――9枚目のシングルの表題曲で特撮ドラマ『ウルトラマンアーク』の後期エンディングテーマとしてオンエア中の「ミチカケ」を最初に受け取ったときはどう感じましたか?
天野 ひかる「前期のエンディングテーマ「メラメラ」が“手を取り合って頑張っていこう!”という楽曲だったんですけど、「ミチカケ」はその先で壁にぶつかった時に感じることを歌っています。特に落ちサビの<辛い過去 悔しい現実も/戦わないための闘いだったんだね>には、いろんなことを乗り越えた先の新しい僕たちがいて。それって、『ウルトラマーク』のお話に通ずるところもあるし、ライブに向けて今までの倍の倍くらい話し合うようになって、より絆が深まった今の私達にもたくさん通ずるものがあります」
桜野 羽咲「『ウルトラマンアーク』の作品自体が、“居場所をなくしそうな人に寄り添う”をテーマにしていて。「ミチカケ」では、“自分の周りにいる大切な人や好きな人、家族や仲間と一緒にいられるのは当たり前じゃないんだよ”ってことを歌っています。“だから、大事にしていこうね”ってストレートに伝えているところは、「メラメラ」にも通ずる部分があります。作品にも寄り添って歌えていますし、アルカナが大きく変わった今年、より今の自分たちが「ミチカケ」を歌う意味が色濃くなったと思います。胸を張って“自分たちの楽曲です!”って届けたいです」
花宮 ハナ「『ウルトラマンアーク』の作品の中のいろんな組み合わせの“君”と“僕”にも当てはまるし、私達にも当てはまるし、きっと聴いてくれた1人1人に当てはまる“君”がいる、本当にいい曲だなって感じています。曲だけを聴いても素敵なんですけど、『ウルトラマンアーク』を見てから聴くと、より深みが増して、いろんなことが考えられる、すごい力を持った曲だなって思うんです。それに、私たち自身、この曲があってよかったなって心から思いますし、本当に支えられたんです。好きな歌が歌えている環境は当たり前じゃないですし、全てを大事にしていきたいです。ずっと思っていることですけど、「ミチカケ」を歌うたびに改めて思います」
相田 詩音「「メラメラ」に続いて、「ミチカケ」もまた歌詞がストレートでわかりやすい言葉たちなので、歌う上でより気持ちが乗りやすいんです。ハナちゃんも言ってくれたんですけど、“君”と“僕”は誰にも当てはまると思っていて。メンバー間にも当てはまるし、私達とファンの方でも当てはまるし。もちろんアークとユウマにも当てはまります。本当にたくさんの人に届くべき歌だなって思いましたし、リリースイベントなどで披露し始めてから、私は“お守りみたいに大事な歌だな”って思って歌ってきました」
――メンバー間にも当てはまりますか? <君が苦手なこと/僕が好きになろう>というフレーズもありますが。
桜野「それは常に感じてるかも…」
花宮「大から小まで、いろんなことで(笑)。ちっちゃいことで言ったら、私が嫌いな野菜を食べてくれるとか…」
桜野「全然、お仕事と関係ないじゃん(笑)」
花宮「いや、好きも嫌いもわかるぐらい長くいるっていう。例えば、ラーメンの上のメンマやネギを食べてもらったり、逆にうーちゃんがお腹いっぱいだったら、食べてあげるとか」
桜野「それはありがたいけど、もっとあるよね?」
天野「今、このインタビュー中もそうなんですけど、私の苦手な語彙力を補ってもらっているなと思います。ライブのMCもみんな、言語化するのが上手だし、素敵な言葉を選んでるなって思って…」
桜野「それは私も思ってるよ! 4人は全然違うパーソナリティーを持っていて。さっき、ひかるが言ったように、メンバーでたくさん話し合うようになったんですけど、似ていないからこそ、いろんな意見が飛び交いますし、いろんな角度で物事を見れるんです。そういうときは、“すごく支え合っているな”と感じます…いろんな意見を交わせるようにもなった関係性も好きですし。“そういう見方もあるんだな”って気づく瞬間にいつも“ミチカケてるな〜”って思います」
花宮「その造語、初めて聞いた!(笑)」
桜野「あと、ハナちゃんはいろんな人と関わるのが上手なんです。例えば、アイドルさんがたくさん出るイベントに出させてもらった時に、私達3人はクラス(楽屋)の端っこで小さくクイズ大会とかしている間に、ハナちゃんは人気美容師さんみたいに、いろんな人の後ろに行って話しかけてて。そういう姿を見ると、“こういう子と同じグループでいれてよかったな”って思います。自分にはできないことなので、本気で思います」
花宮「褒められたのか!?」
相田「私もハナちゃんのエピソードなんですけど…」
花宮「ええー!? 大人気じゃん(笑)」
相田「いや、違う、私が助けてる側(笑)。ハナちゃんって、電車の中ですぐ寝ちゃうんです。お仕事とお仕事の間で移動しているときに、目的地の駅についても起きないんですよ。“私達がいなかったら、どうなってるんだろう?”って思うことが多いので、肩をトントンして、いつも一緒に連れて行ってます」
花宮「いつも起こしてくれるね、ありがとう。みんながいるから甘えています」
相田「日々、ミチカケてますね」
――(笑)「メラメラ」に続き、作詞・作曲・編曲は佐伯youthKさんですが、レコーディングはどんなアプローチで望みましたか?
