──昨年12月にサポートドラマーを務めていたSORAさんがメンバーとして正式加入されましたが、SORAさん自身の心境やバンド内の空気など、どんな変化がありましたか?
SORA(Dr.)「サポートドラマーの頃から、“自分もメンバーだ!”という気持ちでやることを心がけていたので、ライブに関しては変わらずです。でも、楽曲に携わったりすることで変化はありました。話し合うことが増えましたし、発言が増えました」
コウメ(Ba.)「私がバンドのリーダーをやらせてもらっているんですけど、まとめるのが大変なメンバーたちなので(笑)、しっかり者のSORAちゃんが入ってくれたのはすごく心強いです。“何かできることありますか?”というアプローチをよくしてくれるので、仕事の割り振りがかなりラクになったというか…心強いです」
──助かりますね。
コウメ「そうですね(笑)。しっかりしているので」
──犯人探しをするようで申し訳ないんですが、ちなみにそうではないメンバーは…。
コウメ「こちらの方々です(笑)」
ミイ(Vo.)「ははははは(笑)」
龍星(Gt.)「こちらの方々(笑)」
──お2人がSORAさんの加入で感じるバンドの変化というと?
龍星「サポートドラマーのときからやりやすかったんですけど、普段のリハーサルでもメンバーに意見をより言いやすくなっているのを感じてますし、すごくいい方向に向かっていると思います」
ミイ「曲を作っているのが“そうではないメンバー”の2人なんですけど(笑)、お互いこだわりがあっても言語化するのが2人共うまくないので、なかなか伝わらないことがあって…それをSORAちゃんが“こういうことですよね?”と言って、わかりやすく説明してくれるので、“そう! それが言いたかったの!”って。それでお互い“だよね!”ということがあるので、“言語化できるSORAちゃんってすごい”と思って助けられています」
──素敵ですね。
──今日はWisteriaがどんなバンドなのかをまずお聞きしたいと思っています。2019年に高校在学中に結成されて、オリジナルメンバーは龍星さんとコウメさんのお2人。結成のきっかけを教えてもらえますか?
龍星「僕がWisteriaを始めたんですけど、当時は本当に尖りすぎてバンドを2つ解散させてしまって…。軽音部のバンドの中で自分が一番うまいと錯覚していて、“100%俺の言うこと聞け!”くらいのスタンスでずっといたら全然うまくいかなかったので、ソロプロジェクトをやろうと思っていました。それで当時のボーカルとかドラムと話して、“メンバーを募集しよう”と言って始めたのがWisteriaです。コウメには会って2週間くらいでバンド加入の声をかけました」
コウメ「その時のドラムが繋げてくれたんですけど、そもそもこの3人(ミイ、龍星、コウメ)は、高校が同じだったわけではなくて、他校の軽音部の合同ライブとかで知り合った仲なんです。私が龍星と初めて会ったときも、もう本当に一言というか、“あ、こんにちは”というくらいでした(笑)。そのときにお互いのSNSの交換はしたんですけど、後日DMで“5弦ベース持っていましたよね? バンドやるんですけどベースを弾いてくれませんか?”って届きました。だから“5弦ベースを持っている”という理由だけでバンドに誘われたんですけど(笑)」
──なるほど(笑)。
コウメ「私も軽音部ではバンドをやっていましたけど、外では組んでいなかったですし、“やってみようかな?”みたいな、ふわ〜っとした気持ちで最初は加入しました。5弦ベースを持っていたし(笑)」
──流星さんは、5弦ベースを使うようなヘヴィなサウンドの曲、バンドがやりたかったのですか?
龍星「はい。とにかくギターとかベースがヘヴィで、歌がキャッチーなバンドをやりたかったので。軽音部でやっていたバンドもそういう感じでした」
コウメ「最初はバンドを立ち上げ人だったのもあって龍星がリーダーをやっていたんですけど、作詞も作曲もやってリーダーもやって、となると、いろいろ回らないことも増えてきて。“じゃあ、私がリーダーやるね”みたいな感じでした」
──そして、ミイさんは2021年にWisteriaに加入されました。
ミイ「当時のボーカルが抜けることになって声をかけてもらいました。私も大学に入るタイミングで、“バンドはやりたいけど進路的に高校で一緒にやっていた子達とはちょっとできないな…”って。それに、私もちょっと重ためなサウンドで、キャッチーな曲がやりたかったのもあって。LiSAさんがすごく好きでしたし、Wisteriaの曲にアニソンっぽい雰囲気を感じていたので、“一緒にやりたい”と思って加入しました」
──お2人から見てミイさんはどんなボーカリストだったのでしょうか?
