ドキドキワクワクなLucky²ワールド――杉浦優來、比嘉優和、森朱里 「アイコトバ」インタビュー

──「アイコトバ」は明るく元気な楽曲で、夢へ向かう気持ちを後押しするような作品になっていますね。みなさんがこの曲を最初に聴いたときは、どんな印象を受けましたか？

比嘉優和「サビで同じ歌詞を繰り返すんですけど、それがすごく印象的で、最初に聴いたときは初めて聴くのに初めてじゃないように楽しく聴けたのを覚えています。だから、レコーディングするのが楽しみになりました。実際のレコーディングのときは、歌詞に＜ありがとう＞っていうフレーズが出てくるので、聴いてくださるみなさんに“いつも応援してくださって、ありがとう！”っていう気持ちが届くようにイメージして歌っていて。そのためにも明るさと元気さを意識しましたね」

森朱里「サビの＜届け届け＞っていうフレーズが、すごく印象に残りましたし、Lucky²の元気さだったり、フレッシュさが伝わる楽曲になるんじゃないかなって思いました。レコーディング前にも“この曲は弾けて歌うのがポイントだよ”って教えていただいたので、全体的にそういうことを意識して歌っていて。だから、リズムに乗りながら歌いましたし、特に＜届け届け＞の部分は、聴いている人の背中を押してあげるようなイメージで歌いました」

杉浦優來「私は「アイコトバ」に今までのLucky²にはなかったような爽やかさを感じたんですよ。だから、MV撮影もすごく楽しみになって、“海で踊ったりするのかな？”って想像したりしていましたね。実際は海じゃなくグラウンドで撮影したんですけど、爽やかさは伝わってくると思います」

――ダンスパフォーマンスは、どんな部分が見どころですか？

比嘉「人数が増えて9人体制になったので、より迫力が増すと思ったんですね。だから、私はみんなで合わせることを意識して頑張りました。私がダンスで好きなポイントは、最後の最後にみんなで首を回してポーズするところ。そこは、すごく“9人！”っていう感じが伝わると思います」

森「パフォーマンスのほうもすごく元気ですし、歌詞に合った振付もたくさん入っている感じですね。私が見どころだと思うのは＜飛び越えようよ＞っていう歌詞のところです。そこは、みんなで走って跳ねる振付になっているんです。それとサビの最後のほうに＜アイコトバ＞っていう歌詞があるんですけど、そこは手をパクパクさせるような覚えやすい振付になっていてかわいいんです！しかも、とても簡単なので、みなさんにも真似していただけたら嬉しいですね」

杉浦「この曲は歌詞もかわいいんですけど、振付も本当にかわいいんですよ。＜届け＞は、見てくださっている人に“届け！”っていうポーズをしますし、＜叫べ＞も叫んでいるような振付になっていますから。だから、そういうところも真似しやすいと思います」

――Lucky²のファンは小さなお子さんも多いので、やりやすい振付っていいですよね。そんなダンスパフォーマンスも含めてMV撮影でのエピソードを教えてください。

比嘉「撮影当日、午後が雨が降ったりやんだりだったんですよ。だから、ちょくちょく撮影がストップしちゃって、その間は、みんなで雨宿りしてました。でも、そういうのもこの歌詞のように“青春だな～”って思ってましたね（笑）。そして、その時間に感じた青春っぽさが、きっとMVにも出ていると思います」

森「その雨が止むのを待っているとき、みんなで“誰が雨女か？”って探したんですよ（笑）。私は、それが印象に残っています」

――誰が雨女だったんですか？（笑）

森「疑惑は（笑）、新メンバーの誰かです」

杉浦「6人のときは、毎回MV撮影は晴れていたんですよ。だから、結構晴れ女が多かったと思うんです（笑）。でも、今回は雨が降ったので、3人の誰かじゃないか？って（笑）」

