先日、テイク・ザットのサード・スタジオ・アルバム『ノーバディ・エルス (NOBODY ELSE)』30周年記念エディションが6月6日(金)にリリースされることが発表されたが、5月8日(木)にテイク・ザットのハワード・ドナルドが30周年記念エディションのために制作した「ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ」のリミックス・ヴァージョンの配信がスタートとなった。

この「ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ(ハワード・ドナルドズ 2025 リミックス)」は感動的なバラードのオリジナルをダンスフロア向けのノリノリの神曲へと変貌させており、ハワードの特徴的なハウス・ビート、つられてしまいそうなグルーヴ、肉厚なベースラインの陶酔的なミックスとなっている。

ハワードのコメント:

ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ」のオリジナル・リリースがデヴィッド・モラレスのプロデュースによるものだったということで、ダンスにフォーカスしたリミックスを作ろうとひらめいたんだ。彼の音楽スタイルを解釈するにあたって、自分がクラブでぜひプレイしたくなるようなものという考えを基盤にアプローチした。みんなが聴きながら楽しい時間をすごしている姿を思い描いてね!友人のニック・シェルドンと一緒に取り組むのは本当に楽しかった。それがトラックから伝わってくるといいね!

1995年5月8日にオリジナル盤がリリースされた『ノーバディ・エルス』は彼らのサード・アルバム。ファンに人気の「バック・フォー・グッド」、「シュア」、「ネヴァー・フォゲット」など、彼らの90年代最大のヒット曲の多くが収録されている。また、1996年に1度目の解散を行う前に5人組としてレコーディングされた最後のスタジオ・アルバムとなったため、バンドの歴史においても痛烈な時点を記す作品でもある。30周年記念エディションはデラックス・マーブル・オレンジ・ヴァイナルのLP2枚組、透明ピンク・ヴァイナルの1枚もの(テイク・ザットのオフィシャル・ストア限定)といったスペシャル・コレクターズ・エディション、黒ヴァイナルの1枚もの、CD2枚組、デジタル版が入手可能となる。同作がヴァイナルでリリースされるのは初。

30周年記念エディションのLP2枚組、CD2枚組、デジタル版には、当時日本盤限定ボーナス・トラックだった「オール・ザット・マターズ・トゥ・ミー」や、1995年の『ノーバディ・エルス・ツアー』からの未発表ライヴ・トラック、さらにはハワード・ドナルドによる「ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ」の最新リミックスなど、レア音源や未発表トラックを含むボーナス音源が収録される。

30周年記念エディション発売の発表があった4月10日(木)に「オール・ザット・マターズ・トゥ・ミー」(発売当時の日本盤限定ボーナス・トラック)の配信がスタートしているが、第二弾として本日5月8日(木)に「ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ(ハワード・ドナルドズ 2025 リミックス)」の配信がスタートとなった。

テイク・ザットは1989年に5人組として結成された。
初期の2作がそれぞれ2位と1位にチャート・インしたことにより、すぐさま成功を享受した。サード・アルバム『ノーバディ・エルス』は600万枚以上を売り上げ、11ヶ国でチャートの首位を獲得し、彼らの世界制覇を確かなものにした。メンバー、ロビー・ウィリアムスの脱退がきっかけとなり1996年に解散、流浪の9年間ののち、残った4人のメンバーで2005年の『ジ・アルティメット・ツアー』のために再結成。これがイギリス音楽史上有数のカムバックの火蓋を切り、テイク・ザットはわずか4年のうちに3作のナンバー1アルバムをリリースすることになる。
2011年の『プログレス』でロビーが復帰すると、アルバムは21世紀最速売り上げ、ツアーは史上最速売り上げのイギリス記録を更新。ウィリアムスの2度目の脱退とジェイソン・オレンジの脱退を経て、残った3人のメンバーは『スリー』と2017年の『ワンダーランド』をリリースし、それぞれプラチナとゴールドの認定を受けた。
彼らは結成30周年を記念し、2018年に『オデッセイ』をリリース。30年にわたるキャリアから、最大のヒット曲の一部を見事に再考したバージョンをまとめたグレイテスト・ヒッツの同作はチャートで初登場1位となり、その後間もなく2019年に行われたイギリスとヨーロッパでスタジアム&アリーナ・ツアーも高い評価を博した。2023年にリリースされた9作目のスタジオ・アルバム『ディス・ライフ』は彼らにとって9作目のナンバー1アルバムとなり、同年イギリスで最も売れた作品となった。その枚数はトップ25入りした全作品の合計よりも多い。

■「ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ(ハワード・ドナルドズ 2025 リミックス)」の試聴はこちらから
https://SonyMusicJapan.lnk.to/TakeThat_hoyl

