──GENERATIONSの上半期といえば「Sing it Loud」が再注目されるというトピックがありましたが、皆さんはあの現象をどうご覧になっていましたか?
白濱亜嵐「そうですね〜…謎バズです(笑)」
片寄涼太「“狙い通り”と言いたいところですが、全く狙っていないという(笑)」
白濱「でも“本当にこういうことってあるんだな”と思いました。10年前の楽曲が再評価されるということも嬉しいですし、ジェネから離れていた人の目にもまた留まることができて、いい機会になったと思っていて、すごくポジティブに捉えています」
──最初に「Sing it Loud」がランキングに入っているのを見つけたのは小森さんでしたよね?
小森隼「レコチョクビデオランキングを見ていたら「Sing it Loud」が入っていて、“そんなはずないだろう!?”と思ったので、半信半疑でXでネットミームに乗っかって遊んでいたんです。そうしたらファンの方たちが“小森がネットミームで遊んでるぞ”と盛り上がり始めて。そこから“あれ、本当にランキング入ってるじゃん!”となって、さらに盛り上がっていきました」
──メンバーの皆さんも当時の映像を探してきてSNSに載せるなど、皆さんで盛り上げている感じも良かったですよね。
白濱「ファンの方が喜んでくれるかな?と思ってやったところが大きかったです。謎バズなので、見過ごしても良かったんですけど、喜んでくれている気持ちに寄り添いたいと思いました。自分の好きなアーティストが同じことをしてくれたら、僕も嬉しいと思いますから」
──過去の映像をご覧になって何か感じたことはありますか? ちょうど今年の秋にデビュー15周年イヤーの開幕を迎えますし、これまでを振り返るきっかけにもなったと思いますが。
白濱「そうですね。裕太くんがずっとカメラを真顔で見ている振り動画とか、面白い動画、出せない動画がたくさん出てきました(笑)」
中務裕太「当時の写真を見て、“俺、細いな”と思いました。いまと比べてガリガリすぎて見たくなかったです(笑)。あの体でよく踊れていたと思います。でも懐かしい気持ちになって楽しかったです」
数原龍友「色々なステージで、何回も何十回も何百回もパフォーマンスしてきたんだと、改めて映像を見て思いました」
佐野玲於「忘れていた瞬間もたくさんあったので、思い出せる良い機会でした」
──そんな“謎バズ”を経て、久しぶりのシングル『VIBE』がリリースされます。表題曲「VIBE」は白濱亜嵐さんがTET$Vさん、岡嶋かな多さんと手がけたダンスナンバーですが、亜嵐さんが作る曲をシングルとしてリリースしようというところから始まったのか、それともシングルを作る上で亜嵐さんが楽曲を手がけることになったのか、そのあたりから聞かせてください。
白濱「コンペでした」
片寄「匿名コンペだったんですが、聴いたときに“この曲は明らかにGENERATIONSないしはLDHを知っている人が作っているな”と感じました。“これを外すわけにはいかない”と思って、この曲に決まって…そしたら案の定、亜嵐くんが制作した楽曲でした」
白濱「狙ってはいたんです。コンペの前にみんなで会議をして、そこで“GENERATIONSっぽさをもう一度”というヒントが出たので(笑)、そこを汲み取って。でも、久しぶりにこういう形でコンペをやって、面白いと思いました。他に集まった曲も以前とは全然違って」
──以前とは違う曲が集まったのはどうしてなのでしょうか?
小森「時代の流れなのかな? 今回は“アップテンポで踊れる曲”というテーマで曲を集めたんですが、僕たちがそれをやっていた2015、16年頃は、EDMとダンスミュージックを混ぜたものが主流でした。そこから10年経って音楽の流れも変わっているので、今回集まった曲も当時とは全然違うものがほとんどでした。でも亜嵐くんは、事前に“GENERATIONSが今までやってきたもの、僕たちが得意としていたサウンドをもう一回やるのもいいよね”という話をしていたのを知っていたから、その1曲だけ明らかに突出していました(笑)」
──そもそも今回、“アップテンポで踊れる曲”をテーマにしようと思ったのはどうしてだったのでしょうか?
