――今回の収録でUSENのトーク番組「演歌男子。+純烈のドラマチック歌謡」が最終回を迎えましたが、7年間を振り返ってみていかがですか。

酒井一圭「最初は7年間もやらせていただけると思ってスタートをしていなかったので、感謝でいっぱいです。最初にスタートした時は本当にうれしかったですし、小田井さんが卒業して、岩永が入ってという激動の7年間を、その都度報告が出来る番組だったので、タイトル通り、ドラマチックな7年間を共に歩めて幸せでした」


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――岩永さんは加入して2ヵ月が経ちましたが、こうやってお話する機会はどう捉えていましたか?

岩永洋昭「僕はこのお仕事にかかわらず、いろんな現場でメンバーと一緒に仕事をして、同じ時間を共有できるということがありがたかったんです。しかもラストは小田井さんに変わってのメッセージを振られて、用意していた僕としてのメッセージを言うことなく終わり、“これもおもしろいな”と思っていて(笑)」

一同「ははは!」

白川裕二郎「この番組は、スタッフのみなさんが、毎回“どんな質問したらたくさんの人に純烈を知ってもらえるのか”ということを考えてくれたんです。本当に純烈の魅力が詰まった番組でしたね。7年間、月に1回か2回、必ずこのUSENさんのスタジオに来ていたので、それがなくなることは寂しいですが、これが最後ではないと思いつつ、これからもどこかでお世話になれたらいいなと思っています」

後上翔太「ラジオ番組ではあるんですが、USENさんとはラジオの収録以外でもいろんなお仕事をさせていただいたんです。そのイベントの回数を覚えていないくらい、とにかく色々やらせていただいたことが印象に残っていて。また新たな形でご一緒できたらうれしいですね」

白川「そういえば、イベントで女装したこともあったよね。あとはBL仕立てのイベントもあった気が……」

――おっさんずラブを模したイベントですね!

酒井「あったね!あのあたりだね、この番組をちょっと考えなあかんなと思ったのは(笑)」

一同「ははは!」

後上「あとは、金髪のかつらをかぶってトークしたイベントもあったよね。本当にいろんなことをやらせてもらったけど、共通してスタッフさんたちが、純烈さんだったらなんでもやってくれるだろうと仕掛けてくれたからこそ、純烈の魅力がより出せた気がするよね。ファンのみんなもおもしろがってくれたし!」

酒井「作家さんも、ディレクターさんも、とにかく面白くしたいという意気込みがある中で、7年もやっていると、なかだるみする時期もあったりして」

――えー!

酒井「そりゃあ、ありますよ!(笑)」
 
後上「なんか、夫婦みたいですね(笑)」

酒井「生活の一部のような存在だったからね。コロナ禍になった時や、純烈の変動しがちなスケジュールともちゃんと向き合って対応してくれたことは本当に感謝していて。またいいタイミングでまた出させていただけたらいいな……という思いはありつつ、一度卒業させていただきます!って感じかな」

岩永「僕が小田井さんに代わって入ったということで、あらたな化学反応も起きたらいいなと思いつつ、これからもファンの人たちが喜んでくれることをやり続けていきたいですね」

後上「そういえば、2020年の紅白歌合戦の出場が決定した日の最後の仕事がこの番組だったんです。いろんなコメントを録ったり、関係各社の方からメッセージをもらって感情的に忙しくなっていた時に、顔なじみのUSENのみなさんに“紅白出場おめでとう”と言ってもらえたのはすごくうれしかったですね」

酒井「すごく詳細に覚えてるな!日記つけてるの?」

白川「本当に記憶力すごいよね」

岩永「僕はメンバーになってまだ2ヵ月ですが、それでも、ごがみんの記憶力は本当にすごいって思うんですよ」

酒井「他に楽しいことないんだと思う(笑)」

後上「良いことも悪いことも心に残すんですよね。心のアルバムを刻んでいきたいんです。だから、嫌なことも相当根に持ってる!」

白川「確かに!それはあるな(笑)」

――あはは!

後上「覚えていないことは、マジで興味のなかったことなんですよ。たまに、覚えていることをしゃべり過ぎるのもいかがなものかって思うくらいなんですよね」

白川「岩永ちゃん、1月1日から加入したけど、もう記憶ないでしょ」

岩永「‥‥‥はい(笑)」

酒井「おーい(笑)」

――この2ヵ月で、あらためてみなさんの岩永さんに対する印象は変化しましたか?

酒井「小田井さんや白川は、パッとみてカッコいいからこそ、どんな声で歌うんだろう、どんなおしゃべりをするんだろう、どんな特性があるんだろうって思った人が多いと思うんですが、そのイメージで言えば、岩永は褐色で筋肉質ですごくスポーツマンで、アクションが出来そうな感じがするんです。そこから、どんなパフォーマンスでお客さんを導いて、どう成長していくのかがすごく楽しみですね。15年一緒にやってきたオリジナルメンバーとはまた違う、抜群の素材を持った彼が、どれだけの運を持っているのかという、そういう期待をさせてくれる人なので、今はすごくワクワクしています」

岩永「うれしいですね。昨年の9月に加入発表があって、そこから歌とダンスをずっと1人でひたすら覚えていたんです。それがすごく孤独だったんですよね。どこか疎外感があったんです。でも年が明けて、一緒に行動するようになり、体力的に大変なこともありますが、気持ち的にはすごく楽しくなりました。期待に応えられるよう、頑張りたいですね」

