4人組HIPHOPクルーTHE SAMURAI SQUADが、11月26日のメンバー4名によるソロシングルをキングレコード内レーベルHEROIC LINEの新人発掘育成プロジェクト「DO IT OURSELVES.」から同時リリースした。それに伴い、12月9日から4日間連続で21:00よりミュージックビデオを公開する。
 今回の企画では、4作品すべてで異なる同世代の映像ディレクターを起用。新進気鋭クリエイターとTHE SAMURAI SQUADのタッグが生み出す、多様な映像表現にも注目が集まっている。

加えて、今回タッグを組んだ若手ディレクター陣はKondo Keima、URAKEN、KOSEI、Ryuji Nakayama。いずれもTHE SAMURAI SQUADと同年代であることも大きなポイントだ。互いのクリエイティブ活動を通して意気投合したことがきっかけとなり、このプロジェクトが加速したという。

Whoopee Bomb「Praying for you」を手がけた近藤圭眞は、構図と絵作りの巧みさに定評があるクリエイター。ゲーム世界と現実世界を行き来するという大胆な発想を、緻密なビジュアル設計で成立させた。

Seeker4L「Maria」の監督を務めたURAKENは、ユニークなカット割りとリズミカルな編集を武器に、楽曲の爽快感を鮮やかに映像化。「全部自分でコントロールしたかったので、ミニマムな体制で制作に挑みました」と語るように、少人数体制だからこそ可能な一体感のある世界観づくりが光る。

雀悟「ビリ」を担当した監督のKOSEIは、実写映像作品・ディレクションともに本作が初挑戦となる新鋭。学生時代にはアニメーターとして活動しており、その経験を生かした勢いあるカット運びが特徴だ。さらに本人は「アーティストと一対一で深く話し込み、楽曲ができた真意を紐解いた。込められた哲学を再解釈して、ストーリーにぶつけた」と語っており、デビュー作ながらも楽曲理解に根ざした緻密な物語構築が光る。

MAX!!!「へっちゃらさ」の監督を務めたRyuji Nakayamaも、ディレクター初挑戦の若手クリエイター。学生時代から数多くの現場で鍛えた映像経験を存分に発揮した、物語性と勢いを両立させた彼ならではの若さあふれるパワフルな作品へと仕上げている。

ソロシングル4曲の世界観がどのように可視化されるのか、音楽ファン・映像ファンともに見逃せない4日間となる。告知等は各種SNSでの発信となるのでお見逃しなく。

Whoopee Bomb「Praying for you」

Director:Kondo Keima
MV公開:12/9 21:00
失恋の喪失感を抱えながら、ゲームに没頭する姿を描いた本作。実際にゲームを制作し、Whoopee Bomb自身がゲーム世界に登場するという“現実逃避”を大胆に可視化した映像が印象的だ。
 若手ディレクターによる斬新なアプローチが、楽曲の繊細な感情表現を際立たせている。

Seeker4L「Maria」

Director:URAKEN
MV公開:12/10 21:00
都会の原宿から海辺の辻堂へ向かう一日を、楽曲の持つ「明るく爽快」な質感と共に描いたロードムービー風の作品。
 本作を手がけた若手ディレクターの軽やかな映像センスが、楽曲に宿るポップさと前向きさをより鮮やかに引き立てている。

雀悟「ビリ」

Director:KOSEI
MV公開:12/11 21:00
「才能がない自分が、ビリから駆け上がる」というテーマを軸に、雀悟本人がどん底からの“再起”を演じるストーリーMV。
 競馬・ボートレースのモチーフとリンクした疾走感あふれる演出は、担当ディレクターのスピード感ある映像表現が存分に発揮されている。

MAX!!!「へっちゃらさ」

Director:Ryuji Nakayama
MV公開:12/12 21:00
失恋をテーマに、主人公MAX!!!と元恋人が過ごした日々の温かい記憶を丁寧に紡いだ作品。
元カノ役には、CMや広告で活躍する若手女優・モデルの咲音が出演。
クライマックスでは、サプライズ演出が挿入され、映像全体をエモーショナルに締めくくる。
ここでも若手ディレクターが柔らかな質感とストーリーテリングで世界観を構築している。

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