片寄「GENERATIONSは本当にいろいろなことに挑戦し続けてきたグループなので、ここで敢えてLDHらしい王道をやると、逆に新しく見えるんじゃないか?と思ったんです。新体制になってからそういう曲もなかったですし、“ここで王道をやってみよう!”と。ちょうど同じ時期に「Sing it Loud」がバズったので、自分たちがやろうとしていることは間違っていなかったという気持ちにもなりました」
──亜嵐さんとしては、コンペで選ばれるかわからなかったとは思いますが、どういう曲を作ろうと思って作り始めたのでしょうか?
白濱「サウンド感は当時の雰囲気を残しつつ、今っぽさは、意識しなくても自然と入ってくると思ったので、そこまで意識しませんでした。どちらかというと、構成で面白いところを作りたいと思って、2番にエレクトロスイングっぽいところを入れました。“昔があって今がある”というテーマを、そのまま落とし込んだ感じです」
──GENERATIONSのテーマを知っている分、割とナチュラルにできたんですね。
白濱「はい。歌詞の面では、冒頭が気に入っています。<Gimmie more これからがイイとこ>を、一番言いたいこととして最初に持ってきました」
──作詞は岡嶋かな多さんが手がけられていますが、そこは亜嵐さんの意図で?
白濱「そうです。“こういうことを言いたいです”ということはかな多さんに伝えて、“その中でも一番言いたいことは最初に言いたいです”と言って、この冒頭のフレーズを作ってもらいました」
──<これからがイイとこ>を一番に歌いたかったのはどうしてなのでしょうか?
白濱「僕たちがデビューしてからの14年の間に、たくさんのダンス&ボーカルグループが生まれて、事務所の垣根もなくなりました。その上で、“GENERATIONSはまだまだこれからだ”と本当に思っているからです。そもそも、14年のキャリアを積んでもメンバー全員がまだ30代というのも、それだけで強みだと思いますし」
──今回、作詞は岡嶋さん、作曲は亜嵐さんのほかにTET$Vさんと岡嶋さんがクレジットされていますが、このお二人と組んだのはどういう経緯なのでしょうか?
白濱「TET$Vくんとはダンスミュージックを一緒に作ることが多くて、TET$Vくんがプロデュースする作品がすごくイカしているので、一緒にやりたいと思って声をかけさせてもらいました。かな多さんはTET$Vくんの紹介です。かな多さんはM!LKなどにも楽曲提供されていて、とても忙しい中、スケジュールがたまたま午前中だけ空いた日があって。そこでトップラインを書いてもらいました」
小森「その時間だけで!? すごいな…」
白濱「かな多さんは海外の作家ともよく一緒に組んでいて、英語の歌詞もポンポン出てきて。すごく早かった…あっという間でした」
片寄「コンペで選ばれて本当によかったね」
白濱「本当に。選ばれていなかったら、今後一緒にできなかったかも(笑)」
──では、この曲を最初に聴いたとき、ボーカルのお二人はどう感じましたか?
数原「“難しい曲だな”と思いました。ダンスミュージックに歌を乗せるのはいつも難しくて。だから“また亜嵐サウンド”がきたな。どう料理しようかな?“と、楽しみ半分、上手に歌い切れるかな?という不安半分でした」
──お手のものではないんですね。
数原「全然。亜嵐くんの曲には毎回苦しめられます。あと、今回はかな多さんがボーカルディレクションに入っていろいろとアドバイスをくださいました。そのあたりも含めていつもとは違うレコーディングでした」
──片寄さんはレコーディング、いかがでしたか?