龍星「周りから“カリスマボーカリスト”という感じで言われていましたし、そのイメージがすごく強かったです」
コウメ「ミイの存在は軽音部の合同ライブで存在は知っていました。そのときにミイがやっていたバンドがすごくかっこよくて、ミイもかなり独特な雰囲気を放っていました」
──どんな感じの独特さだったんですか?
ミイ「流行っている音楽をやっていなかったんです。当時はボーカル&ギターのスタイルが流行っていたんですけど、そのときから私は楽器を持たずにピンボーカルでしたし、少し90年代を感じる懐かしい感じの曲をやっていたので、ジャンルも他のバンドとはちょっと違っていたと思います」
龍星「当時からメロディセンスがすごくあると思っていましたし、歌もうまくて。だから、僕もメロディを書くんですけど、僕の書いたメロディをミイがさらに解釈したらどんな感じになるんだろう?って気になったので、バンドに加入してもらいたいと思って声をかけました」
──ミイさんが“Wisteriaの曲にアニソンっぽさを感じた”とおっしゃっていましたけど、龍星さんはそこもルーツにあるのでしょうか?
龍星「そうですね。人生で初めて人前でギターを弾いたのが「銀魂」のエンディング曲だったSPYAIRの「サムライハート (Some Like It Hot!!)」だったりしますし、そういうロックバンドが好きだったので」
──コウメさんのルーツというと? そもそもどうして5弦ベースを手に取ったのはどうしてですか?
コウメ「私も人生のルーツ的に言えばアニソンなんです。小さい頃からアニメが好きで、それこそLiSAさんも大好きで聴いていました。5弦ベースを買ったのは…ライブハウスに行き始めたきっかけが少し変わっていたというか(笑)。YouTuberでバンドもやっている人たちがいたんですけど、その人達がメタルコアとか、かなり重ためのジャンルをやっていたんです」
──夕闇に誘いし漆黒の天使達とかですか?
コウメ「そうです。YouTubeから好きになって、ライブハウスとかを全然分からない状態だったのに通うようになって。そこからバンドが好きになっていったから、その影響をモロに受けて、“買うなら5弦ベースだな”みたいな(笑)」
龍星「初めて会ったのもゴリゴリのメタルのライブだったよね」
コウメ「そうだった! たまたま同じライブに行っていて…渋谷のclubasia だった?」
龍星「そう。高校生でそういうイベントに行っている人って、すごく珍しかったから」
──SORAさんはどんな音楽が好きだったのでしょうか?
SORA「元々バンドとかは全然聴いていませんでした。中学生の頃は当時流行っていたK-POPを聴いたり、周りの子達がボカロが好きだったから私も聴いたりしていたぐらいです。僕は高校卒業と同時に上京してきたんですけど、卒業前にドラムを習い始めてからバンドを聴くようになって、東京に出てきました。だから音楽的なルーツは特になくて、強いて言えば“ドラムがルーツ”みたいな感じです。ドラムを始めたきっかけも音楽ではなかったので」
──“叩いてみたい”という衝動がまずあったからドラムを始めたのですか?
SORA「そうです。ドラムという楽器自体に興味をもって、“やってみたい”と思いました。受験勉強もしていたんですけど、“これは本当にやりたいことではないな、やりたいことってなんだろう?”と考えたときに、“ドラムをやってみたい”と思って。それで、親に“専門学校に行きたいですんですけど”と相談をして、上京して、専門学校に入学して…みたいな感じです」
──親に敬語を使うところがリアルですね。何かを頼むときってそうなりがちというか…。
コウメ「確かに」
SORA「受験勉強のときに少し身体を壊してしまって、“本当にやりたいことじゃないんじゃないの?”と親が言ってくれたんです。“2、3日考えてみたら?”って。それで塾も辞めて、学校も一旦休んで、“何がやりたいんだろう?”と考えて、“ドラムだ!”ってなりました」
──そうだったんですね。
──Wisteriaとして活動していく中で、バンドとして大事にしているもの、譲れないものもできてきたと思います。ミイさんにとってそういったものはありますか?
