シンガーソングライターUruの楽曲「さすらいの唄」が5月8日公開の映画『未来』のイメージソングに決定。楽曲を使用した映画のファイナル予告がYouTube で公開された。
「さすらいの唄」は、今年2月にリリースした最新アルバム「tone」に収録されている楽曲で、作詞・作曲をUru、編曲を宗本康平が手掛けた情緒的なバラード。アルバムリリース時にはミュージックビデオも公開され注目を集めていた。
映画『未来』は、自身初の映画化作品『告白』が大ヒットを記録した作家・湊かなえが、デビュー10周年に発表し、彼女の集大成と評された渾身の傑作ミステリー小説を原作とする作品。映画『ラーゲリより愛を込めて』『護られなかった者たちへ』などを手掛けた瀬々敬久が監督を務め、映画化された。
主演の黒島結菜を筆頭に、新星・山﨑七海のほか、坂東龍汰、細田佳央太、近藤華、さらに、松坂桃李、北川景子ら実力派俳優が集結し、人間という存在の明と暗を鋭く表現する。声にならない痛みを抱えて生きる人々の“見えない声”に寄り添い、社会の陰に潜む痛みとかすかな光を鮮やかに描き出す。
「さすらいの唄」は、物語の根幹に通ずるものとして、映画サイドのオファーを受けてイメージソングにこの度決定した。
原作者の湊かなえは「歌声に『祈り』を感じる。観客の皆さんの『祈り』とリンクし、物語の『救い』につながると信じています」と最大級の賛辞を寄せた。また、瀬々監督も「若い人たちが必ず持つ、変わりたい自分への葛藤が優れて表現されている」と、Uruの紡ぐ歌詞が作品テーマと深く共鳴していることに感謝を述べている。
一方でUruは、本作と原作に触れる中で感じたことについて、「全ての子どもたちの明日が、健やかで笑顔あふれるものであって欲しい。心の叫びに気づき、手を差し伸べる大人が沢山いる世の中であって欲しい。」と語り、「この作品が持つメッセージが、たくさんの方の心に届いてくれることを願っています。」と、作品から受け取った切実な願いを明かしている。
Uruは、6月にメジャーデビュー10周年を迎え、7月の大阪公演を皮切りに全国6都市を巡るアルバムを携えた全国ホールツアー『Uru Tour 2026「tone」』の開催も決定しており、映画の公開とともに更なるリスナーを獲得することになりそうだ。
■瀬々敬久監督
家路へ向かう夕焼けの空の下を歩いているような雰囲気、そんな情景がまず浮かびました。それでいて「さすらいの唄」。いつもの見慣れた景色なのに、気持ちは常にさすらっている。そういうことなんだろうと想像させる。故郷のような街なのに、どこか遠くを見つめる眼差し。それは、『未来』の中で、いや、湊かなえさんがこれまで何度も小説のモチーフにしてきた、ここではない何処かにある夢の「ドリームランド」に近いものを感じさせてくれました。若い人たちが必ず持つ、変わりたい自分への葛藤。
何もない 何もない
僕はただ 自由なんだよ
どうせなら翼でも生えて
飛び回れたりはしないかな
この歌詞に優れて表現されていて、映画『未来』の青春と重なっていると思いました。
Uruさん、ありがとうございました。
■湊かなえ
機動戦士ガンダム「鉄血のオルフェンズ」が好きです。孤児たちの姿に胸が締め付けられる回もありますが、エンディングでUruさんの曲が流れると、心が救われます。Uruさんの歌声に「祈り」を感じるからだと思います。『未来』も苦境にある子どもたちの物語です。イメージソングをUruさんがご担当してくださることを知り、感激しました。「さすらいの唄」は観客の皆さんの「祈り」とリンクし、物語の「救い」につながると信じています。
■Uru
イメージソングにしていただけたことを光栄に思いながら、私も作品と原作を拝見、拝読させていただきました。
息苦しくなるような胸の痛みを感じながら、自然に一つの願いが心に浮かんでいました。
きっとこれは、この作品を観た全ての方の心に浮かぶものなのではないかと思います。
全ての子どもたちの明日が、健やかで笑顔あふれるものであって欲しい。
心の叫びに気づき、手を差し伸べる大人が沢山いる世の中であって欲しい。
湊かなえさんがあとがきでおっしゃっていた事を、この作品のタイトルに深く、深く、感じることができました。
「さすらいの唄」の主人公もある種の願いを持っていて、それを作った私もまた願いを持って制作した曲です。
この作品が持つメッセージが、たくさんの方の心に届いてくれることを願っています。
【リリース情報】
「さすらいの唄」
配信URL:https://URU.lnk.to/MAr5U6

【映画情報】
映画『未来』
2026年5月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
黒島結菜
山﨑七海 坂東龍汰 細田佳央太 近藤華
松坂桃李 北川景子
原作:湊かなえ『未来』(双葉文庫)
監督:瀬々敬久
脚本:加藤良太
製作幹事:東京テアトル U-NEXT
配給:東京テアトル
企画・制作プロダクション:松竹撮影所
Ⓒ2026 映画「未来」製作委員会 Ⓒ湊かなえ/双葉社
[あらすじ]
複雑な家庭環境で育ちながらも、祖母の期待に応えて教師になるという夢を叶えた真唯子。
彼女の教え子・章子のもとにある日、一通の手紙が届く。差出人は――「20年後のわたし」。
半信半疑のまま返事を書くことで、父を亡くした悲しみや、心を閉ざした母との孤独な日々に耐えていた章子だが、母の新しい恋人からの暴力、壮絶ないじめ、そして信じがたい事実が彼女を容赦なく追い詰めていく。深い絶望の中、章子は唯一心を通わせる友人・亜里沙と「親を殺す」という禁断の計画を立てるのだった。
そんな章子を救おうと真唯子は、残酷な現実と社会の理不尽さに押しつぶされそうになりながら、それでも手を差し伸べようとするが――。
誰もが過酷な運命に吞み込まれようとする中で、「未来のわたし」からの手紙が導くのは、希望か。それとも、さらなる絶望か――。
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