――今作の収録曲の中で一番お気に入りの楽曲を教えてください。
陣「『Moon and Back』です。自分自身初だった舞台『ETERNAL』のメインテーマ曲だったので、とても思い入れが強い楽曲です!」
RIKU「難しい質問ですね……。各曲に想い入れがありますから。強いて言えば、表題曲の『LIVING IN THE DREAM』はメッセージ性こそ強いものの、聴きやすい上、聴くシチュエーションを選ばない曲に仕上がったと思うので、すごく武器になる曲だと思います。いい意味で、勢いゴリ押しのTHE RAMPAGEだけではないという証明ができたと思います」
与那嶺「『LIVING IN THE DREAM』です。夢に向かって頑張っている方や、何か新しいことに挑戦している方に向けての応援ソングなのですが、気負わずリラックスして頑張ろうと、隣に寄り添ってそっと背中を押してくれるような歌詞に心惹かれました」
鈴木「『LIVING IN THE DREAM』です! 個人的に、こういったチルなトラックはかなり好みなので」
――表題曲「LIVING IN THE DREAM」のミュージックビデオは、THE RAMPAGE史上“もっとも爽やかな仕上がり”としてファンの間でも話題です。特に注目してほしいシーンはどこですか?
陣「僕とRIKU、(藤原)樹、龍の4人が壁にもたれて、一気にカメラのほうを向くシーンがあるのですが、その時のメンバーのなんとも言えない表情をぜひ観てください(笑)」
RIKU「楽屋の雰囲気がMVに映っているような、メンバー間のわちゃわちゃですね」
与那嶺「やっぱり、メンバーそれぞれの素の表情じゃないですかね! メンバー同士で話しているような、いつもと変わらない空気感の中での撮影だったので、そこを注目してみてほしいです」
鈴木「みんなの素が出ている表情です!!」
――RIKUさんは今作のレコーディングで印象に残っている楽曲はありますか?
RIKU「『Moon and Back』です。舞台『ETERNAL』用に作った曲ですので、THE RAMPAGEのボーカルとしてはもちろん、役のレンブラントとして歌ったので印象に残っています」
――カップリングに収録されている「OFF THE WALL」は“型破り”という意味。メンバーの中で一番型破りだと思う人は誰ですか?
陣「武知海青です。ボディメイクの大会で日本1になるなんて、目指してもなかなかできないことなので本当に型破りだなと思います」
RIKU「やましょー(山本彰吾)です。やましょーから出てくるアイディアは本当に型破りですね」
与那嶺「(浦川)翔平です。まだ、みんなで寮に住んでいるときの出来事なのですが、翔平の部屋に遊びに行くと、リビングの床いっぱいに洋服が並んでいることがあって。整理でもしているのかなと思ったら、床暖房で乾かしているという(笑)。ドライヤーとか扇風機とかならまだしも、床暖房は型破りだなと思いました(笑)」
鈴木「龍です。陰で努力をしているところが表で見れた時に、やられたー!ってなりますね!」
――また、「OFF THE WALL」にある<まだ見ぬ世界へ>という歌詞にちなみ、最近自分のなかで克服したこと、新しい領域に踏み出したことがあったら教えてください。
陣「しいたけが食べられるようになりました。むしろ美味しいとまで思えるようになりました!」
RIKU「ある撮影のために10キロの減量をしました。限界を3回は突破したので、自分史上最高の身体を作り上げることができました。体脂肪率4.2パーまでいきまして、撮影前日は一睡もできなかったです。終わった瞬間にフルーツサンドを食べたのですが、幸せ過ぎて震えました。この経験もあって、周りの方々よりも食に対する感謝の気持ちは強いと思います(笑)」
与那嶺「全然最近ではないですが……(笑)、もともと食べられなかった寿司や刺身、わさびといった日本食をおいしく感じるようになりました!」
鈴木「舞台に初めて挑戦しました!! もともと演技は好きだったんですが、舞台の稽古はかなりキツくて、辛い時期もありました。だけど、乗り越えた先には自分の成長を自分自身感じることができました!」
――「LIVING IN THE DREAM」は川村壱馬さん、吉野北人さん、浦川翔平さん、藤原樹さんが出演されている「バイトルPRO」のTVCMソングとしておなじみです。普段テレビを見ている時に、メンバーが出演していたり、自分たちの楽曲が起用されている番組やCMが流れてくると、どんな心境になるのでしょうか?
