歌手・山本譲二が、7月24日(水)にデビュー50周年記念曲第一弾として『妻よ・・・ありがとう』リリースすることを発表した。さらに、そのボーナストラックに初の試みとなるメタル楽曲『言論の自由』が収録されることも明かした。
『山本譲二メタル化計画』プロジェクトは「ジャンル問わず様々な音楽に耳を傾けてほしい」と常々感じていた山本のマネージャーが独断で始めた計画。第一弾は“山本譲二メタル風Tシャツ”の販売し、異例の売り上げを達成。第二弾として、演歌歌手としては異例の試みとなる“『みちのく忘れ雪』のイントロ弾いてみたギターコンテスト”をギター専門誌『ヤング・ギター』協力のもと開催。「山本譲二に何が起こっているのか」を合言葉に業界内を騒がせており、昨今では山本本人だけでなく仕掛けのマネージャーも取材に引っ張りだこだという。
今回山本が挑戦したメタル楽曲『言論の自由』は盟友・吉 幾三(作家表記:IKZO)が作詞・作曲を務めた。「お前(山本)がJ1、俺(吉)がJ2」という吉の呼びかけもあり、アーティスト名は“J&J”に決定。編曲にはアジア唯一のMETALLICA公認トリビュートバンドとして名高いHATTALLICAのKIRZが参戦。演歌・歌謡曲界では、正真正銘の重鎮2人に対してHATTALLICAが新たな風を吹かせることとなった。
また、4月に開催された「ギター弾いてみたコンテスト」 でグランプリを受賞した長谷川太一もギタリストとしてレコーディングに参加。レコーディングスタジオでのカオスな状況にも臆することなく、グランプリの名にふさわしい演奏を披露した。レコーディングを終え、長谷川氏は「錚々たるメンバーによる異色とも言える作品に参加させていただき光栄です!聞きどころ満載の曲になっているので、是非ご視聴ください」とコメント。
さらに長谷川氏がグランプリを受賞した「ギター弾いてみたコンテスト」の最終審査の模様が山本譲二公式YouTubeチャンネルにアップされている。山本だけでなく、ギター専門誌『ヤング・ギター』編集長の上田慎也氏、ギター講師の宮脇俊郎氏も審査員として参加しており、さらに宮脇氏の実演講座なども披露されている。最終審査では山本も気持ちが込み上がり、“山本譲二賞”を急遽設けることに。是非チェックしていただきたい。
一連の流れを受け、間もなくデビュー50周年を迎える山本譲二は「デビュー50年。50年目にしてこんなに叫んだレコーディングはありませんでした。吉と二人で息切れしながらJ&Jやってやりました。そしてHATTALLICAと長谷川くんという若くエネルギッシュな仲間と作り上げたこの曲は最高としか言いようがないです。乞うご期待ください!あ、でも『妻よ・・・ありがとう』と『恋しき孫』も沢山聞いてください(笑)」と語った。