──まず最初に昨年11月に11期研究生としてNMB48に加入した岡腰さんの心境を聞かせてください。

岡腰 星来「加入してから半年が経ったんですけど、生きてきた中で一番早かった半年間なんじゃないかというくらい毎日が充実しています。楽しい半年間を過ごせています」

──今年の4月には正規メンバーに昇格して、33枚目のシングル『初めてのオール』では同じく11期生の田中(れい)さんと共に表題曲「初めてのオール」の選抜メンバーに選ばれました。

岡腰「NMB48に加入した時から“昇格と選抜メンバーが目標”と言っていたので、その目標を達成できて嬉しい気持ちもありますけど、まだ驚きの方が勝っています」

──岡腰さんはどんなメンバーですか?

塩月 希依音「すごく芯の強い子です。加入して半年で選抜に選ばれると、不安になる要素がたくさんあると思うんですけど、“頑張ります!”という前向きな発言しかしていなくて…それは普段からなんです。今日も裏で“大丈夫?”と声をかけたんですけど、“頑張るしかないので、頑張ります!”と返ってきました。“本当に強い子だな”って思います」

泉 綾乃「私も“強いな”と思っています。辛いこともあるはずなのに、それを表に出さないプロ根性はかっこいいと思いますし、全然心配していないです」

塩月「安心だよね」

青原 優花「まだ半年しか経っていないのに、こんなにも堂々としているのって本当にすごいと思いますし、すでにもう貫禄が出ていて、“かっこいいな”って思います。しかも、せーちゃんからは“なんばの女の子”という感じが出ていて。今後のNMB48に絶対必要な存在だと思っていますし、これからもっとぐんぐん成長していく姿がとても楽しみです」

──どの辺に“なんばらしさ”を感じていますか?

青原「このはっきりとした感じのお顔もそうなんですけど(笑)、中身も本当にずっしりしていて。“何でもかかってこい!”って堂々と構えているし、まさにヒョウみたいな強さを感じています。本当にNMB48が似合う子だと思います」

塩月「確かに!」

──ちなみに青原さんは、オフィシャルYouTubeのドキュメント映像で“10期とは違う色が見える”ということもおっしゃっていました。11期のメンバー全体はどんな色に見えていますか?

青原「みんなもう明るくて、11期生がいるだけで太陽くらいのエネルギーを発信してくれているんです。NMB48に元気で新しい風を吹かしてくれる存在だと思っています」

塩月「11期生は全体的に肝が据わっているんですよ。せーちゃんは“どういう先輩に憧れているの?”と聞かれたら、毎回、“山本 望叶さんと坂田 心咲さんに憧れています”って言うんです。私の目の前で! 度胸あります」

──あはははは。

塩月「っていうのは冗談ですけど(笑)。私のことを“憧れています”と言ってくれている子もいるので。最年少の西住 美咲妃ちゃんなんですけど、この子のことは可愛がってあげようと思っています!」

岡腰「いや、希依音さんももちろん大尊敬していますよ」

泉「ふふふ。11期生はすごく子供って感じがします。年齢が全体的に若いというのもありますけど、お姉さんのメンバーもキャピキャピしていて。私が逆に精神年齢が高いのもあって、若者って感じがします。“おお、キャピキャピして、元気してるな”って見ていて微笑ましいです。おばあちゃんみたいな気持ちで眺めています」

──後輩から先輩はどう見えていますか?

岡腰「コンサートのリハーサルで皆さんがとても優しくしてくださって。まだまだわからないことだらけなので、11期生が困っていたりしたら、必ず誰かが声かけてくださって。本当に優しくてありがたいです」

塩月「“憧れている”と言ってもらうためにも、必死に頑張っています!」

──(笑)。希依音さんは「チューストライク」、「青春のデッドライン」に続き、単独で3度目のセンターになりますね。

塩月「ずっと“シングルの単独センターになりたい”という夢を見続けてきていました。何回センターをさせていただいても、ファンの方も変わらずに同じ熱量で同じ夢を持ち続けてくださっているので、本当にそのおかげだと感じています。それに、私はセンターとしてもキャプテンとしても、“NMB48で一万人規模の大きなステージに立ちたい”という目標をずっと口にしていて。シングルをリリースするたびに、“同じ気持ちでいてくれているメンバーが増えていっている”と感じています」

──“みんなが同じ方向を向いてくれている”と感じられることが多くなったのでしょうか?

