――encore初登場なので、自己紹介をお願いします!
「はじめまして。シンガーソングライター山野ミナです!大阪生まれ大阪育ち、大阪芸術大学美術科で元々は絵を描いていました。ミュージカルをキッカケに音楽を目指しましたが、今でも絵は描いています」
――8月にリリースされたアルバム『L’ATELIER アトリエ』はフレンチポップやジャズのエッセンス溢れる、大人のための最新型J-POPを聴かせてくれますが、山野さんの音楽的なルーツを聞かせてください。
「父がジャズレコードコレクターで幼い頃からお家でジャズが流れている環境でした。私は大学で美術に進みましたが在学中に観たミュージカルがきっかけで舞台の世界を目指しました。しかし度重なる挫折を味わい精神的にも続けることが困難になり、そこから関西のジャズクラブなどでジャズやボサノバを歌うようになりました。下積みは10年以上ありますがシンガーソングライターとしては、まだまだ新人だと思ってます(笑)」
――アルバム『L’ATELIER アトリエ』のプロデューサーは、高橋幸宏さん。高橋幸宏さんとの出会い~プロデュースしてもらう経緯を教えてください。
「最初のきっかっけはSNSでした。共通の知り合いが沢山いる中で、私が絵を描いていたり音楽やってたりしているのを見て変な奴がいると思って声かけてくださいました(笑)。数年前、みんなで食事している時に”いつか曲作ってあげる”って言ってくださったことがあり、今回メジャー第一弾アルバムを出すと決まった時に勇気を振り絞って楽曲の提供をお願いしたところ、“自分がやるからにはちゃんとかかわる“と言ってくださったことから始まりました」
――その高橋幸宏さん自身が90年にシングルとしてリリースした「X’mas day in the next life」をカバー。どういったきっかけでこの曲をカバーしようと思ったんですか?
「アルバムの収録曲で幸宏さんのカバーを入れるにあたりこの曲も候補の一つでした。本当はアルバムに収録する予定だったんですが、真夏発売のアルバムでクリスマス曲っていうのもどうかと思いましたし、この曲はちょっと特別感あるので”クリスマスシーズンにクリスマスプレゼントみたいに一曲だけ配信にしたい!”と私が強く希望しました」
――「X’mas day in the next life」でリスナーに届けたいメッセージは?
「この曲、聴けば聴くほど悲しいんですけど、”Next Life”というものが本当にあるのか分からないし、また会えるかどうかなんて保障はないですから、今を大切に生きてそして今いる大切な人たちに愛と感謝を日々伝えてほしいです」
――メジャー・デビュー記念ライヴを東京・COTTON CLUB、大阪・Mister Kelly’sで9月に開催されましたが、ファンを前にして行ったライブの感想、印象、山野ミナさんのライブへの想いをおしえてください!
「コロナもあって、一回のライブが本当に貴重になり自分がライブするからにはなぜこの歌をいま届けるのか、なぜそれを歌うのか、いろいろ考えさせられました。でも今年、メジャーという節目を迎えられたことは、応援してくださりライブに足を運んでくださる皆さんのおかげだと改めて感じていました、今回のライブはその感謝を自分の口から皆様にお伝えする日でもありましたので、とても特別な意味を持つライブとなりました」
――コロナ禍での音楽活動は大変なこともあったかと思いますが、来年、2022年はどんな1年にしたいですか?
「今年はやっぱりまだコロナで思うように活動できなかったり計画をたてられなかったりしたので、来年はもっとアグレッシブに動いていきたいと思います!引き続きアルバム『L’ATELIER アトリエ』をもっと沢山の皆さんに聴いてもらえるよう頑張ります!」
――最後にencore読者へのメッセージをお願いします!
「来年は皆さんに、もっと山野ミナっていう人間を知ってもらえるよう積極的に活動していきます!その第一弾、2022年3月7日(ミナの日)は、丸の内コットンクラブでのアンコール公演も決定しましたので、是非足を運んでいただけたら嬉しいです♡アップデートされた山野をぜひ聴きに来てください。皆さまとお会いできるのを今からとても楽しみにしております」
- 取材・文/encore編集部
山野ミナ feat. 高橋幸宏「X’mas day in the next life」
2021年12月1日(水)配信
日本コロムビア
山野ミナ『L'ATELIER アトリエ』
2021年8月25日(水)発売
COCB-54335/3,000円(税込)
日本コロムビア