──ARCANA PROJECT の11th シングル「しあわせフレーバー」がリリースされますが、TVアニメ『メイドさんは食べるだけ』のエンディング主題歌に起用された心境から聞かせてください。
蔀 祐佳「このお話を聞いたのが、私たちのARCANA PROJECT加入が発表される前だったんです!」
桜野 羽咲「“1年後のアニメのタイアップがこの6人で決まっているよ”って」
──そうなんですか?
花宮 ハナ「懐かしいね。私、嬉しくて“6人のARCANA PROJECTとして、今後もアニソンを任せてもらえるんだ”という安心感がすごくて。めっちゃ泣いちゃった」
桜野「ほっとしたんですよ…2人が加入してきてくれたからこそ歌わせてもらえる作品だとも思いましたし、“6人になる意味があるんだ”と感じさせてくれて。“1年後がすごく希望に満ちているんだ”と思わせてもらえたので、すごく嬉しかったです」
──蔀さん、吉乃さんは当時、どう感じていましたか?
蔀「みんなに“私たち、加入します”と言う前だったので、意味がわからない感情になっていました(笑)。しかも、人生で初めてのタイアップでもあったので、信じられない気持ちでいっぱいでした。でも、世の中に出るまでに1年間あったので、“それまでにしっかり頑張ろう!”という気持ちになりました」
吉乃 櫻「私はアニソンを歌うのが人生の夢だったので、“いつか自分の声が入ったアニソンが歌えたらいいな”って思っていたら、ARCANA PROJECTに加入する発表の前に“『メイドさんは食べるだけ』の主題歌が決まっています”と言われて…。周りの方も私の夢がアニソンを歌うことなのを知っているから、(プロデューサーの)もふくさんには“加入発表前に夢が叶っちゃったけど、辞めないでね”って言われました(笑)。でも、私はメイドさんが大好きで、食べるのも大好きで、日常系のほのぼのしたアニメを以前から好んで見ていたので、個人的にも嬉しかったです」
──では、原作の魅力についても聞かせてください。どなたか数人に聞きたいのですが…。
吉乃「単行本、持ってきました! 3巻が好きなんです。日常なのに涙が出るくらいあったかい日常が描かれていて。特に、3巻の3話で主人公のスズメちゃんがリコッタちゃんと川で遊ぶシーンがあるんですけど、そこは何回読んでも泣いてしまうくらい好きです。その後に、スズメちゃんがおじいさまとおばあさまのお家に行く話があって、いつもすごく丁寧な口調のスズメちゃんがおじいさまおばあさまの前では少し少女らしい一面を見せるところが大好きで。本当にあったかい作品で、読んでいてとても幸せな気持ちになるので大好きです!」
天野 ひかる「日本に住んでいる私たちには日常的な食べ物でも、スズメちゃんの目線だと新鮮だったり、珍しかったりする。そういう発見があるところが魅力ですし、数あるグルメ漫画の中でも『メイ食べ』にしかない要素だと思います」
相田 詩音「しかも、ARCANA PROJECTは全員、食べることが大好きなグループで、本当に食に真剣なんです。空き時間が少ししかなくても、コンビニではなくて、わざわざご飯屋さんに入って、急いで食べます(笑)。いつもそんな生活を送っているくらい、食べることが好きなグループなので、『メイ食べ』を担当できることが本当に嬉しいです」

──食べることが大好きなARCANA PROJECTですが、皆さんそれぞれが一番幸せを感じる食べ物を教えてください。
蔀「…泣きそう」
桜野「え? どうしたの? ご飯のことを考えて?」
蔀「うん。ご飯が好きすぎて…」
桜野「あはははは」
──本当に涙が出ていますけど、何を思い出しましたか?