塩月「はい。最初の頃は私が“大阪城ホールに行きたいです”とか、“一万人規模の会場でライブがしたいです”と言っても、“口にしていいのかな? 言葉にしていっていいのかな?”みたいな空気を少しだけ感じていたんです。でも、「チューストライク」の頃からだんだんと一緒に口にしてくれるメンバーとか、そうやって思ってくれているメンバーが増えてきていて…グループの結束力もだんだん高まっているって感じています」

──表題曲「初めてのオール」を受け取った時はどう感じましたか?

岡腰「昭和っぽい曲とは聞いていたので、“どんな曲なんだろう?”って楽しみにしていたんですけど、聴いてみると、想像していた以上に昭和だったので驚きました。でも、歌詞を見て、“あ、いい曲だな”と思いました」

青原「玉手箱を開けたら、周りの時代がいつの間にか昭和に戻っていた!って思ったくらい、昭和の印象が強くてびっくりしました。でも、私はもともと昭和歌謡が大好きなので、少し懐かしさも感じられるような楽曲で、“これはたくさんリピートするしかないぞ”というふうに思っています」

泉「“ザ・昭和”っていう感じの濃い、濃い、濃い曲だなと」

塩月「あははは。強調するね」

泉「うん。昭和のイメージはついているんですけど、これを自分が歌って踊るってなると、どう表現すればいいのか…。あまり想像ができなかったので今でも悩んでいますし、多少の戸惑いはあったんですけど、ここからたくさん楽しんでいきたいと思います」

塩月「ポップで可愛らしいアイドルソングが流行っていますけど、NMB48はいい意味で時代を感じる要素があって。聴いてくださっている方や支えてくださっているスタッフさんも昭和世代の方も多いので、よくわかっているというか…“ここだ!”というツボを押さえていて、NMB48らしさや強みを表現している曲になっていると思います。その中に、今の時代を生きるメンバーたちが、自分たちで令和要素を盛り込んで、昭和と令和を掛け合わせたような新たなジャンルを開拓していきたいです」

──岡腰さんからは“歌詞がいい”とありましたが、歌詞はどう捉えましたか?

岡腰「歌詞に<三角公園>ってあるんですけど、大阪のアメリカ村に三角公園があって…」

塩月「あ、それだったんだ!」

泉「わー、そうか〜!」

──今、気づきました? きっと、そうですよね? NMB48だからこそ歌える場所ですし…。

岡腰「そうなんです! “なんば界隈で初めてオールを迎えたのかな?”という考察もできて楽しいです」

青原「“昭和のムード歌謡がテーマ”と言っていますけど、Dメロで<スマホの待ち受け画面>と言ってて、“昭和風なのにスマホが出てくるんだ!?”っていう、現代と昭和がコンビネーションしてるというか…。そこにギャップを感じつつ、NMB48が令和の時代に昭和のムード歌謡をリリースした意味を感じると思います」

泉「私は今までは割と遠回しに伝えるような歌詞が多かった印象なんですけど、「初めてのオール」は情景がすぐにパッって浮かぶような歌詞が多いと思いました。私がすごく“昭和っぽいな”と思ったのが、<違法駐車の車のドアミラーで/メイクちょっと直した>です。今って手鏡で見て直しますから。“ドアミラーでメイクを直す人、どこにいるねん!”って」

塩月「あはははは、秋元さんにツッコんだ!」

泉「うん。“昭和っぽいな”と思って」

塩月「私はちょっと壮大なんですけど、哲学的に捉えると、人生を歌った曲だと思っています。<あなたと無駄な生き方したい>という歌詞…“憧れていたオールも結局はなんの意味もなかった”と言っていて。その無駄なことも経験として大事なんだと歌っている曲だと思っています。私、“人生は暇つぶし”と思っています。日々、いろんなことに一生懸命になりすぎて疲れたりすると思うんですけど、“人生は暇つぶし程度に生きていたらいいよ”ということを、この曲を通して伝えたいです」

──オールは無駄で意味のないことですか?

塩月「はい。オールなんて本当に人生の無駄な時間なので。次の日は眠いですし、パフォーマンスも下がります。意味のない時間なんですけど、“そういうのも経験としていっちょやっとくか”みたいなものだと思います」

──オールをしたことがある方は?

岡腰「はい! 11期生でYouTubeの企画で『琵琶湖デッドラインマラソン』を走った時に前泊でホテルに泊まって。次の日の朝がすごく早くて、“これ、寝たら寝坊するんじゃない?”ってみんなで話して。結局、みんなで夜な夜な人狼ゲームをしたりして、オールしました」

──11期生のメンバーと初オールをしたんですね。その後にマラソンを走っているのがすごい…。泉さんもオールの経験はありますか?

