――この7月にグループ結成4周年を迎える心境から聞かせてください。

⼭崎 玲奈「長いようであっという間のような、あっという間のようで長いような4年間でした。でも、すごく濃い思い出がいっぱい詰まっていて。まだ4周年という実感が湧いていなくて、すごく不思議な感じがします」

南 るな「私は新メンバーで、加入してからちょうど1年が経ったぐらいなんです。最初は追いつこうって一生懸命だったんですけど、2年目にもなるので、もっとぴるあぽを広げられるように自分自身も頑張りたいですし、いろんなことに挑戦したいです」

浅原 凜「他のアイドルさんの中にはもう10年やっているグループもいるので、4周年はまだまだなのかな?とかも思いつつ、デビューから数年で大きいステージに立っているアイドルさんもいて。だから、4周年が短いか長いかはわからないですけど、まだまだ頑張りたいこといっぱいあるし、もっと上に向かっていきたいです!」

春海 りお「ずっと憧れだったアイドルになれて、4年経ったんだなって感じています。今、私の人生の中で記憶にあるのはこの4年だけというか、自分が生き生きできているのは、この4年に詰まっているなって思っています。だから、私にとっては、この4年が人生みたいな感じなんです(笑)。みんなと同じく長いのか短いのかはわからないけど、この4年で得られたことをもっと活かせるように、自分も成長していきたいです」

佐野 ⼼⾳「私はこの4年、意外と頑張れたなって思っています。アイドルとしてできることは色々とやってきたなと感じていて…でも、今まで通りにやっていたら、今まで通りにしかならないので、これまでやってきたことはもちろん継続しつつ、個人としてもグループとしても、もっと新たなことに挑戦していかなきゃいけないのかなって感じています」

――この4年間はどんな日々でしたか。振り返って、特に印象に残っている出来事を教えてください。

佐野「一番嬉しかったのは、『@JAM 2023 Day1 ~メインステージ争奪戦LIVE~』で優勝したことです。メンバー一丸となって戦ったのも久々だったし、メンバーとファンの絆もすごく深まったし。画像を見るだけでそのときのことを全部思い出すぐらい、本当に忘れられない思い出です」

春海「私は一番最初にファンの人と会った保護者会です。人生で初めてオーディションを受けたんですけど、それで自分に初めてファンの人っていうのができて。直接、お話できるのが初めてだったし、自分のために来てくれる人がこんなにいるんだってことに感動しました。そこが私にとってはアイドル人生の始まりで、あの日があるから今もこうやって頑張れているんだって思います」

南「私はやっぱり去年611日のLINE CUBE SHIBUYAでのデビューライブです。私もアイドルになりたくて、ぴるあぽとしてデビューできたこともすごく嬉しかったんですけど、会場がすごく広くて。ぴるあぽとしてのデビューライブであんな大きなステージに立たせていただけるなんて思わなかったですし、私のピンクと世那のマリンブルーで半分になってた景色は一生忘れません!」

浅原「私は地上波の冠番組『Peel the Apple#ぴるあぽ拡散希望』です。初めて私達だけの番組をやらせていただいたんですけど、“やっぱりテレビってすごいな!”って感じました。影響力もあるし、企画の内容も壮大だったし、タイトル通りにいろんな人が協力してくださって作った番組をきっかけに知ってくれた方がたくさんいて。テレビを通して、アイドルを知らない人たちにも知ってもらえる素敵な機会だったので、すごく思い出に残っています」

山崎「私はアニメがすごく好きなので、去年の7月に「いつものスープ」TVアニメ『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』のエンディングテーマを担当させていただいたことです。初期の頃からの夢だったので、すごく感動しましたし、忘れられない思い出です。しかも、アニメが好きな方もぴるあぽの曲を聴いて、“すごい良い曲!”って言っていただけたことも嬉しかったです」

――アニメを見て、ぴるあぽを知ったと言う方には、皆さんなら他にどんな曲をお勧めしますか?

