――待望のアルバム『LOVE1』がついにリリースされます。今の心境を教えてください。

イーチ「こうやってアルバムを完成させると言うこと自体、誰もができることではないので、しっかりと形になったことに、心から感謝をしています。だからこそ、より素敵なものにしたいと思い、1曲1曲を大事に歌わせていただきました」

――どの曲が一番苦労しましたか。

イーチ「「The Witch」は、これまでのラブワンとは世界観が違って、ラップが入っているんです。これは初めての経験でしたし、そこをうまく表現することがすごく難しくて!」

洸瑛「この曲は女の子のメンバーがメインの曲なんですが、みんな苦戦していたよね」

佐々木杏莉「何回も録り直しましたね。成功率がかなり低いくらい、大変なレコーディングだったので、出来上がった曲を聴いて、ものすごく素敵に仕上がっていたことに感動しました」

久昌歩夢「Do As Infinityさんの「本日ハ晴天ナリ」もカヴァーさせていただけたことも嬉しかったです。さらに、「Glory Dayz」という曲がお気に入りなんですが、この曲のMVでは、個性バラバラな10人が、衣装を揃え、一体感のあるパフォーマンスをしているんです。より新しい僕たちを感じてもらえると思います」

――このMVの撮影はどうでしたか。

久昌歩夢「結婚式場で撮影したんですが、その場所がめちゃくちゃ豪華だったんですよ!」

洸瑛「すごかったよね。あとはコンセプトがしっかりしていて、お芝居も入ったものになっています。僕たちは過去に2回、主演舞台を経験しているので、そこでの経験を活かして挑みました」

――その経験から得た演技力は存分に出せましたか?

久昌歩夢「‥‥‥はい(笑)」

イーチ「頑張りました!」

佐々木杏莉「実は、このMVのお芝居の内容が、かなり深いんですよ」

洸瑛「普通の10代では経験するようなことではないことを演じているんです」

イーチ「私はたくさんの薬を飲むシーンがあり、実際に薬のカプセルをたくさん口に含んだんです。その中身は何も入っていないんですけど……」

――よかった!(笑)

洸瑛「入ってたら大変!(笑)」

イーチ「それでも、プラスチックの味が口の中に広がって大変でした!言葉通りの体当たりのお芝居になったんじゃないかなと思います(笑)。あとは、体重計に乗るお芝居もあったんですが、そこにいたメンバーに“見ないでね!見ないでね!”って言っていて」

佐々木杏莉「見てないから安心して(笑)」

イーチ「よかったー!」

佐々木杏莉「階段を駆け下りて、外に飛び出すというラストシーンがあるんですが、実はそこを一発目に撮影したんです。早朝だったこともあって、まだ身体が起きていなかったのか、何テイクもやっているうちに途中でずっこけるメンバーが出てきて(笑)。これもまた大変でした!」

洸瑛「大騒ぎだったよね(笑)。その後、演技のシーンをして、夕方暗くなりかけてからダンスシーンを撮影したんです。時間の制限もあったので、かなりの緊張感があったんですが、無事に撮影をし終えて、いざ完成したのを見たら、最高にカッコいい作品に仕上がっていて、本当にテンションが上がりました」

――この裏話を知った上で、じっくり見たらより感慨深い作品になりそうですね。

久昌歩夢「はい!ぜひ何度も見てもらいたいですね」

洸瑛「こうやって完成したアルバムをあらためて聴いていると、デビュー曲の「Now or Never」は、初めてラブワンとしてMVを撮らせていただいたり、配信させてもらったり、インタビューを答えさせていただいたりと、僕らがアーティストとして踏み出した一歩目の楽曲なので、ものすごく印象的ですし、これからも大切にしたいなと思っています」

――この当時から、ものすごくメッセージ性が強い曲をリリースし続けていますよね。

洸瑛「そうですね。リリース後すぐに舞台『オノマトペ』を演じたことで、歌詞に対してより表現力を学んだ気がします」

久昌歩夢「より、曲に対しての想いの強さも強くなりましたね」

佐々木杏莉「『オノマトペ』は、演劇だけではなく、歌やダンスも組み込まれた劇ライブというジャンルの作品だったんです。演劇で学んだ表現力を歌にも活かすことができました。本当に勉強になりました」

