──オリジナル新公演『「時間がない』がスタートした心境から聞かせてください。

太田 彩夏「まず、こういう状況の中で初日を無事に16人で迎えられたことは、本当によかったなって思います。新公演に対しては、正直、最初は不安を感じていたメンバーが多かったと思うんですけど、みんなでその不安を自信に変えることができて。同じ方向を向いて、いい公演を作り上げることができたのは、私にとっても、みんなにとってもすごく良かったですし、私としては、メンバー1人1人に“新公演をやってよかった!”って思ってもらうのが一つのゴールだと思っていて。初演が終わった後にみんなの表情を見たとき、達成感で満ち溢れてたので、そういった姿を見れたのは本当に良かったなと思いました」

入内嶋 涼「私も最初は不安しかなかったですし、“新公演のありがたさ”を先輩が感じているほどわかっていなかったところがあって…。レッスン期間を経て、本番を迎えてみて、新公演を作る大変さがわかって。みんなでやりきった後はすごく楽しかったし、“このメンバーでよかった!”って心の底から思ったので、本当に新公演をやって良かったですし、これからもっといい公演になるんじゃないかなと思ってすごく楽しみです」

岡本 彩夏「Team KⅡのオリジナル公演としては、『ラムネの飲み方』からは約11年ぶりの新公演ということで、ファンの方も楽しみにしてくださってる方が多かったですし、そういう期待に応えられるように、自分たちに自信が持てるぐらいレッスンを積み重ねてきて。初日を迎えるまでの間は“早く見てもらいたいな”っていう気持ちが大きかったので、ファンの方にたくさん褒めていただいたり、“良かったよ!”と言っていただけてすごく嬉しかったです。まだ見たことがない方、劇場に入れてない方がいっぱいいるので、早くたくさんの人にもっと見ていただきたいなっていう自信を持てる公演になりました」

伊藤 実希「Team KⅡの新公演はTeam Sの次っていうのもあって、“Sを超えなきゃいけない”っていうプレッシャーもあって。そういう面でも、楽しみにしてくださるファンの方もたくさんいたので、“その期待に応えたいな”っていう思いで、とにかく必死に頑張ってきて。初日は定員の30倍の応募があったっていうのもあって、数字っていう結果に出たのがすごく嬉しかったです」

──ゲネプロにはTeam SやTeam Eのメンバーも見にきてました。伊藤さんはTeam S公演を越えられたという手応えはありましたか?

伊藤「超えたと思ってますし、Sとは全く別物を作ることができたと思います。『ラムネの飲み方』公演とも『愛を君に、愛を僕に』公演とも比べられない、今の16人にしかできない、唯一無二の公演が作り上げられたなっていう自信はすごくあります」

入内嶋「ドキュメンタリーのインタビューでも他のチームの先輩や後輩メンバーが“私達が思った以上にいいパフォーマンスだった”とか、“いい表情をしてたよ”って言ってくれていて。成長できたんだなと思ったし、嬉しかったですね」

──リーダーは元リーダーの高柳さんの前で“『ラムネ飲み方』公演を超えます”と宣言もしてました。

太田「そうですね。私があの発言したことで、きっとメンバーそれぞれ心に火がついたと思いますし、初日の円陣では“『ラムネの飲み方』公演を超えるつもりでいたら、絶対に良いパフォーマンスできるから”って言葉をかけたんですね。評価するのは見てくださる人たちなので、どう受け取ってもらえたかはわからないですけど、私達は超える気持ちでステージに立ってるってことは自信を持って言えますね」

岡本「私は正直にいうと、新公演のレッスンを迎える前は“超えるのは難しいんじゃないかな…”って思っていたんですよ。でも、レッスンを終えて、内側から見てても、“みんなが別人のように変わったな”って感じていたので、それがファンの方にも伝わっていたらいいなと思いますし、11人が成長できた期間になったんじゃないかなって思います」

──今、お話に出たレッスン期間はどんな日々でしたか?

太田「私自身はすごく楽しくできたかな?と思います。きっとそれぞれに悩みはあったと思うんですけども、どんどん発言してくれる後輩のメンバーが増えてきて。正直、前公演の『最終ベルが鳴る』をやっていた時期は、後輩から何かを発言するとか、何かを提案するってことがあまりなかったんですね。でも、この期間で、後輩たちも心を開いて、アイディアを投げてくれるメンバーもたくさんいた。パフォーマンスとはまた違った面でも成長を感じられたし、チームとしての絆が深まったんじゃないかなって感じました」

──9期生、10期生はどうでしたか。ドキュメントの序盤では先輩と後輩の壁があることを話してました?

