──4th Digital Single「1UP↑1DOWN」にはシンガーソングライターのFurui Rihoさんが制作に参加しています。yuzukiさんはデビュー当時からFurui Rihoさんが大好きなことを公言されていますが、今回のお話が決まったときの心境は…って、すでに満面の笑みを浮かべた表情から伝わってきますね(笑)。

anri「決まったとき、泣いていましたから。ね?」

yuzuki「いやもう、さすがに北海道に住んでいるときからずっと憧れの方だったので。すごく嬉しかったですし、曲を一緒に書けるというのが、もう夢みたいな話でした。お会いしているときも、毎回“へへへ…”って感じで(笑)。自分で自分に“仕事だよ!”って言い聞かせていました(笑)」

anri「隣で見ていても、ずーっとニタニタしていて(笑)。ニコニコではなくて、表情がとろけていたよね(笑)」

yuzuki「自覚はあります(笑)」

anri
yuzuki

──そんなyuzukiさん、そしてkoyukiさんが「1UP↑1DOWN」の制作に参加されています。制作はどのように進めていきましたか?

koyuki「最初にトラックをいただいて、そこから感じ取ったことをyuzukiと私が画像とかメモに書き出しました。その中で共通する部分とかを、“組み合わせたら面白いよね”というので、私たち2人でセッションを重ねていきました」

yuzuki「“8bit”とか“ゲーム”というのはkoyukiが出してくれました。“明るいイメージ”というのは似ていたんですけど、私はどちらかというと“人生ゲーム”とかを思い浮かべていて。“でも、どっちもゲームだよね、少し異なるけど掛け合わせたら面白いね”というのをすごく話しました」

koyuki「ゲームのアイデアはプロデューサーのALYSAさんたちも“すごくいいね!”とおっしゃってくださって。私たちの今年のテーマが“Youth nostalgia”なので、それとゲームを掛け合わせた方向で固めていきました。ALYSAさんたちの想いと私たちの想いがマッチしたんだと思います」

koyuki
pia

──出来上がってきた楽曲を聴いた印象はいかがでしたか?

pia「最初にRihoさんが歌っているデモをいただいたんですが、、聴いた瞬間、“ムズっ!”って思いました。“この音程を地声で歌っているの!?”って。しかも、そのグルーヴ感にはRihoさんのゴスペルのルーツが出ていて、これは短期間で学べることではないと思ったので、“どうやって自分なりに表現しよう?”と、聴いた瞬間からいろいろ考えていました」

chiharu「曲の第一印象は、“楽しい! 面白い!”でした。聴いた瞬間にワクワクしましたし、“ゲーム”というコンセプトに人生が掛け合わされていて、共感できる歌詞もとてもたくさんあって、すごく気持ちを乗せられる歌だと思いました」

anri「私もpiaと同じで、最初に聴いたとき“(音程が)高っ!”ってなりました(笑)。その後、歌詞を読み込んで感じたのは、人生でネガティブになることって絶対にあって、そういう単語がたくさん並んでいると思いました。でも、この曲調とメロディライン、そしてゲームの世界観という3つによってポジティブに変換されてるというか…“そんな日があってもいい”というふうに(気持ちを)持ち上げてくれるような、新感覚なポップスだと思いながら私は聴いていました。それは、ポジティブで天真爛漫なkoyukiと、人生経験が豊かなうちの最年長のyuzukiが書いたからこそ出るものだと思います」

mirano「Rihoさんが歌うデモの完成度が高すぎて、私たちが歌うには責任が伴うというか…。Rihoさん特有のグルーヴ感がすごく反映されているので、“また一つ新しい歌い方を習得するぞ!”という勢いで向き合わないといけない歌だと感じました。でも、こうして音源が出来上がって、今はライブで歌うための準備をしているんですけど、ステージで歌うときっとその空間がハッピーオーラで包まれるって確信したので、大切に歌い上げたい気持ちでいっぱいです」

shion「デモを聴く前に、この「1UP1DOWN↓」っていうタイトルを見て、“どういう歌詞が来るんだろう?”って気になっていました。そしたら日々のアップダウンのことだったので、すごく共感できると思って。キャッチーな言葉も多いですし、耳に残るところもたくさんあって、すぐに歌詞を覚えることができました。でもなにより、最高にいい曲なので、“頑張ろう!”って気持ちになりました」

