――お互いにどんな印象を持ってましたか。まず、TEAM SHACHI(以下シャチ)の皆さんからお願いします。

YUZUKI「最初はお姫様みたいな印象ですね」

カミングフレーバー「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

YUZUKI「…最初だけですけど(笑)」

カミングフレーバー「あはははは」

YUZUKI「もう可愛くて、素敵で、すごく緊張しました。まとってるオーラがすごくて、話しかけるのもひと苦労みたいな存在でした」

HARUNA「私は名古屋でやってるCBCラジオ「推シマシ」にAIRIちゃんがゲストで来てくれたことがあって。資料でいただいたアルバムを聞いて、すごくフレッシュで若い、キラキラしてるっていう印象がありました」

NAO「私も一緒ですね。私達は泥臭いとか、根性みたいな感じのグループなんですけど、カミフレちゃんはキラキラのアイドルっていうイメージでしたね。元々は…元々って言っちゃった」

カミングフレーバー「あはははは」

MIYO「なんかしたのかな?」

HINANO「イメージ通りにはいかなかった?」

ENA「やらかしてる、うちら?」

HONOKA「(笑)以前、HINANOちゃんとはお仕事をしたことがあって。YUZUKIと一緒の時にeSPORTSの<HADO>をやったんですけど、そのときからオラオラしてて」

KIMIE「じゃあ、HINANOのせいだね」

HONOKA「だから、カミフレちゃんはみんなオラオラしてるのかな?って思ってて。実際は、HINANOちゃんだけだったんですけど(笑)、みんなからもそのパワーは感じました」

――一方のカミフレは?

MIYO「ライブを見ていると“体育会系な感じなのかな?”って思ってたんですけど、喋るとすごく印象変わって」

HINANO「本当にそう!」

MIYO「MCになった途端、ふにゃってなるのが良さだなってめちゃめちゃ思って。でも、実際に会って喋ってみたら、姉御肌というとか。年齢的にもお姉さんの部分もあるんですけど、大人だなって感じる部分が多くて」

NAO「やだ、大人だって!」

YUZUKI「あら、嬉しい」

MIYO「私はまだまだ子供なんだなって思いました」

HONOKA「一番大人っぽい人が言ってるね」

HARUNA「見た目で言ったらね」

AIRI「(笑)私は、自分がアイドルになる前からシャチさんのことを知っていたので、一般人のときから見ていたアイドルさんとコラボできるって思ったら、もう鳥肌が止まらなくて。最初に聞いたときに、まさかコラボシングルを出すなんて思わなかったから、本当にびっくりして。自分が見ていたときは中学生だったので、会ってみて大人の女性になっていて…」

HARUNA「あははは。成長してた?」

AIRI「印象が変わったなっていう感じです」

HARUNA「カラーのパニエとか履いてた時代だよね」

YUZUKI「今の白いワンピース衣装なんて考えられないよね、当時は」

AIRI「一人一人元気でかわいかったです。今も可愛いです!」

NAO「嬉しい。ありがとう」

KIMIE「私もシャチさんのことはもともと知っていて。“名古屋のアイドルといえば?”って、シャチさんみたいなところがあるじゃないですか。そんなグループの方と、まだまだこれからのカミフレがコラボできるなんて思ってなかったので、こんな素晴らしい機会をいただけて嬉しいなと思いました」

HINANO「シャチさんはもう10年以上やられてますよね。歌もうまくて、パフォーマンス力もある、“ザ・ベテラン”っていうイメージがあって。逆に言ったら、私達はまだ5年目とかで若手の方で、若い期が多いチームなので、“大丈夫かな?“っていう心配も多かったんですよ。でも、絡んでみると…違和感なくって同じレベル!」

TEAM SHACHI「あははははは(と手を叩いて爆笑)」

HINANO「もちろん、パフォーマンスや歌唱力は全然差があるし、私達は“もっと頑張らなきゃ!”って背中を押されるんですけど、楽屋でちょっとふざけちゃうところとか、私達の普段の楽屋と変わらなくて。本当に気を遣わないで素でいられるのがすごく楽しいです」

