──EP「Unleash」は、“束縛からの解放”という意味のタイトルにふさわしい、かなりハードな1枚になりましたね。どういう作品にしようと考えていましたか?
小鳩ミク「今回のEPを作ることになったときから“世界征服第二弾”というテーマがありましたっぽ。『WORLD DOMINATION』というアルバム(2018年リリース)を出して、シンボルマークを作って、そのままどんどん走っていきたかったんですけどっぽ、コロナ禍で走る勢いを弱めざるを得なくなってしまって。それまでは壁が立ちはだかっていた感じだったんですけど、コロナ禍になってからは、もやもやに囚われてしまって動けないイメージが強かったんですっぽ」
SAIKI「思うように活動ができなかったり、会える予定だったご主人様お嬢様(ファン)に会えなかったり、胸が苦しかったことが多くて。水中で苦しんでいるような、押さえつけられているような感じがあったんですけど、そういった鬱憤を晴らしたいとか、解放したいというのを小鳩に伝えたら、今回の“Unleash”という言葉を見つけてくれて。だから、最初に世界征服と打ち出したときは、“第一弾”とかそういうわけではなかったんですよ。仕方なく止まらざるを得なかったので。なので今回みなさんにお届けするときに、私達はずっと変わらずに世界征服を狙っているという意味も込めて、“第二弾”と言わせてもらった感じですね」
──となると、強い曲がいるよね、という流れだったんですか?
SAIKI「強い曲がほしいという感じでKANAMIに頼んでいたわけでもなかったんですよ」
小鳩ミク「BAND-MAIDはコロナ禍でも常に楽曲制作をしてきたので、過去に作っていた曲とかデモの段階のものを、世界征服第二弾というテーマに合わせるようにリアレンジしていった感じでしたっぽ。でも、曲自体はコロナ禍に作ったものが多いので、たぶん自然とストレスというか(笑)、そういうものが曲に出ちゃったっぽ」
SAIKI「KANAMIの鬱憤を晴らす感じが曲に反映されているかなと思うし、他のメンバーもそれに乗りやすかったというか。共感できることも多かったので、そこを突き詰めていった感じでした」
──KANAMIさんとしては、溜まった鬱憤を吐き出している感覚はあったんですか?
KANAMI「“吐き出しているね”って言われて、そうだねぇ~!ってなりました(笑)。曲作りをしているときって、そのときの感情に影響を受けることが結構多いんです。イライラしてる!とか、悲しいなとか、温かい気持ちだなとか、そういう感情になったときに曲を作っておかなきゃというのは、常日頃感じておりますね」
──感情をそのまま音楽にしていると。
KANAMI「はい。だから鬱憤が……(笑)」
SAIKI「ギターのリフとかに出てるよね?」
小鳩ミク「優しさがないって言ってたっぽね(笑)」
KANAMI「でも、本当にストレス解消になっているなって思った!(笑)」
SAIKI「ストレスが減っているなっていうのは、みんなで制作しながら、これを早く届けたいっていうワクワクした気持ちになってテンションがあがったので、そこで結構解消とか、消化できた感じはありましたね」
──鬱々とした気持ちを曲にして解消していくのって、アーティストでありバンドとして、ある意味すごく健全ですね。
小鳩ミク「そうですっぽね(笑)」
SAIKI「あと、アルバムを作るときは、いつもストーリー性を重視するんですよ。映画を観ているような気分になってほしいと思って、喜怒哀楽をつけたりするんですけど、EPは何をやってもいいんじゃないか、やりたいことを詰め込むこともEPだとできるよねって。だから、この曲があるから、こっちの曲はテイストをちょっと変えたほうがいいんじゃない?ということもなく」
小鳩ミク「そういう話はしなかったっぽね」
SAIKI「やりたい放題やったら、これだけ強くなっちゃいました(笑)」
──素敵です。MISAさんとAKANEさんも、鬱憤やストレスを解消していく感覚はありましたか?