山崎「「アオハルスケッチ」です。マネージャーさんも好きな曲なんですけど、本当にいい曲で、歌詞の中にストーリー性があるんです。恋してる子の気持ちが実るか、実らないか。私自身アニメ好きなんですけど、この曲がすごい好きですし、きっとアニメ好きの方にも気に入ってもらえると思います」

南「う〜ん…ぴるあぽの曲って、全部いい曲なんですよね。その中でも、私は「バトン」をお勧めしたいです。パフォーマンスでのリーダーの松村さんが差し伸べた手に、私と世那が手を置くところがあって。“ぴるあぽ第二章が開幕した!”っていう感じがして、私はすごく好きです」

浅原「私は「大好きだよ、ブロッサム」が好きです。カラオケでも本人映像が出るので、ぜひ聴いてほしいし、歌ってほしいし、見て欲しいなって思います」

山崎「めっちゃいい曲! MVでは初めて演技をしたんです。制服だし、ぴるあぽの青春が詰まっています」

浅原「そう! 制服で学校のMVも初めてだったので、すごい青春しました!」

――(笑)りおさんは?

春海「2曲、言ってもいいですか? まず、贔屓が入っちゃうんですけど、私の初めてのセンター曲「なんてこった」です。センター争奪戦で初めていただいた曲なので、やっぱり思い入れがとてもあります。あと、「We are…Hungry戦士」という自己紹介ソングがあって。この曲の歌詞を聴けば、メンバーがどういう性格なのかっていうのがわかると思うので、“ぴるあぽのこと、まだあまり詳しくないよ”って方におすすめしたいです」

佐野「私はずっと初期から「Va!Vamos!」が大好き!」

浅原「うん、絶対に言うと思った」

山崎「だから、取っておいた(笑)」

佐野「あ、取っておいてくれたんだ! 優しい。ずっと好きなんですけど、まず、メロディー自体に疾走感があって、歌詞は私達がニジマス新メンバーオーディションを受けてから、ぴるあぽになったストーリーが描かれているんです。音源もいいんですけど、私はまず、ライブ映像で見てほしいです。歌詞と振りの力強さがリンクしているパフォーマンスがすごく好きで、ライブではよくセットリストの最後にやるんですけど、すごく盛り上がる鉄板曲になっています。大好きな曲で、この気持ちはもうずっと変わりません。30何曲あっても「Va!Vamos!」が一番好きです!」

――そして、新曲「灼熱Glitter」がリリースされましたが最初に聴いたときどう感じましたか?

南「最高!」

山崎「疾走感!!」

春海「イントロ神!!!」

浅原「夏、来た!」

佐野「いい! よっしゃ!!」

――あははは。もう少し文章でもらっていいですか?

山崎「みんな単語だけで」

浅原「リアルなリアクションになっちゃった」

山崎「(笑)まず、イントロです。“夏のぴるあぽが始まるんだ!”って感じてもらえます」

佐野「今回、この曲を作るにあたって私達も、“こういう曲がいいんじゃないか?”っていう話し合いに参加させていただいたんです。去年の夏が「VIVA夏サンシャイン」で、“ザ・夏”って感じの明るい曲だったんですけど、今回は切なさも入っていて」

南「やっぱりイントロが好きです。そして、切ない感じから入ったかと思いきや、明るい感じのメロディーに変わっていって、最後もちょっと切ない感じで終わる。ジェットコースターみたいで好きです」

春海「るなが言った“ジェットコースター”なんですけど、自分では体験してないのに、いつかの恋を思い出した、みたいな気持ちになっちゃって(笑)。浸れる曲だし、やっぱりイントロが印象的で。グループLINEに思わず“イントロ神!”ってLINEしちゃったぐらい、すごく好きです」

浅原「アイドルって夏曲が代表的なグループさんが多いと思うんですけど、やっぱりイントロで決まると思ってて。イントロについて、スタッフさんとメンバーとすごく話し合って、“こういうイントロがいいです”っていうお願いをしたので、完成した曲を聴いた時は“これです! ありがとうございいます!”って思いました。作詞作曲はAKB48さんの「ポニーテールとシュシュ」や SUPERGiRLSさんの「ラブサマ!!!」を書いている多田慎也さんなので、王道なアイドルが好きな人は絶対に好きだと思います」

――先ほどキーワードを挙げたとおっしゃっていましたが、皆さんそれぞれは夏といえば何が思い浮かびますか?