ENA「私はポスターで見てたんですよ」

TEAM SHACHI「ポスター???」

ENA「栄にシャチさんの水族館のポスターがあって。そのイメージがあるので、ポスターになってる人と一緒にシングルを出すって思わなくて、ちょっとびっくりしちゃって。ポスターを見かけるたびに、“あっ”って軽くお辞儀していたので、こんなに仲良くなれて嬉しいです。」

HINANO「コラボが決まった後にもポスターの前で写真撮ってたよね?」

HONOKA「えー、可愛いんだけど!」

ENA「撮りました。一緒に遊びに行ったときにもう一つ、見かけました。いつも見つける存在です」

HARUNA「見つけられる存在だったんだ?嬉しいね」

ENA「見つけてます。また見つけます」

NAO「ポスターにのれるように頑張ろう!」

HARUNA「次はみんなでポスターになろう!シャチフレとしてね」

――先ほど、最初の印象と違ったという話がありました。どう変わりまししたか?

NAO「HINANOちゃんが言った通り、私たちもワイワイ系なんですよ。キャリアでいうと先輩になるんだけど、先輩としてあんまり振舞ったことがなくて。スターダスト内に後輩ちゃんがいるけど、結構横1列な雰囲気がある事務所なので、最初は、“カミフレちゃんにはちゃんと先輩っぽくしなきゃいけないのかな?”って思っていたんだけど(笑)、良い意味で私達も気負わずそのままで接することができるので気楽です」

YUZUKI「ほんとにそれ。裏でのわいわいのベクトルが同じ」

HARUNA「レベルが同じ。似てるよね」

YUZUKI「そう、ジャンルも一緒」

HINANO「ふざけ方のジャンルが一緒なんですよね」

HARUNA「数あるふざけ方のジャンルの中から…」

YUZUKI「言葉にするのは難しいんですけど、本当にしょうもない1個のことでずっと笑えるんですよ」

NAO「ツボが浅いっていうのが似てるのかも」

YUZUKI「でも、私、人付き合いしていく上で、ツボが一緒って絶対に大事だと思っていて。それがコラボする相手でまさかそういう方がいるなんて。ほんとにありがたいことだなと思って」

HARUNA「自分が見つけた笑いのポイントに他の数人が笑ってて、それをみんなで共有してっていうのが、MV撮影中も結構あったね」

YUZUKI「そういうのは嬉しいですね、やっぱり」

――この取材の直前にMVの初視聴会をしてましたね。

NAO「はい。笑顔がめっちゃ多かったね」

HINANO「壮大な曲だから、もがいたりとか、苦しいけど頑張ろうっていう表情が多いかな?って思ったら、基本みんな笑っていて。なんなら素が出てる部分の方が多かったので、そんな仲のいいシーンを見ていただけたら嬉しいです」

NAO「笑顔がめっちゃ多いからこそ、この歌詞が逆に刺さってきて。普段の私達の楽しい、ハッピーな姿と、歌詞で描かれている本音の対比を感じやすいんじゃないかなと思いました」

ENA「個人的なんですけど、みんなが寝転がってるシーンは、寝てないのに私、めっちゃ寝てる顔してるんですよ」

MIYO「なんでなんで?」

ENA「目を瞑ってるやつ、まじで寝てましたよね?」

YUZUKI「私はガチ爆睡してた」

ENA「ですよね?でも、普通の顔してたじゃないですか。私、本当の爆睡よりも爆睡してるような顔をしてるんですよ」

HARUNA「あははは。演技派っていうことでいいじゃない?」

YUZUKI「女優だね」

――HONOKAさんだけが目を開けるシーンですよね。

HINANO「完璧ですよ。ほんとに可愛い」

HONOKA「ドキドキしましたね、あれは。可愛くしてもらいました」

AIRI「初めて他のグループの方と一緒に撮影をしたので、ドキドキしていたんですけど、シーンを重ねるごとに、いっぱいお話してくださって。仲良くなれたし、くだらないことで笑い合えて。そんなシーンがMVでも使われてて。めっちゃ爆笑していたんですけど、なんでそんなに笑ってたのか覚えてなくて」