MISA「私の場合は、鬱憤とかはそこまで含まれてないかもしれないです(笑)。もっとベースラインのクオリティをあげたい、今までやっていなかったテイストを入れたいと思ったので、前回のアルバムを聴き直したり、鍵盤を使って作ってみたりとか、そういう工夫はしてました」
AKANE「私も鬱憤というよりは、コロナ禍で自分に使える時間が増えたのが、ある意味すごくプラスになったんです。最初の頃はお給仕(ライブ)もすべてキャンセルや延期になってしまってどうしようと思っていたけど、制作は止まらなかったので、やるべきことがちゃんと見えていたから、自分は個人練習に時間がいっぱい使える!と思って。そのときに自分のビート感を基礎から見直すことができたし、レコーディングでその結果を出せたかなと思います」
MISA「真面目だ(笑)」
AKANE「はははははは(笑)。今まではツアー中にレコーディングもしたりして、慌ただしかったんですよね」
小鳩ミク「そういうことが多かったっぽね」
AKANE「やっぱり自分のためにがっつり練習時間を取るのって、取りたくてもなかなか難しかったので。だから時間を有効に使えたなと思います」
──収録曲についてですが、タイトル曲の「Unleash!!!!!」はアップテンポでハードですし、メロディもしっかり耳に残る仕上がりになっていて。
SAIKI「この曲が今回のEPの中で最新の曲ですね。一番最後にKANAMIが“これだー!”って出してきて。他の曲も揃っていて、解き放ちたいとか、世界征服第二弾というテーマを踏まえて作ってくれた感じでした」
KANAMI「でも、“これだー!”というよりは“どうかな……”って(笑)」
SAIKI「素晴らしいですー! これだこれだ!って」
KANAMI「この曲は「DOMINATION」とか「Choose me」みたいな曲がほしいというオーダーがあったんですけど、同じような曲はやっぱりもう作れなくて。年々、昔作った曲がどんどん作れなくなっているんですよ。そこは当たり前なのかもしれないけど、今の自分のキャパにあるものを形にしようっていう感じで作っていました」
──歌詞はSAIKIさんと小鳩さんが共作されていて。
SAIKI「まずテーマに沿った歌詞をそれぞれが書いて」
小鳩ミク「それのいい部分を組み合わせていったっぽ」
──パズルみたいな感じで。
小鳩ミク「そうですっぽ。この部分は音的にSAIKIのほうがいいからこっちを入れて」
SAIKI「この内容はムズいからちょっと言い方を変えようとか」
──これまでも共作は何度かされていますが、そういうやり方が多いんですか?
小鳩ミク「今回のやりかたは初めてでしたっぽ。今までは、まず小鳩が歌詞を書いて、例えば“この1行は3行の文章でこういう感じがいい”っていうのがSAIKIから送られてきて、それを受けて小鳩が何パターンか書いてまた提案する感じだったっぽ。クイズ形式みたいな感じで、1番、2番、3番の中でどれがいいっぽ?」
SAIKI「じゃあ2番と3番を組み合わせてください」
小鳩「わかりましたっぽ!みたいな(笑)。そういう流れだったんですけどっぽ、今回のEPにも収録している「Corallium」で、初めてSAIKIが1人で歌詞を書いていて。じゃあこれからはデモが来たら2人とも歌詞を書いて、いいほうを使ったりしていこうってなったんですっぽ」
──また新しい方法が増えたのは間違いなく強みになりそうですね。MISAさんとAKANEさんは、KANAMIさんから「Unleash!!!!!」が届いたときに、どんな印象を受けて、どう臨んでいきました?
