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2021.01.13

「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」2019 – 2020 バックイシュー――第36回/げんじさん(LIDNM)

Journal Cubocci編集長の久保雅裕がお届けするSMART USENの「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」。第36回のゲストはLIDNMのげんじさんです。収録を終えてのアフタートークをどうぞ。

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「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN



――コロナ禍でアパレルが厳しい状況の中、実店舗を出したいという気持ちは揺るがないですか?

げんじ「そうですね。”店舗で売上取りに行くぞ!”ってスタンスだったら、むしろやらない方がいいと思うんですけど、インフルエンサーブランドからの卒業っていうところを考えた時に、一定数は、実物を見ないと買わないという方だったり、好きで買ってくれている既存の方々にもやっぱり購入のハードルや不安は払拭した方がいいわけで。実物を見て、驚いてもらえる場という意味での店舗は必要だと思っていますね。赤字は避けたいですが(笑)」

――売るためのお店というよりはショールーミング的なお店ということですね。ブランドだったりセレクトショップでもいいですが、ロールモデルはありますか?

げんじ「商業施設の中に出したいというのはあまりなくて。僕は代々木上原のJOHNというお店がすごく好きで、そんな雰囲気の店舗を人の行き来が多い場所に作りたいというのはあります。エリアで言うと表参道か渋谷ですかね。代官山も候補として考えています」

――テナントビルとかショッピングモールではなく路面店ということですね。

げんじ「今のところはそうですね。松本恵奈さんのCLANEが立ち上げたセカンドブランドが横浜の商業施設の中にあるんですけど、他の店舗とは比じゃないくらい綺麗な店舗だったっていう感想を聞いて、今まで路面店こそ正義だと思ってたのですが、商業施設の中でもその雰囲気が出せるのであれば検討はしていきたいなって考えています」



――げんじさん自身が見てインスピレーションを感じ取れるものであれば、そこまでロケーションにはこだわらないと?

げんじ「視聴者やファンの方があっと驚くような、来てよかったって100パーセントで言えるような場所であればいいかなと思ってます」

――ちなみにリアル店舗では、どれくらいの年齢の客層を想定してますか。

げんじ「現状では、18歳から24歳までの方が中心で、リアル店舗では現在のフォロワーさん以外も目に触れる機会が多いと思いますが、このコロナ禍で外出の機会がどんどんなくなるのかなって考えたら、今の僕を応援してくれている方々に目を向けていきたいですね」



――今、18歳というキーワードが出ましたが、げんじさんが18歳の頃、買い物に行っていたお店ってどんなところですか。

げんじ「18、19歳でお笑い芸人をやっていたころはファッションのことは全然分かってなかったので(笑)。埼玉から学校に通っていたこともあって、池袋パルコの大手セレクトショップを見て回ってました。ただ、いまは多くのショップがインスタを活用してそのブランドの世界観を打ち出しているので、わざわざお店に行かなかったとしても、最短でいい服に出会えるようになって……たった5年くらいですが変わってきたなあと思いますね」

――そうですよね、逆に選択肢が多いですよね。変な話ですけど商売する側の感覚で言うと、ドカンと当てるのって難しいのではないかと思うのですが。

げんじ「今までは大手企業さんが渋谷のどこに商品を置くかで売り上げが変わるという、いわゆるリアルな世界での大きな仕掛けが中心だったと思うのですが、今は誰にでもチャンスがあって、特に個人でもデジタルを通じて大きな仕掛けができるようなったとは思ってますね」

久保雅裕「ファッションに関して言うと雑誌の影響力がすごく強かった時代があるわけですが、今はYouTubeだったりSNSだったりウェブ上のコンテンツがそのポジションを担っているということでしょうね」

げんじ「僕は今でもファッション誌を読みますよ。ただ、ファッションにのめり込まない8割の方たちは、もう雑誌を買う必要はないと思います。ECサイトも、YouTube、インスタなども充実して情報収集の仕方が本当に変わってきていますので」



――勇気を出して聞きますが、リドムっていうブランド名の由来を教えてください。

げんじ「僕、昔からチャップリンが好きで、チャップリンの名言で”人生は願望だ。意味じゃない。何のために意味を求めるんだ”っていう意味の、Life Is Desire, Not Meaningっていう名言があるんですけど、その頭文字を取って、少しもじってって感じです」

久保「今までその由来をお話したことがありましたっけ?」

げんじ「年齢が高めの方からは聞かれることがたまにあるんですが。それ以外はあまり需要がないのかなと(笑)、そういった経緯も含めあえて語って来ませんでした」



――ちゃんと思い入れがあって素敵なエピソードですね。もうひとつ聞きますが、レディースを手掛けるつもりは?

げんじ「やりたいですし、将来的にはたぶんやりますね。今ちょっとパツパツでまだ準備はできていないし、今やっても生半可な感じになってしまいそうなので、もっとスキルを積んで自分の手が空いたら始めたいですね」

(おわり)

取材・文/高橋 豊(encore)
写真/柴田ひろあき

※2020年7月の「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」番組収録後インタビューより



■げんじ
1994年6月14日、埼玉県生まれ。株式会社MODERN TIMES代表取締役、LIDNM(リドム)ディレクター。日本最大のファッションアプリ「ウェア」の公式ユーザーでファッションジャンルに特化したユーチューバーの先駆者。SNSの総フォロワー数は約150万人を誇る。2017年に自身が手掛けるファッションブランド、リドムをスタート。

■久保雅裕(くぼ まさひろ)
ウェブサイト「Journal Cubocci(ジュルナル・クボッチ)」編集長。杉野服飾大学特任教授。繊研新聞社在籍時にフリーペーパー「senken h(センケン アッシュ)」を創刊。同誌編集長、パリ支局長などを歴任し、現在はフリージャーナリスト。コンサルティング、マーケティングも手掛ける。







「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」by SMART USEN





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