ミイ「ライブも歌詞も含めてなんですけど、Wisteriaには“Peaceful Days With You…”というテーマがあるので、絶対にポジティブになれる曲とかライブにしたいというのは、絶対に譲れないものとしてあります。もちろん受け取り手によってはいろんな気持ちになると思います。でも、ライブのどこかひとつに、曲のどこかひとつにふと笑ってしまうようなものがあって。それが1つひとつ重なって行くと、“つらいこともちょっと頑張ってみようかな、Wisteriaを聴いたら少しやる気になれるな”と思ってもらいたいです。だから、そこが譲れないところだと思います」
──ポジティブになれる曲、ライブにしたいと思った理由はあったりしますか?
ミイ「さっき話してくれた高校生のときに私がやっていたバンドは、歌詞がかなり暗かったんです。私は不自由なく育ててもらったので、逆に不自由のなさが不自由だと思っていたので(笑)。ただ、高校生のときは闇深い感じでやっていたんですけど、コロナ禍を経て、“私は幸せなのにどうしてこんなに闇深い歌を歌っているんだろう?”と思って」
コウメ「わざわざね(笑)」
ミイ「うん(笑)。もちろん日々暮らしている中で落ち込むことはあります。でも、それも全部笑い話に変えられるような人間でいたいと思いましたし、そういうボーカリストになれば、私がずっと明るくいたら、みんなのことも明るくできるんじゃないかな?と思って。それを心がけています」
──“どうしてこんなに闇深くしていないといけないだろう?”と気付けたのは大きかったですね。もしかしたらずっと無理をして生きていかなくてはいけなかったかもしれないわけですし。
ミイ「そうですね。中高生が一番闇深かったです」
コウメ「それもあって、当時は独特な空気感だったんだと思います」
──なるほど! 龍星さんはいかがでしょうか? Wisteriaとして大事にしたいことというと。
龍星「“ライブで誰ひとり置いていかない”というのは自分の信念としてあります。例えば客席の前のほうで手を挙げている人も、後ろでのんびり観ている人も、全員を大切にしたいと思っていて。僕はライブに行くと、後ろでおとなしく観ていて、途中から盛り上がったりする感じだったので、後ろのほうで観ている子がいい表情をしていると、すごくテンション上がったりします。だから昔の自分に向けて…ではないですけど、そういう感じはあります」
──楽曲面で大事にしたいポイントはありますか?
龍星「とにかく好きなものをごちゃ混ぜにしたいです。パンクもメタルもヒップホップも好きなので、Wisteriaというフィルターを通した上で、とにかく好きなことをやることを大事にしています。あとは、“キャッチーである”ということですね」
Sora「僕はやっぱり歌を際立たせたいので、そのためにもうるさいドラムであってはならないと思っています。でも、楽曲自体はハードなので、そこの差し引きを考えて叩くのは一番大事にしています。お客さんが聴いていて歌が一番出てくる、かつ各々が歌いやすい、弾きやすいドラムを叩きたいです。それは、サポートドラマーの頃から心がけていることです」
コウメ「バンドのコンセプトはミイちゃんが言ってくれた通りで同じですけど、私がバンドを始めたキッカケは、そもそもライブハウスのあの空間が好きになってからバンドを好きになったという順序だったので、“絶対にライブバンドでありたい”というこだわりはあります。ライブ活動をあまりしないアーティストさんもいるとは思いますけど、“Wisteriaはライブありき”でいたいです。それに、メンバーみんながWisteriaの曲が大好きなので、ライブはお客さんと一緒にWiseriaの曲を楽しみたいです。そういう感覚のほうが近いかもしれないです」
──コウメさん的に“今日はいいライブだったな”と想う瞬間というと?