蔀「スズメちゃんと同じ気持ちになって泣きそうです…」
花宮「いや、もう泣いてるよ」
桜野「いい子なんです。じゃあ、しどみんが落ち着くのを待って、詩音からいこうか」
相田「私は“地球最後の日に絶対に食べる”って決めているものがあって…それは、火鍋です!出身が四川省なので、火鍋がソウルフードなんです。家ではなかなか作れないので、やっぱり地球最後の日は火鍋を囲んで終わりたいという願望があります」
花宮「そうなると、私はやっぱりラーメンかな」
桜野「アルカナ・ラーメン部の部長だし!」
花宮「好きなラーメンはいっぱいあるけど、1周回って、日高屋さんのラーメンを最後の日に食べたいかも」
桜野「地球最後の日に営業しているかな?」
──いや、地球最後の日に食べたいものじゃないですよ! “しあわせフレーバー”を聞いています。
桜野「あ、ごめんなさい(笑)。“地球最後フレーバー”になっちゃった。しどみんが泣いたことによって追い詰められてしまいました」
花宮「幸せを感じる食べ物ですね! 二郎系も好き、豚骨も好き、おしゃれ透き通り系も好きなんですけど、結局、“醤油がいいな”と思っていて。日高屋さんのラーメンと半チャーハンに秘伝の辛味噌のトッピングを足した時に、“あー、生きててよかったな”と思います。ビールがあるとなおよし。食を楽しみに生きているタイプなので、一番身近な幸せです」
天野「私は、“この食べ物”というよりかは、お家で食べるご飯が本当に好きでお母さんの作る料理が大好きです」
花宮「お母さんがこんなの読んだら泣いちゃうよ。いい子だね」
桜野「泣けてくる!」
天野「お家でお鍋を食べるのが好きです。お家だとリラックスして、お米をたくさんおかわりできるし、テレビを見ながらのんびり自分のペースで食べれるし」
桜野「早いじゃん! それ、ゆっくり食べたい人が言うやつ!」
花宮「ひかるはご飯を食べるのがすごく早いんです。さくちゃんがめっちゃ遅くて、ひかるが早いから、さくちゃんが半分くらいの時に、ひかるはもう全部食べ終わっています。いつも自分のペースで食べてるよ!」
天野「(笑)あと、お家だと、いつも足元にわんちゃんがいるのもほっこりします」
桜野「癒しだね。私は季節のフルーツを食べるのが好きなので、ナウだったら“せとか”かな…皮が薄くて糖度と水分量がすごく多いみかんです。いつも、いろんなスーパーでその季節のフルーツを買って、どのスーパーが一番美味しいか、一人でバトルしています。今年は“せとかグランプリ”を開催予定です」
花宮「現場にもよく、みかんを持ってきてるよね」
桜野「うん。たくさん買ってしまうから、みかんを持ち歩いています」
吉乃「私も“これ”というよりか、甘ければ甘いほどいいというくらい、激甘なものが好きです」
──ARCANA PROJECTには激辛好きと激甘好きがいる!?
吉乃「普通の人だったら胃もたれしてしまいそうなパフェやパンケーキとかも幸せに食べきるタイプです」
桜野「いつも甘いものを持ち歩いているよね、ドーナツとか」
花宮「確かに。しどみんとうーちゃんはいつでもグミが出てくるタイプなんですけど、さくちゃんはベーグルとか、ちゃんとした甘いものが出てくるよね」
──そして、蔀さんの“しあわせフレーバー”は?
蔀「…(涙を流しながら)私は、お母さんが作ってくれるお弁当が…」
吉乃「泣きながら言わないで!」
花宮「ご存命ですし、よく会っていますよ」
蔀「でも、やっぱり毎日は会えないから…私のためだけに作ってくれるお弁当が…」
桜野「やめてくれ! これ以上は」
蔀「嫌いな食べ物を細かくして食べれるようにしてくれたり…」
花宮「あぁ…何故かひかるも泣いてる!」
蔀「受験の時はお菓子に“頑張って”と書いてくれたり、元気がない時は私の好きなものだけ入れてくれたり…。今も実家に帰って、また東京に戻る時に、いつも小さなお弁当やおにぎりとかを持たせてくれるんです。それを食べながら、“嬉しいな”と思って。本当は、毎日、食べたいんですけど…(涙)」
花宮「食への真剣度合いが違いすぎる!」
蔀「スズメちゃんも慣れない環境で一人で頑張って…でも、美味しいものを食べて幸せに暮らしていて。それを見て、私もこんな風に過ごしたいと思いました」
メンバー「ぱちぱちぱち(拍手)」
桜野「ありがとうございます。それでは聴いてください、ARCANA PROJECTで「しあわせフレーバー」」
──あははは。そんな曲ではないですよね?
