世界が羨む最高の3日間が今年もやってくる!圧倒的な非日常感と、自由な音楽体験が魅力のFUJI ROCK FESTIVAL。音楽好きにとって、世界最高峰のエンターテインメントとして、森、川など、苗場山の美しい大自然を舞台に、各ステージから響く音楽に三日三晩、身体を委ねることができる特別な音楽フェスティバルです。コンサートの集合体というよりは、「音楽が鳴りやまない最高に心地いい自然空間に遊びに行く」といった、自然と音楽が完璧に溶け合う空間そのものを満喫できることこそが、フジロック最大の魅力と言えます。

もちろん、出演アーティストのラインナップも世界最高峰。国内外のレジェンドから、現代の音楽シーンを牽引するトップランナーやスターたち、新たなシーンを切り開く新鋭など、世界中のさまざまなミュージシャンやパフォーマーまで、ジャンルを問わない圧倒的な幅広さと贅沢さが音楽ファンを虜にして離しません。

そんな日本の夏の風物詩であるフジロックですが、その中からUSENの番組ディレクターが注目するアーティストをピックアップ。そのアーティストたちの楽曲が楽しめるUSENのチャンネルも合わせて紹介します。

Hi-STANDARD

メロコア全盛期に青春を過ごし、楽曲を聴くと当時の想い出にトリップすることのできる1組。現在の苗場スキー場でフジロックが開催されることになった1999年以来の帰還を果たすHi-STANDARD。青春のBGMである当時の名曲たちを押しのけ、ここでピックするのは「ANOTHER STARTING LINE」。2000年の活動休止、そして2011年の再開を経て、活動再開後、待ちに待った新規音源としてリリースされた2016年の復活曲。SNS時代としては異例の事前告知いっさいなし、リリース日当日にCDショップの棚に突如ゲリラ的に並び、日本中のパンクキッズを狂喜させた1曲。その歌詞の内容に当時も心を躍らせましたが、今聴くと、2023年の恒岡 章の逝去を乗り越えて、またフジに戻って来たというストーリーとリンクし、グッときます。このMVにも収められている、シグネチャーとも言えそうな、スティックを短く持ったツネさんのドラミングは本当に憧れでした。(三浦)


▼USEN MUSICで聴くHi-STANDARD
J-ROCK(USEN MUSIC GUIDE)
ホットドライヴ J-POP(USEN MUSIC GUIDE)

Hi-STANDARD『Screaming Newborn Baby』DISC INFO

2025年11月26日(水)発売
PZCA-119/2,200円(税込)
PIZZA OF DEATH RECORDS

PIZZA OF DEATH RECORDS

アーロ・パークス

2022年のRED MARQUEE。その歌声と佇まいで多幸感に包み込んだアーロ・パークスが4年振りの出演。今回は屋外のWHITE STAGEでの出演となるため、より開放的でインクルーシブなステージングが期待できます。シンガー・ソングライター、詩人、パフォーマーとして世界的な評価を確立し、現代のUKシーンを代表する1人ですが、今年の4月にリリースされた最新作『アンビギュアス・デザイア』では、ニューヨークのナイトタイムや、クラブスペース、ダンスフロアからのインスピレーションを軸に、モジュラー・シンセやサンプラーなどを駆使した実験的精神が満載。前回のフジロックでは極上のバンドサウンドをバックとしたパフォーマンスでしたが、今回はどういったステージになるかも注目すべきポイント。時代を象徴するクィア・アーティスト、現代のマスターピースと注目を集めるだけに、早くもベストアクト候補のひとつかも。(三浦)


▼USEN MUSICで聴くアーロ・パークス
トレンドR&B(USEN MUSIC GUIDE)
Quiet Lounge(USEN MUSIC GUIDE)

アーロ・パークス『アンビギュアス・デザイア』DISC INFO

2026年4月3日(金)発売
TRANS930CDJ/2,970円(税込)
ビッグ・ナッシング / ウルトラ・ヴァイヴ

アーロ・パークス(ビッグ・ナッシング)

