ZIPANG OPERA 『ZERO』スペシャルインタビュー Vol.1

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福澤 侑

ZIPANG OPERA 『ZERO』スペシャルインタビュー Vol.2

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spi

ZIPANG OPERA 『ZERO』スペシャルインタビュー Vol.3

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佐藤流司

INTERVIEW

心之介さんは、他の3名とはまた違う経歴での参加になりますよね。みなさんの印象はいかがでしたか?

「僕はオーディションで加入が決まったんです。その後、(佐藤)流司さんやspiさんが出ている舞台を拝見させていただいたときに、急に怖くなって“本当に俺!?俺がやるの!?”と戸惑ったんですよ。でも、スタッフさんが“ZIPANG OPERAはまた違うものだから”とおっしゃっていただいて、少し落ち着きました(笑)」

おふたりとも、舞台上でキラキラ輝いていますもんね。

「すごいですよ。でも、楽曲が上がってきて、自分でも曲を作り、そこに4人の声が入ったものを聞いたときに、公演が一気に楽しみになり、ワクワクし始めたんです。その時に、戸惑いとプレッシャーはなくなりましたね」

そのアルバムがついにリリースされましたが、いまの心境を教えてください。

「舞台の時に届けられていなかったCDが、ついにみなさんに聴いてもらえるということがすごく嬉しいんです。なにより自分が聴きたかったんですけどね」

オススメの曲を教えてください。

「僕が作詞をさせていただいた「開華」は、新しいジャパニーズポップスを意識して制作しました。この曲は、全員の声質の良さがわかるし、化学反応が起こっている気がしていて。この曲が“ZIPANG OPERAってこういう事だ“というのを提示出来ているんです」

心之介さんが思う、みなさんの声質の良さはどこにあると思いますか?

「僕とspiさんは発声の仕方やブレスの成分の多さが似ているんですよ。流司くんは、彼にしか出せないエッジやシャウトがあるんです。(福澤)侑くんは、最初“俺、ダンスしかできないから、歌はお願いね”って言っていたんです。でも実際に聴いてみたらガッツリ歌えるんですよ!ラップなんてピカイチだし、ダンスがうまいからノリが抜群なんです。そんな4人が集まっているからこそ、絶対に飽きることのないグループだと思います」

これまでアーティスト一本でやってきたからこそ、影響を受けたことなどもあったのではないでしょうか?

「今回、舞台ではじめてマイクセットで歌ったんですが、歌い方も変わりますし、表現の仕方も変わるんですよね。踊りながら歌うことも初めてでしたし、ZIPANG OPERAというステージが初めてだったので、最初はどうしても戸惑ったんです。でも、それは挑戦ですし、なにより舞台がすごく楽しかったのでまたやりたいですね」

苦しみよりも、楽しみが勝ったんですね。

「そうですね。この挑戦で、自分が乗り越えなくちゃいけない壁をたくさん感じたんです。これまで自分のエゴだけで曲を書いてきたんですが、グループになると話が変わるんです。全員の表情、個性があって、価値観があるからこそ、最初は“難しいのかな?”と思ったんですが、3人の顔を思い浮かべると、スルスルと歌詞が出てくるんです。これは本当に素晴らしいメンバーに出会えたんだなと思っています」

それは初めての感覚ですか?

「はい。それに、前向きな言葉がすごく多いと思います。もちろん、すべてがポジティブではなく、ネガティブな言葉が含有されているんですが、それでも前に進みたいという想いが出ていると思います」

この4人だったら、どんなことが出来ると思いますか?

「僕たちは駆け出しのグループではあるんですが、世界に向けて、日本の素晴らしさを歌やダンスでパフォーマンスして表現していく、“ZIPANG OPERA”をブランド化していきたいと思っているんです。そのためにはまず、ライブが強いことを示さなくちゃいけないので、どんどんライブをしていきたいですね」

確かに、イントロの楽器の使い方や、楽曲がものすごく個性的でカッコいいですよね。

「そうなんです。制作陣が本当にビックネームの方々なので、自分が歌える喜びと興奮があるんです。なおかつ、聴いたときにピッタリと型にはまっていたんですよ。自分も浮くことなく、ちゃんと曲の中に生きていたので嬉しかったですね。なかでも、KEN THE 390さんは中学の頃にずっと聴いていたので嬉しかったですね」

今後やってみたいアーティストさんはいらっしゃいますか?

「日本の編曲家さんとやると、日本の風情、情緒を共有し合えるので素敵だと思うんですが、海外のアーティストさんから見た日本のイメージを僕らが歌ったらどうなるんだろうというワクワクがあるんです。なので、海外の方とも一緒にやってみたいですね」

楽しみにしていますね。では、あらためてZIPANG OPERAだから見せられるパフォーマンスとはどんなものだと思いますか?

「先ほど話したKEN THE 390さんの作曲編曲で入ってくださった「Higher Ground」という曲では、刀をつかってパフォーマンスをするんです。僕自身、刀を使ったのは初めてですし、他でもないと思うんですよ。さらに、衣装もすごくらしさが詰まっていますし、今後もビジュアル、曲も含めて視覚、聴覚、いろんな感覚を刺激できるパフォーマンスができたらいいなと思っています。そういえば、僕のおばあちゃんがZIPANG OPERAが大好きなんです。普段公演やライブとかまったくいかないんですけど、今回見てくれて、spi兄が好きっていっていました(笑)」

そこは孫の心之介じゃないんですね!?

「そうなんです!孫としてはちょっと複雑で。でも、普通なら孫を選ぶおばあちゃんが孫抜きで良いといっているので、ぜひアルバム『ZERO』を手に取ってもらえたら嬉しいですね(笑)」

(おわり)

取材・文/吉田可奈
写真/野﨑 慧嗣

Movie

Release Information

ZIPANG OPERA『ZERO』

2021年113日(水)リリース
初回生産限定盤(CD+Blu-ray)/LGCL-1001100312,100円(税込)
初回生産限定盤(CD+DVD)LGCL-1004100611,000円(税込)
LDH Records

ZIPANG OPERA『ZERO』

2021年113日(水)発売
通常盤(CD)/LGCL-10073,300円(税込)
LDH Records

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