佐野「山崎はセミって言ってました(笑)」

山崎「いや、扇風機です!」

佐野「そうだ! 誰も言い出さないから、“最初に言ってみ?!って言ったら、扇風機だったので、”それはなしで“ってなって(笑)」

山崎「うん、“おかげでみんな言いやすくなったね”ってなりました」

佐野「山崎は渋いのばかり言うんです。私は浴衣かな?…浴衣を着るとテンションが上がるから」

春海「お祭りです。お祭りに行くのが好きで、毎年行っていて。冬にもお祭りはあるけど、やっぱり夏のお祭りが最高です」

浅原「私はギンガムチェック。ギンガムチェックの服が大好きで、気づいたらついついギンガムチェックを着ていることが多くて。夏になるとさらに増えてくるし、今回の衣装に初めてギンガムチェックが入っていたのも嬉しいです」

山崎「ひまわり、ラムネ、かき氷。ラムネが写真に映っていたら、夏だと思うし、やっぱりかき氷がないと夏は始まらないです。それこそアイドルのイベントでは、楽屋にかき氷を自分で作る機械が置いてあるんですよ。だから、夏といえば、はかき氷ですね!」

南「私は高校生なので、夏休みかな。高校3年生で、今年が最後の夏休みなので、やりたいことがいっぱいあります。高校生の夏休みってすごく青春じゃないですか。ちょっとしたことでも夏休みにやるから特別感がある、みたいなのが好きなので、夏休みの1択でお願いします!」

――夏休みの話が出たので、今年の夏にやりたいことを教えてください。

南「この夏、たくさんのフェスがあるんですけど、プライベートでは、夏休みに学校に行って写真を撮ったりしたいです。普通に廊下を歩いてるだけですっごくエモい! みたいな感じで、夏休みに学校に行きます!」

山崎「私も青春したいな。多分、行けないんですけど、夏のコミケに行きたいです。私、コスプレをやっていて。冬コミは行ったことあるんですけど、夏コミだけ行ったことがないので、いつか夏のコミックマーケットに参加したいっていう夢があります」

佐野「私は友達とプールに行きたいです。去年はみんなで沖縄に行って、プールには入ったんですけど、ウォータースライダーが大好きなので、おおっきいウォータースライダーにビショビショになるぐらいまで乗りたいです」

春海「いいね。私は個人でYouTubeやっていて。ゴールデンウィークのときも毎日投稿というのをしたので、夏休みも、どこかの1週間とかで毎日投稿をしたいなとは思っています」

浅原「私は今、運転免許を取ろうと頑張っていて。夏までに取りたいなと思っていたんですけど、予想以上に大変で、絶対に無理なんですよね…。本当は、ここで、“ドライブがしたいです!”って言いたかったんですけど、それは難しそうなので、普通に電車で滝に行って、マイナスイオンを感じたいです」

――免許はいつから? 小田垣さんは去年の5月から通ってるとおっしゃってました。

浅原「“いつ取るのかな?”と思っていたんですけど、そんなに経ってたんですね。私は今年の4月後半からです」

佐野「ありさは8月までに取らなかったら、課金してもダメらしいよ」

山崎「やばいじゃん!」

浅原「そうはならないように頑張ります!」

――そして、プールの話が出ましたが、MVでも夜のプールシーンがありましたね。何か印象に残ってることはありますか?

南「プールサイドにみんなで並んでいるんですけど、私はみちゃん(松村 美月)の隣にいて。あまりないことなので、隣にいながら、“ああ、みちゃん好き!”ってなっていました」

佐野「かわいい〜。私は裏話なんですけど、全員がいい感じに並んでいるときにシャボン玉を映すシーンがあって。プールが結構広かったので、スタッフさんが出してくれるシャボン玉は風になびかれちゃって、入らない時があったんです。私も参加したら、どんどんうまくなってきて、いい感じに散らばるようになって…“うち、裏方さんもいけんじゃないかな?”って思ったので(笑)、シャボン玉に注目してほしいです」

山崎「私は虫に刺されました。しかも、まだ虫刺されの跡が残っているんですよ。山の中で撮影していたんで、虫もいっぱい飛んでいて。ダンスシーンのときになんか痛いなと思って指を見たら、指がパンパンに膨れ上がっていて! 撮影中に虫に刺されちゃいました」

春海「(笑)またYouTubeの話になっちゃうんですけど、個人のYouTubeMVの密着に入りました。自分の出番以外にもメンバーが頑張っているところも撮れて楽しかったです」