――この舞台も、ものすごくテーマが重いですよね。でも、こうやってみなさんと話していると、楽しくて明るいグループなので、そのギャップが……

洸瑛「あはは!めちゃくちゃ明るいです(笑)。だからこそ、ライブなどに来てもらって、僕たちの明るい一面も見てもらえたら嬉しいです」

――その明暗どちらも表現できるのが10代の良さですよね。

佐々木杏莉「そうですね。今だからこそ表現できることを大事にしていきたいと思います。ちなみに、私がお気に入りの曲は、一番最後にレコーディングをした「Alright」という曲です。これは、この楽曲にはファンのみなさんへの想いが込められているんです。これは、私たちの想いを届けたいと言うのだけではなく、ファンのみなさんと一緒に楽しみたいという想いも強いので、ライブで声が出せるようになったら、みなさんと歌って、心を繋げられる曲になったらいいなと思っています」

久昌歩夢「ライブで歌ったら泣いちゃいそう」

佐々木杏莉「一番最後の曲になるのかな?」

イーチ「そうだね。絶対感動しちゃう!」

洸瑛「もっと大きくなって、大きな会場で、アンコールで歌いたいね」

全員「エモい!(笑)」

――あはは!先ほどの舞台の話にも繋がりますが、あらためてラブワンだからこそ伝えていきたいことはどんなことですか。

イーチ「未成年の方には、その年齢ならではの葛藤、大人に対する意見、逆らえないところなどいろんなことに対して、負けずに立ち向かって、自分の意見を主張する大事さを教えてあげたいと思うんです。私たちの曲を聴いて、勇気を出したり、背中を押してあげられるような曲を歌っていきたいですね。大人の方には、10代の頃の葛藤や、情熱などを思い出して、“こんなこともあったな”と思い出してくれたら嬉しいです」

――イーチさん自身もラブワンの曲に勇気づけられることがあるのではないでしょうか。

イーチ「ありますね。実は、以前は歌詞に対して深く考えたことがなかったんです。でも、「Now or Never」を聴き返すうちに、“こういうことだったんだ!”ってより共感したり、理解することが増えたんです」

――曲の輪郭がしっかりと見えたんですね。

イーチ「はい。それからは、曲に対してより愛情が芽生えた気がします。『オノマトペ』の劇中歌として、「パレードはやめた」があるんですが、これは大人に縛られていたり、常識に捉われたりするのはやめようという曲になっています。私自身、歌っているうちに、この曲に込められた想いが伝わってきて、“こういうことが出来たら楽しいだろうな”って思いながら聴くようになったんです」

佐々木杏莉「この年代ならでは、いまの時代ならではの縛られているものってたくさんあって、みんなそこに悩んでいるんですよね。でも、それぞれの魅力って、その縛られないところにあると思うので、そこに注目して自分らしく生きて欲しいというメッセージが込められているんです。聴いてくれた方たちが、そこに気付いてくれたり、勇気を持ってもらえるきっかけとなったらいいなと思っています」

久昌歩夢「僕たちよりも年齢が上の方ももちろんいますし、小さい方もいますし……」

洸瑛「身長の話?」

久昌歩夢「違う!違う!(笑)年齢が小さい方もいますし、おじいちゃん、おばあちゃん世代も聴いてくれている人がいるからこそ、僕たちがいろんな人たちの気持ちを代弁して、叶えられなかった夢などを僕たちがかわりに叶えていきたいって思うんです」

洸瑛「僕たちは最年長が19歳で、最年少は中学生で、男女混合グループで、さらにバラバラな環境から集められてスタートしたからこそ、対立することもあれば、意見が食い違うこともあるんです。人として未熟な部分も多いからこそ、新鮮で、リアルなことを伝えられると思うんですよね。『オノマトペ』の世界観も、年齢を重ねると共感しづらくなるだろうし‥‥‥でも、だからこそ、今の僕たちは胸を張って、心から主張できるんです。きっと、僕たちも年齢を重ねるにつれて、解釈も意味も変わってくると思うので、いまの1分1秒を大事に、活動していきたいと思っています」

――このアルバムには、その『オノマトペ』の舞台も収録されています。あらためて、どのような舞台になっていましたか?

