今ツアーのテーマでもある四季を彩った映像が映し出された紗幕が落ち、メンバーが姿を現した瞬間、集まったバディ(ファンの呼称)の大歓声に包まれた会場。その熱気を全身で受け止めた彼らは、メジャー1stアルバム『THIS IS BUDDiiS』のリード曲「#KISSYOU」でライブをスタートさせた。ボタニカルな柄が施されたパステルカラーのセットアップ衣装に身を包んだ9人は、リムレスメガネをかけたSHOOT、髪をグリーン系のマーブルカラーに染めたFUMIYA、右サイドの髪を編み上げたSHOWなど、それぞれにこだわりのヘアメイクやファッションで公演にかける気合いを現し、その姿がステージ上のLEDビジョンに抜かれるたびにバディたちから大きな歓声を浴びていた。
FUMINORIの「待たせたな、幕張! みんなの声を聞かせてもらってもいいですか? 行くぜ!」という一声で始まった「Brightness」では、それまでステージ上段にいた9人が下のステージへ。バディの間でも人気の高いこの曲を、煌めく笑顔と軽やかなマイクリレーで歌い届けた。さらに9人は会場のボルテージを上げるべく、センターステージへと移動し「LÖVE ME」を披露。甘酸っぱい恋心を歌ったこの曲でバディたちをキュンとさせたかと思いきや、続く「more rain」では一転、ラテンの曲調に乗せて情熱的なパフォーマンスで観客を魅了した。
早くも最高潮な盛り上がりを見せるバディたちにTAKUYAが「バディ最高! 今から会いに行くよ!」と叫ぶと、文字通り、9人はトロッコに乗り込んでアリーナ席へと飛び出していく。“Summer Medley”と題して「YO-HO」「Under The Sea」「BLUE SODA」の3曲を繋いでいく中、「YO-HO」で9人全員が変顔を作ってバディたちの笑いを誘ったほか、YUMAが「熱い夏にしようぜ!」と呼びかけたり、SHOWが「どこも神席じゃ〜!」と雄叫びをあげたりしながらバディたちとの交流を楽しんだ。
再びステージに戻った9人が披露したのは新曲「クラッシュパラダイス」。この曲はSHOOTの初主演映画『ウォーターガーディアンズ』(2026年8月21日公開)の主題歌に決定したことが発表されたばかり。青春ムービーにピッタリなアップチューンに仕上がったこの曲を、9人はダイナミックな歌と踊りでパフォーマンスした。

メンバーが一旦ステージから去り、ワンブレイク挟んで始まったのはアルバムでも話題をさらったユニット曲のコーナー。まずはKEVIN、MORRIE、SHOWが登場し、「べり〜ぐんない」を披露。首からカラフルなフェザーボアを下げた3人は、コミカルな表情とダンスでディスコサウンド調なこの曲の魅力を見事に表現。それだけでなく、ボーカル組としての歌唱力もしっかりと聴かせた。

続いて、真っ赤なスポーツカーのハリボテから姿を現したのはYUMA、TAKUYA、SHOOT。ハンドルを握るYUMAの運転に合わせて右に左に身体を揺らしながら歌っていた3人だったが、曲中、センターステージに来ると見せかけて各々に客席へダイブ! アリーナ中を縦横無尽に駆け巡りながら歌う3人に、バディたちも大きなコールで参加し、会場の一体感を生んだ。

重低音の響くヒップホップサウンドに乗せてセンターステージに登場したのは、「NEW OSHI」を歌うサングラス姿のFUMINORI、SEIYA、FUMIYA。重心低めのダンスをかます3人も、最後はサングラスを外してとびきりの笑顔でパフォーマンス。そのあざとかわいいギャップにバディたちもメロメロだった。
3組3様のユニット曲で大いに沸かせた後はダンストラックへ突入。光を操るMORRIE、指揮棒で音を操るKEVIN、軽やかなステップを踏むSHOOT、流れるように繊細な動きを見せるSHOW、メリハリのあるストリートダンスを披露したYUMA、ポップアップで登場し、誰よりもダンサブルに踊ったFUMINORI。さらにSEIYAは全身を使ったアクロバット、TAKUYAはダイナミックなブレイクダンス、FUMIYAは体幹の強さを生かした動きと、それぞれ個性豊かなダンスを繰り広げてバディたちの目を釘付けにした。
再びステージに集結した9人はシリアスなバラード曲「Iris」を披露。繊細かつエモーショナルなパフォーマンスで、ライブ中盤をビシッと引き締めた。
