今年1月にグループ初となるアリーナ公演を成功させた6人組グローバルボーイズグループ、DXTEEN(ディエックスティーン)。
『両片想い』や『ハルコイ』のロングヒットを経て、さらにステップアップし続けている彼らが、全公演SOLD OUTとなった2nd ワンマンツアー『2026 DXTEEN 2ND ONE MAN LIVE TOUR 〜Heart & Soul〜』を開催。
ここでは5月9日にZepp Diver City(TOKYO)で開催されたファイナル公演をレポートする。
開演前から流れ出したSEに合わせ、会場を埋め尽くしたNICOがそれぞれの推し色のペンライトを光らせ、開演をいまかいまかと待ち構えている。開演時間と同時に、彼らのオフショットと、メンバー6人とNICOによるグループチャットでキュンとするようなライン動画が映し出されて大きな歓声が上がると、ステージには真っ白な衣装を身にまとった6人が、光を放ちながら登場。
まるでそのかわいらしいグループチャットの続きのような『ハルコイ』がスタートすると、一瞬で会場には幸せに満ちた空間が広がっていく。
それと同時にNICOの大きなコールが上がり、一気に会場の温度が上がると、福田歩汰が「今日は会いに来てくれてありがとう! しあわせにする約束!」と叫び『Unlimit』がスタート。
かわいらしさと爽やかさが入り混じった楽曲を、表現力豊かに見せるパフォーマンスはライブごとに向上。よりNICOと一緒に楽しんでいこうという表情がにじみ出ていく姿はとても清々しくて愛おしい。
NICOのコールからスタートする『Tick-Tack』では、自信に満ちた彼らが、真っ直ぐで混じりけのない歌詞をしっかりと届け、『Hold You Tight』では、田中笑太郎が谷口太一にハグをして微笑み合い、大きな歓声が上がるシーンも。
それぞれの個性的な自己紹介を終えると、NICOと共に作り上げたメンバー紹介ソング『What’s DXTEEN?』が始まり、大きなコールが上がっていく。よりメンバーの個性を打ち出したフレーズと共に、1人1人が投げキスをしたり、キュンとするセリフを放ったりとステージをさらに盛り上げ、曲が終わると寺尾香信が一人だけステージに残り、『DREAMLIKE』のイントロをVocoderで歌いながら演奏。
するとメンバーが続々と登場し、これまでとはまた異なる妖艶な空気感で魅了すると、谷口、福田、大久保波留の3人がピンスポットを浴び、『NEXT』をこのライブのためにアレンジしたバージョンで披露。椅子を使ったクラシカルでドラマティックな振り付けは、セクシーさをまとい、最後は3人がそれぞれ持つステッキにキスをして終わるとフロアからは大きな歓声が上がった。
白い光を浴び、影となった平本健が1人で登場し、強いメッセージが込められたアカペラのラップで過去へのメッセージを叫んだ『Life goes on』では、芯のある想いを言葉に叩き込むように詰め、放っていく。
会場の空気をガラッと変えた『モグモグ(Yum Yum)』ではメンバーが揃い、低音のビートを響かせ、一気に妖艶な世界観に。すると田中が1人ステージに残り「僕と一緒に楽しんでいきましょう!」と叫び、一気にテンションを上げ、手を上下に揺らしながら、ラップを披露。ビートチェンジのあるトラックで歌い続けていく姿からは、まるで彼がこの3年でどんどん変化していく様子をそのまま表しているようだった。
続いてステージに1人で登場した福田がアカペラで美しく伸びやかな歌声で『Snowin’』の1フレーズを歌い上げ、次々とメンバーが登場。それぞれの個性をしっかりと表現しながら楽曲を完成させていく姿はとても印象的だ。
一転、ビジョンには雷が落ちた映像が映し出され、天井からは数本の白い布が落ちていく。その布が大久保を絡めるように包み込み、『First Flight』がスタート。神秘的で美しい演出は、壮大なアレンジと重なり、どんな状況下でも前に進んでいくという彼らの強い意思をより強固にさせるパフォーマンスとなった。
デビュー初期にリリースされたこの曲は、時間を重ねるほどに持つ意味が深く、強く変化していくこと実感させるステージだった。
煌びやかに輝く無数の星と美しい花火がビジョンに映し出される中、田中と平本、寺尾があらたなアレンジで変化した『Firework』 を歌い、NICOとともにクラップし美しい光景を彩ると、谷口がソロでラップを披露。そのまま『Want you bad』が始まり、サビで希望が溢れていくような展開に心を奪われたNICOとコール&レスポンスでさらにひとつに。
ビジョンにはキュンとするような大久保とNICOのチャットが映し出され、『両片想い』のアコースティックver.を披露。彼らの代表曲となったこの曲が、穏やかで新たな光を放つアレンジに生まれ変わり、最後に美しいハモリで終えると大きな拍手が沸き上がった。
そのまま全員がマイクスタンドで『You』を歌い、エモーショナルな空気感に染まると一転、寺尾が角刈りになるコミカルなVCRが流れ和やかな雰囲気に。その間に衣装を着替えた彼らが、セクシーな楽曲『Want me』でしっかりと魅せ、今だからこそ表現できる艶やかさで新境地を開拓。さらにカウボーイハットを持ちミュージカルのようなアレンジをした『Winter Land』や、激しく煽る『Elements』、ラストスパートとして『Dealio!?』『Handle』、激しさを増したまま『BRING THE FIRE』とたたみかけ、彼らの力強さを一気に体現。そして青い空をバックに、会場全員がピースフルな空気に包まれた『JOY』で本編を閉じた。