コウメ「以前に数回あって…説明するのがとても難しいですけど、“なんかひとつになったな”という瞬間があったんです。本当に体感的な話で、メンバーのことを見ていなくても、メンバーが今どんな感じで何を考えているのか伝わってきたことがあって。“今日はいいライブだったなぁ”と思っていたら、メンバーもみんな“そうだよね!”ってなったことがありました」
ミイ「その感覚があったとき、お客さんも同じことを感じてくれていたんです。いつも“楽しかった”って言ってくれますけど、その伝え方が尋常ではなくて、“本当に良かった!”って」
──龍星さんも同じ感覚がありましたか?
龍星「はい。でも、僕が“今日、良かったよね?”と言ったら、メンバーが“ん?”というときがあったり、“俺、今日は迷惑かけたよな”と言ったら、“全然良かったよ!”というときもあるので、僕だけちょっと感覚が…(笑)」
一同「はははははは!(笑)」
龍星「もちろんコウメが言っていた感覚が分かるときは分かるんですけどね」
SORA「ドラマーって全員が見える位置にいるので、そういうときはみんながいい笑顔をしています。“作ってる感”ではなくて、本当に心の底から楽しんでいて、それが溢れ出てくる笑顔だと思いますし、多分、僕もそういう顔をしていると思います」
──では、今回リリースされた「オレンジデイズ」のお話を聞かせてください。今年1月にリリースした「ナキガオ」はWisteriaにとって新しい一面を見せる楽曲でもありましたが、今回はどういう楽曲にしようと考えていたのでしょうか?
ミイ「実は「ナキガオ」よりも先に「オレンジデイズ」のデモが出来上がっていました。今までのWisteriaの要素もありつつ、ジャンル的にがっつりとパンキッシュな感じに挑戦するのは初めてだったので、“この曲は段階を踏んでいって、いいタイミングでリリースしたいよね”って。それで先に「ナキガオ」をリリースしてから「オレンジデイズ」をリリースすることにしました」
──楽曲制作はどう進めて行ったのでしょうか?
ミイ「いつもはメロディを流星に“お願いします!”と投げて、そこにコードをつけてもらっているんですけど、「オレンジデイズ」はメロディだけではなくて、“こういうドラムで”とか、今までよりも少し具体的に伝えつつ、“どうしてもパンキッシュな曲がやりたい”って…」
龍星「あと、ギターのリフもデモに入っていて、そこもわりとそのままです。同時期にたくさん曲を作っていてストックもあったので、それと合わせながら作っていきました」
──でも、ミイさんはどうしてパンキッシュな曲がやりたかったんですか? もちろん好きなジャンルだからだとは思いますが。
ミイ「そうですね…アヴリル・ラヴィーンがすごく好きなので“アヴリルみたいな曲をやってみたい”、Wisteriaでは今までやったことなかったですけど、“これは絶対にできる!”と思っていたので」
コウメ「ライブをしていて、“Wisteriaってアヴリルっぽいよね”と言われることが以前にもあったんですけど、実はわかりやすく洋楽っぽい曲を作ったのは、この曲が初めてでした。それまではニュアンスとして、“このパートはちょっと洋楽っぽいね”くらいの感じでしだけど、もう終始分かりやすくそうしました。あと、こんなにずっと英語詞なのも「オレンジデイズ」が初めてです」
ミイ「確かに」
──SORAさんは正式加入後で、この曲から制作に関わり始めたのですか?
SORA「いえ、この曲はサポートドラマーの頃からデモがあったので、僕はレコーディングからでした。それこそ自分の中に洋楽っぽいドラム要素がなかったので、レコーディングに向けてとにかくいろんな曲を聴きまくって臨みました」
──歌詞はミイさんが書かれていますが、メロディが出てきた時点で思い浮かんでいたのでしょうか?
ミイ「そうですね。私はだいたいメロディとなんとなくのテーマと歌詞を一緒に歌って録ってしまうんです。でも、そのときは本当に何も考えずに歌っているから(笑)、後からそれを聴き直して、“このメロディにこういう言葉を入れたということは、こういう曲にしたいんだな”って思い返します。曲のテーマは最初からオレンジでしたけど、それはすごく仲が良かったけど今は疎遠になってしまっている親友のことが頭にあったんだと思います。“会いたいけど会えなくて、本当は一緒にいたいけどいられない”という…その気持ちを膨らませていきました」
──ちなみに最初にパッと出てきた歌詞というと?