HONOKA「そうなんだよね〜」

HINANO「今となっては、覚えてないよね。何を話してたのか」

HONOKA「絶対にしょーももないことだよ」

AIRI「そんな素の笑いもあるMVをいっぱい見てほしいなと思います」

NAO「ちょっと、あれ話して?」

HARUNA「ほら、“半田のトップ”のやつ」

HINANO「あ、アレね!愛知県半田市のプラネタリウムをお借りして撮ったんですけど、時間が足りなくて。プラネタリウムの関係者の方々も残ってくれていたので、“もう閉めないといけない”ってなっていたんですけど、私達も撮り終えてなくて。スタッフさんも慌てていたら、裏からリーゼントでサングラスをかけた青い革ジャンを着た男の人が出てきて…“やばい、これは私達、やられるんじゃない?”って」

HONOKA「あはははは。やられないよ!」

YUZUKI「“半田のトップがきた!”って」

HINANO「“早くしないと、半田から追い出される!”って。だから、私達はスタッフさんが指示する前に行動してましたね。ビビリながら」

HARUNA「“半田のトップ”を横目にね」

HONOKA「優しい方だったよ」

HINANO「バスの運転手さんだったんです」

NAO「そういうファッションだっただけで。最後、片付けを手伝ってくれていたし」

HINANO「めっちゃ優しい方でしたね。私達が勝手に怯えてました」

――(笑)ふざけちゃうレベルが一緒だっていう話の一端が垣間見れた気がします。ちなみに、このメンバー全員で初めて会ったのはいつだったんですか?

HINANO「配信で初めて曲を聞いた日ですね。11月末とかですよね」

HARUNA「顔合わせがそのタイミングだったんですけど、メンバーの中でも(コラボのことを)聞いたタイミングがバラバラだったんだよね」

HINANO「そのタイミングで知らない子もいて」

HARUNA「(カミフレでは)HINANOちゃんとMIYOちゃんだけ先に聞いてたから、リアクションの差があって」

HINANO「そうそう。私達は知ってるから、“よろしくお願いします!”って感じだったけど、みんなは“何言ってるの?”っていう顔をしてた」

KIMIE「シャチさんが後ろから急に現れたから…」

YUZUKI「カミフレちゃんが“久しぶりのシングルがリリースされます!”っていうお話をしてる中で、“今回はコラボです…そのコラボ相手は〜”みたいな感じで入っていったので、情報量が多すぎたんだよね」

HINANO「そうなんですよ。カミフレも1年ぐらいほとんど動いていなかったから、まず、カミフレが動くっていうのにもびっくりだったし、それがコラボだっていうのもびっくりだったし、しかも、シャチさんだっていう。頭が追いつかなかったよね」

NAO「そこでちゃんと会って、その時に新曲も聞かせていただいて。みんなもう、その状況についていくのに必死で、交流とかはできませんでした。年始のMV撮影で1日一緒にいたんで、それこそ、さっきの話のようにツボが一緒っていうのもわかったし、仲良くなれたなって思います」

MIYO「あの時はまだぎこちなかったですね。曲を聞いて、“…すごい”っていう感想会だけしました」

HARUNA「1曲目に聞いたのが「I’s PRIDE」で壮大な曲だったので。“すごくいい曲だね”って軽く笑顔で話せる曲ではなく、“デデデーン”っていう壮大な感じで。メンバー同士でもすぐに話したいのになんかあんまり話せない空気がありましたね。静かに1曲最後まで聴いてる時間がありました」

YUZUKI 「“どうですか?”って聞かれて、“すごいですね”としか言えなかったです…」

――改めて、「I’s PRIDE」を受け取った時の心境を聞かせてください。

ENA「これまでにない壮大な曲なので、歌唱力が大事だなって感じました。そこはシャチさんが引っ張ってくれているので助かってます。まだ、2人で歌うとき緊張しちゃいますけど」

NAO「“まだ”って、まだ1回しかやってないからね。そりゃそうだろって。ま、可愛いけど」

HONOKA「あははは。私たちもドキドキしてるよね」

NAO「うん、ドキドキしてる」

ENA「ドキドキしていますか?感じないです!動じなさそうだから。うちらは動じるタイプなので」

HINANO「やめてよ!言わないでよ」

ENA「いや、表に出ちゃうから、いつもビクビクしながらやってます」

HINANO「(笑)私は「I’s PRIDE」の歌詞が深いなって思いましたね。改めて、“自分も頑張ろう”って、すごく前向きになれる曲だと思っています。レコーディングの前に私、東京にいたんですよね。そのまま新幹線に乗って、名古屋でレコーディングだったので、帰りの新幹線で、窓の外を見ながら聞いてたら、泣きそうになっちゃって。それぐらい気持ちが入る、エモい曲になってるので、たくさんの方がこの曲を聞いて、前向きな気持ちになってくれたらいいなって思います」

