――クレイジーケンバンド通算24枚目のアルバムとなる『火星』。昨年リリースされた『世界』からまたさらに進化した印象を受けました。
「そうなんです。また違うものが出てきました(笑)」
――剣さん自身はどんなアルバムになったと感じていますか?
「作っているときは無心でしたけど、完成してみて、傾向としては64歳の自分、2024年の僕らの等身大な感じがすごくしていますね。ヘンに作っていないというか…今思う“昔”だったり、“今”だったり。昔を思い返せるっていうのも、今だからなんですよね。前に進んでないと振り返れないっていう意味で、2024年の今の地点から見える景色。もちろん現行の景色も含めて、今の僕らを表現できたかと思います」
――タイトル曲の「火星」は、すでに公表もされているセルフライナーノーツによると、宇宙の火星ではなく横浜市鶴見区のゴム通り沿いに実在した焼肉店の名前という…。
「この曲はタイトルが「火星」になる前からスペイシーな曲にしたかったんです。「火星」ってタイトルにしようと思ったのはひょんなことからなんですけどね。鶴見区の京浜工業地帯っていうのが、夜になると明かりがついてスペイシーな場所なんです。“工場萌え”ってあるじゃないですか? ああいう感じで。近くにはゴム通りとか沖縄タウンっていうのがあって、すごく不思議な空気感のある一帯なんですけど、この周辺のエリアが昔からすごく好きだったんです。そこにたまたま仕事で行く機会がありまして。そのときに、昔よく行っていた“火星”っていう焼肉店に久しぶりに行ってみようと思ったら、もうなくなってたんです。そこで、“ちょっと待てよ、火星か! ヨシ、この曲のタイトルとツアータイトルを火星にしよう”ってことになったんです。火星ツアーってすごいでしょ(笑)」
――昨年はアルバム『世界』で“ワールドツアー”だったので、今回の『火星』はそこからの繋がりを狙ったのかと思っていました。
「そんな感じになりますよね。でも実は“そんなことだったのか!”みたいな(笑)。と言っても、実際宇宙的なものを混ぜたりもしているので、あながち間違いでもないですけどね」
――先ほどおっしゃっていた“スペイシーな曲に”というイメージは何が発端だったんですか?
「僕が好きになるバンドがパーラメントとかアース・ウィンド・アンド・ファイアーとかジャミロクワイとか、みんなスペイシーな…何を持ってスペイシーなのかわからないですけど(笑)、なんとなく宇宙感を押し出している感じのものに惹かれるんです。そういうのはもともと大好きでしたね」
――昔から好きだったものが2024年の今、アルバムの世界観を印象づけるまでに剣さんの中で盛り上がってきた、と。
「なんか、自然とそういう流れになっていました。放っといても然るべきところに着地できるっていうのが今までだったので、今回もその例にあやかった形です(笑)。流れていく先にちゃんと落としどころがありました。ただ、そうやって完成したものをどうアピールしていけばいいか?ってところで、いつもコンセプトは後から考えるんです。コンセプトを考える間もなく、曲が先にバーってできちゃうんで。「タイガー&ドラゴン」も<俺の話を聞け!>って、何を言うか決める前に曲ができちゃって(笑)。「火星」もそれに近くて、火星については何も考えてないのにできちゃいました(笑)」
――どんどん曲ができちゃうということは、アルバムに収まらずに外されてしまう曲もあると思うのですが、収録する・しないのジャッジはどのようにしているんですか?
「入れたかったけど入れられなかった曲もありますし、タイミング的に合わずに入れられなかった曲もあります。あとは、入れることでアルバム全体のピントがボケちゃうかな?って曲も外しました。コンセプトは、さっき言ったみたいに、あるようなないようなって感じなんですけど、『火星』というアルバムになくてもいいものは外したり、あるいは入れるにあたって歌詞を根本的に変えちゃったりしました」
――確かに「火星」以外にも、例えば「Rainbow Drive」だと<火星に引越しかい?>という歌詞が出てきますし、小野瀬さんによる「Trans Solar System Express」も、ご本人のコメントによると火星からインスパイアされて生まれた曲とのことで、火星や宇宙的なニュアンスはアルバム1枚を通して貫かれています。
「「Rainbow Drive」は一番大変でした! 共同サウンド・プロデューサーのPark君(gurasanpark)がデモトラックを持ってきてくれたんだけど、そこからメロディが浮かびすぎちゃって。もう、歌うたびに変わっちゃう。いいメロディだと思ったものが、2日経って聴いてみるとあんまり良くない気がして戻したりとか、メロディを変えることによって歌詞も合わなくなっちゃったりとか。いろいろとっ散らかっちゃって、最初期に手をつけたのに、できあがったのは最後だったんですよ。でも、結局シンプルな形に落ち着きました。本当は今の倍くらいのボリュームになるところだったんですよ」
――そうだったんですか!?