白川「純烈って、15年の歴史でメンバーが減ることはあっても増えることはなかったんです(笑)。そのせいかどうかはわからないですが、メンバー同士の繋がりは強くて。そこに彼が途中から入るのって、プレッシャーが大きかったと思うんです。先ほど孤独感があったと言っていましたが、僕たちもファンの人たちも、新しい子ってどういう子なんだろうって不安だったと思うんですよね。でもその不安の中で、原点でもあるスーパー銭湯でのライブをやった時に、努力と成長が見えたんです。その瞬間、43歳になっても、こうしてまだ伸びることが出来るんだなって感じさせてくれました。ただ、ちょっと気を付けてもらいたいのがお酒の量……これは減らしてほしい!」

岩永「次の日に持ち越さないようにという気持ちで飲んでいますけどね(笑)」

後上「そうそう!飲んだ次の日の朝から全開のトレーニングをしているもんね」

白川「お酒がガソリンなんだね(笑)」

酒井「それもハイオク仕様の!(笑)」

後上「あはは!僕にとっては、年上で、芸能の仕事としては先輩だった岩永さんが、後輩として入ってくるのはすごく不思議な感覚だったんです。でも、思っていた以上に打ち解けるのが早くて。それに、岩永さんとはなんとなく考え方が似ているんですよね。すでに同じメンバーとして仕事をする中で、純烈の喜怒哀楽を感じていると思うし、これから一緒に時間を重ねれば重ねるほど、家族のようになっていくんだろうなと思っています」

岩永「すごくうれしいですね。家族よりも過ごす時間が多いので、言わずとも理解できるようにというのは務めなきゃいけないなと思っています。いまは不安もありますが、それ以上にワクワクしていますし、俳優時代には手が届かなかったバラエティにも出演させていただいて本当に幸せなんです。さらに、地元の長崎の人たちが喜んでくれるのも、“こんなに幸せなことはないな”と思いながら仕事をしています」

――そして、そんな4人体制になって初めてのシングル「だってめぐり逢えたんだ」がリリースされました。

酒井「すでにお客さんからの反応を頂いているんですが、“一番好き“という声が結構あるよね」

後上「そうだね」

酒井「サビから始まるんですが、小田井さんが抜けてどうなるんだろうという不安が、結果的に歓喜に代わるようないい曲になっていて。今までのシングルの中で一番リアクションがいいんです」

岩永「振り付けも、今回は同じスタートラインに立ち、みんなで覚えて歌ってレコーディングできたことがうれしかったんです。さらに、僕の地元の同級生や、応援してくれるみなさんや親戚が聴いてくれて、すごくカッコいいねって言ってくれたんです。僕らよりも若い世代が聞いても素直に喜んでくれたので、早く長崎に帰ってみんなの前で歌える日が着たらいいなと思っています」

――凱旋コンサートですか?いいですね!

岩永「すぐには無理なので、来年以降、もしできることなら僕も紅白歌合戦に出場した後に、地元に帰って歌えたらいいなと勝手に想像しています(笑)」

酒井「白組を代表して、全身白塗りで出たら?」

岩永「全身ですか(笑)?」

酒井「まともな状態で波佐見町には帰さないよ!(笑)

白川「情熱的な歌詞とメロディは間違いないですよ!」

酒井「相変わらず、思い入れもなく歌っているんで(笑)」

白川「お客さんは、とくにレクチャーすることなく、拍手の合いの手を入れてくれるのがうれしいですし、楽しいんですよ。振付けの先生も、“ここでこれが来る”という音が分かりやすいように作ってくださったんだなと感じています」

後上「振り付けで指ハートを作るんですが、お客さんたちはそれに慣れていなくて、“キュン”じゃなくて人差し指が伸びた“バキュン”になっていて(笑)。そこも愛らしいんですよね。ある意味、脳トレです(笑)」

――素敵な関係ですね!さて、番組は今回で番組は卒業ということですが、今後やってみたいイベントがあれば教えてください。

白川「動画を撮りたいですね。U-NEXTで配信しましょう!」

後上「YouTubeみたいな企画?」

白川「ロケとか、なんでもできるよ」

酒井「U-NEXTはめちゃくちゃ面白いコンテンツがたくさんあるから」

後上「「純烈ショー」が唯一見られるのがU-NEXTだからね。そこで僕らのマネージャーが五木ひろしさんの曲を熱唱しているのはこれでしか見られないから!」

白川「あはは!ここでしか見られないもんね」

後上「本当に疲れた時は、そのシーンをみて癒されてる(笑)」

白川「小田井さん復帰ライブとかいいんじゃない?一日限り、涙の復活!とか」

後上「3ヵ月に1回くらい復帰してたりしてね(笑)」

――あはは!今後の展開も楽しみにしています!7年間、お疲れ様でした!

一同「ありがとうございましたー!」

(おわり)

取材・文/吉田可奈
写真/平野哲郎

MEDIA INFO元気はつらつ歌謡曲「演歌男子。+ 純烈のドラマチック歌謡」


最終回の収録に駆け付けた「USEN 渋声横丁」パーソナリティの真田ナオキと。

※「純烈のドラマチック歌謡」最終回「純烈名場面を語る!後編」の放送は3月20日(月)から4月2日(月)まで

SOUND PLANET/USEN440 C-42「元気はつらつ歌謡曲」(USEN MUSIC GUIDE)

DISC INFO 純烈「だってめぐり逢えたんだ」

2023年2月8日(水)発売
Aタイプ/CRCN-8540/1,400円(税込)
CROWN RECORDS

純烈「だってめぐり逢えたんだ」

2023年2月8日(水)発売
Bタイプ/CRCN-8541/1,400円(税込)
CROWN RECORDS

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