泉「私はお兄ちゃんが二人いるので、小さい頃は、お兄ちゃんがしているゲームを横で見ながら、ああだこうだ言いながらオールしていました。お兄ちゃんと遊ぶ時間が楽しかったので、そのころは“寝るのが勿体ない”って思っていました」

──その頃は? …今はどうですか? “無駄だ”と言う人もいますけど。

泉「本当に無駄だと思います。今は全然していません。気づいたらいつの間にか寝落ちしていたりとか、日が落ちていくにつれて瞼も落ちていくので、本当に無駄だと思います。(塩月さんを見ながら)ありがとう!」

塩月「“ありがとう”って言われた? 私は以前、深夜2時から朝5時まで生放送のラジオ番組をしていたことがあって。前の日が劇場公演で、劇場公演をやって帰ると、普段は寝るのが大体0時前後になるんです。だから、生放送のときは、劇場公演をやって、そのままラジオ局に行かないといけないという強制オールが初めてのオールになったという苦い思い出があるので…。オールは無駄だと思います!」

──その番組は毎週ではなかったんですか?

塩月「月に1回でした。ラジオ番組自体はすごく楽しくて大好きだったんです、でも、やっぱり眠さには勝てなくて…。普段は10時間睡眠がベストなので、そんな私から睡眠を奪われた結果、喋りはかみかみでしたし、原稿は飛ばしてしまうし、ハチャメチャな放送をしてしまいました。それを機にオールを恨むようになりました」

──(笑)。青原さんは?

青原「私はまだオールをしたことがないので、大人になったら初めてのオールをしたいです。毎年、大晦日は朝まで起きていようと思っているんでけど、いつも4時くらいに眠くなって寝ちゃいます。今年は成人式も迎えて大人にもなったので、生配信とかをして、皆さんとオールしたいです。記念すべき1回目は今年の年末年始かな?って思っています」

──先ほど、青原さんからもありましたが、“大人になったらやってみたいと憧れていること”は何かありますか?

岡腰「希依音さんが競馬を趣味としてやってらっしゃるので…」

塩月「そんなにガッツリと趣味って言われると困りますけど(笑)、まぁ、やっています。私は20歳になった時に、やってみたくて始めました。2025年に有馬記念でいきなり5万円もガッツリ負けたので、“年内はさすがにやめておこう”と思って、12月末から我慢していました。年が明けて、2026年から“また気持ち新たに取り返すぞ!”と思って、さらに3万円負けました…。あはははは。もう計算はやめます」

──この春に?

塩月「はい。アンタレステークスと皐月賞でしっかり負けました。あ、せーちゃんをこんな顔にさせるつもりではなかったんですけど…」

──岡腰さんの顔がちょっと引いています。

岡腰「で…でも、いつか一緒にしてみたいです。連れていってください!」

塩月「いきましょう! せーちゃん、運気持ってそうだし、当たりそうだし。せーちゃんと一緒に行って、1年かけて取り返します!」

──泉さんは何か憧れていることはありますか?

泉「私は21年間、まだ海外旅行に一度も行ったことがないので、すっと行きたくて…。それこそ、一人で行ってみたいです。一人行動は好きなんですけど、海外に行くとなると少し心細いので、初めての海外旅行は家族と行きたいです。そのうち、一人でいろんなところに行って、それこそ英語も喋れるようになって、国際交流してみたいです。かなり遠い未来ですけど」

──ありがとうございます。

──「初めてのオール」はどんなMVになっていますか?

岡腰「もちろん、ダンスシーンもあるんですけど、いろんなチームに分けて撮影をしています。私は遊園地に行かせていただきました! 11 期生の田中れいちゃんと池帆乃香さんと3人で、実際に乗り物もいくつか乗りました。メンバーと遊園地に行くのが初めてだったので、しっかり楽ませていただきました」

塩月「遊園地の班は、おニャン子クラブさんの衣装を再現した衣装を着ていました。“いいな”って思って」

岡腰「はい! カラフルで昭和っぽい衣装でした」

──「青春のデッドライン」のMVからメンバーをグループに分けて旅行するみたいなことになっていますよね?

塩月「そうですね、本当に仲良く遊んでいるだけです(笑)」

青原「私は喫茶店で希依音さんとカップル役をさせていただきました。今は劇場公演でも希依音さんとペアで片思いの役をさせていただいているんですけど、今回は希依音さんが悪い男になっていて。いつもは清純でキラキラした感情の持ち主の希依音さんが、テーブルにお金をバーンって置いたり、ちょっとふてくされたような態度をしていて、勝手に心が痛くなりました」

塩月「誰かから電話がかかってきて、その人と私が話して、そのまま喫茶店のお金だけをテーブルに置いて出て行くようなシーンでした。本来の自分を演じられたと思います(笑)」

青原「え、え、えー!」

──あはははは。

塩月「実際に営業されている喫茶店で撮影をして。私がコーヒーを飲んでいて、ゆかたんがメロンソーダを飲んでいたんですけど、そこのメロンソーダがすごく美味しくて! 撮影中に3杯も飲んでいました」

青原「はい。飲み過ぎました。お腹チャプチャプでした。美味しかったです。ごちそうさまでした」

泉「そのコーヒーとメロンソーダを運んだのは私です!」

──あ、繋がっていた!

