――まず、7月にグループ結成4周年を迎える心境から聞かせてください。

松村 美⽉「あっという間に“4年もやってるんだ!?”っていう気持ちと、“もう新人ではないので今年こそ何かを残したい!”っていう気持ちです。頑張ります!」

⿊嵜 菜々⼦「気づいたらもう4年って感じなんですけど、新メンバーが入って1年ちょっと経ったので、これからも新しい風を吹かせつつ、初期のぴるあぽも忘れずに頑張りたいです」

⼩⽥垣 有咲「今年の夏は勝負時だと思っています。いっぱいメインステージに立てるぐらいの大きいグループになりたいです!」

広島 世那「私は加入して12ヶ月ぐらい経ったんですけど、やっとぴるあぽの一員になれた感じがしてて…5年目は9人のぴるあぽとして、自分もぴるあぽの一員として活躍できるように、もっともっと頑張りたいです!」

――世那さんが“ぴるあぽの一員になれた”って実感できるような出来事があったんですか?

広島「特にこれっていうのはないんです。でも、最初は新メンバーとして、(南)るなと2人で加入して。良くも悪くも“浮いているな…”って思っていたんですけど、この1年で加入前のぴるあぽの過去のことについても色々と知る機会があって。既存曲も全部パフォーマンスできるようになって、自分も経験を重ねたので、1年しか経っていないけど、“ぴるあぽになれてるな”って感じています」

――今、“ぴるあぽの過去のこと”という話がありましたが、読者の皆さんにもぴるあぽがどんな活動をしてきたのかをお伝えできればいいなと思っています。それぞれがこれまでの活動を振り返って、特に印象に残っている出来事を教えていただけますか?

小田垣「私は「さんきゅー!」のMV撮影に寝坊して、遅刻をしてしまったっていうのが印象に残っています。まだぴるあぽに加入したばかりのときのMV撮影だったので、焦ってパニクったし、撮影中もずっと“やらかした…”と落ち込んだままで1日が終わりました」

広島「今年3月の自分の生誕祭です。人生で初めての生誕祭だったので、自分のために来てくれたり、声を出してくれたりする方々がたくさんいて…自分のためだけのライブっていうのが経験したことなかったので嬉しかったです」

黒嵜「今年に210日に六本木EX THEATERでやったワンマンライブが、アイドルをやってきた中で過去一番思い出深いライブでした。自分的にも“過去イチいいライブだったな!”って思えるライブになって。この夏に3大都市ツアーがあるんですけど、今一番思い出に残っているEX THEATERでのワンマンライブを超えられるぐらいのクオリティにしたいっていう気持ちです!」

松村「いろいろありすぎて、みんなが話してる間にすごく考えていたんですけど、去年のTIFTOKYO IDOL FESTIVAL)の夜のSMILE GARDENかな。私達は『TIF2020』でステージデビューしたんですけど、ずっと、“夜のSMILE GARDENに立ちたいよね!”って目標にしていたんです。それが去年実現して、いろんな気持ちでライブしたことをとっても覚えています。楽しかったし、嬉しかったし、“来年はHOT STAGEに立ちたい!”って思ったライブでした」

――ちなみに、まだ、ぴるあぽを知らないという方にはどの曲をお勧めしたらいいですか?

黒嵜「えー!…いっぱいあるけど、ぴるあぽっぽいのは、「リンゴの皮をむくな!〜Don’t Peel the Apple〜」かな。Peel the Appleは「リンゴの皮」と言う意味なんですけど、リンゴの皮って捨てちゃうことが多いけど、実は皮の方が栄養素があるじゃないですか。私たちもニジマス(26時のマスカレイド)の新メンバーオーディションで落ちちゃったファイナリストで結成したグループなので、まずはこの曲から聴いて欲しいです!」

松村「私は、「夏、恋はじめます」かな?と思ったんですけど、「青春グラフィティー」を聴いて、“ぴるあぽにハマった!”って言ってくださる方が多くて。オーディションに落ちて、“私達はここで頑張るぞ!”って決めた初期の曲もいいんですけど、「青春グラフィティー」は、今、私達がぴるあぽでアイドルしているんだっていうのがわかる感じがして好きだし、対バンした方にも“好き”って言ってもらえることが多い曲だなっていう印象があります」

広島「「VIVA夏サンシャイン」です。ぴるあぽの曲には珍しい盛り上がり曲ですけど、ファンの人にも“すごくいい!”って言ってもらえるし、コールもすごくしやすくて。ライブの盛り上がりの面でファンの人に知っていて欲しい曲です」

小田垣「私は個人的に「冬色センチメンタル」が好きです。唯一の冬曲で、フリも可愛くて。ちょっと切ない感じも含まれつつ、夏の野外の夜にパフォーマンスする「冬色センチメンタル」が楽しくて、好きです」

――ありがとうございます。

――そして、新曲「灼熱Glitter」が配信リリースされましたが、最初に聴いたときはどんな印象を受けましたか?