MISA「すごく好きでした。全曲好きなんですけど、「Unleash!!!!!」は特別好きで」
SAIKI「リード曲感があったよね」
MISA「あったね。コード進行もかっこいいし。この時期にKANAMIが送ってきてくれたデモは、ベースラインがすぐに思い浮かぶものが多かったですね。だから特に迷走することもなく(笑)。そこからSAIKIと小鳩が考えた歌詞が入ったんですけど、サビの最初の〈激情的Emotion〉のところは、デモの段階ではなかったんですよ」
小鳩ミク「元々はブレイクしてから入る感じだったんですけど、食って入るようにしたんですっぽ」
MISA「あれがすごくよくて。聴いたときにかっこいいと思って、すごく感動した(笑)」
全員「ははははははは(笑)」
SAIKI「よかった(笑)。KANAMIにも、こうしたいんだけど、これで本当に大丈夫だろうか?ってずっと言ってたから」
KANAMI「いいじゃん、いいじゃん!って(笑)」
MISA「すごく耳に入ってくるし、その歌詞もよくて。曲のクオリティもそこですごく上がったと思います」
AKANE「デモを聴いたときから絶対にお給仕の定番曲になるなと思いました。オーダーにあった「Choose me」のドラムは、結構シンプルというか、耳に入ってもきても邪魔にならなくて、ノリやすいビートなんですよ。やっぱりそっちのほうがみんなも聴きやすいんだろうなと思ったので、「Unleash!!!!!」は敢えて同じフレーズを繰り返すというか。そこまでフィルで忙しくしないようにしたので、今回のEPの中では一番シンプルなビートかなと思います。コピーもしてほしいなっていう気持ちも込めて(笑)、あまりややこしいことはしていないですね」
──あと、この曲のMVがまためちゃくちゃいいですね。
小鳩ミク「そうなんですっぽ! 初めてのアニメーションで。ずっとやりたかったんですっぽ」
SAIKI「ずっとスタッフに言ってたんですよ、“二次元化したいんです”って」
小鳩ミク「歌詞を書く前に「Unleash!!!!!」をMVにすることが決まっていたので、そのことも考えながら歌詞を書いたっぽ。この部分で旗を持ってほしかったから、歌詞はこうしようとか」
──過去に発表したMVのシーンもアニメーションで出てきますよね。
小鳩ミク「あれは本当にメンバーもびっくりしたっぽ! 絵コンテみたいなものはいただいていたので知っていたんですけど、実際に映像になったときに、こんなに再現されてるっぽ!って」
SAIKI「特にKANAMIが出てくる「Alone」のMVのシーンなんて本当にそのまんまで」
AKANE「部屋の暗さもそのまんまだったよね? ライトの明るさの表現とか」
SAIKI「あと、MVで変身をしたかったんですよ」
小鳩ミク「SAIKIがセーラームーン好きなので」
KANAMI「へぇー! そうなのね!」
小鳩「SAIKIと小鳩で、アニメの制作スタッフの方達と打ち合わせをしたんですけど、変身したい!という話をしたら、本当に変身させてくれたんですっぽ。しかもちゃんとセーラームーンっぽい感じで!(笑)」
──ですよね。美少女戦士感あるなと思いました(笑)。
小鳩ミク「ちょっと既視感を感じるような(笑)。あと、小鳩は“鳩になりたい”って言ったんですっぽ。そしたらちゃんと鳩になって飛んでったっぽ!」
SAIKI「あと、メンバーそれぞれの個性を打ち合わせのときに伝えたんですよ。それも本当にそのまま表現してくれていて」
小鳩ミク「そもそも、私達がその話をする前から、だいぶ調べてくださっていたんですっぽ。“こういう作画のイメージで描きたいと思っています”って見せていただいたときに、メンバーの横にそれぞれの特徴がすでに書いてあって」
SAIKI「MISAだったら“ステージドリンクがお酒”とか、“洋楽が好き”とか、“お給仕中は裸足”とか」
小鳩ミク「KANAMIは“SAIKIが大好き”とか(笑)。一番おもしろかったのがAKANEだったっぽね。“大食い”って(笑)」
SAIKI「“大食い”、“変顔”」
AKANE「はははははははは!(笑)」
小鳩ミク「ひとりだけなんか違うっぽねって(笑)」
SAIKI「バナナも書いてあったよね?」
──MVで食べてましたね。
AKANE「そうなんですよ。お給仕のときに食べるっていうことを知ってくれているんだなと思って」
小鳩ミク「インタビューでもバナナを食べるとかはさすがに言ってなかったっぽね」
AKANE「だからインスタとかも見てくれたんだろうなって思いました」
SAIKI「休日の写真とかオフショットも見てくれてたみたいだよ」
小鳩ミク「再現度がすべてにおいて高かったですっぽね」
SAIKI「本当に感謝しています。このMVを観てもらえれば私達のことがわかるので」