片寄「デモを聴いたときに感じた“GENERATIONSを知っている人が作っている”感はありつつ、今っぽいアプローチもあると思いました。それこそかな多さんが“ここはこういうふうにハメたい”とディレクションしてくださったときに“こういうことか!”と思えたんです。今までだったらそれがなくても成立していたと思うんですが、ここでまた新しいアプローチに挑戦できることこそ、新体制でやる意味だと思いました。この曲に対して“GENERATIONSらしい”と感じる方が多いと思いますが、ボーカルアプローチは意外と以前とは違うというところもかなり気に入っています」
──振り付けはどのようなものになっているのでしょうか?
中務「今回は若いエナジーが欲しいと思って、今メキメキ来ている若手のKanameくんにコレオをお願いしました。20か21歳くらいなんですが、すごく上手くて! 僕は自分もコレオを勉強したいですし、ダンスが上手くなりたいので、基本的に自分より下手な人にはお願いしたくないんです」
白濱「“自分より下手な人にはお願いしたくない”は見出しだわ!(笑)」
──でも実際、自分より上手な人にお願いしないと、上手くはならないですから…。
片寄「まぁ、それは理にかなっているか(笑)」
中務「そう。あとは僕たちのことを知っている人にお願いすると、どこか大人っぽくしてくれるんですが、“大人っぽさ”はこの曲にはいらないと思って。この年齢になると、勝手に大人っぽくなるので。だから若い子に作ってもらうことで、若さと僕たちの年齢や歴が合わさって面白いものになるはずなので、Kanameくんにお願いしました。その結果、エネルギッシュな振り付けになっています」
──Kanameさんは、LDHのエキスは吸っている方なのでしょうか?
片寄「“小学校の運動会で「AGEHA」の振り付けをみんなに教えていた”と言っていました」
中務「LDHのアーティストでコレオをつけたことがあるのもGANさん(岩田剛典)だけです。LDHのグループの振り付けをしたのは初めてじゃないかな?」
──そんなKanameさんがつけたコレオはいかがですか?
白濱「最初に振り映像をもらったとき、“あっ…”ってなりました」
小森「キツかったな〜」
──キツいんですね。でもそもそもエネルギッシュなものが欲しかったんですよね?
中務「はい。だからとても良かったです」
──では「VIBE」で特に好きなポイントを教えてください。
白濱「Bメロの<正解なんて No need 今夜は探さなくていい>の振り付けが好きです。すごく細かいですけど、音ハメが気持ちいいです」
数原「<もっと声出して>のあとの<(LOUDER!!)>は亜嵐くんが叫んでいて、ブっ飛んでいる感じで好きです(笑)。この曲、ちょいちょい亜嵐くんが出てくるんですよ」
白濱「ちなみに、この<LOUDER!!>は8回くらい録りました」
──渾身の<LOUDER!!>なんですね。
中務「サビの<Don't think, vibe>はやっぱりいいですよね。“考えるな、感じろ”って。メロディも気持ちいいです」
小森「イントロのカウントダウンの亜嵐くんもイキっていてめっちゃいいです」
白濱「俺をバカにする回なの!?(笑)」
小森「いや〜、MVでもめっちゃいいんですよ」
白濱「そのシーン、MVではワンカメで撮影しているんですが、Kanameくんに“亜嵐さん、もうちょい早く捌けてもらっていいですか?”と言われました(笑)。顔を残しすぎて“早く捌けてください”って言われました(笑)」
──捌け方にも注目ということで。
佐野「MVでいうと、2番のサビで龍友くんが膝でスライディングしてそのあと涼太くんが出てきて、メンバーの間を抜けていくシーン。この一連の流れが好きです。そこの振りを裕太くんが一向に覚えなくて…」
──中務さんが!? 意外ですね。
白濱「簡単な動きの方が覚えられないんです」
佐野「油断しているんですよ。それがめちゃくちゃ面白かったです」
中務「MV撮影は集中して踊りました」
佐野「最後にやっとできました」
片寄「僕が好きなパートは<HIGH HIGH HIGH>です。“HIGH”って「AGEHA」にも出てくるし、こういうジェネを彷彿とさせる言葉を入れてくるあたりが、やっぱりジェネを知っている人が作っている歌詞だと思います」
白濱「LDHは“HIGH”が好きですから(笑)」
──そんなシングル「VIBE」はひさしぶりにCDシングルとしてリリースされます。
白濱「フィジカルでリリースするのは4年ぶりです」
小森「なんか…“レーベルに所属したな”って感じがする(笑)」
白濱「4年ぶりにシングルをリリースするグループが、ずっとアリーナツアーをやっているってすごい奇跡じゃないですか?」
片寄「信じられない」
小森「しかも新体制になってからの我々、めっちゃ頑張っているんですが、MVは1本もなかったですから」
──言われてみればそうですね。
白濱「あと、カップリングの「SAIKO!!」も最高なんです。普通にプライベートで聴いています」
片寄「いい曲だよね」
白濱「うん。永遠にループできる。コンペで聴いた時に“やられた!”と思いました」
──GENERATIONSは、ホールツアー『GENERATIONS PARALLEL POST 2026』を9月末に終えると、10月からはアリーナツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2026 "PARALLEL QUEST"』がスタートします。ホールツアーとアリーナツアーはどのような違いがあるのでしょうか?