「Iris」の余韻が残る中、大きな声で「BUDDiiSからのでっかい愛を受け取る準備はできてるか〜!?」と呼びかけたのはTAKUYA。それを合図にメンバーのアドリブセリフがお決まりの「The One」を投下。この日の“今日の告白タイム♡”で選ばれたのはYUMAで、メンバーに背中を押されて1人センターステージへと駆け出すと、少し照れながら「俺のことずっと好きでいろよ!」と叫んだ。そして、すぐに踵を返してステージに戻ろうとするYUMA。しかし、メンバーから「そのまま! そのまま!」とその場に留まることを促され、ラストサビを1人で歌い踊り切ったYUMAにバディから盛大な拍手が贈られた。
この日初めてとなったMCで、今ツアーのテーマが“四季”であることを紹介したメンバー。そこには「1年中、季節が変わってもみなさんのそばに居続けましょう」という想いが込められていることがFUMIYAから明かされた。
また、ここまでの盛り上がりにも触れ、なかでも「カンケイナイ」での会場の盛り上がりっぷりはバックステージにまで届いていたようで、他のメンバーも興味津々の様子。TAKUYAが「2番が始まった瞬間、客席におりました。ラストだからカンケイないっしょ!」と舞台裏を暴露すると、SHOOTも「はしゃぎすぎて靴がぶっ壊れました」と告白すれば、YUMAも「興奮しすぎて記憶ないっす」と振り返る。そんな3人のトークに、「「カンケイナイ」でマジで“関係ない人”が出てきたら面白くない!? 怒られてもいいから俺やろうかな(笑)」とSEIYAが混じれば、MORRIEも「地元の友達とか呼んできていい?」と応戦し、会場の笑いを誘った。
紅葉が舞い散る秋をイメージした映像を挟み、ライブは後半戦へ。真っ白なジャケットスタイルに身を包んだ9人はステージに横一列に並び、「P.A.R.T.Y」をスタンドマイクを使ったパフォーマンスで披露。さらに「RUN」や「Koi to me」、「BUD」などライブ映えするアップチューンを次々と投下していく。“Go Go! バディ Go!!”のコールでお馴染みの「BUD」では、タオルを振り回しながらメインステージからセンターステージまでくまなく走り回って歌うメンバーに負けじと大声でコールするバディたちの姿も印象的だった。
さらに季節は進み、ビジョンには雪景色が映し出された。メンバーはジャケットを脱いでシンプルなホワイトのワントーンの衣装となり、「LIGHTS」をスタイリッシュにパフォーマンス。続く「her+art」はKEVIN、SHOOT、MORRIEの美しいハーモニーに寄り添うようにFUMINORI、SHOW、SEIYA、FUMIYA、YUMA、TAKUYAがしなやかなダンスパフォーマンスを見せ、静かに聴き入るバディたちを魅了した。
赤い炎の特攻、「もっと行けるだろ? 行くぜ、幕張!」というYUMAの力強い一声で始まった「HONEY」で、9人はクライマックスに向かってギアを上げていく。ビジョンに映し出されたメラメラと燃える炎を背負ってのパフォーマンスや、SHOOTの「教えてほしいんだろ?」という挑発的なセリフによって会場の熱が高まっていくのを感じた次の瞬間、ビジョンに映し出されたのは青い炎。妖艶でありながら儚さも含んだ「青炎」の世界が目の前に広がった。赤と青、力強さと切なさ、まさに対照的な世界観を示した「HONEY」と「青炎」は、BUDDiiSが持つ表現力の幅広さを証明する重要なパートだったと言えよう。
本編ラストを飾ったのは「Palette of Us」と「Season To Bloom」というアルバム『THIS IS BUDDiiS』からの2曲。
後ろを向いた9人が横一列で互いの背中に手を置いた形から始まった「Palette of Us」では、カラフルなライティングに照らされた9人の顔にも笑顔の花が咲いていたのが印象的だ。歌い終えるとFUMINORIはこうバディのみんなに語りかけた。「バディのみなさんと過ごす時間は本当にかけがえのないものです。みんなと過ごした日々を思い出すと、どんなときも笑顔がいっぱいに溢れていました。これからもいっぱい笑い合って、何度でも幸せの花を咲かせていきましょう。そして約束します。僕たちBUDDiiSは繋いだ手を絶対に離しません。これからも一緒に歩いていきましょう」。
「Season To Bloom」では桜吹雪が舞う中で9人が想いのこもった歌声を響かせる。そのうちに舞い落ちてくる花びらが勢いを増し、メンバーの姿を包み込んだと思うと同時に9人はステージから姿を消した。
アンコールは7月8日リリースのメジャー1stシングルから、本編で披露した「クラッシュパラダイス」と共に表題を飾る「キミは都市伝説」を初パフォーマンス。この曲はFUMINORI曰く「景気がいい!」楽曲で、本公演でも少しずつ濃淡が違うピンクの衣装でキメた9人がハイテンションに歌い踊った。
この日がツアーファイナルということで、ここからは一人ひとりが今の想いをバディに伝えていくことに。