■「オール・ザット・マターズ・トゥ・ミー」(発売当時の日本盤限定ボーナス・トラック)の試聴はこちらから
https://SonyMusicJapan.lnk.to/TakeThat_atmtm

『ノーバディ・エルス』30周年記念エディション

2025年6月6日(金)全世界同時発売(※DL&配信も同時リリース) 

<オリジナル・アルバム収録曲 (All formats)>
A1. シュア  Sure
A2. バック・フォー・グッド  Back For Good – Radio Mix
A3. エヴリ・ガイ  Every Guy
A4. サンデイ・トゥ・サタデイ  Sunday To Saturday
A5. ノーバディ・エルス  Nobody Else
A6. ネヴァー・フォゲット  Never Forget
B1. ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ  Hanging Onto Your Love
B2. ホールディング・バック・ザ・ティアーズ  Holding Back The Tears
B3. ヘイト・イット  Hate It
B4. レディ・トゥナイト  Lady Tonight
B5. ザ・デイ・アフター・トゥモロウ  The Day After Tomorrow

<ボーナス・トラック (2LP, 2CD and Digital ONLY)>
C1. オール・ザット・マターズ・トゥ・ミー(発売当時の日本盤限定ボーナス・トラック)  All That Matters To Me – Japanese Edition Bonus Track *
C2. ハンギング・オントゥ・ユア・ラヴ(ハワード・ドナルドズ 2025 リミックス)  Hanging Onto Your Love – Howard Donald’s 2025 Remix *
C3. シュア(フル・プレッシャー・ミックス)  Sure – Full Pressure Mix
C4. バック・フォー・グッド(アーバン・ミックス) Back For Good – Urban Mix
D1. 愛はきらめきの中に  How Deep Is Your Love
D2. レディ・トゥナイト(ライヴ)  Lady Tonight - Live*
D3. サンデイ・トゥ・サタデ(ライヴ)  Sunday To Saturday  – Live *
D4. エヴリ・ガイ(ライヴ)  Every Guy – Live
*previously unreleased or rare tracks

テイク・ザットPROFILE

イギリス、マンチェスターで結成されたポップ・グループ。結成時のメンバーはゲイリー・バーロウ、マーク・オーエン、ハワード・ドナルド、ジェイソン・オレンジ、ロビー・ウィリアムスの5人。1991年に自主制作のシングルを発表したところ、話題を呼び、同年秋にRCAと契約。1992年に「イット・オンリー・テイクス・ア・ミニット」(全英7位)から火がつき、1993年にリリースした「Pray」ではチャートのトップまで駆けあがる大ヒットを記録。続く、「リライト・マイ・ファイア」(1993年)、「ベイブ」(1993年)、「エヴリシング・チェンジズ」(1994年)まで、連続4曲が全英1位を獲得し、名実ともにビッグ・グループの仲間入りを果たした。ロビー・ウィリアムスが脱退した1995年には「バック・フォー・グッド」 (全米7位)でアメリカ進出を果たすが、翌1996年2月にグループの解散を表明。アルバムではデビュー・アルバムの『テイク・ザット&パーティ』(1992年)が全英2位、セカンド・アルバム『エヴリシング・チェンジズ』(1993年)とサード・アルバム『ノーバディ・エルス』(1995年)が全英1位を獲得。解散後にリリースした『グレイテスト・ヒッツ』も全英1位。英国で500万枚、英国以外の国で800万枚以上のアルバム・セースルをあげ、シングルの全英No.1が8曲、トップ10ヒットが6曲。まさに90年代を代表するUKポップ・アイドル・グループとして一時代を築いた。
2006年4月からロビー・ウィリアムスを除く4人組で再結成ツアーを行う。2006年11月に再結成後初のアルバム『ビューティフル・ワールド』(2006年)をリリースし、全英1位となる大ヒットを記録。『ザ・サーカス』(2008年)も前作に続き、全英No.1を獲得。2010年、ロビー・ウィリアムスが復帰してリリースした『プログレス』も全英1位を獲得。発売一週間で52万枚を売り上げ、イギリス音楽史上初週で最も売れたアルバムとなった。2011年にロビーは2度目の脱退、そして2014年にはジェイソン・オレンジも脱退。残った3人で『スリー』(2014年)と『ワンダーランド』(2017年)リリース。前者は全英1位/プラチナム、後者は全英2位/ゴールド・セールスを達成。2018年には結成30周年を記念したベスト・アルバム『オデッセイ〜グレイテスト・ヒッツ』を発売。全英5位を記録。2023年、4年ぶりに再始動し9枚目のスタジオ・アルバム『ディス・ライフ』をリリース。全英1位の大ヒットを記録。2024年11月に29年ぶりとなる来日公演『THIS LIFE ON TOUR 2024 TOKYO』が行われ、日本のファンを喜ばせた。

テイク・ザット 関連リンク

一覧へ戻る