chiharu
mirano
shion

──みなさんもおっしゃっていましたが、この曲はまさに“Furui Riho節”が炸裂した曲ですね。レコーディングにはFuruiさんも同席されたと伺っていますが、その際のやりとりで印象に残っているエピソードや、ご自身で特に頑張ったパートなどがありましたら教えてください。

mirano「私が歌うパートに<イージーモード選んで今自己嫌悪>という歌詞があるんですけど、そこのRihoさんかディレクションは演技に近かったというか…“自分の気持ちを憑依させて!”って感じで、お手本も見せてくれたんですけど、それがもう歌うというより演技のようでした。これまでのEttoneの曲は、感情には寄り添っているんですけど、自分たちの感情を出すことはあまりなかったりしたので、初めてのトライができて楽しかったです。それをRihoさんから学べたことがすごくありがたかったです」

chiharu「Rihoさんからのディレクションは雰囲気作りからしてすごく優しくて、いろんなパターンを試させてくださったのが印象に残っています。こだわったところで言うと、私、歌い出しの部分が大好きなんです。“ここを絶対に歌いたい!と思って頑張って練習していたら、選んでいただけました!」

──歌割はどんなふうに決められたのでしょうか?

chiharu「今回は最初に“全員がフルで歌えるようにする”というのがあって…」

mirano「ALYSAさんが歌割を決めてくださるんですけど、「1UP↑1DOWN↓」は事前にフルで歌ったのをチェックしてもらって、“この子にはこの音域が合う”というのをわかった上で割り振っていただきました」

──その中で、chiharuさんが“自分が歌いたい”と思っていたパートを割り振られたのは嬉しいですね。

chiharu「そうなんです。歌い出しの部分は流れるようなリズムがすごく好きで、そういう部分もですし、声の置き方というか雰囲気とかにも注目して聴いてもらえたら嬉しいです」

──他にレコーディング中のエピソードはどんなことがありましたか?

anri「私はとにかくRihoさんの朗らかで明るいお人柄が印象的でした。そんなRihoさんに引っ張られてか、ALYSAさんもいつもよりハイテンションでした(笑)。2人揃って“いいね〜!”って気分を上げてくださる現場だったので、すごく楽しいレコーディング現場でした。中でも私が特に覚えてるのが、曲の最後のほうに入っているフェイクのところです。すごい高い音で、力が入ってしまったんですけど、RihoさんとALYSAさんの大丈夫、大丈夫! 力抜いて〜!”という明るさにのせられて、ノリと勢いで臨んだら高音がすんなりでました(笑)。歌って本当に心の状態とか力の抜き方とかも大事なんだということを感じました」

yuzuki「レコーディングを通して、母音の置き方だったり、口の開き方だったりを直接教えていただけたのにすごく感激しました。ただ、Rihoさんがブースの中に入ってこられたときはうまくいくんですけど、Rihoさんがブースから出た瞬間に、“できない!”ってなったときがあって…。するとRihoさんが、“一緒にいたほうがいいよね? 私、ずっといるわ!”とおっしゃってくださって、本当にずっとブースの中にいてくださったんです」

anri「愛だね〜」

yuzuki「もう本当に守り神みたいで。これからもこの曲を歌うときは、ずっと横にRihoさんがいると思って歌おうと思います!(笑)」

──「1UP↑1DOWN↓」のコレオはどんな感じなんでしょうか?

pia「私が振り付けを担当させていただきました。今回は曲の世界観もですが、歌割も細かいですし、ハーモニーもたくさん重なっているので、これをどうやってライブパフォーマンスで活かすか。プラス、どうやって身体で表現するかを考えてみました。歌詞がすごくプレーフルな感じだったことから、ミュージカルを思い出したんです。私が高校生の頃にミュージカルをやっていたので、それをイメージして、一つひとつの歌詞のバースのストーリーを表現するように…例えば、メンバーが全員ゲームの中のキャラクターで、最初はkoyukiがプレイヤーで、chiharuを選んで、anriにぶつかって転んで、ゲームオーバーになって、そこから踊り出す振りだったり。あと、Ettoneのルーツというか、デビュー前からヒップホップのレッスンを受けて身につけたステップを混ぜたりして、“Ettone感”を出しています」