KIMIE「この活動をしていると、ずっと楽しいんですけど、落ち込むことも結構あるんですよね。アイドルのいいところも悪いところも全部を含めた歌詞になっているので、“今、私達がアイドルをやってるから歌える曲なんだな”って思って。だからこそ、責任を持って歌いたいなと思いました」

AIRI「イントロから、何が始まるんだろうってワクワクする感じがあって。初めて聞いたときも、“メッセージ性がある歌詞だな”って思ったし、“私達が今、伝えるべきことがここに詰まっているな、深いな”って思いました」

――今、伝えたいことというのは?

AIRI「“自分の道を信じろ”ってことですかね。自分が決めたことをしっかり貫いていけば、未来は明るい。それを私達が証明するよっていう感じかなって思います」

MIYO「うんうん。普段、アイドルは輝いてるところだけを見せるものなんですけど、“私達の中にある、輝きじゃない部分さらけ出していこうぜっていう曲だな”って思っていて。普段の悩みをファンの人に打ち明けたりすることはないんですけど、言葉にしづらいところを歌詞に表してくれているのが大きくて。だから私も、この曲を歌う上で、自分が持ってるアイドルのプライドをさらけ出してもいいんだっていう気持ちになれました。ファンの人もそれを受けとめてくれるっていうことがわかったので、歌っているとすごく励まされるし、“これからもアイドル頑張っていきたいな”っていう気持ちになれる曲ですね」

HONOKA「シャチとしては、こういうミュージカル調の曲が初めてだったので、シャチフレとして新たに挑戦できることがまず、嬉しかったです。そして、タイトルの「I’s PRIDE」の“I”の部分は“アイドル”という意味なんですね。アイドルの誇りやプライドのことを歌ってるので、私達アイドルが歌うからこそ届くものがあるんじゃないのかなと思っていて。アイドルを応援してくださってる方はもちろんだけど、世にいるアイドルみんなに聞いてほしいなと思っています」

――アイドルファンだけじゃなく、アイドルに向けたエールソングでもあるんですね。

HONOKA「そうですね。初披露の時にステージ上でこの曲を歌ったら、さらに勇気が湧いてきたんですよ。<未来は ずっと私たちのもの/夢は 決して捨ててはいけないものだと 謳おう>っていう歌詞がすごく好きです。これからもそういう思いを持って歌っていこうって思いました」

NAO「私達は自分たち、シャチのことを歌う曲が多くて。割とポジティブなメッセージも多いから、<“オイテカレテク”>とか、<“キラワレタクナイ”>とか、そういうネガティブな言葉をステージ上で発することがなかなかないんですね。でも、シャチだけじゃなく、カミフレちゃんと一緒に歌うからこそ、やっぱりアイドルっていう大きなくくりとして届くものがあると思います。ほーちゃん(HONOKA)も言ったみたいに、たくさんアイドルがいますけど、唯一共通してる部分というか。本当にアイドルの共通点を歌ってるなと思ってて。…だから、代表して歌わせていただきます。アイドル代表ソングだなって勝手に思ってます」

HARUNA「確かにね。この曲を聞かせていただいたときに、一緒にラブレターをいただいたんですね。作詞家の方から“こういう思いで書きました”っていうお手紙を直接2組の前で読んでいただいて。そのお手紙がものすごく良くて。私たちがアイドルである意味だったりとか、アイドルとして持ってる誇りだったりとか。活動歴や年齢は全然違う2組だけど、愛知っていう共通の部分から発信するものとして、今、NAOも言ったみたいに、“アイドル代表として歌っていこう”っていう素敵なメッセージをいただいたんです。私達は体育会系で熱量高めのポジティブグループとしてやっていますけど、こんなときもなくはない。アイドルだったら誰しもが共通する部分が書かれているので、これを歌えるのはすごく嬉しいなって思います。それに、私達だけでは本当に歌えない曲だから、コラボだからこそ歌えるので、すごく素敵な楽曲だなと思いました」