伊藤「新公演のレッスンが始まる前から、先輩のことは大好きだし、“仲良くしたいな”と思っていたんですけど、自分が人見知りな性格で、なかなか話しかけることができなくて…。すごく悩んでいたんですけど、あの1ヶ月半の期間はほぼ毎日一緒にいて。同じチームっていうことを再認識できたし、たくさん自分から話しかけることもできて。心の距離が縮まった感じがしてすごく嬉しかったです」

──先輩と後輩のギャップを語っていた岡本さんは、初日が終わった後に“守りたい”っておっしゃってましたね。

岡本「個人的にはドキュメントに映ってるほどには、距離があったとは思ってはなくて。レッスン期間の辛い出来事がピックアップされがちですけど、振り付けを担当してくださったCRE8BOYさんも、明るくポジティブに進めてくださったので、みんな楽しくレッスンを受けることができましたし、先輩後輩の間も、“距離がある”っていう事実をみんなが認識したところから変わっていって。みんなで本音で話し合えた機会を作ってくださったのも大きかったなって思いますね。元々みんな、“距離が縮まったらいいな”と思っていたので、みんながちゃんとわかり合おうと行動に移し始めたので、結果的にいい感じになったんじゃないかなって思います」

──入内嶋さんは、せりあがりに靴がハマって抜けなくなる映像が使われてました。

入内嶋「自分も周りもショッキングな出来事ではあったんですけど…ちょっと言い方が悪いんですけど、あの時に、今までだったら、あまり話をしなかった先輩が一番に来てくださったのが私的にすごく大きくて。 ま、北野瑠華さんなんですけど(笑)」

伊藤&岡本&太田「あはははは」

── (笑)ドキュメントでも“先輩から優しい言葉をかけてもらった”っておっしゃってたので、どんな言葉をかけてもらったのか気になってました。

入内嶋「誰よりも先に瑠華さんが来てくださって。私は座ってたんですけど、まず、私と同じ目線に座ってくださって。“自分だけのせいじゃない”とか、“さあやじゃなくて他の子がなってたかもしれないんだよ”っていうことを落ち着かせるように話しかけてくださってて。カメラが回っていない間も瑠華さんが、私が1人でいた部屋に来てくださって、考え込まないように、ずっと話しかけてくださいました。あとは、あやめろさん(太田)も、私が舞台監督さんに謝りに行くときに一緒に行ってくださったし、皆さんが本当に優しい言葉をずっとかけてくださって、すごく嬉しかったです」

──ドキュメント映像に加えて、タイトル曲「時間がない」のMVも公開されてます。シティポップブームの立役者である韓国出身のDJ/プロデューサーのNight Tempoによる書き下ろし曲になってますね。

太田「最初に聞いた時に“おしゃれだな〜”と思って。正直に言ったら、アイドルらしくない楽曲というか…。本当に今までの48グループにないような曲調ですし、この曲を私達が歌って踊ったら“どうなるんだろう?”って不思議で仕方がなかったですね。でも、“ファンの皆さんがどう受け取ってくれるのかな?”っていう楽しみもあったし、“私達が歌って踊ったらどうなるんだろう?”っていうワクワク感もありました」

伊藤「一言で言ったら、同じく“おしゃれ!”っていうイメージがあって。私は小さいときからアイドルがすごい好きで、アイドルソングしか聴いてこなかったので、こういう曲調に触れるのが初めてだったんですね。この曲にどんな振り付けがつくのかも想像がつかなかったのでワクワクしたし、“自分たちがどうやって表現していくのかな?”って楽しみな気持ちでした」

岡本「初めて「時間がない」を聞いたのが、新公演が発表された日本ガイシホールでのコンサートの後だったんです。SKE48のシングルを全て披露するコンサートの後だったので、余計にSKE48がこの曲を歌って踊る想像がつかなすぎて。実感が湧くまでには時間がかかったんですけど、自分たちの声で歌ってる音源を聞いたときはすごいしっくりきて、今では“Team KⅡらしいな”って思えるような曲になりました」

入内嶋「私も同じく、48グループだけじゃなくて、他のアイドルグループでもなかなかない曲だなと思いましたし、時代の最先端をゆく方に素敵な曲をいただけたことがすごく嬉しかったです。一度聞いたら忘れられないようなフレーズがずっと続くので、第1印象から私はすごく素敵で好きだなって思いました」