怪我の影響でパフォーマンスを制限しての参加となったMORRIEは、「今回、怪我でご心配とご迷惑をおかけしたんですけど、俯瞰で見てメンバーから学ぶこともあって、自分も挫けず、逆にそれがモチベにもなって。最後、「Season To Bloom」と「キミは都市伝説」は僕のほうから踊りたいって言ってやらせてもらいました。心配かけちゃうかもしれないと思ったんですけど、無理はしてないので。純粋に楽しかったなって思って返ってもらえたら。そして、これからも楽しみにしててくれたらうれしいです」と、心配するバディの気持ちを慮った。
続くSEIYAが「今回のツアーでは新しいことに挑戦することがすごく増えて。こうして挑戦できるのも、バディのみなさんがいつも優しく、温かく応援してくれてるおかげだと思ってます。BUDDiiS、売れますのでこれからもよろしくお願いします!」と言葉に力を込めれば、SHOWも「BUDDiiSには西田がいるんだぞ!っていうくらい頑張っていきたい。僕は令和の“憑依型アイドル”になりたいと思います!」と高らかに宣言。
「バディのみんなからの応援が自分の活動の根っこになってるなって、より思わせてもらえたツアーでした。これからもいろんなことに挑戦したいと思っているので、見守ってもらえたり、一緒に何か頑張ってもらえたりしたらうれしいです」と伝えたTAKUYAに続き、FUMIYAも「バディのみんなの声、みんなのリアクションっていうのが、思っている以上に力になっているんだなっていうのを、ライブをやるたびに再確認します」とバディの存在の大きさを口にする。その上で「改めて売れなきゃって思いました。それがバディとBUDDiiSのためだなと思ったので。上に行くことがすべてじゃないけど、絶対にいい景色に連れて行くんで。その覚悟を持ってメンバー全員頑張るので、これからも応援よろしくお願いします!」と真摯に語った。
今回のツアーについて「新曲も増えて、体制もちょっと変わって、すごく先に進んでるなって感じた」と語り始めたのはKEVIN。その中で「やっぱり変わらないのは、バディ一人ひとりに歌を届けることが大事になってくるなってこと。これまでバラードはボーカルメンツしか歌わない曲が多かったんですけど、『Season To Bloom』は9人全員で1曲を作り上げることがグループの良さを作っているなって感じました」と手応えを滲ませた。
「僕がこうしてステージに立ててるのは、当たり前じゃない」と言って、自身が事務所に入るきっかけから語り始めたのはSHOOT。「もともとはラーメン屋でバイトしてた男の子だったわけで。先に事務所に入ってたお兄ちゃん(MORRIE)が誘ってくれて、(事務所に入るという)選択を僕がしてなかったら、こんな素晴らしい景色を見れてなかった。選択一つでこんなにも人生変わるんだなって、今、体全体で感じてます。メンバーに出会えて、バディに出会えて、すごく幸せな気持ちでいっぱいです!」と時折声を詰まらせながら語った言葉は、バディだけでなく、SEIYAとYUMAの涙腺も崩壊させた。さらに、前日の特典会で初めてBUDDiiS のライブに参加したバディから「グループ結成から応援してるけど、ずっと自分に自信がなくて。でも今日、勇気を振り絞って会いに来ました」と言われたことがうれしかったと語ったSHOOT。そして、「僕らの人間だから、自信がないときもある。でも、こうやってみんなに会えるから胸を張ってステージに立てる。僕もそうだけど、メンバーのことも一番近くで見てるから、辛いことだったり、うまくいかなくて悩んでることだったり、僕も痛いくらい感じてて。でも、それを表には出さずに、みんなの笑顔を見るために、楽しむために、ステージに立てる日々を本当に幸せに思ってます。みんなも自信ないときもあるかもしれないし、“自分なんて”って思ってしまうかもしれないけど、そんな“自分なんて”って思うあなた一人ひとりのおかげで僕たちはここに立ってるので、それだけは忘れないでほしいなって思います。あなたたちがいるから僕たちがいます。辛いときは下を向いていいし、たまに後ろを振り返っても、横を見たら僕たちがいて。一緒に前を向いてもっともっと上に、みんなと一緒に、いつまでもずっとこのグループを続けられたいいと思ってます」と、目の前のバディ一人ひとりに向けて語りかけた。