YUZUKI「シャチとカミフレちゃん、一人ずつ、2人1組で歌うパートがあって。それもすごく素敵だなと思いました。プライドは共通して持ってるものだけど、きっとその形はちょっと違ったりするんですね。自分が誇れるものや、持ってるものの異なる部分が、歌でまた違った良さをそれぞれが発揮していて。その違いで、逆にいい化学反応が起きてるなって感じています。歌い方も全然違ったりとかもしているけど、それが素敵なんです。シャチバージョンもカミフレちゃんバージョンもあるので、両方聞いていただきたいんですけど、いろんな声色や歌い方を含めて、私達のプライドっていうものを聞いてる方に受け取ってもらえたらいいなって思ってます」

――今、皆さんからあった、それぞれのグループとしての誇り、プライドを聞かせてください。

KIMIE「カミフレってコラボで挑戦させてもらってるから、失敗できないなっていうのはあるかな」

HINANO「確かに。絶対に成功させたいよね。SKE48で新しいことに挑戦するときは、“まず、カミフレがやってみよう”っていうことが多いから」

KIMIE「カミフレで成功させて、それをSKE48に持ち帰らないといけない。常にSKE48という意識を持って、カミフレで活動してるなって思います」

MIYO「ここ1年くらい、カミフレで活動することはなかったんですけど、それを経て、全てのことが当たり前じゃないなって実感して。アイドルをさせてもらってること自体もそうだし、ステージに立てることも当たり前じゃない。だからこそ、私たちは、1回1回のライブにかけるプライドは大きいかなと思っています。1回1回が勝負だし、その1回で失敗したら、“もう次はないよ”って言われ続けていたグループなので。この1年間は気持ちを切り替えて、自分たちの個人のレベルアップをしつつ挑んできて、やっと再開できたので、シャチフレとしてステージに立つときは、ちゃんとプライドを持って立ちたいなって思います」

HINANO「私達はずっと“崖っぷちアイドル”って言われ続けてきて。それこそアイドルの祭典「AYAKARNIVAL」に最初に出演させていただいたときも、“次、呼ばれなかった終わりだぞ”って言われていたんですよ。1つ1つのライブでどれだけファンの人を“もう1回行きたい”と思わせられるか。どれだけ成長を感じてもらえるか。技術の面でもパフォーマンスの面でも」

KIMIE「私たちが必死すぎて(笑)」

HINANO「表に出てるぐらい崖っぷちでやってきたので、私達がカミングフレーバーに賭けているものは…どのアイドルもみんなプライドを持ってると思うけど、私達も負けないぐらい、全てに全力でアイドルをやってるなって思います」

HARUNA「うん、カッコいいね」

――シャチはどんなプライドを持って活動してますか?

YUZUKI「私達は“スーパー・タフ・ストロング・エナジー・ポジティブ・エキサイティング・ソウル フロム名古屋!”って自己紹介をしていて。コロナ禍でもポジティブを掲げて、いろいろとできることをやってきたので、すごいエネルギーとポジティブなオーラを常に名古屋から届けていきたいです。逆に、名古屋じゃない、東海エリアじゃない方にも、名古屋を好きになってもらえるようにしたい。カミフレさんがSKE48に持って帰るように、私達も名古屋に持って帰って来れるようにしていきたいなって、ずっと思ってます」

HARUNA「いま、カミフレちゃんの話を聞いて、なるほどって思う部分があった。私達はまず、これだけ長く続けられてることが誇りですけど、“今、何枚チケット売れてる?”とか、気になってメンバーからスタッフさんに聞いちゃう」

MIYO「めっちゃわかる!私達も聞きまくります」

HARUNA「長く続けられてるのは、今、支えてくれてるファンの方々がいるのはもちろんだけど、やっぱりもっと売れたいし、もっと大きいステージ立ちたいしっていう貪欲さは常にチームの一人一人が持っています。やっぱりそういう、がむしゃらな部分がお互いあるからこそ、ここまで相性がいいんだなって。自然にすって溶け込めた理由の一つがお互い泥臭い部分があるからなのかなって、今、初めて気づきました」