「だから、だいぶ削りました。たくさん言葉を言えば伝わるかというと、そうでもないんですよね。歌詞の行間を感じてもらうというか、一番肝心なことは言ってないけど炙り出されるというか。リスナー側のイマジネーション、伸びしろを刺激するようなものでないと、いい歌詞とは言えないなと思っていて。僕、吉田美奈子さんの歌詞が好きなんですよ。たったこれだけの歌詞なのに伝わるっていうのが好きで、「Rainbow Drive」もそういうふうにしたくてギュッと圧縮しました」
――「Trans Solar System Express」はアルバムに合うようにと、剣さんから小野瀬さんに前もってリクエストした部分もあるんですか?
「いや、ある日のっさんから電話があって、“今度のアルバムって『火星』になったんですね”って言われたから“そう。『火星』”と答えたら、すごい興奮した声で“わかりました!”って。どうやら、そのときにのっさんが作っていた曲がピッタリだったみたいで、後日、本当にスペイシーな曲ができあがってきて。うれしかったですねぇ。そしたら、“剣さんの声も欲しい”って言われて。“韓国のポンチャックみたいな、イ・パクサみたいなのを入れてほしい”と。で、そんな感じの相の手を入れました」
――この「Trans Solar System Express」から「黄昏急行」へと繋がっていくのも絶妙ですよね。
「トレイン感が続きます(笑)。のっさんの曲の位置が決まった時点で「黄昏急行」をそこに。「黄昏急行」はかなり入れる場所が難しかったんですけど、“のっさんの曲があれば大丈夫だ”ってなりました」
――パズルのピースがはまっていくみたいな感じで曲順が決まっていくんですね。
「そうです。1曲目は「火星」、最後は「Sha na na na na」。これだけは決まっていて、あとはいろいろ入れ替えながら決まっていきました」
――剣さんの今のスペイシーなモードを反映した「火星」、制作に苦心したという「Rainbow Drive」と、お話を伺ってきましたが、収録曲の中で剣さんが一番手応えを感じているのはどの楽曲になりますか?
「一番自然な形で出てきたのは「Percolation」で、これはもう何も考えていません(笑)。でも、今年の夏のモードがそのまんま詰まった1曲になっていると思います。夏にクラッシックカー大会で淡路島を走ったんですけど、暑さで車が故障して(笑)。それこそパーコレーションしてエンコ(エンスト)してる車が多数あったんです。それを擬人化して、好きな人との関係でハラハラドキドキしたり、ピンチが迫っているのを感じさせない人の優しさみたいなものを歌ってみました。車の場合、ナビの人の優しさって言うんですかね。こっちが運転しながらメーターを見て“ヤバい、ヤバい。止まる、止まる”なんて言ってると、ナビの人が“大丈夫、大丈夫”って。全然関係ない話をしてくれたり、レコードじゃないけど音楽をかけてくれたりして、なんかほっこりするという。そうすると、“まぁエンコしたらしたでいいか…”って気持ちになる(笑)。そういう優しさを歌っています」
――この夏に剣さんが経験したことが、そのまま歌に?
「そうですね。もっと言うと、淡路島に着いた後、地元の友達に瀬戸大橋の下にあるすごく雰囲気のいいレストランに連れて行ってもらったんですけど、そこは目の前が海で、ウッドデッキがあって、焚き火もあってっていう、たまらない場所で。そこで海と焚き火、それから星を見ながら、“あ〜今日1日大変だったな”なんて心地いい疲れに浸っていたときに、このシチュエーションは絶対歌になると思ったし、MV撮るなら絶対この場所を使いたいと思って。実際にリリックビデオもそこで撮った映像で実現しました」
――全部が繋がっていったんですね。
「バーっとね。「Percolation」はすごく引き寄せが強かった曲だなって印象があります。楽器編成も少ないし、シンプルな曲なんですけど、この曲は夏の終わりのアンセムとして残しておきたいなってことで先行リリースしました。7月に作って、7月に配信させていただきました」
――早い(笑)。「ハマのビート」も同じようなスピード感でしたよね。
「そうです、そうです。5月に作って、5月に実演したっていう(笑)。これは本当にサブスクのおかげです。サブスクに対しては、最初はネガティブな印象しかなかったんですよ。僕はやっぱりレコードとかCDが好きなので素直に受け入れ難いものがあったんですけど、鮮度のいいうちに出せるっていうのはいいなと。逆に、アルバムはじっくり、ちゃんと納得のいくまで音を煮詰めて、ジャケットもブックレットもしっかり作って、満を持して出すってことができる。それぞれにいいところがあります。だから、CDがなくなっちゃったらどうなるの…って感じなんですけど」
――レコードと同じようにCDも残り続けると思っているのですが…。どうなっていくんでしょうね。
「うちのお客さんは年齢層が幅広くて、CDじゃないと買わないって人もいますから(笑)。もうちょっと残っていてくれると嬉しいですね」
――アルバムに戻りますが、今作の中で剣さんでも予想できなかった完成形に至った曲はあるのでしょうか?