天野「「メラメラ」はパワフルな感じで歌ったんですけど、「ミチカケ」は“目の前にいる君に語りかけるように“って意識をして歌っています。本当に”君を大切にしていくよ“っていう気持ちを込めて優しく歌いました。あと、ファンの方とイベントでお会いしたり、ライブでみんなの顔を見たりすることが以前よりももっと好きになったので、ファンの方に対しての思いも込めました」
相田「私はすごく苦戦したところがあります。<例えば明日目が覚めて/君がいなくなったら…>って歌詞だけを見ると暗くて、音もすごく低いんです。そのまま歌うと、私の歌の特徴的に怖い感じになりやすくて…。でも、“怖いというよりは、ちょっと非日常な感じを出したい”というディレクションをしていただいたので、暗くはないけど、明るくもない。この絶妙なラインが本当に難しくて…すごくたくさん録ったのを覚えています」
花宮「「メラメラ」はキーも高くて、明るい感じだったので、どちらかというと歌いやすかったんですけど、「ミチカケ」は意外と低いし、優しく歌う部分が多かったので、かなり難しくて。その優しい部分と、逆に2番でちょっと明るく伝える部分との差が“難しいな…”と思って。佐伯さんにしっかりとディレクションしていただきました」
桜野「なんか語られていたよね?」
花宮「“もうちょっとこういうイメージで”って、たくさん言っていただいて。ライブでもまだちょっと“難しいな”って感じる部分があるんですけど、新たな引き出しが生まれた曲なのかな?と私的にはすごく思っています」
桜野「私のパート、歌わせていただいているところが…」
――<自分が傷付いた>や<胸が張り裂けそう>、<痛み悲しみ 知っていた方が>とか。
桜野「そうなんです! だいぶ傷ついているし、ずっと痛んでるんですけど(苦笑)、<自分が傷付いたって守りたいものがある>って、そんなに大それたことではなくて。あくまでも日常の中で、“それくらい大切な存在との当たり前の日々を守って過ごしたい“っていうことなんです。何気ない毎日を積み重ねて生きていきたいという思いでレコーディングしていたので、あまり感情が入りすぎないようにちょっと明るく歌うっていうのは意識しました。私も何回も歌って、いい塩梅を見つけながら進めました」
――とても細かいニュアンスにこだわって作ったんですね。
――楽曲的にも「メラメラ」と「ミチカケ」は太陽と月で対になってますが、ミュージックビデオも赤いリンゴから青いリンゴになっていました。
天野「「メラメラ」に引き続き、見ていて楽しいMVだと思います。『ウルトラマンアーク』から知ってくださる方もたくさんいると思うんですけど、私達のことを知らなくても、映像作品としてすごく面白いなって思ったのと、メンバーそれぞれが演技もしていて。今まではシンプルなリップシンクのMVが多かったんですけど、今回は“リンゴを受け取って喜んでいる顔だけじゃなくて、体で表現してください“とか。穴に飛び込む時も”落ちてる感じでやってください“とか、いろいろな指示があったので、すごく見応えのあるMVになっています」
花宮「前回は全部CGだったんですけど、今回はグリーンバックだけじゃなくて、外のシーンもあって。みんなで外で踊るのは久しぶりだったので、すごく楽しかったです。でも私、虫が苦手なんです…なのに、虫がいっぱいいて。“何もいない!”と思い込んで踊っていたんですけど…」
桜野「虫、そんなにいたっけ?」
相田「見つけるたびに誰かに言ってた(笑)」
花宮「詩音が報告してくるんですよ。“余計なことを!”って思いながら、でも、「ミチカケ」の振り付けって、みんなでリンクするようなところや、手を合わせるシーンとかがたくさんあるから、すごく楽しかったです。撮影が全部楽しくて、あっという間に終わっちゃったんですけど、素敵なMVになって嬉しかったです」
