ドレスコーズ 最新アルバム『式日散花』を引っ提げたワンマンツアー「the dresscodes TOUR2023『散花奏奏』」が本日、東京都・Zepp DiverCity(TOKYO)でツアーファイナルを迎えた。“別れ”がテーマの1つとなったアルバムを引っ提げたツアーはどのように幕を閉じたのか。

本リリースではその模様をお届けする。

「さよならと きみがつぶやいた」の歌詞で始まる『式日散花』1曲目の「ラブ、アゲイン」でスタート。続けてアルバムリード曲「襲撃」、ドレスコーズ初期のアルバム『the dresscodes』より「Lolita」を疾走感溢れるギターに乗せて歌い上げ、序盤から観客は大興奮状態に。続けざまに昨年10月に発売されたアルバム『戀愛大全』より「聖者」、『式日散花』より「若葉のころ」、『the dresscodes』より「レモンツリー」を披露。どこか幼さを感じさせる歌詞に幼年期の別れの場面を想起させる。

続いて「罪罪」「Silly Song,Million Lights」「ハーベスト」でミディアムテンポな曲調に合わせてオーディエンスに語りかける。前の3曲が幼さの表れであるとするならば、大人になって物事の分別がつくようになった表れのように感じる。ライブも後半に差し掛かり「やりすぎた天使」、「少年セゾン」、「コミック・ジェネレイション」、「ビューティフル」で畳み掛けるように今を生きる“生”の輝きを叫んだのち、生きとし生けるもの全てに訪れる“死”という別れを「式日」で歌い、志磨遼平の頭上に散る花の中、むせび泣くようなギターの音色と共に本編を締め括った。

会場の鳴り止まないアンコールのなか再び登場し、現在放送中のドラマ「たそがれ優作」の主題歌としても話題の「最低なともだち」を歌い上げる。人生の様々な場面で訪れる“別れ”を意識したセットリストで行われたライブは、「愛に気をつけてね」でその幕を閉じた。

生きている限りどのような形であれ、別れは訪れる。そしてそれは表裏一体であり、別れがあるからこそ生を感じることもできる。アルバム『式日散花』とツアー、さらには昨年発売のアルバム『戀愛大全』から続く一対のストーリーはここに幕を閉じたと感じさせる「散花奏奏」ファイナルであった。

また、本ツアーが映像パッケージ化され、2024年3月20日(水)にリリースされることが決定、本日より予約も開始された。本商品は通常版と数量限定生産版の2形態で発売され、数量限定生産版にはライブ本編のBlu-rayに加え豪華スペシャルアイテムが同梱される。数量限定生産版は、わずか500セットの生産となる予定で売り切れ必至の商品となるため、気になる方は早めに予約しよう。スペシャルアイテムの内容は今後発表されていくのでお楽しみに。

今後ドレスコーズは、12月3日(日)に名古屋・DIAMOND HALLにて「年末調整GIG」に出演のほか、12月21日(木)に恵比寿The Garden Hallにて毎冬恒例のワンマンライブ「2023年のドレスコーズ」を開催、年明け2024年1月13日(土)にはニッポン放送『山田裕貴のオールナイトニッポンX(クロス)』の番組イベント「山田裕貴のオールナイトニッポンX 横浜アリーナ王におれはなる!」へのゲスト出演が決定している。こちらも合わせてチェックしよう。

the dresscodes Tour2023「散花奏奏」10月31日(火)ツアーファイナル
東京・Zepp DiverCity(TOKYO)公演
<メンバー>
志磨遼平:ボーカル
田代祐也:ギター
有島コレスケ:ベース
ビートさとし:ドラム
中村圭作:キーボード
<セットリスト>
1. ラブ、アゲイン
2. 襲撃
3. Lolita
4. 聖者
5. 若葉のころ
6. レモンツリー
7. 罪罪
8. Silly Song,Million Lights
9. ハーベスト
10. やりすぎた天使
11. 少年セゾン
12. コミック・ジェネレイション
13. ビューティフル
14. 式日
<ENCOLE>
En-1. 最低なともだち
En-2. 愛に気をつけてね

ドレスコーズ Official Web Site

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