──ソロプロジェクトであるcluppoの1st EP「hatofull」が完成しました。
「去年の4月1日に「PEACE&LOVE」をゲリラリリースしたんですけど、最初はcluppoを続けるかどうか決めていなかったんですっぽ。エイプリルフールにみんなをびっくりさせましょうということで、“それは面白そうだし、ぜひやりたいですっぽ!”というとことからスタートしたので。だから、EPまで出せるとは思っていなかったっぽ。もちろん、もしみなさんの反応が良かったら続けたいし、でも1曲だけで終わるかもしれないなっていう。そうしたら、とてもありがたいことにプラスの評価をいただけて、気づいたらEPまでリリースさせていただけるようになりましたっぽ」
──「hatofull」というタイトルからは、揺るぎない鳩への愛が伝わってきます。
「タイトルは、完成してから決めましたっぽ。実は、アーティスト名の候補にしていたぐらい気に入っていた言葉なんですけど、ハートフルにもかけつつ、鳩がいっぱいっていう意味にもなるし、カラフルともつながるなと思って、EPのタイトルにしたんですっぽ」
──確かに、収録されている6曲はどれもカラーが異なりますよね。
「そうですっぽね。6曲全部のテイストが違って、カラフルな印象になっていると思いますっぽ。BAND-MAIDではできないことを詰め合わせている感じですけど、どの曲もcluppoらしさが感じられるはずですっぽ」
──既発の「PEACE&LOVE」と「Flapping wings」以外の4曲について、自身が感じている魅力を語ってもらえますか?
「じゃあ、リード曲の「POGO!」から。「POGO!」は、EDM的なリズムなどから感じる勢いや明るさで、cluppoの良さを表現している曲ですっぽ。歌詞の言葉数もラップのように多くて、いつも以上に明るくハキハキと歌ってますっぽ。そういう歌い方は自分にとって新しい挑戦でしたけど、楽しかったですっぽ。楽しくてハッピーなノリは、BAND-MAIDでは出せないノリだし、cluppoでしかできないなと思いますっぽ」
──続いては、どの曲について語りましょう?
「もう1曲のリード曲候補だった、「スーパースター」にしますっぽ。「スーパースター」は、ちょっと暗さもありつつ、自分の気持ちがいちばんストレートに出ている曲ですっぽ。BAND-MAIDでは自分の気持ちを前面には出さないんですけど、cluppoでは敢えて出していこうと思ってますっぽ。でも、照れくさいし恥ずかしいっぽ(笑)。「スーパースター」はメッセージ性のある曲ですが、遊び心も入れてあるので、楽しみながら聴いてほしいですっぽ。「ふわふわ」は、眠りを誘うような、リラックスできるcluppo曲になったと思いますっぽ。歌詞は、夢の中にいるようなイメージ。「ふわふわ」というタイトルは、最後につけましたっぽ。曲がふわふわしているイメージだし、レコーディングのときもふわふわ軽く揺れながら歌っていたので(笑)。BAND-MAIDの緊張感とは真逆だし、小鳩ミクのソロ曲でもこういう緩やかな曲はやっていなかったので、また新しい一面を出せたと思いますっぽ。キーがかなり高いんですけど、その方がふわふわした感じが出るかなと思って挑戦しましたっぽ」
──最後は、「voice」についてお願いします。
「今回のEPの中ではいちばんロックな曲で、短いけどカロリー高めでぎっしり詰まってる感がありますっぽ。シンプルだけど味があるし、いろんな意味で短さを感じさせない曲だし、サビの感じがcluppoらしいなと思いますっぽ」
──サビの感じがcluppoらしいというのは?
「いい感じのダサさ、いなたい感じいうか。シンプルなオールドロックを感じさせるようなメロディ感が、cluppoらしいなと思いましたっぽ」
──そんなcluppoのテーマは、世界平和です。
「BAND-MAIDのテーマが世界征服なので、cluppoでは世界平和を! だから、どの曲の歌詞も聴いてくれた人たちが幸せになれるように書いてますっぽ。新曲では特に、いろんな意味の幸せを入れて、幸せにはたくさんの解釈や形があるんだよってことを伝えたいなと思って、そう捉えてもらえるように意識して書きましたっぽ」
──EPを完成させたことで、次作への意欲も高まっているんじゃないですか?
