──2026年の上半期は、ツアー『GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-』の準備や新曲の準備など忙しく過ごしていたと思うのですが、どんな心境の変化がありましたか?

増子 敦貴「上半期は、“神”半期のような日々を過ごしていました。水面下で、ツアーのためにみんながいろんな準備をしたり、個々の活動をしたりと、外には見えていないところで頑張っていたからこそ、いま、大きな自信を胸に過ごせていますし、自分の成長や、グループとしてのレベルアップにつながった期間だったと思います。それは神様がくれた大切な時間だったと思うので…上半期ならぬ、“神”半期で!」

一同「よっ!」

増子(ドヤ顔)

西本 茉生「敦貴がいきなり“神半期”と言い始めたときはドキドキしましたが、こんな見切り発車で、最終的にいい風にまとめられたのは初めてかも(笑)」

増子「それが僕のこの半年の成長です!(笑)」

──あはは。そして現在は、『GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-』が始まっています。改めて、どんなことを感じていますか?

雨宮 翔「今回は、1年半ぶりのツアーで、単独ライブとしては昨年11月に開催した『GENIC 5th Anniversary Live at 日本武道館』以来のライブになります。日本武道館は、その1日のためだけに準備をしていたので、いざ始まるとすぐに終わってしまいました。だからこそ、始まる前には“もっとできたのでは?”と後悔しても取り戻せない緊張感がありました。もちろん、このツアーでも毎公演その気持ちをもちつつ、ツアー全体を通して、ブラッシュアップしながら進化できていることも実感していて、GENICとして大きく成長しているように思います。毎公演ライブが終わった後に、全員で反省会をして、“次はこうしよう”という話し合いもしっかりとしているので、みんなの熱量の高さを感じています」

金谷 鞠杏「そもそもこのツアーが始まる前に、“日本武道館とは違うものにしよう”という話をしていました。そこでコンセプチュアルなライブにしてみたり、ファンの人がその世界に入り込めるようにとディスカッションしながら作り上げていったので、すごく新鮮な気持ちで取り組めました。GENICは、ツアーはブラッシュアップしていくという前提があるチームなので、複数公演来てくださる方には違う感動を感じてもらえるはずですし、ライブは生ものということをより体感してもらえるはずです」

──確かに今回のツアーは“試練突破の団結”がテーマで、“昨年の武道館公演を経てGENImin(ファンの呼称)から受け取った「輝石」が悪の組織に盗まれ、しかも輝石を探すGENICの7人は無実の罪を着せられ投獄されてしまう“というストーリーになっています。とてもドラマティックですね。

西本「最初にこのコンセプトを聞いたときに、その内容に驚いたんですが、ツアーを作っていく過程で、この設定を軸に新たな世界観を作ることができました。もともとぶっ飛んだことはあまり受け入れにくい性格なんですけど、今回、新たにこういったことに挑戦してみて、意外にも楽しくできるんだと思えました。ある種、キャラクターになりきるというか…ひとつのフィルターを通して作り上げる作業は、僕の表現の幅を広げてくれた気がします」

宇井 優良梨「今回のツアーでは初めてライブ中の撮影可能タイムを設けたんです。その動画や写真を、ファンの方がコンセプトに沿った文言でSNSに載せてくれたり、一緒になって楽しんでくれているのはすごく嬉しかったです。まだツアーは前半ですが、既にファンのみなさんとの絆を感じています」

──このツアーのテーマ曲となる「THE TIMES」は、西澤さんが楽曲制作に参加されていますが、最初はどのように制作しようと考えていたのでしょうか?

西澤 呈「ツアーのテーマ曲として作るなら、この曲を聴いた瞬間にGENICの今回のツアーのコンセプトや世界観、さらにGENICが目指している場所を一発で理解してもらえるようなイントロにしたいと思いました。だからこそ、サウンドや歌詞、メロディもすべてコンセプトを意識しながら書きました。最近作った曲は、サビまでが早かったり、イントロを短くしたりと、ストリーミングサービスで聴き飽きられないことを考えていましたが、この曲はそういったことは全部リセットして、1つの映画を作るような気持ちでイントロも長めにしましたし、サビやAメロ、Bメロなども長くすることによって、ちゃんとメンバーという登場人物が一人ずつ出てくるように作っていきました」

──だからこそのワクワク感だったんですね。小池さんは最初に聴いたときにどう感じましたか?


小池 竜暉「呈が作るサウンド感がありつつ、また新たな可能性を感じる曲で驚きました。イントロからすごくカッコいいですし、サビでの突き抜ける感覚や、韻の踏み方、ラップの組み立て方はすごく中毒性があるので、聴いていてすごく心地よさを感じました。それに、曲を聴いただけで、情景が浮かぶような、すごくカッコいい曲だなと思いました」

西本「呈らしさがすごく出ていますよね。サビ終わりの間奏が呈すぎるので(笑)、これをどう表現しよう?と考えていました。ライブでは1曲目に、この世界観の始まりとしてパフォーマンスをするので、すごくワクワクするはずです」

西澤「らしさがあるんだね?」

西本「ありますよ! 音の質感や、洗練している感じが、“呈MUSIC”です! 僕はそこまで音楽に詳しいわけではないですけど、より楽曲制作を極めているように思いました。それに、僕、“GENICらしさ”というものが正直、どんなものなのかが分からないのですが、僕たちが歌って世に出ていくもの全部を自分たちのものにしていくことの方が大事だと思っていて。なので、この曲も聴いたときに、“GENICっぽいね”と言ってもらえたら、自分たちのモノになっていると思っています」

──どんなパフォーマンスになっていますか?