陣「THE RAMPAGEを知らない方にもたくさん知っていただけるチャンスだと思うので、素直にうれしいですね。“どや、うちのメンバーカッコいいやろ!?”と言わんばかりの謎のドヤ顔をしながら見てしまいますね(笑)」
RIKU「じっくり見ますね。特に(川村)壱馬、(吉野)北人はテレビや雑誌などで活躍する機会が多いので、俯瞰的に見ることが最近多いです。自分も頑張らねば!と、気が引き締まります」
与那嶺「自分はどっちかというとじっくり見ますね(笑)。しかも、頭の中ではメンバーの誰々ではなくなっているので、次の日リハとか仕事とかで会うと不思議な気持ちなります!“あ、昨日テレビに出てた人だ?”って(笑)」
鈴木「“あ、また出てる!いいなーっ”て思います(笑)」
――今作の“FIGHT&LIVE盤”では、6月に横浜アリーナで行われた「RUN! RUN! RAMPAGE!!スペシャルイベント」の模様が収録されています。そのイベントで印象に残っていることはありますか?
陣「人生初のチャイナ服を着て、横アリを爆走したことですね(笑)」
RIKU「マウスシールドみたいなやつでアゴを切りました(笑)」
与那嶺「あそこまでみなさんの前でゲームをするというのがなかったので、普段のステージ、パフォーマンスしているTHE RAMPAGEとは違う一面を見せることができてよかったなと思いました。RMPG CREWのみなさんも喜んでくれたみたいでしたし、個人的にはコスプレリレーが面白かったです(笑)」
鈴木「僕もコスプレでのリレー企画ですね(笑)。あれは面白かったです」
――陣さん、RIKUさん、鈴木昂秀さんは9月に行われた舞台『ETERNAL』に出演。ステージで演じられた感想を教えてください。
陣「今年から“挑戦”というテーマを掲げて20代を駆け抜けていきたいと思って過ごしていたので、こういった大舞台でチャレンジできたことがすごくうれしかったです。と同時に、エンタテインメントの奥深さを、演技というものを通して感じることができました。素直に充実感と達成感でいっぱいでした!」
RIKU「会社としても個人としても、新たな挑戦だったのでプレッシャーがすごかったです。でも、お客様はもちろん、HIROさんをはじめ事務所スタッフにもすごく喜んでいただけたのでホッとひと安心です。また機会があればやりたいですね」
鈴木「一度公演が中止になってしまい、またこうして上演できると決まった時は本当にできるのかな……など、正直不安がありました。でも、だからこそ、自分の中で一個ずつ丁寧に演じることを心掛けて挑みました!」
――舞台の公演期間中、もっとも印象に残っていることは何ですか?
陣「千秋楽でお客さんのスタンディングオベーションを見られたことです。鳥肌が立って感動して、それまでの頑張りがすべて報われた気がしました」
RIKU「セリフを覚えるのがまず驚くほどに大変でした(笑)。稽古中、加藤雅也さんが演じることに関してたくさんアドバイスをくださいました」
鈴木「陣さんがRIKUさんにボケるシーンがあったのですが、最終日ではアドリブで何回かボケていて面白かったです(笑)」
――与那嶺さんは9月からスタートした番組「THE RAMPAGE RUI&YAMASHOのパフォーマー向上委員会」で、さまざまなことに“初チャレンジ”されています。番組での印象的なエピソードや見どころを教えてください。
与那嶺「“パフォーマンスの向上”という名目で、なんでもやらしてくださる番組なので(笑)、そのどれもが初チャレンジで新鮮でした。また、出会った方の想いが伝わり、パフォーマンスの向上はもちろん、人間力も向上させていただいている気がして……。すごく素敵な番組になっています! 個人的には、沖縄を味わおうの回がとても好きです!(笑)」
――今作のリリース後は、Jr.EXILE 4組による、EXILEデビュー20周年を記念した企画「EXILE TRIBUTE」として、THE RAMPAGEも12月1日に「No Limit」他3曲を収録したシングルをリリースします。レコーディング時のエピソードや、リスナーとして聴いていたオリジナルへの思い入れ、トリビュート盤の推しポイントを教えてください。
陣「「No Limit」はもともととても好きな楽曲で、“限界を超えろ”というメッセージが、夢を追う少年だった僕の胸にグサッと刺さったのを覚えています。また、EXPG STUDIOというLDH JAPANグループのEXPGが運営するダンス&ボーカル、アクトスクールの発表会で、踊ったこともあります。今回のトリビュートシングルは、それぞれのグループの選曲にも注目していただけたら。普段Jr.EXILEを応援してくださっている方々にとっては、“このグループの雰囲気だからこの楽曲をするんだ”という解釈がきっと合う内容になっていると思うので、各チームのオリジナルの曲も聴きながら聴いていただけると楽しめるんじゃないかなと思いました!」
RIKU「レコーディングではEXILEさんになった気持ちで歌いました。生徒時代に聴きまくっていた曲ばかりなので、すべて思い入れが強いです。トリビュートシングルには、THE RAMPAGEのEXILE魂が存分に入っています。FROM EXILEということで、半端ない覚悟を持って取り組みました」
与那嶺「各楽曲に対して、"青春の記憶"や、先輩方のステージの後ろで踊らせてもらった"経験"など、どの曲を聴いても当時のことが鮮明に出てくるので、これまでの自分の人生を彩ってくださった曲たちです。THE RAMPAGEでしか表現できないことや各グループの色が、EXILEさんの楽曲を通してさらに見出せたのかなと思っていますので、そこを注目して見て聴いていただけたらなと思っています」
鈴木「「No Limit」に関しては、昔家族で毎日と言っていいほど聴いていた曲です。例えば、EXILEさんのサポートダンサーとしてどこかの会場に向かう車の中などでお父さんがずっと流してくれていたり、家のテレビでは兄がずっとつけて聴いていたり……かなり思い出深い曲です!! 今回のトリビュートシングルでは、自分たちTHE RAMPAGEだけではなく、TRIBUTE楽曲すべてにEXILE魂を感じでもらえるところが、めちゃくちゃいいなと思いました!!」
――今までもさまざまなことに挑戦しているみなさんですが、この先アーティスト、個人として掲げている目標は何でしょうか?