黒嵜「イントロ神!」

松村「(笑)この曲を作ってもらう前に、スタッフさんとメンバーみんなで楽曲会議をしたんです。そこで、“イントロが大事だよね”っていう話をして。だから、本当に期待通りのイントロがきて嬉しかったし、“この夏、これで行くぞ!”って気合いが入りました」

広島「盛り上がることもできるし、ちょっと切なさもあって。去年の「VIVA夏サンシャイン」はガチで盛り上がりって感じだったんですけど、今年はまたちょっと違う感じですごく楽しみになりました」

小田垣「メンバーで楽曲のことについてミーティングをしたときに、みんなで“こうしたいよね”って話していたことが、ちゃんと思い通りに形になっていて。みんなで季節のワードをいっぱい言ったんですけど、それもたくさん歌詞になっているんです」

――どんなワードをあげたんですか?

小田垣「私のは使われていないんですけど…(笑)」

松村「<ギンガムチェック>とか、<マーメイド>とか…」

黒嵜「<ねえねえねえねえ>も言った! <BBQ>も入ってる!」

松村「<サイダー>って出したのが<ソーダ>になってたりもして。今までのぴるあぽの曲は、<夏>や<冬>って直接的なフレーズが入っていると、ちょっとライブではやりづらかったりしたんです。だから、<夏>とは入れずに、ワードで夏ってわかるものにしたいってなっていう思いでアイデアをを出して、曲の中にも入れていただきました」

――小田垣さんは使われなかったとおっしゃってましたが、皆さんそれぞれにとっては、夏っていうとどんなワードが浮かびますか?

黒嵜「ひまわりとか?」

小田垣「夏は青のイメージなので、海です。夏はみんなで海に行って、砂浜ではしゃいだりしている風景が真っ先に思い浮かびます」

広島「日焼けです。自分が夏に日焼けで嫌な思いをしたから、日焼けの印象が強すぎて。去年の「VIVA夏サンシャイン」のMV撮影で日焼け止めを塗っていたんですけど、斑点みたいに焼けてしまって。肩が最悪の焼け方をしたので、ちょっと嫌でしたし、夏といえば日焼けだなって思いました」

黒嵜「私は川です。夏の川ってすっごく気持ちいいんですよ。暑いけど、涼しいんですよね。川の音もいいし、バーベキューしたり、川に飛び込んだりするのも好きです!」

松村「夏といえば、かき氷とアイスクリームかな。私は一年中、アイスを食べるぐらい好きなんです。今は北海道の生クリームっぽいやつが好きで…」

黒嵜「ふふふふ。北海道が大好きなんですよ!」

松村「北海道っぽい味が好き。北海道味が好きです!」

――(笑)レコーディングはいかがでしたか?

黒嵜「私、レコーディングのときにちょうど風邪をひいてたんです…本当にギリギリの声を出しながらレコーディングしたのを覚えいます。歌い出しは大丈夫だったんですけど、2Aはすごい鼻声になっちゃって。自分で聴いてもいつもの声じゃなくて、恥ずかしかった思い出があるんですけど、ミックスしてもらって、綺麗に混ざってたので良かったです」

小田垣「実は私、最初、「Glitter(グリッター)」を「Guitar(ギター)」だと思って、ずっと勘違いしてて…」

黒嵜「あ、私も思っていた!」

小田垣「だから、みんなで練習で合わせた時まで、ずっと「ギター!」って歌っていたんです。レコーディングでディレクターの方が「グリッター」って発音して、そこで初めて、“これ、グリッターって読むんだ!?”って知りました」

松村「あははははは。ヤバすぎる!」

小田垣「でも、そのことを今まで誰にも言えなくて…」

松村「これ、初出し情報?」

広島「待って! 実は私も一緒! だってスペルも似てるし」

松村「いや、似てないやろ?」

黒嵜「そんなにまじまじと見ていなくて…遠目で、“ああ、ギターか”と思って」

松村「だって、私たち、<ギター>なんてワード、出してないじゃん」

黒嵜「違うの! 仮歌が、<ギター>って歌っててたの!」

広島「そう! わかる!」

松村「いや、いってないよ!」

黒嵜「スペルもちょっとギターじゃん、一瞬見たら。私もギターだと思っていた」

――「灼熱Guitar」だと思っていたメンバーが3人いますけど…。

松村「怖いですね(笑)」

黒嵜「だから、曲名を聞いたとき、“「灼熱Guitar」ってなんだろう?”って。“ギターって夏なのか?”と思いながら…」

広島「うん、“どういうことだろう?“と思った。…待って! 同じことを思っていたメンバーがいたことにびっくりなんだけど!」

――(笑)そんな世那さんの歌入れはどうでしたか?

広島「初めての落ちサビをいただいて、ちょっと緊張していました。でも、アドバイスもいただきながら、自分らしく歌えました!」

松村「私はアゲアゲの曲より切なめの方が得意なので、“これめっちゃいけるかも!”って思いました。いつもラフミックスが来たときに結構、絶望したりするんですけど、今回は満足していますし、良かったです」

黒嵜「うん。1人だけちゃんとしてる」

松村「思い通りに歌えました。とてもいい曲で大好きです!」

――MVも公開されていますがどんなテーマで撮影したんですか?

