杉野服飾大学で現在設けられている学科は、既存の服飾産業におけるデザイナー、パタンナー等の養成を目的とする造形系のコースとビジネスマネジメントの専門職業人とビジネスイノベーションの専門職業人の養成を目的とするビジネス系のコースからなる服飾学科と、2018年に新設された現代の服飾産業の流通過程や舞台芸術、エンターテインメントなどの多様な社会生活における服飾表現に関する専門職業人の養成を目的とする服飾表現学科がある。

今回新設される服飾文化学科は、世界と日本の服飾文化を歴史的、空間的に高度な見地から把握し、理論及び制作の面から服飾文化の継承と発展に参画できる専門的能力を備えた人材を養成することを目的とする学科を新設するものだ。

服飾文化学科が目的とする服飾文化の継承と発展のための教育の具体的な取り組みとして、文化財としての歴史衣装・民族衣装の保存修復に関する教育研究と現代の服飾産業と服飾の消費生活における重要課題である持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む実技や理論に関する教育研究を行う。

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