陣「アーティストとしては、LDHの名を世界に轟かせること。個人としては、実家を建て直すことです!」
RIKU「THE RAMPAGEを、夢の叶えやすい場所にすること。個人としては、ソロデビューをしたいです」
与那嶺「代表曲を生み出すこと、ドームツアーを敢行すること、世界に行くことが目標です。個人としては、沖縄で番組を持つこと、好きなことを表現できるようになりたいです」
鈴木「THE RAMPAGEとしてはドーム、スタジアムなどを目指していきたいです!個人でも、まだまだ見たことのない景色を見たいのと、さらに新しいことに挑戦していきたいですね!」
――リーダーの陣さんにうかがいます。THE RAMPAGEとしての目標や今後の展望を教えてください。
陣「10年20年と、EXILEさんのようにドーム規模のツアーができるようなアーティストになっていきたいです!そして、人との繋がりを大切にして、世の中をLove, Dream&Happinessの精神でエンタテインメントを通して平和にしていくこと。これが僕らの夢です。また、応援してくださるファンのみなさん、RMPG CREWのみなさんの夢を叶えられるような存在になりたいです」
――THE RAMPAGEのファンも、みなさんと同じように夢に向かって頑張っている人が多いと思います。そうした方々へのメッセージをお願いします!
陣「自分のペースを大事にして、好きなこと、夢中になれることに全力で向き合って自分らしく頑張ってください。明るい未来をしっかりイメージすることが大事だと思います!」
RIKU「諦めることをしないでください」
与那嶺「いつも応援いただき、ありがとうございます。“夢に対する気持ち”を初めて抱いた気持ちを忘れずに、笑顔で頑張ってください!くじけそうになったら、THE RAMPAGEの音楽を聴いて少しでもリラックスして、また頑張ろうと思ってもらえたらうれしいです。あなたのそばにはTHE RAMPAGEがついています。一緒に頑張りましょう !!」
鈴木「夢だったり、好きなことだったり、たくさんあるとは思いますが、追っているものすべてを嫌いにならずに“好き”を追求して、僕たちと一緒に夢を叶えていきましょう !!」
(おわり)
取材・文/片貝久美子
写真/中村 功
LIVE INFOTHE RAMPAGE LIVE TOUR 2021 "REBOOT"~WAY TO THE GLORY~
11月23日(火)、24日(水)@日本ガイシホール(愛知)
11月27日(土)@広島グリーンアリーナ(広島)
11月28日(日)@広島グリーンアリーナ(広島、LIVE VIEWING、ABEMA PPV ONLINE LIVE、JOYSOUND「みるハコ」)
12月4日(土)、5日(日)@サンドーム福井(福井)
12月14日(火) 、15日(水)@幕張メッセ 国際展示場ホール(千葉)
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「LIVING IN THE DREAM」
2021年10月27日(水)発売
FIGHT&LIVE盤(CD+DVD)/RZCD-77408B/4,950円(税込)
rhythm zone
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「LIVING IN THE DREAM」
2021年10月27日(水)発売
MUSIC VIDEO盤(CD+DVD)/RZCD-77407B/2,500円(税込)
rhythm zone
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE「LIVING IN THE DREAM」
2021年10月27日(水)発売
通常盤(CD)/RZCD-77409/1,500円(税込)
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