──piaさんが初めて丸々1曲振り付けを担当したとのことで、公開される日を楽しみにしています。

──では最後に、タイトル「1UP↑1DOWN↓」にちなみまして…みなさんが日常の中で気分が“1UP↑”すること、“1DOWN↓”してしまうことを教えてください!

pia「では、私から! “1UP↑”は仕事終わりの帰り道にグルーヴィでアップテンポな曲を聴いて、踊りながら帰ることです(笑)。今って夕方の気温もちょうど良くて、風も心地いいので気分がアガります。逆に“1DOWN↓”は…すごくいい夢を見ているときにアラームが鳴ること! すごくいいところなのに“起きなきゃ…!”というのが“1DOWN↓”です」

shion「私は、“1DOWN↓”から。最近、雨が多いじゃないですか。朝練に行くときに、玄関を出た瞬間に雨が降っていると“ああ…”って気持ちになります。“1UP↑”はちょうど昨日感じたんですけど、日が長くなったことです。夕方6時を過ぎでもまだ明るくて、子供たちも公園でまだ遊んでいるので、そういう光景を見ながらカフェとかにいると“はぁ〜♡”ってなります。”1UP↑“な至福の時間です」

koyuki「最近髪を短くして"似合ってるかな…"と少し不安だったんですけど、みんながたくさん褒めてくれたので、“1UP↑”でした」

anri「も〜単純〜(笑)」

koyuki「単細胞なんです(笑)。で、“1DOWN↓”が、帰りの電車で寝過ごしてしまうこと。しかも、降りたい駅を1つ過ぎたところで“ハっ!”と気付くっていう。それで運が悪かったら、乗り換えのときに違うホームに行かないといけないとか、戻るのに遠くまで歩くとか。1駅乗り過ごしただけですごいタイムロスになるのが“1DOWN↓”です。それを結構な頻度でやってしまいます(苦笑)」

mirano「私、麺類が大好きなんです。もともと何を食べても肌が荒れないタイプだったので、心の栄養だと思ってたくさん食べていたんですけど、毎日夢中で小麦を食べていたら口の周りにニキビができてしまって…。“自分は無敵だ”と思っていたのに、やっぱり人間だったんだって気づいたことが“1DOWN↓”です(笑)。逆に“1UP↑”しているのは、今、夏に着たい服やサンダルやカバンを準備してあるんです。それをこれから下ろすのがすごく楽しみです!」

chiharu「私の“1DOWN↓”は…先日、レッスンをする機会があったんですけど、時間をミスってしまって。1時間半のレッスンなのに1時間で終わってしまったことです。すごく反省しました。で、“1UP↑”は、1日の終わりに食べるシュークリームです!。今、すごくハマっていて、ダブルシューを食べるのが日課になっています」

yuzuki「私、よく家の中で鍵をなくすのが“1DOWN↓”です。絶対に家の中にあるはずなんですけど、探しても全然見つからなくて。でも、大抵の場合、カバンの中にあって。毎回、“またか!”と思って落ち込むんですけど、それでもよくなくしてしまうから“1DOWN↓”です。“1UP↑”は、父親が毎日愛犬の写真を送ってくれるんですけど、可愛すぎ癒されるので毎日“1UP↑”しています」

anri「私はランニングが趣味で、すごく盛り上がる曲とか壮大な曲とかを聴きながら走ると“世界は私のものだ!”って思えるんです(笑)。それがまず“1UP↑”。でも、それによって生じる弊害があって…走るとやっぱりすごく汗をかくんです。しかも朝練の日は睡眠を優先したいからスッピンで行くんですけど、その後に大学の授業がある日はそのまま学校に行くことになるんです。“あ、話しかけたいな”と思った子がいたとしても、“いや、待てよ。今スッピンじゃない!?”って気づくと足が止まってしまいます。それが“1DOWN↓”になることを自覚したので、今、何かいい方法はないかな?って模索しています(笑)」

(おわり)

取材・文/片貝久美子
写真/中村功

RELEASE INFORMATION

Ettone「1UP↑1DOWN↓」

2026年629日(月)配信

Ettone「1UP↑1DOWN↓」

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