NAO「確かに。アイドルはライブ、お客さんに生で見てもらう機会がメインだと思うんですけど、シャチのライブでのプライドとしては、ポジティブとか、楽しいとか、プラスな気分だけを持って帰ってもらうことを大事にしています。アイドルって、ぶっちゃけ生活のなかにいらない娯楽じゃないですか。でも、必要としてる人からしたら、すっごく大事なものだと思っているんですよ。メンタル的にもそうだし、楽しむものとしてもそう。アイドルを必要としてくれてる人にとっては、かけがえのないものだと思うから、求めているものをあげたい。それに加えて、私達も人だから、一緒に何かを作りたいとか、次のステップにいきたいとか、そういう気持ちも忘れたくない。それが、シャチとしていつも持ってる気持ちかなって思いますね」

HONOKA「この曲をレコーディグした時に歌詞を書いてくださった方がみんなに一律の質問で、“あなたにとってアイドルってなんですか?”っていうことを聞いてくださって。それぞれ答えたと思うんですけど、そのときに私は、“アイドルはみんなに笑顔を届けるもの。自分も笑顔で楽しんで、楽しいを共有する存在”っていうふうに答えさせていただいたんです。改めて、言葉にすることで、アイドルってそういうものだったっていうのを再認識することができたし、今みんなの話を聞いてて、この活動をしている中でずっと欲はあるなって思って。もちろん、日々、楽しいんですけど、それで満たされるんじゃなくて、さらに次へという気持ちもある。これができたら、これもしたいって思うようになっていて。その欲は、プライドなのかなって思いました」

――このユニットも次がありますか?

HONOKA「“1st コラボ Single”と謳っているので、セカンドだったり、どんどん、いろんなことして広げていきたいなと思います。せっかくこうして集まったからね」

MIYO「似てる部分があるからこそ、お互いのファンの方がもう早速受け入れてくれていて。すごく温かい雰囲気があって、素敵だなと思うので、まだ私達のことを知らない人もどんどん巻き込んできたいです。歌をライブで披露して、歌い続けていきたいなって思っています。歌い続けることによって、アイドルにまだ興味のない人に対しても私達からどんどん訴えかけていって、私達から巻き込んでいきたいなって思っています」

HARUNA「ライブもあるし、フェスもあるもんね」

MIYO「そう。私達がいろいろコラボしていくのをとにかく楽しんでほしいなって思います」

HONOKA「3月4月5月と、3ヶ月連続でシャチフレとしてライブができるんです。アイドル同士がこんなにコラボしている様子っていうのは、あんまり他でも見ないじゃないですか。地元愛知県発のグループとしてこうして一緒にできるのはとても嬉しいことだし、愛知のパワー、アイドルのパワーっていうのをどんどんどんどん外に発信していきたいなと思います。とにかく自分たちが楽しんで、その楽しいが、感染していくといいなって思います」

HINANO「ほんとに続けたいですね!」

HARUNA「じゃあ、いっぱい売ろう!」

MIYO「売りましょう!」

YUZUKI「売り上げを確認しながらね(笑)」

NAO「数字出さないといけないからね」

HARUNA「みんな、いっぱい買ってね!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

RELEASE INFORMATION

シャチフレ(TEAM SHACHI &カミングフレーバー)「I’s PRIDE」

2023年3月1日(水)発売
通常盤(CD+生写真 【A Type1枚入り 全10種)
ZEST-00212,000 円(税込)
※リミスタ先着特典:オンラインサイン会にてリミスタ限定生写真にサイン

シャチフレ(TEAM SHACHI &カミングフレーバー)「I’s PRIDE」

2023年3月1日(水)発売
@Loppi ・ HMV限定盤(CD+生写真 【B Type1枚入り 全10種)
ZEST-00222,000 円(税込)
※先着特典:「はじめまして!シャチフレです!写真入り名刺型ステッカーお渡し会」参加券

LIVE / EVENT INFORMATION

dot yell fes 2 周年 SP
3月1日(水)KT Zepp Yokohama
詳細はコチラ >>>

シャチフレLIVE
4月20日(木)名古屋 DIAMOND HALL
5月18日(木)新宿 BLAZE

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