LETTUCE

個人的にフジロックで欠かせないのが、ファンクミュージックとジャムバンド。というのも、根っからのFIELD OF HEAVENラバーであり、そのステージと言えばファンクとジャム!ということで、今年その代表格としてラインナップされているのが、日本でもお馴染みのレタス。昨年の来日ツアーも大盛況で、その後にリリースされた最新作『Cook』も、洒落っ気たっぷりなコンセプトと濃厚なファンクネス、先人たちへのリスペクトを詰め込んだ好盤なだけに、フジ出演は久しぶりながら、初日のフィールドのトリとして熱狂のグルーヴを巻き起こしそう。またFIELD OF HEAVENはステージのフェス飯も絶品で、バンドが最新作と共にリリースしたLettuce Crushというワインブランド、そのペアリングを紹介するレシピブックの料理も出店されないかな……と、密かに淡い期待を寄せております。(三浦)


▼USEN MUSICで聴くHi-STANDARD
ファンク(USEN MUSIC GUIDE)
セール向け JAZZ FUNK INST(USEN MUSIC GUIDE)

KHRUANGBIN

その年のフジロックを象徴する、土曜日のGREEN STAGEのヘッドライナー。今年、その大役を任されたのが、世界中のステージに引っ張りだこのエクスペリメンタル・トリオ、クルアンビン。昨年デビュー10周年を迎え、デビュー作のリワーク/再レコーディング作『The Universe Smiles Upon You ii』を以て参戦。2019年、FIELD OF HEAVENの大トリも語り草となるパフォーマンスでしたが、今年はフジの象徴として前回のステージを更に上回るような熱狂が期待できます。当代きってのライヴアクトとして定評がある彼らだけに、あの広大で幻想的なステージを、どう彩ってくれるのかが非常に楽しみ。ヴィンテージな質感と現代的感覚、日常的なチルと呪術的な狂乱、エキゾチック要素と開放的なスペーシーさなど、多面的な魅力を次々に繰り広げる錬金術のようなステージは、間違いなく今年のハイライト候補。苗場の星空の下、彼らが奏でる最高のグルーヴを、ぜひ!(三浦)


▼USEN MUSICで聴くKHRUANGBIN
ネオ・サーフ・ミュージック(USEN MUSIC GUIDE)
チルアウト・ミュージック(USEN MUSIC GUIDE)

唾奇

RED MARQUEEで開催される深夜のダンスミュージック・イベント=TRIBAL CIRCUS。その中で特に注目なのが、地元沖縄に根を下ろしながら日本のHIP HOPシーンを代表する存在へと上り詰めた、唾奇。2017年、Sweet Williamと共作した『Jasmine』の独特なChillhop的ムードが、シーンの新たな主流となるほどの圧倒的な支持を獲得。彼が用いてパワーワード化したとも言える怠惰という言葉、フロウ、リリック、ラップスタイルまで、ヘッズたちに影響を与えまくった現代HIP HOPのゲームチェンジャーの1人。昨年、ファン待望の1stフルアルバム『Camellia』をリリース。年末の武道館ライヴも即完売と、ノリに乗っているいま、等身大かつ肩ひじの張らない飄々としたキャラクター性で、タフでラフな空気感を纏ったエモーショナルなステージを提供してくれること間違いなし。(三浦)


▼USEN MUSICで聴く唾奇
沖縄HIP HOP(USEN MUSIC GUIDE)
J-HIP HOP(USEN MUSIC GUIDE)

TENDRE

2018年の初出演から、すっかりフジの常連のように名前を連ねるTENDRE。今年は、キャンドルが並び、マジックアワーや夜の時間帯に特に神秘的な世界を展開するPYRAMID GARDENでパフォーマンス。現代日本のグッドミュージックを牽引する特異なポップセンスと、独創的なステージの調和は極上の空間になること間違いなし。昨年9月には3作目のフルアルバムとなるセルフタイトル作をリリースし、そこからのセットも期待できます。何より、USENのBGMサービス「USEN MUSIC」「OTORAKU」の2つのサービスにおいて、彼が楽曲をセレクトするプレイリストも定期的に配信中なので、TENDREファンはもちろん、彼が選曲したプレイリストを店内BGMに使いたいオーナーさんやスタッフさんは、ぜひこちらのリンクもお目通しください。(三浦)


▼USEN MUSIC&OTORAKUで聴くTENDRE
TENDRE(USEN MUSIC GUIDE)