小鳩ミク「この曲で初めて私達を知った人も、ここから過去のMVも観たくなると思うので、BAND-MAIDの自己紹介のMVにもなっているなって思いますっぽ」
AKANE「実写も混ざってるしね。バランスがすごくいいですよね」
──それこそ「世界征服第二弾」というテーマにもぴったりですね。今回の収録曲ですが、みなさんとにかく弾き倒し、歌い倒しなので、「Unleash」というタイトルにちなんで、私のここを聴いて気持ちを解放しろ!というポイントをおひとりずついただければと思います。要は聴きどころですね。
小鳩ミク「いっぱいあるっぽねぇ。なんか癖が全部強くて(笑)」
──確かに(笑)。そこがすごくいい作品ですから。
SAIKI「私は「Balance」と「Unleash!!!!!」と「influencer」ですね。ちょっとキーが高くて、私としては挑戦の曲だったので。コロナ禍で前みたいにツアーも廻れなくて、ちょっと衰えを感じていたというか(苦笑)、走り抜けていた感じとはまたちょっと違う感覚があったので、このキーの高さで挑戦したいと思って。今まで自分がおいしいと思っていたところよりもちょっと高いところなので、新しい声を聴いてもらいたいですね。でも、これ以上はキーを上げないです。限界(笑)」
小鳩ミク「KANAMIに“上げないでくれ”って言ってたっぽね。これ以上キーの高い曲が増えると、お給仕が大変になるっぽ」
SAIKI「でも、ちょっとなら大丈夫だよ。でも続くのは何卒……っていう感じ」
KANAMI「そういうときはちゃんと却下してね……?」
SAIKI「“無理だよ”って?」
KANAMI「そう」
小鳩ミク「でも、行けると思っちゃうんだっぽね、デモを聴いたときは」
SAIKI「そうそう。頑張っちゃうから(笑)」
KANAMI「気をつける……!」
MISA「私は「Iinfluencer」ですね。ベースソロが結構長いし、ベードラだけの部分もあったりするから聴き取りやすいかなと思います。雰囲気的にも、あまり他の曲にない感じのベースソロかなって」
──しかもベースソロの直前の歌詞が<Let's dance!!>なのもあって、より映えますね。
AKANE「聴いていて、スポットライトを浴びてる感じを思い浮かべますよね」
MISA「確かにお給仕の想像がしやすい。お給仕のときは前に出て、スポットライト浴びて弾こうかなと思ってます(笑)」
KANAMI「私は「from now on」です。リフをオクターブ上にあげているんですけど、そこからガツンとくるリフを弾いていて。なんていうか、こういうリフ欲しかったんだろ?みたいな(笑)。そこで解き放っていただけたらと思います」
──ご主人様お嬢様は、こういうの待ってるだろうなっていうイメージをしながら作ったんですか?
KANAMI「基本はそうですね。昔は、いま思うと自分の自己満足みたいな曲もあったんです。「Bubble」とかはわりとそういう感じだったんですけど、最近はお給仕をイメージしたり、ご主人様お嬢様はこういう曲が好きなんだろうなとか、メンバーはこういう曲が欲しいんだろうなとか」
SAIKI「察してらっしゃる」
KANAMI「自分の欲よりも、みんなに喜んで欲しいっていう欲が強いかなと思います」
──小鳩さんとAKANEさんはいかがです?
AKANE「迷ってるんですよねぇ……」
SAIKI「全部言っちゃえば?」
AKANE「“聴け!”って思ったのは……」
SAIKI「“聴け”?(笑)」
小鳩ミク「迷ってるわりには言葉が強いっぽ!」
AKANE「ははははは(笑)。私も「from now on」ですね。レコーディング中も終わった後も、スタッフに“できるの?”って言われていて。お給仕でやることが決まったときも、現場のスタッフに“できるの?”って(笑)。あと、この曲はマルチチャンネル映像を撮ったんですけど(EP同梱のBlu-ray/DVDに収録)、いつもお世話になっている映像チームの方に“ドラムやばいね!”って初めて言われて。そうやって、まわりのスタッフから“ドラムがエグい”っていうのを結構言われたんですよ。他の曲にもエグいものはいっぱいあるんですけど、わかりやすくエグいので(笑)」
SAIKI「確かにね」
AKANE「みんなに言われるし、ご主人様お嬢様もエグいと思っているだろうから、聴け!っていう(笑)」
──言葉強めで(笑)。
AKANE「はい(笑)。お給仕でやるから聴け!っていうのと、聴きどころ的には「Balance」ですね。3連符、8分音符、16分音符でセクションごとに切り替えているんですけど、ここまで変えたのは初めてだったので、すごく難しくて。そこはコロナ禍で自分のリズム感を作るという部分を詰めれたからできた曲だなと思います。一番成果が出た曲ですね」
