進美影は、「楽曲全体の疾走感や、目まぐるしく変わる自己の葛藤・情動を、均衡の取れていないアシンメトリーなシルエットや構造に載せることで、感情の危うさや意志の揺れ動きを表現しました。乃木坂46様がこれまで築いて来られた"上品さ""気品"といったアイデンティティーを大事にしながらも、楽曲の世界観に合わせ"凛"とした佇まいを持たせる為に、ベース布地には上質なウールスーツ地を採用し、メインカラーは無彩色にしました。楽曲全体の疾走感やスピード感は、21-22年秋冬コレクションで採用された哲学者、ニー チェの手記をオリジナルコラージュしたテキスタイルで表現しました。筆跡の力強さや所々かすれている荒々しさが、楽曲全体の疾駆する旋律にマッチすると考えました。 また、このニーチェの手記柄は本になる前の殴り書きや過程をメインとしており、"今ここがゴールではなく、まだまだ様々な可能性や多様な未来が待っている"という願いを込めたものです。今までの可憐で優美なイメージは勿論、他にも格好いい一面や凛とした強さも持ち合わせていて、これからどんな表情や表現を見せてくださるのだろうと、私自身も楽しみで仕方がないです。 それぞれの方の個性や魅力がより輝くよう、パンツスタイルの方もいたり、肩が開いたデザインの方もいたり、ディティールにもご注目頂けますと幸いです。乃木坂46の皆様への敬意を込めて。 今後の益々のご活躍と更なる飛躍を心より祈念申し上げます」とコメントした。

  • ミカゲシンのデザイナー・進美影
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