2022年11月公開映画『すずめの戸締まり』で主題歌のボーカリストとして新海誠監督とRADWIMPSに大抜擢され、今年7月に野田洋次郎(RADWIMPS)プロデュースにより自身作詞作曲のオリジナル曲「灰かぶり」でシンガーソングライターとしてデビュー、10月には「Discord-disco」をリリースした十明(とあか)の3rd Digital Single「僕だけが愛」が本日12月6日(水)に配信リリースになった。
「灰かぶり」「Discord-disco」に引き続き十明がソングライティングを手掛けた今作は、野田洋次郎とmabanuaとの共同アレンジによる、静謐な音像の中にひりひりと切実に迫りゆく歌唱が耳を離さないバラード。十明の新たな表現の扉を開く今作のミュージックビデオも、本日公開になった。暗闇の中で歌う十明と、純白の空間で蹲る一人の少女。純真を超えて歪んでしまった究極の愛を、黒と白の世界観の対比で描いた今作のミュージックビデオは、過去2作に引き続きアートワークを担当しているRdrah(ルドラ)が手掛けている。
[十明 Profile]
十明(とあか)
2003年生まれ、現役女子大生、シンガーソングライター。
中学時代はブラスバンドにてオーボエを担当。高校生になり軽音楽部に入部、念願だったバンドを結成したものの、1年も経たずに解散。既に周りはバンドメンバーが固まり途中参入の余地がなかったため、仕方なく一人で弾き語りを始める。音楽への熱い気持ちを人知れず育みながら、自室のクローゼットで撮影した弾き語り動画をTikTokに公開し始める。
オリジナル曲に加え、カバーはボカロ、邦ロック、昭和歌謡、アニソン…とジャンルを超越した個性あふれる選曲センス、楽曲によって全く違った表情を魅せる変幻自在のボーカルに、じわじわとフォロワーを増やし続ける。
それらのTikTok動画がきっかけとなり、2022年春、映画『すずめの戸締まり』ボーカルオーディションに参加。 幾千年の時を超えてもそこに存在するような、悠久な風の流れを感じる神聖な歌声。時折見せる少女のようなあどけなさに、憂いと翳りのある不思議な魅力をもつ佇まい。未だ何色にも染まっていないまさに原石といえるその天性の才能は、野田洋次郎と新海誠監督を魅了し、その歌声は世界中に響くこととなった。
2023年7月、満を辞して配信シングル「灰かぶり」にてメジャーデビュー。作詞作曲を自身で手がけ、プロデュースは野田洋次郎。報われず満たされなかった青春時代の感情を原動力に、現実と虚構を往来しながら少し冷めた視線で鋭く切り取り描く、美しくも棘のある十明の音楽が動き出す。