ピークパフォーマンスのアイコニックモデルであるヘリウムダウンジャケットの誕生10周年を記念し、デザインチームとR&Dチームがヘリウムダウンの歴史を掘り起こし、最新技術を駆使したスペシャルなダウンコート「ヘリウムエクストリーム」を開発した。

ダウンのボリュームとスキーで斜面に描くS字シュプールのようなステッチワークが生み出すインパクトが大きな独創的なフォルムは、ピークパフォーマンスが培ってきたデザインセンスとイノベーションによるもの。

ブランド史に新たな歴史を刻むヘリウムエクストリームの誕生を記念して、開発からプロダクト制作過程などヘリウムエクストリームにまつわる特設サイトを公開し、ヘリウムエクストリームのプレゼントキャンペーンも実施した。

ヘリウムエクストリームは2012年に誕生したヘリウムが現在に至るまでの歴史を振り返り、その歴史の中で培われた革新的な技術を最大限に活かし、ピークパフォーマンスが追い求めるアウトドアのみならず自由でフレキシブルな完璧性を表現した特別モデル。

ダウン量、ステッチワーク、無駄をなくす裁断、水や化学染料を使用しない無染色生地の採用など環境負荷を軽減する手法や技術を取り入れつつも、トータルバランスが従来とは全く違う新しい基準を求めて試行錯誤のうえ完成した。

メンズウエアデザイナーのアンディー・エクロフは「ヘリウムエクストリームの背後にあるデザイン工程は非常に独創的で、私が慣れ親しんできた仕事とは大きく異なりました。

私個人としては、今回の実験的なプロジェクトが製品のパフォーマンスと芸術性の境目をぼかしていく作業のような感覚がありました」と語っている。

アートピースともいえる存在価値を示す本作は、シリアルナンバー入りで全世界10着のみの展開(国内流通は2着)。

なおヘリウムエクストリームを具現化するプロジェクトの中で得た新たな発見は、23年春夏コレクションの袖口のディテールや軽量化したジッパーとしてすでに採用し、全体のデザインと生産工程の廃棄物ゼロを目標として開発した新モデルも近日発表予定だ。

Peak Performance(ピークパフォーマンス)

1986年ワールドカップで何度も優勝している2人のモーグルスキーヤーが、自分たちが着たいと思うスキーウエアを作るためにスウェーデン北部の小さな山村 Åre(オーレ)でビジネスを開始。現在では、スキーのほかにトレッキング、トレイルランニング、ゴルフ、トレーニング等のスポーツウエアや日常使いのライフスタイルコレクションまで展開している。山やフィールドで着る服を街でも着て欲しいという柔軟な発想を念頭に、カテゴリーにとらわれない自由なコレクションを発信。 製品に使用する95%以上の素材は、リサイクルポリエステルやサステイナブルコットンなどを採用し、責任ある原材料調達を行うと共に、PFCフリーの耐久性撥水加工を採用している。加えて1つの商品を長く使うことを大切に考えて、製品の修理や循環型の製品デザインに注力している。

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