常に革新を続け、今なお多くのミュージシャンに影響を与えているジャズ史上最大のカリスマ、ジョン・コルトレーンが今年9月に生誕100周年を迎える。それを記念し、未発表音源のリリースや再発作品、コンサートなど、世界各地でさまざまな取り組みが進行中だが、日本でも「COLTRANE 100」プロジェクトが始動する。
まずは、「レコード・ストア・デイ 2026」で初公開となる長年“伝説”とされてきた未発表ライヴ録音『タイベリ・テープス~イントロダクション』が日本独自企画でSHM-CDにて6月24日にリリースされることが決定した。
『タイベリ・テープス』は、1961年から1965年にかけてニューヨークおよびフィラデルフィアのジャズ・クラブで、サックス奏者フランク・タイベリが自ら機材を持ち込み、コルトレーンの演奏を録音した音源。そのテープは長年ごく限られた関係者の間でのみ知られる“秘蔵音源”として語り継がれ、全盛期のコルトレーンの演奏とその思考の一端を垣間見ることができる資料として高い関心を集めてきた。
『タイベリ・テープス~イントロダクション』は、その音源から未発表演奏2曲を収録した先行盤であり、日本のみCDで特別にリリースとなる。クラブという空間でのより自由で拡張された演奏は、コルトレーンの即興表現の核心に迫る内容となっている。また、同音源の全貌を収めた完全版は2026年9月にリリース予定とのこと。
さらに、インパルス・レーベル在籍時の15作品と、プレスティッジ・レーベル在籍時の12作品が、それぞれ6月と7月に日本独自企画シリーズ「コルトレーン@100~生誕100周年記念UHQCDコレクション」として高音質UHQCDにてリリースされる。
また、海外では、コルトレーンの代表作『至上の愛』が40年ぶりにカセットテープで発売された。加えて、1961年11月1日~3日、5日の4日間、NYグリニッチ・ヴィレッジの中心にある歴史的なジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードにて、ジョン・コルトレーンと彼のカルテットが繰り広げた22曲の画期的な演奏を全曲収録し、演奏順に並べられた完全版『The Complete Village Vanguard Recordings』が史上初めてアナログ盤でリリースされている。
今後も9月23日の生誕100年の誕生日に向けて今後もライヴ、映像、アートなど多角的に展開される予定となっており、目が離せない。