泉「はい。この3人と、めるみみ4人(新澤菜央、桜田彩叶、龍本弥生、芳賀礼)が純喫茶の撮影でした。私はマスターとして、みんなの撮影を眺めていました」

塩月「純粋に純喫茶のマスターを演じているんですけど、あーのんの役が一番ボケてるのが面白くて!」

泉「伝票を持って走ったり、耳が大きくなったり(笑)」

塩月「顔芸もやっていて、一番体張っていると思います、今回も」

泉「今回もそういう役が回ってきたんですけど、最近、立ち位置も変わってきたと思います。いじられ始めたけど(笑)、それも楽しみながら撮影しました」

──リスナーの皆さんには「初めてのオール」をどう聴いてほしいですか? 最後にファンの方にメッセージをお願いします。

岡腰「最初の<Hey>というところとか、声を出しやすいパートもあるので、昭和ムード歌謡曲ですけど、皆さんと一緒に楽しみたいです!」

青原「NMB48にはいろんなファン層の方がいらっしゃるので、“懐かしい”と感じる方もいれば、“新しい”と思う方もいらっしゃると思います。でも、世代に関係なく、皆さんと一体感を持ってこの曲を盛り上げていきたいです」

泉「ジャケットやアーティスト写真を見た方は、“昭和っぽいのかな?”と感じていると思うんですけど、曲を聴いてみたら、想像よりもっと昭和で驚くと思います。私たちの挑戦を一緒に楽しんでもらえると嬉しいです」

塩月「「初めてのオール」は気持ち的には、“皆さんに任せた!”と言いたいです。私たちも頑張って昭和を再現していきたい気持ちはありますけど、より昭和を知っているであろうファンの方たちに、“昭和歌謡ってこうやってコールとか盛り上げていたよね”といったノリを入れてほしいです。48ソングのミックスとはまた違った形の昭和っぽいコールというか…」

青原「中森明菜さんの「Desire」の“はーどっこい”みたいな?」

泉「詳しっ!」

青原「好きなんです」

塩月「あはは。そういうのを入れて遊んでみてほしいですし、皆さんのオリジナルでも作っていっていただけたら嬉しいです」

──そして、7月18日には『NMB48 SUMMER PARTY 2026』と『NMB48 安部若菜 卒業コンサート「そして最後のページには」』が開催されます。

塩月「長年一緒に活動してきたわかぽんが卒業するので、会場にきてくださるみなさんもNMB48のメンバーの一員くらいの気持ちで一緒に盛り上げていただけたら嬉しいです。私たちメンバーはわかぽんの最後のコンサートをいい作品にできるように精一杯、準備をして頑張ります。グループの雰囲気もガラッと変わるとは思いますけど、これからも NMB48を応援していただきたいです!」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

RELEASE INFORMATION

NMB48「初めてのオール」通常盤Type-A(CD+Blu-ray)

2026年527日(水)発売
UMCK-58002,000円(税込)

NMB48「初めてのオール」

NMB48「初めてのオール」通常盤Type-B(CD+Blu-ray)

2026年527日(水)発売
UMCK-58012,000円(税込)

NMB48「初めてのオール」

NMB48「初めてのオール」通常盤Type-C(CD+Blu-ray)

2026年527日(水)発売
UMCK-58022,000円(税込)

NMB48「初めてのオール」

NMB48「初めてのオール」劇場盤(CD Only)

2026年527日(水)発売
UMCK-5803/1,200円(税込)

NMB48「初めてのオール」

LIVE INFROMATION

NMB48 SUMMER PARTY 2026
7月18日(土) 13:00開場 / 13:45 開演

NMB48 安部若菜卒業コンサート「そして最後のページには」
7月18日(土) 17:15開場 / 18:00開演

会場:大阪 Zepp Osaka Bayside

◆出演◆
NMB48
※安部若菜は『NMB48 SUMMER PARTY 2026』には出演致しません。
※坂本理紗、西由真は卒業を予定しているため2公演とも出演致しません。
※メンバーは体調不良等の理由により、不参加となる場合がございますことを予めご了承ください。

NMB48 関連リンク

一覧へ戻る