森「責任を感じてました…（笑）」

杉浦「でも、休憩時間には、みんなでゲームをやったり、変顔対決をしたりして楽しんでいて（笑）。そういうわちゃわちゃした時間もLucky²らしかったですね」

――比嘉さんと杉浦さんも『ガールズ×戦士シリーズ』に出演。杉浦さんは『ポリス×戦士 ラブパトリーナ︕』を、比嘉さんは『ビッ友×戦士 キラメキパワーズ︕』を経験しましたが、そのときの思い出を教えてください。

比嘉「私はドラマの中で髪が短かったんですよ。実はマッシュルームっぽい感じのウイッグだったんですけど、髪が短い自分って初めてだったんです。だから、すごく新鮮でしたし、ドラマを通して新しい挑戦をしたような気持ちになれて楽しかったですね」

――人生で髪を短くしたことが、まだないんですね？

比嘉「そうなんです。だから、“短いとこうなるんだ～、面白いな”って思いました（笑）」

杉浦「私が出演していた『ポリス×戦士 ラブパトリーナ︕』は、ラブと警察（パト）、それにバレリーナ（リーナ）の要素が入っていたんですよ。だから、バレエを覚えるのがちょっと大変でした。でも、本物の警察の方から感謝状をいただけたのは嬉しかったです」

比嘉＆森「へぇ～！！」

杉浦「ドラマを見ている子供たちに交通安全を呼び掛けていたんです。それで感謝状をいただいたんですけど、普通だったら絶対経験できないようなことだと思うので、すごく思い出に残っていますね」

――立派な社会貢献ですよ！

森「私は「Girls Revolution」の中では、特にサビ前の＜乗り越えられる勇気をあげるよ＞っていうところがお気に入りです。自分で歌っていても、“頑張ろう！”っていう気持ちになれますね。それとパフォーマンスだと＜半分こしよう＞っていうところが、すごく好きで。ペアになってやるんですけど、そこの振付が、本当にかわいいんですよ」

杉浦「「Girls Revolution」は、私がlovely²として活動していたとき、Girls²さんとの13人バージョンで一緒に歌わせていただいたことがあるんです。だから、私が歌うのは今回が２回目になるんですけど、やっぱり当時lovely²で踊っていたのと、今Lucky²で踊るのとでは、また違う感覚があって。特にさっき朱里ちゃんが言っていた＜半分こしよう＞のところはlovely²のパートだったので、そこをLucky²のみんなでやれるのが、すごく嬉しいですね」

森「私たち新メンバー3人（森、上村、佐藤）は6月に加入したので、最初は不安や緊張もあったんですよ。でも、元々の6人のメンバーが話しかけてくれたので、どんどん仲良くなっているなって感じていますし、その仲の良さが魅力だと思います」

杉浦「Lucky²は、前からわちゃわちゃしているグループだったんですけど、新メンバーの3人が加わってから、そのわちゃわちゃ感が、さらに増したんです（笑）。だから、学校の休み時間に、みんなで話しているみたいな感覚。最年少（永山椿、上村梨々香）は中学1年生なんですけど、みんなの話に頑張ってついてきてくれている感じがして、すごくかわいいですね（笑）」

――女子校状態ですね（笑）。

――では、ひとりひとりのキャラクターも知りたいので、まずは比嘉さんはどんな人なのかを杉浦さんと森さんから教えてください。

杉浦「メンバーの中でもしっかり者で、実際は私のほうが年上なんですけど、最年長っぽさがありますね。それにメンバーをまとめる力がある。前に台本で“どういうことを言おうか？”って考えていたときも、最初に案を出してくれたりしましたから。だから、すごく頼りになるメンバーです！」

比嘉「嬉しい！」

森「優和ちゃんがいると、電気が1個明るくなったように明るさが増しますね。それにコミュ力が高いんですよ。だから、ちょっと困っていたりすると声をかけて助けてくれる。わからないことがあったときも教えてくれるので、すごく優しいお姉ちゃんですね」

――じゃあ、6月に加入した森さんは？

比嘉「最初に会ったとき、“背が高いな！”って思いました」

杉浦「優和ちゃんも高いんですよ。でも、“もっと高い子がいる！”って思いました（笑）」

比嘉「それに結構大人っぽい顔だちなんですけど、実はすっごい面白いんですよ。隙があって目が合ったら変顔をしてくるので（笑）。それくらいいつでもオープンというか、とても親しみやすい子ですね」