相田「私は穴を見つけてみんなで飛び込んでくるところが印象的でした。知らない世界にみんなで飛び込んでいくっていうのが、今の私たちを表しているなと思って」
桜野「わかる、わかる! 私は、影との出会いも好きですし、影がライブをしているのを応援してるシーンもすごくお気に入りです」
――今回、歌詞にも<光と影のように背中合わせで>とありますが、同じく佐伯さん提供のカップリング曲「ハシロウ」にも<影も光も抱き締め走ろう>というフレーズがあります。
桜野「「ハシロウ」はメンバー全員が一人ずつ、心のメモを佐伯さん送って、それを血肉として書いていただいた楽曲なんです。みんながどういう言葉を送ったのかは、完全に知ってるわけではないんですけど、そういう光と影のような部分が見えたのかな?って思います。1人1人の心の葛藤を感じ取って書いていただいた曲になっています」
――それぞれどんな心のメモを送ったんですか?
天野「“本当に些細なことでも大丈夫だよ”と言ってくださったので、私は本当に日常的なことです。“好きなアイドルに元気をもらってる”とか、最年少なんですけど(笑)、“メンバーみんな優しくていい子だな”とか。ポジティブなことを多めで書きました」
相田「私はポジティブとネガティブが入り乱れていたかも。普段はメモを全く取らないタチで、日記も書かないですけど、お願いされてから、数日間はそのときふと思ったことを書くようにしました。例えば、“イヤモニつけたいな”っていうささやかな願望とか、本当に些細なことを書いていました」
花宮「私は、みんなにはちゃんと言っていないんですけど、花宮ハナとしてみんなに見せている部分というよりは、普段ぐるぐると考えることを書きました。私も“ライブ楽しい”、“お腹すいた”とか他愛もないことから、死生観まで、いろいろ書きました」
――<明日サヨナラなら/今日を笑えるかな>と花さんが歌っていますね。
花宮「別に病んでるわけじゃないんですけど、こういうことを考えるのが意外と好きなんです。あまり言葉にするのは苦手だからしないですけど、今回、“こういうことを自分は考えているんだな”って、改めて自分の考えを見直す機会にもなりました。この2行、重いような言葉なんですけど、私は、生きている上でこういうことを考えていて、それで“ポジティブになれたらいいよね!“って気持ちでいるんです。それを、こういうふうに書いてくださったのがすごい嬉しくて、大切に歌っていきたいです」
――羽咲さんは何を伝えたんですか?
桜野「私は“こういうメモが欲しい”って言っていただく前に、たまたま今年の春くらいから日記をつけ始めていたので、その日記を全部送りました」
花宮「超大作だね!」
桜野「レコーディングのときに佐伯さんに“<愛した今日があれば/明日誇りになる>はうさのために書いたよ”って言っていただきました。“ちゃんと今日を愛してね。お父ちゃんからのお願いだ”って言われたました」
花宮「ここ、めっちゃうーちゃんっぽい!」
――みんなの言葉を散りばめた曲のサビが<ドレミファソラシド>になっています。
桜野「きっとみんなが一貫して“歌いたい”っていうメッセージを書いたんだと思います。本当に人生単位で“歌っていきたい”って書いたんだと思うんです。この曲は自自分自身との対話で、“君”って言葉が一つも出てこないんです。“自分に向けて歌う楽曲”を書いていただきました。私達もそうですし、聴いてくださっている方も自分を重ねて“頑張ろう!”って思っていただけたら嬉しいです」
