総勢12名の大所帯バンドTHE BERSERKERSが、想いが詰まった硬派な1stアルバム「THE BERSERKERS」7月2日にリリースした。
2024年後半から制作環境を大幅にアップデートし、サウンドの探求もさらに進化させたバンド、THE BERSERKERSが半年以上の時間を費やし、ついに初のアルバム作品を完成。レゲエ/ダブミュージックに心を奪われた総勢12人の大所帯バンドが、この作品を通じて今の時代にREBEL MUSIC(=反抗の唄)を訴えかけている。思い返せば2020年から数年続いたパンデミックによる世界の混乱と、身近な生活に大きな変調を強いられてきた20代の彼らが声を大にして訴えたいメッセージは、このアルバムという形で、いわゆる一つの「決意」ともいえる傑作に仕上がっている。
5/29リリース「怒られたくないな」、6/11リリース「wolves」など先行配信シングルでは、Buffalo DaughterやFISHMANSのエンジニアリングを手掛けているZAK氏によって、彼らの伝えたい世界観がより具体的な形で表現されている。
歌詞=言葉のメッセージでは、筋だった論理や端正で聞こえのよい表現に対して徹底的に抵抗している。すでにある概念では説明のつかないものがこの世にはまだまだたくさんあり、それらは日々の暮らしの中では忌避されがち。その想いを、音楽=歌というなめらかな表現方法を借りて、あえてそんなひっかかりのあるモチーフたちの描写に、アルバム収録楽曲それぞれのストーリーごとに挑戦している。
サウンドや演奏パフォーマンスという観点では、メンバー個々に思い描く、この類の音楽へのピュアな憧れを詰め混んでいる様子が窺える。ひとりひとりの個性あふれる音楽遍歴の中で培われた、「こんな音が挟まっていると、音楽ファンは聴かざるを得なくなるのではないか」というイメージが、音色やグルーヴによって具体化され、全体に、そして時に断片的に盛り込まれている。とある学生ワールドミュージックコミュニティで出会った彼らは、当時からレゲエ/ダブミュージックに親しんでいたことで、今作でも、そうした影響がこれまで以上に色濃く反映されている。しかしそれだけではなく、音楽的根源はゲームミュージック、UKロック、クラシック等々、メンバーそれぞれの多岐にわたる音楽キャリアにも、許されるところまでふんだんにフォーカスされている作品であることが見受けられる。
配信リリース後も、フィジカル製品としてCDやアナログレコードの発売も予定しており、さらに定期的なイベント出演/ライブ活動もスタンバイ中。本年からの躍動感あふれる活動が期待される。
米国発グラミーアワードの公式WEBサイトにて“From Trenchtown To Tokyo: The Riddim Of Japanese Reggae”と題した投稿の中でTHE BERSERKERSが紹介されている。これは「日本のレゲエミュージックの歩み~現代へ」といったテーマで記載された記事の中で、日本国内のレゲエミュージックシーンにおいてもニューカマーであるTHE BERSERKERSの名前が挙げられるほどに、これからの活動が期待されているグループとも考えられるトピックである。
<記事サイト>
https://www.grammy.com/news/japanese-reggae-history-current-artists-festivals-events
リリース情報
アルバムタイトル:THE BERSERKERS
2025年7月2日(水)リリース
アーティスト名:THE BERSERKERS(ザ・バーサーカーズ)
レーベル名:Honō no Riddim
配信URL:https://linkcloud.mu/7527a980
1: Intro
2: wolves
3: stranger
4: YDUB2
5: Penetration
6: 簡単には言い表せない何かについて
7: 怒られたくないな
8: そして、教えて
9: Standing by the Music
10: 終わりと始まり
■ライブ情報
アルバムリリース記念ライブ
渋谷LUSH「Live! THE BERSERKERS」
7/13(日)
開場:17:30 開演:18:00
https://www.toos.co.jp/lush/
森戸海岸OASISでのイベント「MEDS MUSIC x Amapinight」
7/20(日)
詳細はOASISの公式Instagramまで
https://www.instagram.com/oasis_jahnodebeach