杉浦「ビジュアルとのギャップがすごいです」

比嘉「そう！（笑）朱里ちゃんが入ったことによって、もっとグループ全体が明るくなったし、面白くなりました（笑）」

杉浦「最初に会ったときは、“落ちついているな”って思いましたし、ドラマでもクールな役をやっているので、クールで勉強もできるタイプかなって思っていたんです。でも、変な動きをしてきたりして、すごく面白い（笑）。だから、こう見えて子供っぽいところもあるんだなって思いました」

比嘉「それに朱里ちゃんはダンスも上手。だから、ダンスレッスンのときとかは、いざ踊り出すと先生に見えますね」

杉浦「メンバー同士でも、いつも“朱里ちゃんのダンスはすごい！”って話しています」

森「やったー！（笑）」

――最後は杉浦さん。

比嘉「Lucky²のプリンセスです。この3人で今ラジオ番組『Lucky²のラッキートーク！』（文化放送）のチームを組ませていただいているんですけど、声からかわいくて、本当に癒されるんですよ。でも、一番年上なので、すごく頼りになる何でも話せる人でもありますね。それに歌姫でもあるんですけど、MCとかもしっかり回してくれる。だから、いつもお世話になっています（笑）」

森「優來ちゃんは、ステージに立っているときもプライベートのときも、ずっとかわいいです。それに優來ちゃんは、お目目が吸い込まれそうにキレイ」

――黒目が大きいですよね。

杉浦「そうなんです。そこは“チャームポイントかな？”って思っていますね」

森「でも、かわいいだけじゃなく、グループを引っ張ってくれたりまとめてくれたりもするので、すごく信頼しているお姉ちゃんです」

――森さんはLucky²に加入したことで、何か新たな目標はできましたか？

森「はい。Lucky²が6人のときにライブツアーを行っていて、その最終日の公演のアンコールに新メンバーも出させていただいたんですよ。9人でのツアーができるよう今から私たちも頑張らなきゃなって思っています」

――9人のパフォーマンスも、ちゃんと見てもらいたいですもんね。杉浦さんと比嘉さんは、9人になったことでパワーアップを実感しているところはありますか？

比嘉「やっぱり戦力が増したことで迫力も増したと思いますし、新メンバーの3人は、みんなかわいくてダンスも上手なんですよ。それはLucky²がほしかった部分。だから、3人が入ったことで、6人も“もっと頑張ろう！”って思うようになりました」

杉浦「3人に負けないようにね！」

比嘉「そう！Lucky²は、優來ちゃんたちが最初に入って、そのあとが私たち、そしてそこに朱里ちゃんたちが加わったので、お互いにいろいろ教え合えたりもしますし、支え合えているとも思うんですよ。そこがすごくいいなって思うので、これからもみんなで頑張っていきたいと思っています」

杉浦「朱里ちゃんが言っていたように、1stライブツアーのときは6人でやらせていただいたんですね。そのとき集まってくださったファンの方の中には、私たちと同じ衣装を着て応援してくださっていた方もいたりして、本当に嬉しかったんですよ。だから、その感謝の気持ちを忘れたくないですし、それを届けるためにも、次は9人でライブをして、さらにパワーアップしたステージをお見せしたいなって思っています」

――では、9人でのライブツアーも含めて、最後に今後の目標を教えてください。

比嘉「もっともっとたくさんの方々に知っていただけるよう、パフォーマンス面も努力し続けたいと思っています。そして、9人の持ち前の明るさや元気、笑顔をみなさんに届けられるよう、いつか大きなステージでライブができるグループになっていきたいですね」

杉浦「Lucky²はデビュー1周年を迎えて、これから2年目に入るんですけど、1年目の感謝の思いをパフォーマンスで伝えられるよう、2年目も頑張ります！」

（おわり）

取材・文／高橋栄理子
写真／中村功

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