「「Sha na na na na」ですね。これはPark君と一緒に作った曲なんですけど、今まではPark君が作ったバックトラックを富山の置き薬みたいに置いていってくれて、“この中からお好きなモノをどうぞ”って感じだったんですね。それが、今回は狙い撃ちで“CKBに今、これをやってほしい”って感じで持ってきてくれて。トラックを聴いたら、“うわ、俺の感覚にはまったくないコードだ!”と思うと同時に、今までの自分になかったメロディが浮かんできちゃって。“自分にもまだこんな伸びしろがあったんだ”って思いました。ただ、最後の<Sha na na na Sha na na na na na Sha na na na>って大団円の部分は僕のアイデアやメロディーではなく、Park君に部分作曲をお願いしました。他にも僕の愛犬が今年の1月に亡くなって、そのコのことを思いながら浮かんで来たメロディもあるんです」
――愛犬への想いはもちろんですが、Parkさんの存在やParkさんが作るデモトラックというのも、剣さんから新しいものを引き出すきっかけになったのでしょうか?
「そうですね。引き出してくれるっていうのもあるし、プレゼントと同じというか…。プレゼントって、自分では買わないものでも人からもらうと嬉しくて、しかもヘビーユーズになるものってあるじゃないですか。まさにそんな感じで、自分じゃ絶対にこういうメロディは発想しないし、考えようとも思わないけど、Park君が持ってきたらすごく気持ちよく歌えたんです。「Sha na na na na」はそういう曲になりました」
――いつも置き薬のように曲を置いていくParkさんが、今回に限って狙い撃ちで提案した理由は何か聞いていますか?
「話はしていないけど、想像するに、“CKBにはこういう曲がない”ってPark君が思ったんじゃないかな?って想像するんですよね。そういうプレゼンをPark君がしてくれて、それに僕が見事に応えたっていう(笑)。自分で言うなって感じですけど(笑)」
――(笑)。でも、例えば、これまでやってないテイストだからとか、CKBらしくないからとかでやらない選択をすることもできたと思うんです。CKBほどのキャリアがあるならなおさらそうだと思うんですけど、そうじゃなく、まずは受け入れるっていうのが、CKBの、剣さんのすごいところだなぁと思いました。
「まず、“らしさ”がないんですよ、うちって(笑)。出たとこ勝負。何をやっても似合うし、何をやっても似合わないし(笑)。とにかく、“無理”っていうのがありそうでないし、苦手意識っていうのもどんどんどんどんなくなっています。例えば、僕は正直ある時期までフォークソングが苦手だったのに、今はもう(松山)千春さんとか長渕(剛)さんとか泣きながら聴いていますから。なので、嫌いなジャンルっていうのはないです。10代の頃って硬派だからロックンロール以外聴かないとか、ソウル以外聴かないとかあるんですけど、それはつまらないことなんですよね。ジャンルで切らず、いいものはいいっていう聴き方をしないと損。どんなジャンルにでもグッとくるものはあるので、聴かず嫌いはやめようって。まあ、僕もそうなるまでだいぶ時間はかかりましたけど」
――剣さんも10代の頃はロックしか聴かない、ソウルしか聴かないというような時期が?
「中3のときとかは、ロックンロールしか聴かないっていうポーズがありました。本当はオリビア・ニュートン=ジョンとかカーペンターズとか大好きだったんだけど、言えないんで(笑)。でも、ある日、打ち明けたら、“実は俺もなんだよ”って奴ばっかり。結局、みんな言えなかったんですよね(笑)。でも、例えばポール・ウェラーなんてもともとザ・ジャムっていうパンクバンドだったのが、スタイル・カウンシルでは(バート・)バカラックに負けず劣らずの素晴らしい音楽を奏でるようになったり、ポール・マッカートニーだって、ビートルズ初期は不良だったのに、のちに壮大な音楽を作るようになったり。同じアーティストでも、ものすごく振り幅がありますよね。だから、聴かず嫌いをしてしまうとそういうのを聴き逃すことになって、ものすごくもったいないことになるという」
――そういった素地があってこその柔軟性なんですね。聴くジャンルの幅も広ければ、演奏するジャンルにも制限を設けないっていう。
「そう。いいものはいいっていうね」
――そういうバンドのスタンスにCKBのファンのみなさんも慣れていて、剣さんも安心していろんな音楽性に挑戦できるという面もあるのでしょうか。
「それはありますね」
――ファンの方々を驚かせようと狙って作ることもありますか?