おしゃれ邦楽(USEN MUSIC GUIDE)
ネオ・シティポップ(USEN MUSIC GUIDE)
TENDRE(OTORAKU)

AMERICAN FOOTBALL

ファンクやジャムバンド勢以外にも、個人的にフジ感を強烈に感じるのがポストロックやエモ、マス・ロックなどの系譜に連なるラインナップ。今年、その枠の代表として、米インディシーンのレジェンド、アメリカン・フットボールが2019年以来の参戦。90年代以降のインディシーンを象徴する1組であり、ミッドウェスト・エモやポストロック勢のオリジネイターとして尊敬を集めている伝説的バンドですが、昨年には、世界各地でソールドアウトとなった結成25周年ツアーを行い、日本公演も大盛況。また、Iron&WineやBlondshellなどの現行インディシーンを牽引するアーティストが参加したカバー/トリビュート作もリリースされるなど、ファン歓喜の1年に。そして決定打となったのが、今年の5月にリリースされた通算4作目の『American Football(LP4)』。WHITE STAGEでのアクトを予想していましたがRED MARQUEE。それもまた良し。です。(三浦)


▼USEN MUSICで聴くAMERICAN FOOTBALL
POST ROCK for Art(USEN MUSIC GUIDE)
Cool Beat ~おしゃれ洋楽ROCK(USEN MUSIC GUIDE)

never young beach

聴き手をやさしく包み込む土着的な日本語ポップス・ロックのDNAと、USインディなど洋楽に影響を受けたサウンド、極上のポップなメロディを絶妙にミックスし、幅広い音楽ファンから熱い視線を集め続けるnever young beach。結成翌年の2015年に苗場食堂でフジ初出演を果たし――真夏のデンデケデケデケとしてサプライズ出演したことも!――そこから体制を変えながら5回目の出演となります。前回2023年の出演時はメンバー全員寅さんルックで登場し、快晴のGREEN STAGEに最高の夏を届けたことも記憶に新しいですが、今年は打って変わってDAY3のFIELD OF HEAVENヘッドライナー、堂々のトリとしての出演です。夜のFIELD OF HEAVENと言えば、木々に囲まれ幻想的なムードが漂うゆったりとした大人な空間。冬もいいけど夏に聴きたい曲が多すぎるネバヤン、今回はどの曲がセトリ入りするのかと期待を込めた予想が止まりません。あれもこれも聴きたい!等身大でいとおしい楽曲の数々が心地よい夜風の中で鳴り響く、ハートフルでピースフルな夜になりそう。(大園)


▼USEN MUSICで聴くnever young beach
ネオ・シティポップ (デイ)(USEN MUSIC GUIDE)
J-POP カフェ(USEN MUSIC GUIDE)

USENの「2026 夏フェスコレクション!FUJI ROCK FESTIVAL編」いかがでしたか?世界最高峰の音楽フェスに名を連ねるアーティストたちの楽曲を楽しみつつ、店舗や商業施設の空間演出に活用してみてください。

(おわり)

文/三浦祐司、大園絢音(USEN)

FUJI ROCK FESTIVAL '26LIVE INFO

2026年7月24日(金)、25日(土)、26日(日)@苗場スキー場

FUJI ROCK FESTIVAL

大園絢音(おおぞの あやね)PROFILE

株式会社USEN 編成部所属。各チャンネルにて選曲、ディレクションを担当。暑いのはにがてだけど、聴きたい曲はたくさん。夏本番を待ち遠しく思う今日この頃です。



 

三浦祐司(みうら ゆうじ)PROFILE

株式会社USEN 編成部所属。各チャンネルにて選曲、ディレクションを担当。過去のFUJIラインナップを見て、パッと思い出せるステージは色々ありますが、忌野清志郎、レイ・デイヴィス、ストーン・ローゼズ、スペシャルズ、バディ・ガイ、井上陽水、ジョン・フォガティ、メイタルズ、シェウン・クティ、TOP、ジュラシック5、ガース・ハドソン、ウィルコ・ジョンソン、高橋幸弘、佐野元春、フィル・レッシュ、アウトキャスト、トッド・ラングレン、ジム・オルーク、ウォーター・ボーイズ、フェイセズなど、クラシック系、レジェンド系の記憶ばかりが蘇ってくるタイプです。

…… and more!

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