──MVは東京スカイツリーで撮影していました。

太田「私は初めて東京スカイツリーに行ったんですけども、なんと、東京スカイツリーを貸し切りまして!上まで登って、東京の夜景をバックにリップシーンを撮影したんですけど、“すごく豪華だな!”と思って。あと、この楽曲は基本は笑わず、ちょっとクールめでかっこいいっていうコンセプトなので、表情で伝えるのはすごく難しかったんですけど、いつもお祭り騒ぎしているTeam KⅡとまた違う、新たな一面を見せられる楽曲でもあるなって思って。いつもは見られない表情や表現の仕方を届けられるMVになっているので、パフォーマンスはもちろんなんですけど、表情にも注目してほしいなと思います」

入内嶋「普段のTeam KⅡのメンバーはかっこいい曲もあるんですけど、かわいい曲をやる子が多いんですよ。その子たちが今回のMVではカッコいい表情をたくさんしているので、ファンの方たちはギャップにやられて、“もっと好きになっちゃうんじゃないかな?”と思うし、“表情や目線をじっくり見てほしいな”って思います」

伊藤「他のアイドルのミュージックビデオと比べたら、少人数でのリップシーンがすごく多くて。サビではみんなが集結するんですけど、それまではソロかペアのリップシーンが続くので、見ていただいた方に“顔面推しメン”を作っていただけたら嬉しいです」

岡本「振り付けではCRE8BOYさんが私たちTeam KⅡのKⅡポーズをいたるところに組み込んでくださって。歌詞にも入ってるんですけど、オリジナル公演の楽曲ならではですし、自分たちだけの公演っていうのが歌詞や振り付けでも表現されていて嬉しいなと思ってます」

──公演ではovertureも含めて全17曲を披露しています。公演アルバムもリリースされていますが、それぞれのお気に入り曲を1曲ずつ挙げてもらえますか?

岡本「いっぱいあるんですけど、私はアンコールの2曲目「消えない虹を心にかけて」ですね。私も元々アイドルが大好きなんですけど、この曲は、俊龍さんが作曲してくださった“ザ・アイドルソング”になっていて。今回の公演のテーマが“アート”っていうのもあって、なかなかファンの方だったり、メンバーと目が合う時間も少なかったりするんですね。でも、この曲はみんなと目が合うし、声が出せるようになったら、ミックスも聞けるような曲なんじゃないかなと思います」

伊藤「アンコールに来て、やっと笑顔全開、キラキラ全開をファンの方に見ていただけるので、私はここに自分の全アイドル魂をかけてパフォーマンスしています。ファンの方とアイコンタクトを取りつつ、“やっぱSKE48劇場で汗を流して踊って歌うのって最高だよね!”っていう気持ちをお互いに共有しながら、心の底から楽しんでパフォーマンスしてます」

入内嶋「個人的には自分のキラキラした青春時代を思い出すし、歌詞的にも“初心に返って、さらにがんばろう!”っていう気持ちになれる曲ですね。私もすごくお気に入りの曲なので、皆さんにはぜひ歌詞を読み込んでから劇場でパフォーマンスしてる姿を見て欲しいなって思います」

太田「この楽曲は歌ってるとポジティブになれるんですよね。ネガティブだった気持ちが、“笑っていればなんとかなる!”っていうプラス思考になるし、サビの部分では私たちが拳を上げる振りに合わせて、ファンの人はペンライトを掲げてくれて。そこでまた一体感が生まれるし、私達にとってもすごく最高に楽しい曲だなって感じますね」

──アイドルソングしか触れてこなかったという伊藤さんは?

伊藤「私は、パフォーマンスの面も含め、「ハートブレイカーズ」が大好きなんです」

──Night Tempoの作曲・編曲で、日本のシティポップを歌い継ぎつつ、K-POPにも詳しい土岐麻子さんの作詞によるテクノポップになってます。意外ですね、この曲をあげるのは。

伊藤「いい意味で、爆弾曲というか…。この公演を最後まで見たときに、“一番衝撃を与える曲だな”と思っていて。今回の公演のテーマになってる“アート”を最も感じていただけると思うんですね。アイドルは笑顔でキラキラしてるイメージがあると思うんですけど、この楽曲は歌声にしても、無表情で、他の楽曲では感じられない世界観を感じていただけると思いますし、私自身、他の楽曲では感じられない異世界観を楽しんでいて、すごく好きです」

岡本「今までにない衣装も着ていますし、メンバー11人が力を合わせて、同じ一つのものを作り上げるっていう面では、全体として見たときに一番映える曲なんじゃないかなって思います。みんなの気持ちが一つになった曲だなっていうのを感じますね」

入内嶋「私、この曲の振りもすごく好きです。振り入れのときにCRE8BOYさんが“最初は変に感じるかもしれないけど、自分を信じてついてきてほしい”って言ってくださってて。CRE8BOYさんが創造してくれたパフォーマンスをしていて楽しかったですし、ファンの方が驚いている姿を見て、“これは正解だな”と思って嬉しかったです」

──そんな入内嶋さんは?