SHOOTの言葉に号泣していたYUMAは、そんなことを感じさせないテンションで「ありがとうございました!」と挨拶。FUMINORIから「(さっきの涙が)嘘みたいじゃん!」とツッコまれつつも、「この2日間、バディのみんなの笑顔や歓声をもらうのが本当に大好きだなと再確認しました。そして、メンバーの輝いてる姿を同じステージの上から見るのが好きなんだなと思いました。メンバー、大好きです! バディも大好きです! これからも一緒に頑張りましょう!」と叫んで、とびきりの笑顔を見せた。
最後を締めくくるFUMINORIはまず「こうしてツアーを回らせていただけるのは、みんながたくさん日々応援してくれてるから。本当に、みんなの頑張りがいっぱい伝わってます」と、この日会場に集まったバディ、そして配信を見ているバディへ、感謝の想いを口にした。さらに約3年前に同じ場所で行ったライブでの「このチームに何かあったら、この船が沈まないように俺がなんとかする」と言った自身の発言を引き合いに出し、「もちろんその気持ちは変わらず持ってます。でも、ここから先、何かあったら俺たちBUDDiiS9人で絶対なんとかするので、これからもついてきてくれたらうれしいです」と、グループとしてパワーアップした自信をのぞかせた。そして「これからもBUDDiiSらしく、いろんなエンタテインメントで愛を届けていきますので、引き続き温かい応援をよろしくお願いします!」と言って挨拶を締め括った。
今年10月からスタートする東名阪ツアー『BUDDiiS vol.12 Hall Tour – LiMiT –』の発表を挟み、いよいよライブはラストスパート。「Feelink」で再びトロッコに乗り込んだ9人は、バディたちとの距離を少しでも縮めるべく身を乗り出しながら歌い、バディを笑顔にさせていく。そして正真正銘“- FLORiiA -”ツアーのラストを飾ったのは「Sonic」。9人はステージを組まなく駆け回りながら歌とダンスを客席に届け、会場全体が幸せな空気で包まれた。パフォーマンスを終えてからも、しばらくセンターステージから周囲を囲むバディたちに手を振っていた彼ら。名残惜しそうに何度も「ありがとう!」「愛してるぜ!」と叫びながらステージの奥へと消え、2月からスタートした『BUDDiiS Vol.11 Hall Tour - FLORiiA -』は幕を下ろした。
(おわり)
取材・文/片貝久美子
Solo Cut - Photo Gallery
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撮影/笹森健一、小坂茂雄
SET LIST
BUDDiiS vol.11 Hall Tour - FLORiiA -2026年6月7日(日) 幕張イベントホール
01. #KISSYOU
02. Brightness
03. LÖVE ME
04. more rain
05. Summer Medley(YO HO~Under The Sea~BLUE SODA)
06. クラッシュパラダイス
07. べり~ぐんない / KEVIN、MORRIE、SHOW
08. カンケイナイ / YUMA、TAKUYA、SHOOT
09. NEW OSHI / FUMINORI、SEIYA、FUMIYA
10. Iris
11. The One
12. P.A.R.T.Y
13. RUN
14. Koi to me
15. BUD
16. LIGHTS
17. her+art
18. HONEY
19. 青炎
20. Palette of Us
21. Season To Bloom
-encore-
22. キミは都市伝説
23. Feelink
24. Sonic
U-NEXT

BUDDiiS vol.11 Hall Tour - FLORiiA -
『BUDDiiS vol.11 Hall Tour - FLORiiA -』ツアーファイナルの模様を独占配信!
視聴ページはこちら >>
見逃し配信:6月21日(日)23:59まで
配信公演:6月7日 千葉・幕張メッセ 幕張イベントホール 公演
※視聴可能デバイスに関してはこちらをご確認ください
RELEASE INFORMATION

BUDDiiS メジャー1stシングル「キミは都市伝説 / クラッシュパラダイス」初回生産限定盤Type-A(1CD+1Blu-ray)
2026年7月8日(水)発売
SRCL-13725〜13726/4,400円(税込)

BUDDiiS メジャー1stシングル「キミは都市伝説 / クラッシュパラダイス」初回生産限定盤Type-B(1CD+1Blu-ray)
2026年7月8日(水)発売
SRCL-13727〜13728/4,400円(税込)











