洸瑛「僕たちは全員中学3年生の役を演じました。そのみんなが、校則をどんどん変えていく校長に対して違和感を覚え、デモを起こしていくんです。そこに集まった子たちがそれぞれ悩みを抱えていて、学校を変えたい人もいれば、自分の環境を変えたいという人もいて。そんなみんなが、デモ運動を通じて、どんな幸せを見つけていくかという物語になっていまするんです」

佐々木杏莉「どの役も、幸せに向かって歩んでいくという共通のテーマがありながら、それぞれいろんな解釈ができる終わり方になっているんです。舞台を観ている中で、“こんな行動をしちゃうんだ !?”ってネガティブに思う子も、その子の置かれている環境や状況を知ると、“そうなってしまうよね”と共感したりして、すごく考えさせられる内容なんですよ」

久昌歩夢「僕たちは初めて主演舞台をさせてもらうことで、大きなターニングポイントを迎えることが出来ました。この舞台を経験して、間違いなく成長しましたし、今後のラブワンが期待できる作品になっていると思うので、ぜひ観てもらいたいですね」

――オフの時のみなさんはどんな雰囲気ですか?

洸瑛「かなりうるさいです(笑)。楽屋でもわちゃわちゃしていますね」

佐々木杏莉「ここは動物園なのかなって思うこともあって……」

久昌歩夢「なんか客観視してるみたいですけど!」

洸瑛「自分もあまり変わらないでしょ(笑)」

佐々木杏莉「そうですね(笑)。でも、お仕事のときはみんなの表情がガラリと変わりますし、楽しむところは楽しむのですごくいい切り替えが出来ているなと思っています」

――グループでの一番のムードメイカーは誰?

久昌歩夢「やっぱり、(相原)一心?」

洸瑛「間違いないね。今日はいないんですけど、盛り上げてくれます」

イーチ「でも歩夢もだよね?」

佐々木杏莉「私もそう思う」

洸瑛「確かに、イベント中もお客さんを一番盛り上げる係だもんね。声かけもかなり熱いし!“あむ”のひと言で笑顔になることがたくさんある」

久昌歩夢「ムードメイカー、やらせてもらってます(笑)」

佐々木杏莉「ちょっとグループがどんよりしているときも、ひと声かけて変えてくれるよね」

イーチ「すごいポジティブ!」

洸瑛「稽古中も、どうしても重たい内容だから考えることが多かったんですが、あむのおかげで助かってたよね」

イーチ「明るい人がいると、こっちまで伝染するんですよね」

久昌歩夢「意識しているわけではないんですけどね。でも素のままでいて欲しいし、いさせてあげたいと言う気持ちがあるんです」

――最年少なのにものすごくしっかりしてる!

洸瑛「あれ?そういえば最年少だよね!」

久昌歩夢「はい(笑)。みんなで切磋琢磨している10人なので、仲良くいたいんです。これからも、この雰囲気のまま、大きなグループになっていきたいですね!」

――楽しみにしていますね!では最後にリーダーからまとめのひと言をお願いします。

佐々木杏莉「この1年の集大成となるアルバムが出来ました。この1年での心境の変化や、意思が強くなっていくグループを感じることが出来ると思うので、楽しんでもらえたら嬉しいです。さらに、気になってもらえたら、ライブに来てもらえたら、さらに楽しませる自信があるので、ぜひ遊びに来てください」

イーチ「ワンマンライブもありまーす!」

佐々木杏莉「はい!オリジナル曲をたくさん披露できると思うので、楽しみにしていて下さい」

(おわり)

取材・文/吉田可奈
写真/中村 功

LIVE INFOONE LOVE ONE HEART Oneman Live “LOVE1”

2023年1月29日(日)SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
15:00開演(1部)、18:00開演(2部)

ローチケ

DISC INFOONE LOVE ONE HEART『LOVE1』

2023年1月25日(水)発売
TypeA(CD+Blu-ray)/AVCD-63388/B/7,000円(税込)
エイベックス

ONE LOVE ONE HEART『LOVE1』

2023年1月25日(水)発売
TypeB(CD)/ AVCD-63389/3,000円(税込)
エイベックス

ONE LOVE ONE HEART『LOVE1』

2023年1月25日(水)発売
TypeC(CD)/ AVCD-63390/3,000円(税込)
エイベックス


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