エミネムが、今年7月12日(金)にリリースした自身12枚目の最新アルバムのデラックス・ヴァージョンとして、『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce): Expanded Mourner’s Edition』<読み:ザ・デス・オブ・スリム・シェイディ(クー・ドゥ・グラス):エクスパンデッド・モーナーズ・エディション>をリリースした。
新たなアートワークには、霊安室と思われる場所に、エミネムの分身であるスリム・シェイディが置かれる姿が写し出されている。今回のデラックス・アルバムには、ビッグ・ショーン、ジェリー・ロール、JID、ベイビートロン、スカイラー・グレイなどが参加したオリジナルの19曲に加え、スキットを含む4曲を追加した全23曲が収録となった。ラッパーの2チェインズが新たに参加し、またウェストサイド・ブーギーとグリップをリミックスに迎えた新ヴァージョンの「Fuel (Shady Edition)」もリリースとなった。
エミネムは、日本時間9月12日(木)に、アメリカ・ニューヨークのUBSアリーナで開催された『2024 MTV Video Music Awards(VMA)』のオープニングを飾り、最新アルバムからの楽曲「Houdini」と「Somebody Save Me」をテレビ初披露した。「Houdini」のミュージック・ビデオ演出と同じく、スリム・シェイディの金髪のウィッグをかぶり、同じ姿をした大勢のダンサーたちを従えたエミネムが登場。この演出は24年前に遡る2000年のVMAで「The Real Slim Shady」を歌ったときのパフォーマンスを再現したもので、会場を大きく沸かせた。
エミネムは、本アワードで8部門にノミネートされ、「最優秀ヒップホップ・ビデオ賞」、「最優秀視覚効果賞」を受賞し、新たな歴史を刻んだ。
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今回のアルバムは、エミネムのキャリア初期に登場し、若く擦れた分身として活躍したスリム・シェイディというキャラクターに別れを告げることをテーマに、エミネムとスリム・シェイディの両方の長所を融合させ、自身の悪評やふざけた行為を取り上げている。長年、その辛辣な歌詞や態度でポップ・カルチャーを悩ませてきた悪名高きキャラクターへのオマージュに近い作品となった。
そして、アルバム最後のトラック「Somebody Save Me」では、幼少時代の娘とエミネム自身が会話する音声から始まり、父親として至らなかった若き自分に対する後悔の念や、3人娘ヘイリー、アレイナ、スティーヴィーへ詫びるメッセージを歌い、本作の幕を閉じている。
【リリース/商品情報】
『The Death of Slim Shady (Coup De Grâce): Expanded Mourner’s Edition』配信中
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