──THE 3rd ALBUM『A Taste of Will』が完成しましたが、アルバムの話を聞く前に7月27日に東京・I’M A SHOWで開催された『5th ONEMAN LIVE ‟Will You Try MISS MERCY?”』について振り返ってもらえればと思います。この日のPart1(第1部)は6人体制でのラストライブ、Part2(第2部)は新メンバーのKARENさんのお披露目であり、7人体制のスタートとなるライブになりました。MISS MERCYのターニングポイントとなる特別なライブだったと思います。
MIYU「ライブの前日は、不安と緊張でよく眠れませんでした。新体制に向けて半年間の準備期間を経て、“ついにKARENちゃんを加えた7人でパフォーマンスするんだ”って。でも、ステージからMirror(MISS MERCYファンの呼称)のみなさんの顔を見たら、とっても笑顔で楽しんでくださっていて。その笑顔を見た瞬間からテンションも上がって、楽しくライブをすることができたました! 第2部では、途中で登場してお披露目された新メンバーのKARENちゃんへの歓声がすごくて、私もうれしくなりました!」
SARA「今回のライブから演出家の方に参加していただいているんですが、私たちも演出に希望や意見を出しながら、よりMISS MERCYらしいライブができたと感じています。本当に楽しかったですし、“またここから7人で頑張っていきたい!“という気持ちが強くなりました」
SHUKA「1部は6人で最後のライブだったので、これまで培ってきたもの、学んだものを詰め込んだ6人にしか出せないライブにしようと思って臨みました。2部では13曲目に披露したデビュー曲の「Cinderella」からKARENちゃんが加わったんですが、“またここから新しいMISS MERCYになっていくんだ”って、みなさんに伝えられたと思います」
ION「1人ひとりにフォーカスされた曲があったり、全員が主役のライブ、今までとは違うライブができたと思います。ミュージカルというか…少しお芝居的な要素があるステージが好きなので、ソファやテーブル、ティーセットを使った演出をさせていただいたりもして、夢が叶ってうれしかったです。あと、お客さんとの一体感! 今まで以上にMirrorのみんなとつながれた気がします!」
COCONA「コールも今までのライブの中で一番声が出ていて、驚きました! 今回からメンバーカラーも決まって、新しくできたペンライトをMirrorのみんなが振ってくれて!」
YUKI「私は、とにかく楽しかったです! 今までよりもライブ中の煽りを多くしたことで、会場全体が1つになれた気がします」

