2022年11月公開映画『すずめの戸締まり』で主題歌のボーカリストとして新海誠監督とRADWIMPSに大抜擢され、2023年7月に野田洋次郎(RADWIMPS)プロデュースにより自身作詞作曲のオリジナル曲「灰かぶり」でシンガーソングライターとしてデビューを飾ったシンガーソングライター・十明(とあか)。
今年1月にSpotifyがその年に躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR: Early Noise 2024」に注目の国内新進アーティストとして選出され、2月には5曲入りの1st Digital EP「僕だけの愛」をリリース。その後、新曲がCMソングや映画のインスパイアソングに抜擢されるなど注目を集める中、自身の楽曲を携えた初ワンマンライブ「十明 LIVE 2024 “NEW ERA”」と題した自身の楽曲を携えた完全招待制の初ワンマンライブを開催した。
同ライブは抽選で選ばれたリスナー100名を招待した完全招待制のプレミアプライブで、東京・渋谷にあるライブハウス「TOKIO TOKYO」にて開催された。
貴重なこのライブに駆けつけたオーディエンスが開演を待つ中、十明が登場。今年4月にリリースした、“国際ファッション専門職大学2024年度テレビCMソング”のために書き下ろした「NEW ERA」、続くデビュー曲「灰かぶり」のオープニング2曲で、会場を完全に十明ワールドへと誘いオーディエンスを釘付けに。
大きな拍手と歓声がステージに向けられる中、「こんばんは、十明です。ご来場ありがとうございます。短い時間ですが楽しんでいってください」と、少し緊張気味に挨拶。
続いて、アコースティックギターを手にした十明は、未発表曲「るららのワルツ」を初披露。続けて、歪んだ究極の愛を歌った「僕だけが愛」が情感たっぷりに披露されると、オーディエンスは息を飲むように、そのパフォーマンスにじっと聴き入った。
そのまま7月31日に配信リリースしたばかりの新曲「Dancing on the Mirror」へ。デビュー前に自身のTikTokで発表し温め続けてきた十明流ヴィランソングで観客を魅了していく。
後半は今年2月にリリースした1st Digital EP収録の「メイデン」「蛹」「Discord-disco」を立て続けに披露。最初の緊張もすっかり解けたのか、サポートミュージシャンとしてステージを支える神佐澄人(Keyboard)、エノ マサフミ(Drums)の2人とのセッションもグルーヴに乗り、しなやかな歌声が会場に響き渡る。
最後は、映画『違国日記』のインスパイアソングに抜擢された「夜明けのあなたへ」でライブを締めくくった。
計9曲、約1時間弱の初のワンマンライブは大盛況のうちに終了。蛹の姿から羽化して、美しい蝶へと羽ばたく、十明そのものを表現したような初のワンマンライブになった。
十明 LIVE 2024 “NEW ERA” 2024年8月9日(金) TOKIO TOKYO
セットリスト
1. NEW ERA(国際ファッション専門職大学2024年度CMソング)
2. 灰かぶり
3. るららのワルツ(新曲)
4. 僕だけが愛
5. Dancing on the Mirror
6. メイデン
7. 蛹
8. Discord-disco
9. 夜明けのあなたへ(映画『違国日記』インスパイアソング)
‐Support Musicians‐
Keyboard:神佐澄人
Drums:エノ マサフミ