白濱「ホールツアーは“GENERATIONS汁”が濃い人たちに楽しんでもらえているというか…」
一同「“汁”!」
白濱「その分、アリーナではGENERATIONSのエンタメをより感じてもらいたいと思っています。GENERATIONSはライブの作り方を褒めてもらえることが多いので、そこは自信を持つべきところだと感じていて、構成やGENERATIONSらしいエンタテインメントの魅せ方にこだわったものを、アリーナでは思いきり発揮したいと思います」
──GENERATIONSは今年の11月にデビュー15周年イヤーの開幕を迎えますが、デビュー当時に思い描いていた“15年後”はどのようなものでしたか?
片寄「思い描いていたものですか…だいたい10年後くらいまでは思い描いていましたけど、およそ15年くらいになると、もはや思い描けなかったというか。だから今、“14年経つと、こうなるんだな”と思っています」
白濱「玲於は10代のとき、“30歳になったら死んでる”と言っていました。それくらい14年後って想像つかなかったです」
──そんな佐野さんは、想像がつかなかった14年後に辿り着いてみていかがですか?
佐野「それこそ、“これからがイイとこ”だと思っています。まもなく15周年イヤーの開幕を迎えて、すごく大きなことをしようと思っていて、そこに向かっていく過程を今、見せられているのことにワクワクします。“GENERATIONS汁”がジュクジュクしています(笑)」
(おわり)
取材・文/小林千絵
写真/野﨑慧嗣
RELEASE INFORMATION

GENERATIONS『VIBE』
2026年10月28日(水)発売
CD+DVD/RZCD-67688/B/3,465円(税込)
CD+Blu-ray Disc/RZCD-67689/B/3,465円(税込)

GENERATIONS『VIBE』
2026年10月28日(水)発売
CD ONLY/RZCD-67690/1,980円(税込)
DL & Streaming >>
CD Shop >>
LIVE INFORMATION

GENERATIONS LIVE TOUR 2026 “PARALLEL QUEST"
2026年10月31日(土) 長野 長野ビッグハット
2026年11月3日(火・祝) 福岡 マリンメッセ福岡A館
2026年11月7日(土) 東京 有明アリーナ
2026年11月8日(日) 東京 有明アリーナ
2026年11月21日(土) 福井 サンドーム福井(14th ANNIVERSARY)
2026年11月25日(水) 大阪 大阪城ホール
2026年11月26日(木) ⼤阪 ⼤阪城ホール
2026年12月5日(土) 兵庫 ワールド記念ホール
2026年12月6日(日) 兵庫 ワールド記念ホール
2026年12月11日(金) 静岡 エコパアリーナ
2026年12月22日(火) 東京 国立代々木競技場第一体育館("RE"QUEST)
2026年12月23日(水) 東京 国立代々木競技場第一体育館("RE"QUEST)
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