増子「ライブの1曲目から“おっ!”と驚くようなサプライズになっています。ゲネプロに入るまでは、僕たちも照明などは見られていなかったんですが、予想の何倍もカッコよく仕上がっているので、ぜひライブに来てもらいたいです」

──さて、“試練突破の団結”というテーマにかけて、みなさんが悩んだ時や、限界を突破するときに大事にしていることを教えて下さい。

増子「“死ぬわけじゃない”と思うことです。キレイな乗り越え方ではなくていい、ダサい乗り越え方でもいいと思うんです。極論を持つことで、一歩踏み出す勇気になるので、ぜひ試してみてもらいたいです」

雨宮「僕も同じような考えで、“負けない心を持っておくこと”を大事にしています。何事も最後に決断するのは自分ですし、自分に負けてしまったら終わりなので、自分自身を信じて負けない心を持っておくのがいいと思っていて。何にも負けない強さ、ひとつ強い芯を持っておくことで、大きな壁を乗り越えられると思うので、メンタルを鍛えることが大事だと思います」

西澤「僕は、多くの人があまり他人の失敗に興味がないと思っていて…どちらかというと、成功例に興味を持っていると思っています。なので、“失敗してしまっても誰も見ていない、気にしていない”と思うことが大事だと思います。そう思うだけで、肩の荷が下りることが多いです」

西本「僕は、怒りが原動力です」

一同「え~!」

西本「いや、最近は本当にそうと感じていて。何かあって落ち込んで、時間をかけてどん底まで沈んだら、そこでふつふつと燃えたぎる魂を感じて、一気に“負けてたまるか!”って思うんです。その気持ちがエネルギーになるんですよ。“死ぬ気でやるな、殺す気でやれ”という、少し物騒な名言があるんですが、本当にそれくらいの気持ちで前に進むことも大事だと思っています」

小池「僕は、諦めです」

西本「え? 真逆!」

小池「本当に真逆だわ(笑)。もちろん、常に諦めているわけではなくて、何かに行き詰まった時、一度自分でその状況を認めて、諦める気持ちを持って、新しい形を生み出すことが、解決策になることが多いんです」

西本「それもいい考えだな」

金谷「私は、“ピンチはチャンスだ”と思うタイプです。アーティストという、表現を仕事にしているからこそ、いろんな感情をできるだけ多く味わった方がいいと思っていて。どうしても変えられない状況があるときは、“今、変えることではない”と思ったり、ポジティブに考えて感情をコントロールしています。人間って、ないものに目を向けると、“足りない、足りない…”と不満足になってしまうと思っていて。でも、別の視点にフォーカスすると、その気持ちは消えていくんですよね」

──素敵ですね。宇井さんはいかがですか?

宇井「私は3つ、パターンがあります。まずは、行き詰まった時に笑ってみる。2つ目は思っていることをノートに書き出しています。すると、意外と大したことではないことに気づくことがあるんです。そして3つ目は、おばあちゃんになることです」

増子「おばあちゃん!?」

宇井「うん。おばあちゃんになって、過去を振り返ったら、今、悩んでいることってすごくちっぽけで、“そんなこともあったなぁ”って思えるんです。そうやって俯瞰することで、気持ちを切り替えています」

西澤「それ…笑って、ノートに書いて、おばあちゃんになるのを一度にやるの!?」

宇井「一気にはやらないから!(笑)」

──本当に全員の対処法がまったく違っていて驚きました(笑)。

西本「僕もです(笑)」

一同「あはは!」

(おわり)

取材・文/吉田可奈
写真/中田智章

RELEASE INFORMATION

GENIC「THE TIMES」

2026年513日(水)配信

GENIC「THE TIMES」

LIVE INFORMATION

GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-

4月10日(金) 大阪 グランキューブ大阪 メインホール
4月11日(土) 大阪 グランキューブ大阪 メインホール
4月29日(水・祝) 福岡 福岡サンパレス ホテル&ホール
5月16日(土) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
5月17日(日) 愛知 愛知県芸術劇場 大ホール
5月29日(金) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール
5月30日(土) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール
6月7日(日) 宮城 仙台サンプラザホール
6月14日(日) 埼玉 大宮ソニックシティ 大ホール
7月4日(土) 神奈川 パシフィコ横浜国立大ホール
8月22日(土) 福島 けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター) 大ホール
8月29日(土) 東京 SGC HALL ARIAKE
8月30日(日) 東京 SGC HALL ARIAKE

GENIC LIVE TOUR 2026 -TIMES-

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