うめきた2期地区開発プロジェクトは、もともとJR大阪駅北側の貨物基地だった場所にウォルドーフ・アストリア大阪などの3つのホテル、都市型スパを併設した商業施設、オフィス、住宅に安藤忠雄氏デザイン監修によるネクストイノベーションミュージアムなども建設する一大プロジェクト。

その中心に位置する「(仮称)うめきた 公園」は、2025年の大阪・関西万博の開催に先立つ24年夏頃に先行開園し、27年春頃の全体開園に向けて進められている。

全体としては、JR大阪駅に直結し、オフィス・中核機能等を有する民間宅地とシームレスに繋がり、大規模ターミナル駅直結の都市公園としては世界最大級の規模(面積約45,000㎡)となる。

公園内には、飲食や大屋根施設、南北を繋ぐ歩行者デッキや立体広場などが配される。

  • 2022年12月時点の開発エリア
  • 完成イメージ
  • 広大な都市公園が出現する
  • 桜を愛でることができる歩行デッキ「ひらめきの道」

全体のランドスケープデザイン・デザインリードは、アメリカ・シアトルのランドスケープアーキテクト会社「GGN」が担当し、大屋根施設の設計・監理は、「金沢21世紀美術館」を手掛けた妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット「SANAA」が担っている。

12月10日に、同開発に隣接する1000日間限定の実証実験空間「うめきた 外庭SQUARE」で開かれた屋外ファッションショーには、地元大阪のセレクトショップやブランド、専門学校などによる合同ショーと障がい者団体による合同ショー、そして一般の応募者を含むモデルに合わせて、一点一点リメイク・アップサイクルしたルックを披露したニサイの3本のショーが行われた。

ニサイのショーのフィナーレでは、モンキーズの「デイドリームビリーバー」に載せてモデルが楽しそうにウォーキング。

さらに障がい者団体によるショーでは、それぞれが得意満面の笑みを浮かべて歩くなどハッピーなオーラに溢れた会場となった。

取材・文/久保雅裕
写真/久保雅裕、うめきた外庭SQUARE運営事務局
パース/うめきた2期開発事業者(2022年5月時点のイメージパースであり、今後変更となる可能性がある)

  • モエ ヘネシー ディアジオとウェスティンホテル大阪によるバーラウンジ
  • 地元のセレクトショップやブランド、専門学校の合同ショー
  • 満面の笑みでポージング
  • デイドリームビリーバー(白日夢)をテーマに(ニサイ)

ニサイのコレクション制作協力/共作ブランド

株式会社OLDFLIP
株式会社京都紋付
TRICO DESIGN WORKS
omamori
MUTEKI
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lisa nakagoshi

関連リンク

久保雅裕(くぼ まさひろ)encoremodeコントリビューティングエディター

ウェブサイト「Journal Cubocci(ジュルナル・クボッチ)」編集長。杉野服飾大学特任教授。東京ファッションデザイナー協議会 代表理事・議長。繊研新聞社在籍時にフリーペーパー「senken h(センケン アッシュ)」を創刊。同誌編集長、パリ支局長などを歴任し、現在はフリージャーナリスト。コンサルティング、マーケティングも手掛ける。2019年、encoremodeコントリビューティングエディターに就任。

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