「何しても驚いてくれないから(笑)。でも、今回みたいなめちゃめちゃ地味な曲とか、めちゃめちゃひねりのない曲とか、逆に驚くかもしれないですね(笑)。どストレート。まぁ、嫌いじゃないし、たまにやるんですけど」
――ストレートな曲をやる難しさもありますか?
「難しさはあります。それは、恥ずかしいっていう(笑)」
――まさかそんな理由が(笑)。
「ほら、コロナ禍ではマスクって苦しいと思いながらも、いざ外すとなると恥ずかしいみたいなのがあったじゃないですか。それと同じで、サングラスもそうですけど、基本、恥ずかしいっていうのが自分の中にあるので…注目されるのが苦手ですし。でも、20〜30人のところで注目されるのは恥ずかしいけど、1万人だったら平気みたいな。一人ひとりの顔が粒になるから(笑)。5万人だともっと小さくなるからもっと平気(笑)。長者町FRIDAY(横浜長者町を代表するライブハウス)は100人も入れないから、すっごい恥ずかしいんです。だから、本当はアリーナクラス、ドームクラスでやるべきで、将来はそうなりたいって思うんですけど、将来を追い越しちゃった(笑)。でも、80いくつまでにそういうことができれば。絶対できないとは限らないので。渡辺貞夫さんのように90歳を超えても現役で活躍している音楽家がいるじゃないですか!」
――剣さんには80歳になっても、90歳になっても歌っていてもらわないと困ります。
「目指すは生涯現役ですね」
――嬉しい発言が出たところで、アルバム『火星』をリリース後の9月28日からは全国ツアーがスタートします。どんなライブになりそうですか?
「来年の3月まで全国を回らせていただきます。このアルバムからもご紹介しますし、代表曲はもちろん、代表じゃない隠れた名曲というか(笑)、今こそ知ってほしい曲も掘り出して。あと、カバー曲ですね。今ツアーでは昭和歌謡の名曲を盛り込んだコーナーもあるんですよ」
――半年にわたるツアーなので、途中でセットリストが変わることも?
「そうですね。今回のアルバムからの曲もちょっと入れ替えたり、古い曲でも“今日はこれにしようかな?”とか、あるいは“まとめてメドレーにしようかな?”とか。ただ、メドレーはあまり好まれないんです(笑)。“フルで聴きたい!”ってなっちゃって。だったら日替わりにしたほうがいいのかな?とか。お客様にとってはその日のライブが1年に一度のことだったりするので、曲順はすごく悩みます。しかも、ここ数年の曲でまだ手をつけていないものもいっぱいあるのに、今回のアルバムでまた増えちゃって(笑)。だからと言って4時間も5時間もやるわけにはいかないし…。僕らはよくても、お客さんが大変。50オーバーが多いのに1曲目から総立ちなんですよ。立ちっ放しだと疲れちゃうので、途中、座ってもいいですからね(笑)」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION
クレイジーケンバンド 火星ツアー 2024-2025Presented by TATSUYA BUSSAN
<2024年公演>
2023年9月28日(土) 東京 福生市民会館
2024年10月6日(日) 北海道 コーチャンフォー釧路文化ホール大ホール(釧路市民文化会館)
2024年10月7日(月) 北海道 札幌市教育文化会館大ホール
2024年10月11日(金) 愛知 東海市芸術劇場大ホール
2024年10月20日(日) 愛媛 ⻄条市総合文化会館大ホール
2024年10月26日(土) 兵庫 アクリエひめじ中ホール(姫路市文化コンベンションセンター)
2024年10月27日(日) 福岡 福岡国際会議場メインホール
2024年11月1日(金) 東京 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
2024年11月7日(木) 石川 北國新聞赤羽ホール
2024年11月9日(土) 大阪 NHK大阪ホール
2024年11月16日(土) 神奈川 小田原三の丸ホール 大ホール
2024年11月24日(日) 広島 BLUE LIVE HIROSHIMA ※ライブハウス
2024年11月25日(月) 鹿児島 鹿児島CAPARVO HALL ※ライブハウス立見
<2025年公演>
2025年1月18日(土) 東京 狛江エコルマホール
2025年1月24日(金) 宮城 トークネットホール仙台大ホール(仙台市民会館)
2025年1月25日(土) 秋田 あきた芸術劇場ミルハス中ホール
2025年2月1日(土) 千葉 四街道市文化センター大ホール
2025年2月2日(日) 神奈川 神奈川県民ホール
2025年2月11日(火祝) 熊本 熊本城ホール シビックホール
2025年2月15日(土) 静岡 ⻑泉町文化センター ベルフォーレ
2025年2月22日(土) 山梨 YCC県民文化ホール小ホール(山梨県立県民文化ホール)
2025年3月1日(土) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール