5月17日にスタートした、Ayumu Imazu史上最大規模の全国ツアー『Ayumu Imazu The CLASSIC TOUR 2026』が、7月24日の大阪・なんばHatch公演をもって閉幕。4年ぶりのアルバム『CLASSIC』を引っ提げて行われた本ツアーは、全公演ソールドアウトを記録した。
ここでは、6月21日に開催された、東京・Zepp DiverCity公演のオフィシャルレポートをお届けする。
Ayumu Imazuは、4年ぶりとなるアルバムを制作するにあたって、「自分はどういうアーティストであるか」を、とことん考え抜いて突き詰めたという。そこで導き出したアンサーが、「CLASSIC」だ。時が経っても色褪せない音楽。たとえ時代を象徴する流行歌になったとしても、何年後に聴き返してもいいと感じられる音楽。そういった音楽を生み出すと心に決めて、新たなAyumu Imazu像を作り上げることに挑んだ。
そんな新フェーズで魅せる『Ayumu Imazu The CLASSIC TOUR 2026』は、歌唱、ダンスパフォーマンス、コレオグラフ、ソングライティング、日本語と英語を自在に操るバイリンガルとしての表現力、そのどれを取ってもズバ抜けたプロフェッショナルスキルを持っているのがAyumu Imazuだということを見事に証明する内容だった。こんなスーパーマルチアーティスト、日本の音楽シーンを見渡してもなかなかいない。このライブは、そんな稀有な才能が爆発すると同時に、日本における新たなポップアーティスト像が生まれる瞬間を目撃する機会でもあったように思う。きっとこの先はAyumu Imazuが、アーティストを夢見る誰かにとっての道標となるのだろう。マイケル・ジャクソンに、Ayumu Imazuの人生が照らされたように。
マイケル・ジャクソンの“Don't Stop 'Til You Get Enough”がBGMとして流れる中、時計の針が19時を指した頃、アウトロで徐々に音量が大きくなり、曲が終わると同時に会場は暗転した。まず登場したのは、バンドメンバーである齋藤大陽(Ba)、工藤寛丈(Key)、直井弦太(Dr)。SEに合わせて直井がドラムを響かせ、期待感を高めていく。続いて6人のダンサーがポジションについたところで、ついにAyumu Imazuが姿を現した。
ステージが黄色に照らされる中、“CLASSIC”のイントロが鳴り始めると、会場からは大歓声が湧き起こった。Ayumu Imazuが足を高く上げて一歩前へ踏み出せば、開幕の合図だ。歌詞の通りに頭から耳の奥を掴み、ダンスやフォーメーションはもちろん、黄色の手袋を装着した手の動きまでも演出として機能させる。その色彩設計まで含めて、聴覚・視覚の双方に訴えかける芸術を1曲目から作り上げた。
その後はダンサーたちがはけてAyumu Imazuとバンドメンバーだけがステージに残り、マイクスタンドを置いて“Jetlag Romance”、“Sugar Rush”を歌い届けた。たとえば“Sugar Rush”では、キーボードとスネアのビートが交互に織りなすトラックに歌を乗せて、全身で心地よさを感じられる音楽を生み出す。Ayumu Imazuというアーティストは、歌の中で日本語と英語の発声を巧みに操るだけでなく、全体的なリズムや流れも緻密に構築して、とにかく人間が「気持ちいい」と感じる楽曲を作ることに長けている。“HONEYCOMB”でマイクを回してキャッチするだけでオーディエンスが歓声を上げたくなるような流れを作ったのも、彼ならではの手腕だ。
事前のインタビューで「ライブでも絶対に楽しい曲」と断言していた“GG”では、コール&レスポンスが起こり、サビに入ればフロアが飛び跳ねるほどの爆発力を見せた。その次は、ニューアルバム『CLASSIC』の楽曲が主体のこの日のセットリストの中に、“BANDAGE”や“Obsessed”と、これまでの楽曲を挟んで流れを作る。やはり人間という生き物が、言語も意味も超えて心地いいと感じる抜群な流れを、Ayumu Imazuは巧みに作り上げる。
次のゾーンではAyumu Imazuが白いテレキャスターを担ぎ、バンドとともに“THRIFTED”を鳴らすと、それまで縦ノリだったフロアは横に揺れ始めた。そのあとは「今回のツアーはバンドを連れてやっているので、せっかくならみなさんからリクエストを聞こうかな」と即興コーナーが始まった。オーディエンスがさまざまな曲名を挙げる中、“破片”をピックアップ。バンドメンバーとコードを確認する場面は、まるでリハーサルスタジオのワンシーンを覗いているようだった。Aメロはギター弾き語りで歌い上げ、Bメロ以降はインディロック要素のあるバンドとしての風格も漂わせ、ここでまたAyumi Imazuというアーティストの多面的な魅力を思い知らされる。「もう1曲やろうかな」と、男性からのリクエストに応えた“Lonely Boy”では、「トゥルル?」のコール&レスポンスが自然発生。Ayumu Imazuも「みんなとセッションしてる感じが楽しかったです」と笑顔を見せた。
そして、「目の前にいる大事な人とか、いつも支えてくれている人とか、些細な幸せとかを見逃してしまいがちやなって、自分でも思うし、そういう時代で生きているなって思うんですけど。この曲は、自分が大事にしたいものや人に、改めて感謝の気持ちを込めて作った曲です。みなさんの頭の中で大事な人や今日一緒に来た人を思い浮かべながら聴いてくれたら嬉しいです」と言葉を添えて、ひとりスポットライトを浴びてギターをかき鳴らしながら“あなたといたい”を丁寧に歌い始めた。そのまま、『CLASSIC』の中でも特に自分のことを丸裸にして書いた“OTHER SIDE”。その2曲では、心の深い部分で聴き手とつながる、彼の歌とリリックの魅力が輝いていた。
そのあとは、またガラッと空気を変えてきた。バンドと照明のセッションから、RAPHA、TAIGA、RIKI HONDA、MATHEW、KANAME、TAKARA、そしてAyumu Imazuのダンスブレイクを一人ずつつなげて湧かせると、“HOWL”、“MISS INTERNATIONAL”、“BOUNCE BACK”、“Bassline”、“Superstar”を畳み掛ける。「楽しんでますか!」という掛け声が投げられるが、こちらはAyumu Imazuのスーパースターっぷりに息を呑んでいる状態だ。
“Elevate”が始まると、最大のサプライズが待ち受けていた。この曲だけ撮影OKで、オーディエンスはスマホを掲げながら楽しんでいる状況。そんな中、曲の途中に突然「重大発表があります」と、グルーヴィーな演奏が止まった。そしてAyumu Imazuだけがスポットライトに照らされると、「2027年1月31日、日本武道館でライブするぞ!」とシャウト。間を置かずにそのままラストパートを歌い終えると、会場の熱狂はピークに達した。
「ファンのみなさんのおかげです。本当にいつもありがとう。6年間、いろんなチャレンジも試行錯誤もしたり、いろんなジャンルの曲を作ったり、本当に色々考えてきて。受け取る人たちがどうやったら喜んでくれるのだろう、どういう曲を求めてくれているのだろうとかを考えながら……アーティストって、不安になる職業なんですよね。不安だし、孤独なんですけど、こんなにたくさんの前でこんなに素敵な報告ができることを嬉しく思っています」
そう語ると、温かい拍手が湧いた。ラストは、Ayumu Imazuの日本語の詩の力が際立つ“Home”。リリックをスクリーンに映し出しながら、白い光がうしろから射す中、歪んだギターやドラマティックに広がるドラム、そしてAyumu Imazuのシャウト混じりの歌が、孤独や焦燥感が溢れるスタボロな心に寄り添いながらも奮い立たせてくれる。ここまでの17曲を経て、まだ心の中にわずかに残っているネガティブなものも全部浄化してくれるようなエンディングだった。
アンコールでは、隣の人と肩を組んで頭を前後に揺らすことを誘ってピースフルな空間ができあがった“Where Do We Go!”、Ayumu Imazuなりのシティポップ“MAGICAL”をプレゼント。武道館を「今まで見てきた中で一番やばいライブにすることを約束する」と宣言して、この日のライブを終えた。
一体、この人には音楽がどう聴こえているのだろう。この人の身体には、リズムというものがどんなふうに流れているのだろう。頭の中で、何を想像しているのだろう。そんな好奇心を掻き立てられるほど驚きと感動の多い、スーパーマルチアーティスト・Ayumu Imazuのライブだった。まだまだ彼の頭の中には、形にしきれてないものがあるのだろう。それを世界中の老若男女に届けてくれる未来を楽しみに思う。
テキスト:矢島由佳子
ⒸAZUSA TAKADA
<LIVE INFO>
「Ayumu Imazu LIVE 2027 at 日本武道館」
日程:2027年1月31日 (日) (OPEN 17:00 / START 18:00)
会場:東京 日本武道館
お問い合わせ:SOGO TOKYO(https://sogotokyo.com/)
TEL:03-3405-9999(月〜土 12:00〜13:00/16:00〜19:00※日曜・祝日を除く)
▼チケット受付
①Ayumu Imazu Official Fan Club先行(抽選)
受付期間:6/21(日)20:00〜6/28(日)23:59
https://ayumuimazu-official.com/news/20270131/
▼チケット料金
指定席:9,800円(税込)
アップグレード限定オリジナルTシャツ付き:17,000円(税込)
※オリジナルTシャツ付きチケット 9,800円 (税込) + アップグレード 7,200円(税込)
※アップグレードチケット特典内容:優良座席/オリジナルTシャツ付き
※アップグレードの詳細は後日お知らせいたします。
※アップグレード限定オリジナルTシャツ付きは、Ayumu Imazu Official Fan Club先行にご当選され、ご入金いただいた方のみが、後日アップグレード抽選受付へお申し込み可能となる座席です。
※お一人様4枚まで
<RELEASE INFO>
■2026年5月13日(水) 発売
Ayumu Imazu 2nd Album 『CLASSIC』
https://Ayumu-Imazu.lnk.to/CLASSICPR
特設サイト:
https://sp.universal-music.co.jp/ayumu-imazu/classic/
通常盤
CDのみ
価格:3,300円(税抜)
品番:TYCT-60264
初回限定盤
CD+DVD+フォトブック全60P(デジパックトールサイズ仕様)
価格:7,000円(税抜)
品番:TYCT-69386
【Ayumu Imazuプロフィール】
2000年5月12日生まれ。大阪府出身のシンガーソングライター、ダンサー、コレオグラファー、プロデューサー。作詞・作曲からダンスの振付までを自ら手がけ、日本語・英語のバイリンガルを武器に、圧倒的なダンスパフォーマンスと魅力的な歌声で世界へ発信するZ世代を代表するグローバルアーティスト。6歳よりダンスを始め、14歳から約3年半ニューヨークへ留学。2021年8月にメジャーデビュー。2024年リリースの「Obsessed」がSNSをきっかけに世界的ヒットを記録し、第66回 輝く!日本レコード大賞「企画賞」を受賞。2025年に東京国際フォーラムで開催されたワンマンライブはソールドアウト。今年5月には自身2作目となるアルバム『CLASSIC』を発売し、同月から全国ツアーを開催。そして、2027年1月31日には日本武道館公演の開催が決定している。
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