インタビュー!――2022年、新たなスタートに届いた"更なる唯一無二"
encoreオリジナル -
ONE N' ONLY「We Just Don't Care」スペシャルインタビュー!―Part 3:REI×NAOYA
動画/音声あり -
ONE N' ONLY「We Just Don't Care」スペシャルインタビュー!―Part 2:TETTA×KENSHIN
動画/音声あり -
ONE N' ONLY「We Just Don't Care」スペシャルインタビュー!―Part 1:EIKU×HAYATO
動画/音声あり