有機的で柔らかい花(Flowers)と無機質で硬い花器(Vases)をテーマに、両者の形と作りに着目した今回の服づくりは、規則的なプリーツの生地に曲線と直線の折り目を入れ、捻ったり、重ねたりすることで生まれる新しいフォルムに取り組んだという。花と花器の対照的な関係性を、繊細でありながらも逞しい佇まいで表現したコレクションとなった。

総合演出は、パリのシャイヨー国立劇場のディレクター、ラシッド・ウランダン氏が担当。アクロバティック劇団、XYカンパニーのメンバーをはじめとする出演者たちを率い、コレクションのテーマにある二面性を静と動として、緩急のある軽やかなパフォーマンスで表現した。

写真/©2022 ISSEY MIYAKE INC.

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