「いつもそうなんですけど、まずは完成してリリースして、それから次を考えて形にしていくので、今は何をするか決まってないんですっぽ。ただ、いろんな方々から“今度はこんな音楽をやってほしい”という声は届いていますっぽ。cluppoはBAND-MAIDとは違う音楽性の曲がいろいろとできるので、これからもいい感じで自由にやっていきたいと思ってはいますっぽ。cluppoの音楽ジャンルは、“HIPPIE-POPPO(ヒッピーポッポ)”だって言ってるんですけど、1970年代の音楽やファッションのテイストを入れつつ、みんなで世界平和を願う音楽を作っていきますっぽ」
──今回のEPの「hatofull」というタイトルもそうですし、昨年は8月10日の“ハトの日”に「PEACE&LOVE/Flapping wings」のCDをリリースするなど、随所から鳩への愛情が伝わってきます。鳩って平和の象徴でもあるし、もっと愛されてほしいところですよね。
「伝書鳩とか、歴史的にも鳩は人間と供に歩んできて、私たちの生活や人生の中にいつもいたはずなんですっぽ。でも、無理に好きにならなくていいんですっぽ。まずは、こういう生きものもいるんだなって受け入れてくれたら。鳩にもいろんな種類があるので、知れば知るほど深いんですっぽ!伝書鳩は脳で電磁波を受け取って方角を理解するとか、意外とすごいんだぞ!豆をつついてるだけじゃないんだぞ!って(笑)。そんな鳩を愛しながら、cluppoでいろんなハッピーを音楽にして、みんなを元気づけられたらと思いますっぽ!」
(おわり)
取材・文/大久保和則
写真/中村 功
LINER NOTEScluppoによる「hatofull」全曲コメント&メッセージ
1. PEACE&LOVE
私の世界平和へむけたcluppo始まりの曲っぽ。
いちごミルクにハートを溶かした鳩がジャケットにもなっていますっぽ。
2. POGO!
アップテンポな曲の中に、新しい鳩ぽっぽ。
かっこいいもかわいいも曲の展開や雰囲気も沢山沢山盛り込んだこれぞカラフルな一曲っぽ。
3. Flapping wings
壮大なズッキュンバッキュンドッキュン。
あなたは1人じゃないっぽ!大丈夫っぽ!そんな気持ちで書き、歌った曲ですっぽ。
4. ふわふわ
ひといき、ふぅーっとつきたいそんな時に聞いてほしいなと思う曲っぽ。
一曲通してのキーの高さが初挑戦でしたっぽ。ふわふわと歌えるよう頑張りましたっぽ。
5. voice
あなたを楽しんでっぽ!!平和を描くのは自由っぽ!!
他の曲とは、また味の違う力強さを意識した真っ直ぐな曲っぽ。
6. スーパースター
ある意味、今までで1番わたしらしさとして書いたかもしれない歌詞っぽ。
Peace in the path.
この言葉からまた始めようっぽ!
■Message from cluppo
皆様、cluppoですっぽ!
世界中で大変な日々が続きますっぽね。
憎しみ合いやせめぎ合いをしていても悲しみが増えるばかり、、、
そんな世界じゃあまりにも悲しいですっぽ。
誰かの涙や苦しみじゃなく、笑顔や温かさが世界中に広がってほしいと強く願うばかりですっぽ。
ひとりひとりの心に愛と平和が届きますようにっぽ。
私ひとりじゃ何にもできないかもしれないけれど、cluppoの歌や歌詞を通してhatofullを聴いて誰かの笑顔や何かの支えに少しでもなれたらと思いますっぽ。
cluppoと世界平和を目指しましょうっぽ!!