桜野「はい、可愛い曲です」
花宮「おしゃれで可愛い曲です。しかも、可愛いだけではなく、アルカナっぽさもあって。最初にうーちゃんが言ってくれましたけど、6人だからこそより、ぴったりに歌える曲なんだと思います」
天野「歌詞がスズメちゃんの気持ちを歌っているんですよ。例えば、<本当の気持ちは言葉にできないものなのです>はスズメちゃんが言いそうですし、<今日はなに食べよう?寄り道もしよう!>でも、本当に食べることが好きな女の子の気持ちを歌っていて。とても幸せになれる歌詞だと思いました」
花宮「さくちゃんは、聴きながら泣いていたらしいです」
吉乃「すぐ泣いちゃいます。想像しただけで泣いちゃうんです」
──吉乃さんの好きな歌詞は?
吉乃「<おいしいものは 明日の自分/作ってくれるんだね>です。食べ物って物理的にも体を作ってくれるけど、やっぱり心を作ってくれるものなんだと思って。食べることは、明日の自分を作る大切な行為ですし、食べ物そのものだけではなく、“誰とどこで食べたか”という思い出も自分を構成するものなんだということが伝わってきて、とても好きな歌詞です」
相田「私はサビの<大好きをぎゅっと抱きしめて/わたしをご機嫌にするよ>がすごく好きです。食べることって、一番お手軽に自分の機嫌を取れる行為じゃないですか。日々、人間として必ずする行動だから、美味しいものを食べることで、自分をいろんな気持ちにさせることができることを表現している歌詞だと思っています」
蔀「私もその部分が好きだというか…すごく共感しました。私も“健康のために食べなきゃ”というよりかは、自分をご機嫌にするためにご飯を食べています。“仕事、疲れたな”と思った時も、“明日は撮影だけど、頑張ったから甘いもの買っちゃおう”とか。そういう風に自分の幸せを食べ物で調節しているので、とても共感できました」
──少し駆け足になってしまいますが、カップリング「ココロユナイト」の歌詞についても聞かせてください。作詞を桜野さんが担当していますね。
桜野「この曲も「ミチカケ」をリリースさせてもらった頃に、ひかちゃんが“今の「キミトナラ」みたいな曲を作りたい”と話してくれて。「キミトナラ」(2020年9月リリースの1stシングル「カンパネラ響く空で」のカップリングに収録)はファンの人に向けて歌わせてもらっているので、“それを今の感じでやりたい”というのをひかちゃんがずっと話してくれていたのを覚えていたんです」
天野「「キミトナラ」はメンバーもファンのみんなも本当に大好きな曲なんです。ライブでコールアンドレスポンスがしっかりあって、大切なライブの時にやる楽曲でもあります。ARCANA PROJECTももう 7年近く活動しているので、ファンに向けての“ありがとう”という今の想いを伝えられる「キミトナラ Part2」が欲しいと思っていました」
──だから、タイトルもカタカナで、歌詞に<ずっと走り続けられるのキミトナラ!>というフレーズも入っているんですね。
桜野そうです。あと、「キミトナラ」には<好きだよ>、<大好きだよ>というファンの人が一緒に声を重ねて歌ってくれるパートがあるので、「ココロユナイト」にも<ねぇ好きだよ>とか、通じる部分を散りばめたいと思って、入れさせてもらいました。ただ、この歌詞、私一人で書いたわけではないんですよ、実は」
──そうなんですか!?
桜野「さくらちゃんと一緒に制作させてもらいました。短期間ではあったんですけど、すごく濃密な時間を2人で過ごしながら作詞をさせてもらって。誰かと一緒に作る経験はあったんですけど、さくらちゃんとやるのが、本当にドキドキしましたし、すごく楽しかったです。自分の考えていることとか、メンバーからファンの人にこういうことを伝えたいとか、“私はこういう風に考えながら活動しているよ”という自分の話をしたり、さくらちゃんの話を聞きながらやるのが楽しくて。さくらちゃんはどう思ってたんだろう?…ちょっと不安なんですけど」
──どう思っていましたか?
吉乃「本当にすごく濃密な時間を過ごして…音楽的な意味でもとても勉強になった時間でした。歌詞を作るうえでのいろんな視点を知ることができました。私の感情を限られた文字数の中でどう言葉としてまとめるのか。さらに歌う時にどう響くのか。本当にものすごく濾して濾して、歌詞にしていきました。すごく勉強になりましたし、ヒアリングもしてくれたので、自分とも向き合わせてもらった、本当に濃密な時間でした」
──メンバーからファンへの愛と感謝を自分たちの言葉で伝える楽曲の中で、桜野さんはライブを<君が羽を休める場所>と例えていますね。皆さんにとってはどんな場所ですか?