――少しズレるかもしれませんが、<好きなもんは好きだと/大声で叫べ>というフレーズにかけて、皆さんが今、叫びたいくら好きなものを教えていただけますか。
天野「きました!」
桜野「きました? 考えてたんでしょ。泥遊び?」
天野「泥遊びじゃないですよ(笑)。2つあるんですけど、まず1つ目は、“ウルトラマンがめちゃくちゃ好き!”です。今までちゃんとウルトラマンシリーズをしっかり見たことがなかったので、今、『ウルトラマンアーク』を毎週見ていて、“こんなに楽しいんだ!”って改めて思って。短い時間で、毎週ギュッと笑いと涙が詰まっていて、“すごいな…”って思いつつ、“私ってどうしてウルトラマンをこんなに好きなのか?”を考えたときに、ウルトラマンは人間よりもずっと賢い、宇宙からやってきた存在なんですけど、地球人ってまだまだ争いが絶えない、愚かな部分もたくさんあるじゃないですか?」
桜野「ひかる、宇宙から来た?」
花宮「ルティオンと同じ星から来てる?」
天野「そんな愚かな人間たちをウルトラマンは最初、不思議に思うんですけど、ユウマと出会い、彼の人生を見て、“いいな”と思うんです。知れば知るほど、“人間を助けてあげたい”と思っているんですよ。そういう宇宙人ならではの考えに心動かされる部分があります。毎週、『ウルトラマンアーク』を楽しみに見ているんですけど、先々週にブレーザーが本編に登場したんです。だから今、『ウルトラマンブレーザー』を見始めました。まだ前半部分なんですけど、それもすごく面白いんです!」
花宮「お父さんがウルトラマン好きなんだよね」
天野「お父さんは昭和のウルトラマンが好きだったので、私は平成のウルトラマンから見ていこうかな?って思っています。楽しみが増えました」
――もう1つは?
天野「芸人さんの永野さんが大好きです。永野さん、サブカルオタクなんですよ。YouTubeでたまたま永野さんがヴィレッジヴァンガードを回って、トークする回を見て。映画も詳しいし、音楽もすごいオタクで。イメージと全然違っていて“面白い!”と思って、今、永野さんの本を読んでいます」
相田「知らなかった…。私、<好きなもんは好きだと/大声で叫べ>に通じることをメモで書いていたんです。ゲームが好きなんですけど、ゲームって世間的にはちょっと悪い…最近やっと減ってきましたけど、保護者からしたらちょっと良くないものだと捉えられてるじゃないですか」
――1日60分に制限する条例を発行した県もありますし、WHOがゲーム障害を疾病として認定したりもしてますし。
相田「それがすごくイヤで、そういう認識を変えたいと思っていて。私は好きなことだし、それをお仕事にもしたいって書いたんです。なので、“ゲーム!”と叫びたいです」
花宮「熱いね。私は広く浅くいろんなものを好きになるタイプで、いろんな話についていけるのはいいことだと思うんですけど、逆に深い話があまりできないのがコンプレックスなんです…。好きなものいっぱいあるんですけど」
桜野「腕につけるやつは?」
花宮「たまごっち? たまごっちは好き。たまごっちUniっていうんですけど、すごくかわいいんです。私は幼稚園、小学校、中学校、高校と歴代のたまごっちにどこかで一度はハマっていて。大人になってからの久々のたまごっちなんですけど、やっぱり小さき命ってかわいいし、“俺一生、こいつのこと大事にするべや”みたいな気持ちになっていて。母性が芽生えてますし、“小さき命を大切にしていきたいな”って思っています。みんなも、たまごっちした方がいいです!」
桜野「このインタビューが出るまで飽きてないといいけどね(笑)。私は読書も引き続き好きなんですけど、最近は編み物が好きで編んでいます」
――メンバーにあげてるんですか?