入内嶋「全体曲はあーや(岡本)と被っちゃったので、私が参加しているユニット曲「瞳の中にアップル」にします。あやめろ(太田)さんがセンターで一緒にやらせていただいてるんですけど、私、ユニットではかわいい曲をあんまりやらない方なんですよ。笑わないような曲が多かったので、この曲に参加させていただけたことに驚きしかなかったんです。でも、5人の身長が同じくらいで、自分が外から見ても“かわいいな”って思うぐらいかわいい曲なので、本当に見て欲しいです」

太田「このユニット曲は“かわいいっていうより、愛おしいって思ってもらえたらいいな”っていうコンセプトになっているんですけど、元々はセクシー路線だったんですよ。これは裏話なんですけど、“セクシーでいこうね”っていうことで練習してきたのに、本番の2週間前ぐらいに、“かわいい系に路線変更するよ”って言われまして。踊り方もフリもいろいろ変わったりしたので、すごく大変だったんですけど、みんなで時間を見つけて練習して。特に私が見てほしいポイントは、間奏で驚く表情をするところ。間奏の表情に注目して欲しいなって思います」

伊藤「この楽曲、本当に愛おしくて、可愛くて大好きで。特に、驚く表情のところは、DMMで見るときはちょっと巻き戻して、何回も見てしまったりするぐらい好きです。衣装もリンゴが入ってて、すごくかわいくて。いつかは、ちょっとこのミニ…ミニじゃないな」

太田「あははは。ちょっと!」

伊藤「えっと、身長の低いメンバーでやってるんですけど、身長が高いと言われるメンバーを集めて、密かに逆「瞳の中のアップル」をやってみたいなって思ってます(笑)」

──その際はセクシー路線でお願いします。最後に太田さんにお願いします。

太田「全曲素晴らしいんですけど、“これは言わないとな!”っていう曲があって。アルバムの一番最後に入ってる「僕らを繋ぐもの」なんですけども、今のTeam KⅡの現状を歌詞にしていただいて。最初は壁にぶち当たって、なかなかうまくいかなかったけれども、みんなで壁を乗り越えて、強い絆で結ばれたっていう。本当に今の現状がそのまま歌詞になってるし、この16人にしか歌えない、仲間との絆を歌った楽曲になってるんですね。メロディーや振り、フォーメーションも含めて、全部好きなんですけど、公演の初日、リーダー(太田)と副リーダー(青木詩織)の二人で歌う<この仲間とならどこまでもいける>っていう歌詞のところで大号泣しちゃって」

──涙を流してましたよね。

太田「みんなの表情を見て歌うところなんですよ。リーダーと副リーダーが後ろに立って、みんなは前に座っているフォーメーションなんですけど、みんなの顔を見たら大号泣してしまって。でも、映像を見返してみたら、1人笑ってる子がいたんですよ。普段、リーダーと副リーダーはみんなの前で泣いてる姿を見せないので、その絵が面白かったんでしょうね。映像を見たら、吹き出して笑ってる子がいて」

──あははは。誰でしたか?

太田「伊藤実希ちゃんです!“あの時、どう思ってたのかな?”って疑問なんですけど」

伊藤「あははははは。私も「僕らを繋ぐもの」はそのシーンが一番鮮明に頭に残っていて。個人的にも感動的で、ぐっときてたんですけど、リーダーと副リーダーの2人のお顔を見たら、もう本当に赤ちゃんみたいに泣きじゃくってて。本当に一番ど後輩が言うのもあれなんですけど、“この二人についていきたい!”っていう気持ちもありますし、“一緒にこのチームを作り上げていきたいな”っていう思いもあふれたんですけど、それ以上に、“支えてあげたい!”っていう気持ちが芽生えちゃって。“愛おしくて、可愛くて、Team KⅡらしい、この雰囲気が大好きだな”っていう思いも込みの笑顔です」