小鳩ミク「かぶっちゃうんですけどっぽ、「Corallium」と「influencer」のシャウトですっぽね。「After Life」ぐらいから小鳩のシャウトが徐々に増えてきていて、お給仕で“生で聴けた!”っていう声をご主人様お嬢様からいただくので、頑張ろうっていう気持ちになってますっぽ」
KANAMI「シャウトは「HATE?」も足したよ?」
小鳩ミク「そうだったっぽね!なんか徐々に増えていくことが多いっぽ。レコーディングのときに急に決まったり、“一応録っとく?”とか」
SAIKI「“そのパターンもいいんだけど、強めくださーい”みたいな」
小鳩ミク「一応、シャウトは“猫の毛玉”って言ってるんですけどっぽ。猫が毛玉を出す前の“ゴゴッ!”っていうのが続く感じ(笑)。曲に入っていなくても、レコーディングでは録っているので、どんどん練習できて、1回でSAIKI先生のご満足の行く“毛玉”を出せるようになってきましたっぽ。なので、是非その3曲の“毛玉”を聴いてもらいたいですっぽ(笑)」
──強力な1枚を持って、10月からはUSツアーがスタート。2023年は結成10周年で、1月9日には東京ガーデンシアターでの単独お給仕が決定しています。
小鳩ミク「USツアーに関しては、コロナ禍だったので“行けなかった”という気持ちのほうが強かったんですっぽ。計画しても、発表する前に中止になってしまったりしていたので、ずっとできなくて。でも、ようやく行ける!っていう気持ちがみんな強いですっぽね」
SAIKI「今回のUSツアーが最長、最大規模になるんですよ」
小鳩ミク「自分達の更新のツアーになりますっぽね。海外には3年行けていなかったんですけど、止まらないようにリリースはしっかりしてきたので、やっていない曲がかなり多いんですっぽ」
SAIKI「セトリに困りますね。まだ困ってます(笑)」
小鳩ミク「そのためにもまず日本を廻りたいっぽねって」
SAIKI「アメリカに行く前に、ご主人様お嬢様のパワーをもらいたかったんですよ」
小鳩ミク「そうだっぽね。いきなり海外で有観客はちょっと負けちゃうっぽって」
SAIKI「でも、正直まだ全然実感ないです、USツアーに行くことに(笑)」
小鳩ミク「最長、最大規模っていう実感もあまりないっぽね。総動員数2万人って言われても、ホントなのかなっぽ?って」
SAIKI「追加公演で決まったニュージャージー州イーストラザフォードの「AMERICAN DREAM」とか、4000人動員できるんですけど、それもホントなのかな……って」
小鳩ミク「毎回海外お給仕の前はそんな感じだっぽね。とにかく行って、強くなって帰ってくるというか」
──気づいたら鍛えられていたという。
小鳩ミク「そうですっぽね。そこで鍛えたものを、来年のガーデンシアターに持っていきたいって思ってますっぽ」
(おわり)
取材・文/山口哲生
写真/中村 功
LIVE INFO
BAND-MAID TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI
2023年1月9日(月)東京ガーデンシアター
BAND-MAID US TOUR 2022
10月9日(日)SACRAMENTO(CA) DISCOVERY PARK(AFTERSHOCK FES)
10月12日(水)SEATTLE(WA) NEPTUNE
10月14日(金)SAN FRANCISCO(CA) AUGUST HALL
10月15日(土)LOS ANGELES(CA) BELASCO
10月17日(月)SAN DIEGO(CA) HOUSE OF BLUES
10月19日(水)PHOENIX(AZ) CRESCENT BALLROOM
10月21日(金)DALLAS(TX) HOUSE OF BLUES
10月22日(土)HOUSTON(TX) HOUSE OF BLUES
10月25日(火)WASHINGTON(DC) THE FILLMORE
10月26日(水)PHILADELPHIA(PA) TLA
10月28日(金)NEW YORK(NY) IRVING PLAZA
10月29日(土)BOSTON(MA) PARADISE ROCK CLUB
10月30日(日)EAST RUTHERFORD(NJ) AMERICAN DREAM
11月1日(火)CHICAGO(IL) HOUSE OF BLUES
MERRY ROCK PARADE 2022
12月18日(日)ポートメッセなごや
BAND-MAID「Unleash」
2022年9月21日(水)発売
初回生産限定盤(CD+Blu-ray)/PCCA-06153/5,900円(税込)
初回生産限定盤(CD+DVD)/PCCA-06154/3,500円(税込)
通常盤(CD)/PCCA-06155/2,500円(税込)
ポニーキャニオン
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