アンコールでは、ツアーグッズをアレンジした衣装を身にまとい、『両片想い』から始めると、爆発的な歓声とコールがあがっていく。
メンバーにも、NICOにも宝物となったこの曲でさらにひとつになり、最後はルーレットで決定したスタッフがオススメの『Dance On Open World』を披露することに。
披露するはずではなかった曲だからこそ、メンバーはフォーメーションに戸惑いながらも、自然と身体が動くところはさすが。最後は大久保が「意外といけたぞ~!」とライブではなかなか聞かないフレーズで笑いを誘った。
最後に、この秋にDXTEEN初となるホールツアー『Re: Heart & Soul』が決定したことを報告。
これを受けて、平本が「ホールツアーも決まりましたが、今日は今日しかないですし、明日は明日しかないですし、昨日も戻らないので、後悔のないようにパフォーマンス、活動していきます。あのライブに行っておいた方が良かったなとか、会いに行けばよかったなとか後悔する前に、僕たちに会いにきてもらえたらなと思います」と話し、福田は「グループは3周年を迎え、グループとして成長しているなと思うことも多いですが、それと同時に悩むこともあります。でも、そんなときにこうやって来てくださるみなさんの存在が今後の僕たちの力になってくると思いますし、会場にいっぱいNICOがいると、自分ひとりの声が届かないかもって思っちゃうかもしれないですが、そんなことはなくて、1人ひとりの声がしっかりと届いています」と気持ちを届けた。
寺尾は「新しい事、変なことに挑戦することが大好きなんですが、NICOやメンバーはどんなことも温かく受け入れてくれるんです。それはすごくありがたい事だなと思っています」と感謝を述べ、大久保は「デビューした当時は自分に自信もないし、ドームでライブをするとか大きなことに挑戦するとか、口に出さない時もあったなと思っていて。でもいまは自分自身が自分の目標を信じてあげて達成することが大事だと思いました。どれだけ僕たちが大きくなっても、みなさんの近くには僕がいますから、みんなも僕たちから絶対に離れないでください」と話した。
田中は「ホールツアーが決まったということで、着実に1歩1歩レベルアップしているのを実感していて。それはNICOがいてくれるからです。今後も初心と謙虚な気持ちは忘れず、進んでいくので支えてくれたら嬉しいです」と笑顔で話し、谷口は「デビューしたときはすごく幸せでしたが、活動していくなかで、しんどいことや、考えても結果が出ないこともありました。でもそこで真剣に向き合っていた悩みって尊いなと思っていて。自分自身と向き合っている証拠だと思いますし、逃げずに立ち向かっていることだと思います。DXTEEN6人と応援してくれるNICOのみんながいれば、どんなことも共有できると思います」と心を込めて伝えた。
アンコールのラストは、寺尾は「純粋にNICOを好きな気持ちを伝えるのが一番いいのではと思って次の曲を用意しました」と話し、寺尾が作詞作曲をした『:Daily』を披露。彼らの希望に満ちながらも、泥臭い道のりを赤裸々に歌った楽曲は、まるで長いトンネルを抜けるかのような輝きに溢れ、夢を追う素晴らしさ、夢を目指し突き進む彼らを応援する楽しさを感じさせてくれた。
1月の有明アリーナ公演から、さらに成長し自分たちに出来ることは何なのかを考え、NICOに届けてくれた今回のツアー。さらにステップアップする秋のホールツアーが楽しみになる、とても素敵な2時間だった。
文/吉田可奈
photo by 武田真和
『2026 DXTEEN 2ND ONE MAN LIVE TOUR 〜Heart & Soul〜』 2026年5月9日(土) [TOKYO :Zepp DiverCity]セットリスト
M1. ハルコイ
M2. Unlimit
M3. Tick-Tack
M4. Hold You Tight
M5. What’s DXTEEN?
M6. Intro Vocoder(香信) 〜 DREAMLIKE
M7. NEXT (太一・歩汰・波留)
M8. Life goes on (健) 〜 モグモグ(Yum Yum) 〜 W>ᴗ<W (笑太郎)
M9. Snowin' Introduction(歩汰) 〜 Snowin'
M10. First Flight
M11. Firework (笑太郎・健・香信)
M12. 壱 Pt.1(太一) 〜 Want you bad
M13. 両片想い (Acoustic Ver.)
M14. You
M15. Switch
M16. Want me
M17. Winter Land
M18. Elements
M19. Dealio!?
M20. Handle
M21. BRING THE FIRE
M22. JOY
〈ENCORE〉
EN1. 両片想い
EN2. Dance On Open World
EN3. :Diary