太田「それが本心なら受け止めます。面白くて吹き出したのかなと思ってたので、そう言ってもらえて嬉しいです」

岡本「言いにくいんですけど…あそこ、全員笑ってました」

太田「えー、うそ!うそでしょ!!あれ?」

岡本「後輩たちはみんな、笑っていました。笑ってたというよりは笑顔で見守ってたというほうが近いですかね。私もあのシーン、すごく大好きだし、1つ前の体制とはまた違う、今のTeam KⅡが表されてるような感じがして。私は何回か言ってるんですけど、“この人、守りたい”って思えるような2人なんですよ。1つ前は大場美奈さんが一番先輩でリーダーだったんですけど、今はあやめろさんよりも先輩のメンバーもいるわけじゃないですか。その先輩も温かく見守りながら、“ついていきたい”っていうのが伝わってきて。2人がメンバーみんなのことを見守っているように見えたし、座ってるメンバーも2人のことを見守ってるっていう、すごく温かい関係性があのシーンで見えて。本当にすごく可愛かったですし、本当に愛おしかったです」

太田「…なんか、ありがとう(笑)」

──(笑)メンバーみんなで顔を見合わせて、時には手繋いで歌う曲になってますが、リーダーから見て、今、現在のTeam KⅡはどんなグループになってますか?

太田「私からみると後輩が多いんですけど、背中からすごい熱量を感じていて。Team KⅡは熱い心を持ったメンバーが多いんですね。その強みは昔から変わらないんですけど、“さらに超えてきているな”という感覚があって。レッスン期間中は不安がってる後輩がいたけど、本当につらいこととか、乗り越えなきゃいけないたくさんの壁をみんなで乗り越えてきたからこそ、それが自信に繋がって、生き生きとパフォーマンスできてるなって感じています。“つらいことを乗り越えてきたから今があるな”って感じるし、熱い心を持ったメンバーがたくさんいるので、リーダーとしてもすごく心強く思っていて。まだ、どんどんパワーアップしていかなきゃいけないけど、これからがもっと楽しみになりましたね」

──今、お話に出た“これから”について聞かせてください。本公演はまだ続きますが、今後はどんな未来を望んでいますか?

伊藤「まだ『時間がない』公演を見ていない方の方が多いので、“これからもっと劇場で、この16人でたくさん公演をしたいな”っていう思いがあります。自分自身、ステージで歌って踊ってるときが一番本当に幸せですし、このステージに立ち続けて、『時間がない』公演により磨きをかけて、“Team KⅡ、最高だね!”、「SKE48の武器になれるよ!“って、たくさんの方に言っていただける公演にしていきたいなと思います」

岡本「この公演はアイドルファン以外の方にも刺さる曲、SKE48をあまり知らない方にも聞いていただいきたい曲がたくさんあるので、新しくSKE48のファンになってもらえる方を呼び込んでこれるようにしていけたらいいなと思います。Team KⅡとしても、個人としてもこれからに期待してもらえるようになれるように、いろんな面で努力していきたいなと思います」

入内嶋「劇場で行う『時間がない』公演をたくさんの方に見てもらいたいですね。今はまず、たくさん公演数を重ねて、パフォーマンス力を今よりも上げていって、いつかは野外ライブやフェスに呼んでいただけるようなぐらい、いいパフォーマンスができるTeam KⅡになりたいです。そして、Night Tempさんが言ってくれたように、世界に通用するようなアイドルグループ、Team KⅡになっていきたいなって思います」

太田「この公演は、本当に新しい挑戦をたくさんしていて。幕が開いた一発目から衝撃を受ける公演だなと感じていますし、ソロパートがすごくたくさんあるので、パフォーマンスはもちろん、歌声にも注目して聞いていただたらなって思います。1人でも多くの方に劇場に足を運んでもらえるように、私達も日々進化していきたいし、生まれ変わったTeam KⅡを劇場で見てほしいです。目標としては、いつか劇場を飛び出して、出張公演ができたらいいなと思うし、Team KⅡみんなでお仕事いただけるぐらいに、私達も本当に日々成長していきたいなって思うので、これから応援してくださったら嬉しいですね」

──最後に、どう“生まれ変わった”のかをもう一度、聞いてもいいですか?

太田「個人的に一番変わったなと感じたのは、自分のことだけじゃなくて、周りを見て行動する子がすごく増えたなってことですね。レッスン期間や今の公演も含めて、“ここ良かったよ!”っていう褒め合いが聞こえてきて。お互いが刺激し合って、もっと深め合っていけたら、“もっともっと大きいチームになっていくな”と感じていますし、褒め合えている関係がすごくいいなって思ってて。本当に今のTeam KⅡはすごい勢いがあるので、ぜひ劇場に足を運んで、Team KⅡの世界観に入り込んでいただきたいなと思いますね」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ

RELEASE INFORMATION

SKE48 Team KⅡ 新公演/アルバム『時間がない』

通常盤
ZEST00193,300円(税込)

SKE48 Team KⅡ 新公演/アルバム『時間がない』

@Loppi・HMV限定盤
ZEST-00203,630円(税込)

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