一昨年に惜しまれつつ、この世を去ったフジコ・ヘミングの代名詞的な楽曲である、リストの「ラ・カンパネラ」の未発表音源を収録した追悼ベスト・アルバムがリリース。

今まで発売されていなかった幻の「ラ・カンパネラ」のオリジナル・レコーディング・ヴァージョンと、同じくリストの「いずこへ」の別ヴァージョンと、2曲の未発表ヴァージョンを収録。


国内外に衝撃をもって迎えられたピアニスト、フジコ・ヘミング。 
ミリオンセラーを記録したクラシック史上に残るデビュー・アルバム「奇跡のカンパネラ」のレコーディングは、1999年5月に那須野が原ハーモニーホールで行われたが、フジコ・ヘミングの代名詞とも言うべき「ラ・カンパネラ」は、翌6月にビクタースタジオでレコーディングされたテイクがアルバムに収録された為、那須野が原でレコーディングされた「ラ・カンパネラ」は、未発表のまま存在を忘れられていたもの。 昨年夏頃に当時の関係者の証言により、その存在が明らかになり、アーカイヴを探した所、マスターテープが発見され、実に4半世紀後のリリースの運びとなった。

更に、翌年の「憂愁のノクターン」でレコーディングされたリストの「いずこへ」の未発表ヴァージョンの存在も確認され、計2曲の未発表音源が発見された。

デビュー・アルバム『奇跡のカンパネラ』、続いて『憂愁のノクターン』で、クラシックでは史上初の快挙となる、2年連続「日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞(00年、01年)。 

更に04年、『フジ子・ヘミングの奇蹟』、翌05年『フジ子・ヘミング こころの軌跡』で再び2年連続「日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

4度の受賞はクラシック史上初の快挙(全てビクターエンタテインメントよりリリース)。

本作はフジコ・ヘミングのメジャーデビュー時の、最も演奏の良い時期にレコーディングされた作品を纏めた究極のベスト・アルバムである。

4月21日に亡くなった、フジコ・ヘミングを追悼し4月22日に発売。

フジコ・ヘミング 『永遠のカンパネラ~フジコ・ヘミング・ベスト』

発売日:2026年4月22日(水)
フォーマット:CD2枚組
価格 : 定価3,300円 (税抜価格 ¥3,000)
品番 : VICC-60959-60 
発売・販売:ビクターエンタテインメント

■収録曲:
DISC 1
01. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲tS.141の3)(リスト編曲)(奇跡のカンパネラ・未発表オリジナル・ヴァージョン)
02. ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244の2
03. 泉のほとりで(巡礼の年 第1年「スイス」 S.160の4)
04. 小鳥に説教するアッシジの聖フランシス(伝説 S.175の1)(リスト)
05. ため息(3つの演奏会用練習曲 S.144の3)(リスト)
06. 愛の夢 第3番 変イ長調 S.541の3 
07. ます(シューベルト歌曲トランスクリプション S.564)
08. 乙女の願い(ショパン:歌曲トランスクリプション S.480-1)(リスト)
09. 春の夜(シューマン-歌曲トランスクリプション S.568)
10 葬送曲(詩的で宗教的な調べ S.173の7) 

DISC 2
ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9の2 
02. ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9の1(ショパン)
03. ノクターン 第20番 嬰ハ短調 遺作(ショパン)
04. エチュード ハ短調 「革命」作品10の12(ショパン)
05. エチュード イ短調 「木枯し」作品25の11(ショパン)
06. エチュード 第1番 変イ長調「エオリアン・ハープ」 作品25の1
07. エチュード 第7番 嬰ハ短調 作品25の7 
08. プレリュード ト長調 作品28の3(ショパン)
09. プレリュード イ長調 作品28の7(ショパン)
10. プレリュード ロ長調 作品28の11(ショパン)
11. プレリュード ヘ長調 作品28の23(ショパン)
12. 即興曲 変ト長調 作品90の3(D.899-3)(シューベルト)
13. ハンガリー舞曲 第5番 嬰ヘ短調(ブラームス)
14. Ⅰ.パゴダ(塔)(ドビュッシー:版画)
15. Ⅱ.グラナダの夕べ(ドビュッシー:版画)
16. Ⅲ.雨の庭(ドビュッシー:版画)
17. 月の光(「ベルガマスク組曲」より)(ドビュッシー)
18. ラ・カンパネラ(パガニーニによる大練習曲 S.141の3)
19. いずこへ(シューベルト歌曲トランスクリプション S.565-5)(リスト編曲)(未発表オルタナティヴ・ヴァージョン)

【永遠のカンパネラ~フジコ・ヘミング・ベスト】
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VICC-60959.html

【配信リリース情報】
ストリーミングサービスおよびiTunes Store、レコチョク、moraなど主要ダウンロードサービスにて4月22日より配信スタート!
※音楽ストリーミングサービス:Apple Music、Spotify、YouTube Music、LINE MUSIC、Amazon Music、Deezer、AWA、Rakuten Music、KKBOX、Qobuz

【フジコ・ヘミング プロフィール】

本名、イングリット・フジ子・へミング。
日本人ピアニストの母、大月投網子とロシア系スウェーデン人画家/建築家ジョスタ・ジョルジ・ヘミングを両親としてベルリンに生まれる。母の手ひとつで東京に育ち、レオニード・クロイツアーに師事、青山学院、芸大を経てNHK毎日コンクール賞、他受賞。
渡辺暁雄指揮日本フィルなど数多くの国内オーケストラと共演。
たまたま来日中のサムソン・フランソワは日比谷でフジ子のショパン・リストの演奏を聴き絶賛。その後、ベルリン国立音楽学校を優秀な成績で卒業。以後、長年にわたりヨーロッパ在住、演奏家としてのキャリアを積む。ウィーンでは後見人でもあったパウル・バドウーラ・スコダに師事。今世紀最大の一人といわれる作曲家・指揮者のブルーノ・マデルナにウィーンで才能を認められ、彼のソリストとして契約したことは彼女が最も誇りとしているところのひとつである。ちなみにこの成約に際しては、彼女の演奏に感銘を受けたレオナード・バーンスタインからの支持/援助もあった。
ヨーロッパでの多くの演奏会はオーケストラとの共演もふくめて大成功をおさめた。 1968年すでにドイツの代表的新聞は「日本から“ピアニスト”が出た」「ショパンとリストを弾くために生まれてきたピアニスト」と報じている。ドイツ、オーストリア、スウェーデンでの演奏収録番組は好評につきたびたび放送された。
NHKより制作・放送されたETV特集「フジ子~ピアニストの軌跡」は大反響を呼び、再、再々放送。また2003年フジテレビ系全国ネットで放送された、愛と感動の特別ドラマ企画『フジ子・ヘミングの軌跡』もやはり大反響を呼び、再放送となった。
アルバム『奇跡のカンパネラ』『憂愁のノクターン』で、クラシックでは史上初の快挙となる、2年連続「日本ゴールドディスク大賞 クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞(第14回、第15回)、2004年『フジ子・ヘミングの奇蹟~リスト&ショパン名曲集』、そして翌年『フジ子・ヘミング こころの軌跡』で再び2年連続同賞を受賞する(第18回、19回)。 4度の受賞もやはりクラシックでは史上初の快挙である。
2023年11月2日 自宅の階段から転落し入院。復帰を目指し治療とリハビリに励んでいた所、2024年3月に行った検査の結果すい臓がんと診断され療養を続けていたが、4月21日に容態が急変、 午前3時25分 神の御許に旅立つ。

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