花宮「私にとっては歌が人生で一番楽しいことなので、それをやらせてもらえる場ですし、みんなにダイレクトに目を見て届けられる場所で、時間でもあります。私にとってはすごくライブが大切で、目と目を見合わせて、私の想いを伝えたい場所ではあるんですけど、ファンの人たちにはそんなに気負わないで欲しいです。私はそういうふうに思って届けていますけど、好きに受け取ってくれていいですし、気軽に来れる場所であってほしいです。あまり高尚な場ではなくて、みんなが人生を生きる上でプラスアルファ楽しいことであってほしいと思っています」
相田「…難しい質問ですね。いろんな自分になれる場所かな? 普段はダウナー系ですし、アルカナの最初の頃は、ライブ中も顔がガチガチで難しい子だったんです(笑)。でも、最近は本当にライブが楽しくて。ARCANA PROJECTはいろんな楽曲があるので、すごく明るい自分だったり、ズーンって落ちる自分だったり、いろいろな自分を表現できることが本当に楽しくて。この「しあわせフレーバー」も振り付けが可愛いので、表情もかなり頑張らせていただいています」
天野「(笑)私も詩音と近いです。アルカナは自分でも知らない自分に出会える、知らない自分になれる場所だと思っています。特にライブなんですけど、“私ってこんな歌い方ができたんだ”とか、“こんな表情できるんだ”とか、今でも思うことがあります。アルカナの天野ひかるになって、私生活のひかるちゃんも自信が付くようになりましたし、自分を形成してくれる場所だと思っています」
蔀「私は学校の休み時間みたいな気持ちでいつもいます。こういう風にみんなで喋っている時とか、準備してる時は、わーっと喋って、チャイムが鳴ったらバッと集中する。授業がライブで、休み時間が準備期間みたいな…そういう場所です」
桜野「学校だった!? アルカナ学園」
吉乃「私は…“本当に私の居場所はここしかない!”ってくらい大切な場所です。歌とアニメ、2次元、可愛いお洋服、美容。私がずっと好きだったものが全部詰まっていますし、ちょっと不安や心配がある時は、お姉さんたち、先輩たちが“いける!”って背中を押してくれます」
桜野「パワー系すぎない?」
吉乃「ふふふ。絶対に安全な、“落ちても大丈夫”って分かっている崖があったとしたら、“ここ、大丈夫だよ”と言ってくれるのではなくて、“もういける”って言って押してくれます。もしくは、先に行ってくれて、私に“大丈夫なんだ”という安心をくれます。そんなみんながいる場所なので本当に大切な場所です」
──蔀さん、吉乃さんはこの4月でARCANA PROJECTへの加入からちょうど1年になりますね。
蔀「すごく居心地が良くて、ずっと一緒にいた仲間みたいな気持ちだったんですけど、加入した日のことを思い出すと、本当に昨日のことのようなんです。いろんな新しい経験をさせてもらったからこそ、こんなに時が経つのが早く感じたんだと思って、今、すごく感動しています」
吉乃「(笑)人生の夢だったアニソンを歌うことができたり、憧れの人と同じステージに立ったり、海外公演があったり。この1年でいろんな経験をさせていただいたので、この経験がちゃんと自分のものにできていることの証明を6月のワンマンコンサートで見せたいと思っています!」
桜野「そうだね。メンバー同士、メンバーとファンは、心と心がつながる仲間同士という意味で「ココロユナイト」というタイトルをつけたので。音楽があったからこそ出会えた仲間との絆をメンバー同士でももっともっと深めていきたいですし、メンバーとファンの皆さんとの絆も作っていきたいです。この「しあわせフレーバー」というシングルと東阪で開催するワンマンライブを通して、たくさんの人に幸せを届けていきたいです」
(おわり)
取材・文/永堀アツオ
写真/中村功
RELEASE INFORMATION

ARCANA PROJECT『しあわせフレーバー』初回限定盤(CD+ エムカード)
2026年4月22日(水)発売
LACM-34841/2,5300 円(税込)
各配信サイトはこちら >>>

ARCANA PROJECT『しあわせフレーバー』通常盤(CD only)
2026年4月22日(水)発売
LACM-24841/1,540 円(税込)
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ARCANA PROJECT『しあわせフレーバー』アニメ盤(CD only)
2026年4月22日(水)発売
LACM-24842/1,540 円(税込)
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LIVE INFORMATION

ARCANA PROJECT CONCERT 2026『Fortune à la Carte』
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