桜野「メンバーもつけてくれてます!スマホのストラップやヘアアクセサリー、帽子を編んでいます」
花宮「電車に乗った5分の間に編み物するし、ライブが終わって5分後にはもう編み物してます」
桜野「編むか、読書するか、なので、インドアに拍車がかかっています。もう家から出ません」
――すごい宣言が出ました(笑)。
――シングルにはもう1曲、「硝子玉の世界」が収録されています。
桜野「この曲は、何曲かある中から“自分たちで決めていい”って言ってもらって選んだ曲です。ライブの盛り上がりを模索していたので、“こういうライブにしていきたいよね!”ってイメージとぴったり合った楽曲をみんなで選びました」
天野「ライブにすごく合う曲だなと思って。アイドルさんがいっぱい出演するイベントにもたくさん出させていただいてるので、そういうところで盛り上がる楽曲になるかな?と思うし、ライブで披露するのが楽しみです」
相田「この楽曲、一人のパートが長くて、ユニゾンがない楽曲なんです。今までの曲たちと比べると明らかにブロックごとの歌詞割りなので、感情を乗せやすくて。それこそライブで歌ったときに、そのときの感情や勢いをそのままのせて歌える曲なんだろうなって思いますし、私もライブが楽しみです」
花宮「いわゆるライブで盛り上がる曲はロックチューンが多いと思うんですけど、そこに寄り過ぎず、アルカナの他の曲と合わせても違和感がないような楽曲だなって思って選びました。全部ソロパートになるとは思っていなくて、意外というか…私はびっくりしました」
桜野「私もびっくりした(笑)。“長っっ!”って」
花宮「今までこんなに長いのがなかったので、みんなの反応がすごく楽しみです」
――この曲にも<かけがえない光>や<影の色彩は綺麗で>というフレーズがあります。
桜野「ステージに立った時のライブの景色なのかな?と思って歌いました」
花宮「<輝く世界に 引き込まれてしまったんだ>ってあるから、ステージや歌に憧れた思いなのかな?って思いました」
天野「うんうん。輝く世界に憧れて、引き込まれていったっていうのは私自身もそうなので、この曲での光は、憧れキラキラした世界っていう意味なのかな?と思います」
――3曲揃ってクリスマスにリリースされますが、みんなにはどう届いたらいいなと思いますか?
天野「今回は3曲とも歌心が強い曲が多いと思っていて。“歌を頑張っていきたい”っていう気持ちが今、5年目になってより強くなっています。「ハシロウ」にはアカペラがあったり、歌の部分でも新たな挑戦が詰まっていますし、僕と君、ファンと私達の関係性だったり、メンバー間だったり、人と人との繋がりも感じられるような温かい1枚になっているので、『ウルトラマーク』のファンの方にも届いて、楽しんでもらえたら嬉しいです」
相田「今、ARCANA PROJECTは、自分たちの歌をどういうふうに見せたいか?、ライブをどう作り上げていくか?、全てを最初に立ち戻って、改めて、向き合って考え直しています。そういった時期に生まれた曲たちで、まだライブでやっていない曲もあるので、どういうふうに受け取っていただけるかは、正直、ちょっと不安もあるんですけど、今の私達が思っている全てが詰まっています。これが正解ではないかもしれないですけど、“これで頑張っていくんだ”っていう意思が表れています。私達も“全力で届けたい!“と思っていますし、歌をたくさん聴いていただけるように頑張ります」
――2025年はどんな1年にしたいですか。最後に来年の目標を聞かせてください。
花宮「今、言ったように、今年は“どうしたらもっとみんなにARCANA PROJECTの良さを届けられるのかな?”っていうことをみんなでたくさん話し合って、たくさん考えた1年でした。だから、来年、5周年を迎えたときにはよりたくさんの人に愛されていて欲しいですし、そうなれるように、みんなで頑張ります!」
桜野「今年の10月に開催した4周年のコンサート『ARCANA SYMPHONIA』は2月ぐらいから話を進めていたんです。そこで挑戦させてもらってパフォーマンスしたことは、クオリティで言ったら、まだまだな部分もあったと思いますけど、そうやって挑戦することに意味があるんだってことを信じています。詩音が言っていたように、原点に返って、今一度考える中で、いろんなチャレンジをしたこの1年があって。今日明日のライブで結果が出るっていう話ではないと思うので、1年後2年後にどうなるかな?っていうのを常に考えながら、みんなでたくさん話し合ってやっていきたいです。ARCANA PROJECTとして、もっともっと作品の歌を歌っていきたいですし、いろんなブローチができるグループになるようにしっかり根を張る1年にしたいです!」
(おわり)
取材・文/永堀アツオ
写真/中村功
- 近日公開
Vol.2:radio encore 「ミチカケ」インタビューアフタートーク
Vol.3:佐伯youthK スペシャルインタビュー
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION
ARCANA PROJECT TOUR 2025『ARCANA CARAVAN』
2025年3月20日(木祝) 埼玉
2025年3月29日(土) 大阪
2025年3月30日(日) 京都
2025年4月6日(日) 愛知
2025年4月12日(土) 北海道
2025年4月29日(火祝) 東京(ファイナル)
※チケットや各公演の詳細は後日お知らせさせていただきます。