COCONA「2部では、「Cinderella」で登場する2、3曲前からステージ袖にKARENちゃんがいるのがわかって、緊張しているのが伝わってきました。その緊張が届いて、私まで緊張し始めちゃって(笑)。でも、それだけ緊張するということは、MISS MERCYに本気の想いがあるということ。その想いがすごくうれしくて、泣きそうになりました。でも、“なんでお前が泣くんだよ!”って自分にツッコんで、グッとこらえました(笑)。私はこらえたんですけど、MirrorのみなさんがKARENちゃんの姿を見て泣いていて、改めて“素敵なファンの方に恵まれている!“と思いました。そんなMirrorのみなさんにこれからも愛と勇気、元気を届けたいですし、つらいときも苦しいときも、うれしいときも楽曲やライブを通して感情を共有して、もっと分かり合える関係になりたいです」
──新メンバーのKARENさんにとっては、MISS MERCYのメンバーとしての記念すべき初ライブになりました。
KAREN「これが本当のスタートだ、ここからこの7人で頑張っていくんだって思うと、今まで感じたことのない緊張感がありました。でも、やっぱりステージに立つとすごく楽しくて、私はパフォーマンスすることが好きなんだなって。何より、こんなに素敵なメンバーと出会えて、仲間になれて本当にうれしいです。うれしすぎて信じられないというか…今もまだ“私、本当にMISS MERCYのメンバーになったんですか?”って聞きそうなぐらいで(笑)」
──ライブ後は、どんな反応がありましたか?
KAREN「Mirrorのみなさんからもそうですし、私がえびちゅう(私立恵比寿中学)さんのオーディションに参加しているときから応援してくださっているファンの方も喜んでくださったり、SNSでの反響がすごかったです」
──新体制初のリリースとなるTHE 3rd ALBUM『A Taste of Will』には、全7曲が収録されています。メンバーそれぞれの魅力を引き出すそれぞれのフィーチャー曲を収録されているので、1曲目の「Bon appétit -A Taste of Will ver.-」から曲順に沿ってご自身のフィーチャー曲について聞かせてもらえますか?
COCONA「「Bon appétit -A Taste of Will ver.-」は私のフィーチャー曲なんですが、作詞にも一部参加させていただいています。歌詞には、Mirrorと一緒にもっと大きなステージに立ちたい、前に進んでいきたい、夢を叶えたいという想いを込めました。歌詞にはポジティブな言葉が多くて、“つらいこともあったけどそれを乗り越えて今があるよ”、“困難も追い風に変えて、それすらも楽しんで進んでいこうよ“という歌になっています。つらいときに聴いたら、”自分も頑張ろう!“って思える曲になったと思います」
──2曲目の「I SWEEK;) -7flavor ver.-」は、7月のライブでも大盛り上がりでしたね!
MIYU「私のフィーチャー曲で、まさにライブで盛り上がるコール曲です! “365日、違う自分を楽しむ“っていうポップでキュートな曲になっています。頭に残りやすい曲ですし、YouTubeやTikTokにも動画がアップされているので、覚えていただいて一緒に盛り上がりたいです。これからもライブに欠かせない曲になっていくはずなので!」
YUKI「4曲目の「Upside Down.」が未来に向けた戦いに行く当日の曲だとしたら、3曲目の私のフィーチャー曲「THE RED NIGHT」は、戦い前夜のイメージです。明日は大事な戦いの日だけど、そのことはいったん忘れて、“心と体が感じるままに踊ろうよ“という曲になっていて、熱量がすごく伝わると思います。その熱量で、ライブでもみなさんと心が一つになれる曲になっていくと思います。あと、よく聴くとところどころに和の音の要素が入っているのも、私的にはお気に入りです!」
SHUKA「今、YUKIが言ってくれたように、4曲目の私のフィーチャー曲「Upside Down.」は戦い当日の曲です。歌詞に<ジャンヌ・ダルク>が登場するんですけど、先人を切って誰も挑戦したことのないことに挑戦して、“絶対に成功してみせる”、“自分たちの未来をこの手で変えていく”…そんな曲です。今、自分の人生に迷っている人もいると思うんですが、「Upside Down.」を聴いて“逆転してやるぞ!”って思ってほしいですし、この曲を活力にしてもらいたいです。失敗して悔しい思いをすることがあっても、そこで落ち込むんじゃなくて失敗をバネにして乗り越えるっていうか…。ライブでは、今までのMISS MERCYになかった要素が入ったダンスにも注目してほしいです」
──5曲目は、IONさんのフィーチャー曲「珈琲とバブルガム。-desert edition-」です。
ION「MVに大人になった主人公が昔の写真を見て、青春時代を思い出すシーンがあるんです。昔から培ってきた自分が今の自分につながっているんだと感じさせるシーンなんですけど、楽曲としても“昔の自分も今の自分も肯定して、愛していいんだよ“っていう想いが込められています。MISS MERCYの曲は自己肯定感が爆上がりの曲も多いんですけど(笑)、この曲ではコーヒーのほろ苦さというか、人生の苦い部分も描いていて、”嫌なこともうれしいことも全部丸ごと愛していいんだよ“って曲です」
SARA「6曲目に収録されている私のフィーチャー曲「世界でいちばん甘酸っぱい、神様とハートチェリー♡」は、今までで一番の“王道カワイイ”楽曲です! 歌詞には少し恋愛要素もあって、ピュアな女の子の気持ちが表現されています。<いちばんいちばんいちばん>って同じフレーズが繰り返されるサビのところは特に中毒性が高いです。最後はちょっとキュンとするセリフっぽいパートもあったり、今までのMISS MERCYにないような新しいタイプの楽曲なので、これからのライブでのみなさんの反応が楽しみです!」
──ラストの7曲目は、「Will」です。
KAREN「KARENフィーチャー曲ですけど、みんなにとってすごく意味のある大事な曲で、MISS MERCYへの意志や決意、強い想いが詰まっている楽曲です。私自身もそうなんですが、聴いてくださる方も自分の経験に重ねられる曲だと思いますし、いろんな人を救える曲だと思います。大切に歌って、たくさんの方に届けたいです」
──リリース後はリリースイベントやフェスへの出演、さらには来年1月10日には『6th ONEMAN LIVE”BEYOND : THE STARDUST MOON”』が東京・SHIBUYA STREAM HALLで開催されることも決まっています。
MIYU「リリースイベントでは、Mirrorのみなさんとたくさんの夏の思い出を作りたいです。フェスは、まだ私たちを知らない人たちに見てもらう貴重な機会なので、しっかり自分たちの魅力を伝えていきたいです!」
SHUKA「そこで知ってもらった人たちに、どれだけ好きになってもらえるか? 私たちにとって、勝負の夏になると思います!」
YUKI「今のMirrorのみなさんを置いていくことなく離さずに、新しいMirrorの方を増やしていきたいよね!」
SHUKA「Mirrorのみなさんが、“Mirror同士で話すのが楽しいし、うれしい”って言ってくださっているからこそ、もっと新しいMirrorという仲間を増やしていきたいです!」
SARA「新しい仲間を増やして、一緒にもっと大きなステージに進めるように。そのためにもしっかりいい活動をして、忘れられない夏にしたいです」
COCONA「MISS MERCYはこれまでも確実にレベルアップしてきました。でも、さらにレベルアップする努力の夏にしたいです! その中で新生MISS MERCYをたくさんの方に知っていただいて、Mirrorを増やしていけるように頑張ります!」
ION「たくさんのグループがあるからこそ、私はMISS MERCYのライブでしか見れないものをたくさん作っていきたいです。そのためにも、もっとメンバーそれぞれの個性を出していきたいです」
KAREN「私はあまり夏が得意じゃないですけど、MISS MERCYのメンバーとして初めて迎える夏は、すごく楽しみです! “今年は夏が好きになれそうだな“って思っています」
SHUKA「私たちが、絶対に好きにさせます!」
SARA「この夏の勢いのまま、来年1月のワンマンライブに向かっていって…」
MIYU「満員の光景が見られるように!」
SHUKA「そして、その先に目標にしているLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブにつながるように! LINE CUBE SHIBUYAはMISS MERCYとして初めてステージに立った大切な場所なんですけど、この7人のワンマンライブで、いつかまた絶対に立ちたいです!」

(おわり)
取材・文/大久保和則
写真/野﨑 慧嗣
RELEASE INFORMATION
LIVE INFORMATION

MISS MERCY 6th ONEMAN LIVE“BEYOND:THE STARDUST MOON“
2026年1月10日(日) 東京 SHIBUYA STREAM HALL
1部 LIGHT MOON 13:30開場/14:00開演
2部 DARK MOON 17:00開場/17:30開演