黒嵜「夏!」

広島「儚い!」

松村「エモ!? 今回は去年の「VIVA夏サンシャイン」とは違って、盛り上がるだけじゃなくて、切ない表情だけを撮るシーンもあって。盛り上がるところあり、切ないところあり、エモーショナルって感じが詰まっていると思います」

黒嵜「あとは、暑かったですね。千葉の富津市で撮影したんですけど、虫が多かったし、太陽もちょうど照っているときに外で撮影したから、みんなが暑がっていました」

小田垣「ソロを撮るときに、太陽が眩しすぎて、全然目が開けれなくて…ちゃんといい表情が撮れたのかが不安なまま終わっちゃいました」

松村「私も。本当に不安なくらい眩しかった!」

黒埼「でも、みんな頑張ってたよ!」

広島「最後はプールで全員の撮影だったんですけど、割と陽も落ちてエモかったし、楽しかったです。エモ楽しかったです!」

黒嵜「ダンスはキラキラしています。サビは簡単で真似しやすいけど、イントロや間奏、アウトロはみんな揃えて…イントロですごく綺麗に揃えたので、早くMVを見てもらいたいです!」

――そして、新曲を引っ提げた夏の3大都市ツアーが始まりますがどんなツアーになりそうですか?

広島「アイドルは夏が一番大事だと思っているので、ツアーに来てくれたみんなが“ぴるあぽと夏を過ごせてよかった!”と思えるツアーにしたいです!」

小田垣「9人で初めてのツアーなので、いろんな地方に行って、この機会にもっとぴるあぽを広められるように頑張ります!」

黒嵜「今、2週間前(取材時)なので、もうそろそろ実感しないといけないんですけど、まだ実感できていなくて。いつも直前に“ライブだ!”って実感してくるんですけどで、リハーサルでは、みんなで“ここを揃えよう”って頑張っているし、みんなの歌もダンスも良くなってきた手応えはあります。とにかく、次に繋げられるようなツアーにしたいです。アイドルは夏が大事だし、TIFの前にやるツアーなので、“TIFHOT STAGEに立つぞ!”ってぐらいの気持ちで頑張ります!」

松村「久しぶりの東名阪ツアーですし、私達が夏にかける思いも伝わったらいいなって思います。楽しんでもらうのはもちろんですけど、ライブを見た後に、ファンの人も“ぴるあぽを応援しててよかったな、好きになってよかったな”って思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいです。私達も楽しんで、“ぴるあぽで頑張ってきてよかったな!”って思えるようなライブにしたいです」

――最後に、この夏、ライブ以外で個人的に何かしたいと思っていることはありますか?

黒嵜「たくさんあります。野球が好きなんですけど、前にファンの人とジャイアンツ観戦ツアーをやったので、第2回、第3回と定期的にしたいです。秋になったら野球が終わっちゃうので、夏の間に野球イベントをやりたいです!」

広島「絶対にお祭りに行きたいです。去年、花火大会には行けたんですけど、お祭りは行けなかったんで、今年は行きたいです。都心じゃなくて、田舎のお祭り行きたいです!」

黒埼「いいね、いいね!」

小田垣「私は去年、花火大会を1回も見に行けなかったので、花火大会と…あとは、車の運転免許を取るために頑張っています!」

黒埼「免許、頑張ってるけど、苦戦中なんだよね」

小田垣「はい。去年の5月に自動車学校に入学して、お金を払って教習の有効期限の延長延期をして…8月までで仮免が切れちゃうので、そこまでに免許が取れるように頑張りたいです。今は第2段階の次、見極めになります…」

松村「マイペースに頑張っています」

黒埼「おもろ(笑)」

松村「普段、対バンライブが多いので、ライブして特典会でお話してってことが多いんですけど、もっとファンクラブツアーやファンクラブイベントをやりたいです!」

広島「沖縄に行きたい!」

松村「確かに沖縄にも行きたいね。私は北海道がいいですけど(笑)。プライベートでは、最近、スポーツ観戦にハマっていて。バスケは観に行ってるんですけど、バレーボールも観戦したいなと思っているので、興味があるうちに行ってみたいです。あと、ゴルフもやりたいし、麻雀もやってみたいし。いろんなことをやってみたいです」

黒埼「多趣味でいいね!」

(おわり)

後編は浅原 凜・春海 りお・佐野 ⼼⾳・南 るな・⼭崎 玲奈にインタビュー!
>>> 明日公開!


取材・文/永堀アツオ
写真/中村功

Release Information

Peel the Apple「灼熱Glitter」

2024年619日(水)配信

Peel the Apple「灼熱Glitter」

LIVE INFORMATION

Peel the Apple 2024 夏の3大都市ツアー 〜ぴるあぽ旋風巻き起こせ!灼熱のGlitterツアー!〜
2024年6月28日(金) 名古屋 Zephyr Hall
2024年6月29日(土) 大阪 GORILLA HALL OSAKA
2024年7月7日(日) 東京 恵比寿The Garden Hall

Peel the Apple 4th Anniversary Live
2024年7月16日(火) 東京 渋谷WWWX

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