南「楽しみ!」

浅原「夏のMVって本当に大変なんですよ。とにかく暑いし、日焼けするし。今回、屋外のダンスシーンだったので、1曲踊るだけで頭も使うし、体力も使うし…しかも、私、メンバーの中で一番代謝が良くて。本当に汗が止まらなくなっちゃうので、本当に大変でした。1回終わって、“ちょっと休憩です”ってなったら。みんなで日陰に逃げて、メイクさんが扇風機2台持ちで左右からあててくれたり、冷たいスプレーを首にかけてくれたりして。でも、MVには可愛く映りたいので、汗をどう見せなくするかっていうのが大変でしたけど、すごく楽しかったです」

――レコーディングで何か印象的なことはありましたか? さっきのチームは4人中3人がレコーディグ直前まで“「灼熱Guitar」だと思っていた”とおっしゃってましたよ。

浅原「やばっ(笑)。誰? みちゃん以外かな」

山崎「…実は私も最初、「灼熱ガーター」って言ってました」

浅原「あはははは」

佐野「どんだけセクシーなんだよ!」

南「私、惜しいんですけど、「灼熱グリター」だと思ってて。“グリターってなんだろう?”って考えていました」

佐野「(笑)私は最初から「灼熱グリッター」だと思っていました。レコーディングのときに曲を作ってくださった多田さんが来てくださったんです。私が歌っている一番のBメロの<気持ちもきっとかき氷のように溶けて>のところで、“ここの歌詞、佐野さんぽいなって思って、歌ってほしいなって思っていたところだから”って言ってくださったのがすっごく嬉しくて。すごく気持ちを込めて歌わせていただきました」

浅原「今の曲の超大事なところ、落ちサビのところを任せていただけました。“やばい、私なんだ”と思って、“めっちゃ緊張する…”って思いながらレコーディングしたんですけど、1A2Aと違う感じで歌ってみたら、多田さんが“こういう歌い方もできるんだね”って褒めてくださったんです。ライブで披露するときも頑張ろうって思いました」

――そして「灼熱Glitter」が聴けるであろうツアー始まります。

南「私はツアーが初めてなので、地方に行って、メンバーと一緒に泊まることがすごく楽しみです」

山崎「ふふふ。夏の東名阪自体が初めてですし、“今年のぴるあぽはこれなんだ”っていうのを見せられるライブになります! ぴるあぽのライブに来たことがない方も遊びに来てもらいたいですし、セトリもちょっとずつ違ったりもするので、全公演に遊びに来てもらって、この夏のぴるあぽの意気込みを見てもらえたら嬉しいです」

佐野「今回は今までで一番メンバーの意見を入れていただいたツアーになっています。セトリや構成、グッズもメンバーで考えたので、メンバーがどんなことがやりたいのかを皆さんに感じてほしいです!」

春海「このツアーでぴるあぽの夏のスタートダッシュが決まると思うので、勢いがつくように大成功させたいです。もっと好きになってもらいたいし、もっともっとついていきたいって思ってもらえるようなぴるあぽを見せられるように、メンバーで頑張ります!」

浅原「2月のEX THEATERでのワンマンライブは『Chocolate Party LIVE』で可愛い感じだったんですけど、1回公演だったんです。でも今回はツアーですし、東名阪で内容もちょっと変えたりしていて、メンバーの意見も反映されているので、何なら全公演に来てほしいなって思うぐらいなんです。この夏は出演させて頂くフェス全部のメインステージに立ちたいと思っているので、そんな夏の始まりとしてのツアーにはメンバー全員、気合いがすっごく入っていますし、ファンの方にもこの気持ちが伝わったらいいなと思います」

(おわり)

取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

Peel the Apple「灼熱Glitter」インタビュー(前編)
松村 美⽉・黒嵜 菜々⼦・⼩⽥垣 有咲・広島 世那

インタビューはコチラ >>

Release Information

Peel the Apple「灼熱Glitter」

2024年619日(水)配信

Peel the Apple「灼熱Glitter」

LIVE INFORMATION

Peel the Apple 2024 夏の3大都市ツアー 〜ぴるあぽ旋風巻き起こせ!灼熱のGlitterツアー!〜
2024年6月28日(金) 名古屋 Zephyr Hall
2024年6月29日(土) 大阪 GORILLA HALL OSAKA
2024年7月7日(日) 東京 恵比寿The Garden Hall

Peel the Apple 4th Anniversary Live
2024年7月16日(火) 東京 渋谷WWWX

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