ミイ「1番はガッツリ出てました。<I wanna be>から<この先の未来描いた>までは、全部そのままほとんど歌っていました。途中少しだけ変えたりしていますけど、だいたいそのままです」
──すごいですね!
──「オレンジデイズ」には<雨上がりの夕焼け空に>という歌詞がありますが、「ナキガオ」には<雨上がり 光が合図>という歌詞があって、重なっている部分もありますね。
ミイ「先に「オレンジデイズ」を書いていましたけど、「ナキガオ」は決意というか…“雨模様だったところから雨が上がって、ここから進んでいくぞ”という気持ちで書きました。「ナキガオ」の次に「オレンジデイズ」をリリースすることを意識して、「ナキガオ」は雨にしました。それで天気を繋げていたりしています」
──そうだったんですね。あと、「ナキガオ」には<光が合図>、「オレンジデイズ」には<you’re my light>という歌詞があります。この<光>と<light>は別のものだと思いますが、こういうワードが出てきやすかったりもするのでしょうか? それとも何も考えずに歌って作ることで、自然と本当に心の底で思っていることが出てくるというか…。
ミイ「そうかもしれないです。やっぱり目の前のものが輝いている光景がすごい好きなので、そういった言葉を入れたくなるんだと思います」
龍星「ミイの歌詞は以前からすごく一貫しているんです。「オレンジデイズ」は特にミイが言いがちなワードが多くて、Wisteriaを初見の人に“Wisteriaはこういうバンドですよ”というのを分かりやすく伝えられる歌詞だと思います。すごくミイっぽいです」
──コウメさんが激しくうなづいています。
ミイ「そうだったのか(笑)」
コウメ「はははは(笑)。多分、ミイちゃんの中で“こうなりたい”という気持ちも大きいんだと思います。“未来を描いてたい”とか、“信じてる”とか。そういうワードは他の曲にも入っていることがかなり多くて。すごくミイちゃんっぽいと思います」
──歌っている内容と歌っている本人が全くずれていないんですね。
コウメ「「オレンジデイズ」は特にそうです。“オレンジ”って聞いたときに、いろいろ浮かぶものはありますけど、全員共通で“夕焼けなんだろうな”と思いましたし。あと、ミイちゃんは太陽も好きなんです。それに影響されて、Wsiteriaのバンドイメージも太陽だったりしています」
──先ほどライブのお話もありましたが、Wisteriaとして今後どういう活動をしていきたいですか?
ミイ「Wisteria主催の夏フェスがやりたいです。夏フェスに出演するのではなくて、夏フェスを主催するアーティストになりたくて。これまでに一度だけ野外でライブをしたことがあって、“野外ってすごくいい!”と思って。私達はいつもライブハウスでライブをやっていますが、“青空が見えるバンドになりたい”と思っているので、余計にそう思います。大空の下でみんなと他のバンドを引き連れてフェスをして、その場にいる人達みんなが笑顔になって帰ってほしいって。だからWisteria主催の夏フェスをやるのが目標のひとつとしてあります」
──サウンド的にも絶対に野外は似合いますよね。あと、有名な大型フェスに出演したいという気持ちもあるとは思うんですが、むしろ自分たちでやりたいと思っているのがいいですね。
コウメ「夏フェスとか野外でやりたいというのはメンバーみんなに共通してあったんですけど、確かに“このフェスに出たい”と言ったメンバーはいなかったです。みんな最初から“やりたい”としか言っていなかったかも…どうしてなのかはわからないですけど(笑)」
龍星「僕は“佐渡島でやりたい”というのは言っていたかも。とにかく野外が似合うバンドだと思うので、日差しを浴びながらライブをしたいです」
SORA「いつもライブハウスという閉ざされたところで演奏しているので(笑)。視界も空間もひらけている場所でみんなで演奏したいです!」
(おわり)
取材・文/山口哲生

